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スピーカー 寿命や耐用年数は何年?劣化する原因や買い替え時期を紹介!

目次

スピーカーの寿命について

一口にスピーカーの寿命といっても、スピーカーの値段(≒使われている部品の質)、形態、アンプが内蔵されているアクティブスピーカーか、アンプやレシーバーが別途必要なパッシブスピーカーかはもちろん、使用環境によっても寿命は左右されます。
 

また持ち主の音のこだわり次第でどの程度の劣化までを許容するかが異なり買い替え時期も変わってきます。ですので今回の記事ではオーディオマニアではない一般ユーザーの視点から、一般的な寿命や、一般的に劣化しやすい部分を解説します。
 

オーディオ沼は我々が思うよりも深く「より良い音を…」と音響機器や使用環境の追求を始めると科学的常識すら外れることも多く、一般的とは言えないオーディオならではの価値観が重視される場合も多いのですよ。
 

スピーカーの寿命や耐用年数は平均何年?

今この記事を見ている人は、手持ちやこれから買おうと思うスピーカーの寿命が知りたい、また一般的な耐用年数や買い替え時期を知りたくてこちらのページにたどり着いたのだと思いますが、良い情報と残念な情報の二つがあります。

まず良い情報からいくと『1万円程度の据え置き型スピーカーでも丁寧に扱えば10年は平気で持つ』ということ、悪い情報は『10年以上持つのがザラなので劣化した部分を交換しようにも、メーカー側の補修用性能部品の保有期間を過ぎることが多く、メーカー修理も断られることがまれにある』こと、そして家電の中では同じモデルが長い期間売zれ続けるため値崩れしにくく『買い替え時期(値引きの機会)がなかなか来ない』ということです。
 
家電が長持ちするのは普通に考えれば良いことなのですが、スピーカーの場合修理や買い替え時期を考えた場合それらが裏目に出てしまうんですよね。
一応筆者の拙い知識と経験からどの部分が真っ先に壊れやすいかを改めて解説し、有名メーカーからいくつかのおすすめスピーカーをピックアップしましたので、記事を読んでいただいた一般ユーザーの役に立つようであれば幸いです。
 

スピーカーの劣化しやすい部分は?

スピーカーの劣化しやすい部分① 音量、BASS、バランスなどのボリューム式スイッチ部分

アクティブスピーカーに付いている、音量などのボリュームスイッチの内部に錆が発生すると音量ボリュームをいじった際にザリザリ、ガリガリとノイズが乗ったり、バランスボリュームを使って正しくパン(音を任意の方向に振ること)ができなくなったりします。

スピーカー 寿命 買い替え時期 耐用年数 劣化(筆者撮影)

バランスやBASSはほとんどいじることがないので、一般用途ならそのまま我慢して使い続けることもできますが、DTM用などモニタースピーカーの場合はバランスボリュームも使うことが多いと思われますので各ボリュームスイッチがダメになる頃が買い替え時期と考えて良いでしょう。
 

スピーカーの劣化しやすい部分② 入力端子(ターミナル)部分

RCA端子(赤白のアナログピンプラグ用)、S/PDIF、プッシュ式端子、バナナプラグ用端子などは接触不良を起こしにくく耐久性も高いため劣化を実感することはあまりありませんが、3.5mmのステレオミニジャックは頻繁につなぎ替えたりケーブルを変えたりすると接触不良を起こすことが多いです。
また設置時にケーブル長に余裕がなく、3.5mmのステレオミニケーブルのプラグが斜めに引っ張られる状態が長期間続くと、スピーカーのジャック部分に負荷が掛かり接触不良を起こしやすくなります。
 

抜き差しに強いRCA端子でも抜く際に、斜めに捻ったり無理に引っこ抜いたりすると負荷が掛かるので、ある程度気をつけてやる必要はあります。
一番良いのはパッシブスピーカーによくあるバナナプラグ式やプッシュ式(赤と黒のプラスチックスイッチで押さえ込むタイプ)のターミナルですね。
ケーブルや端子の形状から接触不良が起きにくく、ケーブル側が傷んでもビニール部分を削って綺麗なケーブルを出したり、プラグ部分を交換できたりするのでそういった端子の方が結果的に長く使い続けることができるでしょう。
 

スピーカーの劣化しやすい部分部分③ コンデンサー

アンプ内蔵のアクティブスピーカーには電力を貯えて利用するコンデンサーが欠かせませんが、そのコンデンサーにも耐用限界が有り、通電状態で帯びる熱によって少しずつ劣化していきます。
質の高い固体コンデンサーならは10年前後は持ちますが、液体コンデンサーなど質の低いものだとどうしても耐用年数は短くなりがちです。
 

スピーカーの劣化しやすい部分④ スピーカーユニットのエッジ部分

スピーカーユニットのエッジ部分がウレタン製の場合、加水分解によってボロボロになってしまうのは避けられません。
スピーカーの置かれた部屋の湿度によって年数は左右されますが、スピーカーユニットが露出しているタイプだと何かの拍子でエッジに触れた際に一気に崩れてしまったりということもありえます。
 
スピーカー 寿命 買い替え時期 耐用年数 劣化画像作成:AutoDraw /編集:Paint.NET&筆者

逆にゴム製エッジは乾燥に弱く、日焼けなどでもひび割れが発生したりします。ウレタン製のように触ってボロボロになることはありませんので、音の劣化を気にしなければ使い続けること自体は可能です。
 

音にこだわる人はお気に入りのスピーカー(ユニット)を使い続けたい想いも強いので、自分でエッジやコーン部分を修理したり行きつけのオーディオショップに依頼して修理する人も多いかと思いますが、そこまでこだわりのない一般人ならエッジが破損したり崩れてしまったらおとなしく寿命とあきらめ買い替えを考えた方がよいでしょう。
 

スピーカーエッジはその素材によって耐用年数が異なり、ウレタンは一番安価で費用対効果が高いため安いものから高いスピーカーまで使われていますが最も劣化しやすい素材でもあります。
次にゴムですがこちらも加水分解する素材ですが加水分解よりも、乾燥でひび割れることの方がスピーカーへの影響はおおきく、ウレタンよりは耐久性があります。布は意外に耐久性が高く、樹脂を塗り込んだものも含めわりと長持ちします。
 

ツイーターの振動板素材は絹や軽量のポリエチレンなどのソフトドーム、アルミやベリリウムなどの金属素材のハードドーム、コーン素材としても使われる最新素材のNCV(*1)など様々なものがありますが素材の性質を考えれば過酷な環境でない限りそうそう劣化はしないので一般人なら無視して良いレベルです。
 

*1…NCV、三菱電機が開発した樹脂とカーボンナノチューブの合成素材です。詳しくは以下URLからどうぞ。
https://www.mitsubishielectric.co.jp/me/kaeru/ncv/
 

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HN: トゥルーデは俺の嫁
製品紹介はなるべく間違った情報を伝えないよう製品の説明書などで下調べをし、レビューはキッチリ使い込んだり比較してから書き始める派なので基本遅筆です。疲れたときの癒やしは飼い猫達をなでることです。
家電やガジェット好きの趣味が高じて、文章書き(パソコン関連ソフト&ハード、白黒家電、ガジェットなどの紹介記事、購入製品のレビュー etc...)をやっています。 広く浅くがモットーなので、それほど深い知識はありません。 なるべく正しい日本語で書けるようにIMEにATOKを使い、長い文章は少しでも誤字脱字が減るようにVOICEROIDに音読させて確認してから公開するようにしています。 違う目的の為に買ったVOICEROIDが思わぬ役に立っているので、もう一人買い足そうかと目論んでいます。 やっぱり弦巻マキの相棒といったら結月ゆかりですよね?

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