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【リーズナブルに重低音を楽しむSONY MDR-EX250】

目次

今回は、SONY MDR-EX250について徹底レビューしたいと思います。販売されたのは2015年7月15日で、現在2017年9月であることを考えるとおよそ2年前となります。現在は2017年7月15日にこの機種の新バージョンのMDR-EX255が発売されています。ちょうど2年の時を経てこのようなニューモデルを新商品として市場に出したのには何かわけがあるのでしょうか…。

まずは、箱を開封した様子です。

MDR-EX250 稲葉01

MDR-EX250 稲葉02

【デザイン】☆☆☆★★

エントリーモデルということもあり、カラーバリエーションが豊富です。写真は(B)ブラックですが、この他にも、(R)レッド、(LI)ブルー、(L)ミントブルー、(W)ホワイトがあります。そのどれもが原色というより「アイス感」とでも言いましょうか、薄めの透き通った色彩を帯びています。原色よりも透明感がありきれいな色です。これはほかのエントリークラスのイヤホンと差別化できるひとつのポイントになっていると思います。

では、もっと具体的なところに触れていきましょう。

【仕様】

ヘッドホン部 *1

型式:密閉ダイナミック型

ドライバーユニット:12mm ドーム型(CCAW採用)

感度:106dB/mW

マグネット:ネオジウム

再生周波数帯域:5-25,000Hz

インピーダンス:16Ω

最大入力 *2:100mW (IEC)

コード長:約1.2mリッツ線

コードタイプ:Y型

入力プラグ:金メッキ L型 ステレオミニプラグ

質量 *3:約3g

*1:レシーバーのある製品はレシーバー部を含みます

*2:IEC(国際電気標準会議)規格による測定値です。

*3:コードは含みません

【音質】☆☆☆★★

MDR-EX250 稲葉03

※イヤホンの徹底レビューをする際は、公平を期すためDAP (デジタルオーディオプレイヤー) をSONY ZX-1に固定しています。

・高域☆☆☆★★

 高音域は若干弱めです。全体として重低音域に重きを置いているためか、高音域が遠ざかって聴こえます。冬の澄み切った夜空にきらめく星々のような高音域が好みである方には無縁のイヤホンです。ただ、MDR-EX250の下位モデルであるMDR-EX150よりは出ている印象を受けます。ドライバーユニットが下位モデルの9mmよりも12mmとなっているので全体量が増えているので当然ではありますが、この違いはしっかり感じ取ることができると思います。

・中域☆☆☆★★

ボーカルとの距離は近からず遠からずといった印象です。SONYらしい音作りを感じる部分でもあります。ボーカルの細かい部分までは再現できているかどうかは不明ですが、この価格帯 (Amazon: 2,419円(2017年9月17日現在)) のイヤホンの中では平均点以上です。男性ボーカルの独特の「渋み」などはどちらかいうと得意なのではないかと思います。

・低域☆☆☆★★

 重低音域が一番特徴的だと思います。重低音域の量はかなり多めで、ある程度情報処理はしっかりはなされている印象を受けます。ドラミングは軽い感じではなく、結構ドンドンと低くから浮き上がってくるような音の傾向があります。MDR-EX250の特長を最大限に活かしたいのであれば、ダンスミュージックやロックなどが分野として最適だと思います。

【装着感】☆☆☆★★

 下の写真を見てください。

MDR-EX250 稲葉04

MDR-EX250 稲葉05

 コードを含めず、約3gと非常に軽いです。イヤホンの重さを感じることはほとんどなく不快感もありませんでした。イヤホン本体は比較的小さめの設計です。MDR-EX250はMDR-EX150よりもイヤホン本体が大きいのですが (ドライバーユニットとして9mmではなく12mmを採用しているため) 、個人的にはこれくらい大きさがあってほしいと思うので好印象です。その理由は、あまりにイヤホン本体が小さいと逆に耳から外れやすいという理由がひとつ、もうひとつはこれくらいの大きさがあれば、音の表現力やダイナミックさを体現できるポテンシャルがあると思えるからです。ケーブルにはセレーションケーブル (ケーブルに無数のラインが入っている) が採用されているのでタッチノイズもかなり軽減されており、絡みにくい仕様になっています。心なしか、セレーションケーブルになっているとケーブルの耐久性も上がっているような気がします。ケーブルは細身ですが、下位モデルのMDR-EX150ほどではないので耐久性はあまり問題ないでしょう。ケーブルの長さを調整できるケーブルスライダーも付属しているので、長さが気になる方はこれを上手に使えば問題は解消できそうです。

【遮音性】☆☆☆★★

 音漏れがかなり低減されている印象を受けます。SONY MDR-EX250のひとつの特徴でもあります。イヤホン本体も程よい大きさですのでフィット感は良好であるため、このフィット感からこの遮音性が生まれているのではないかと想像しました。なので、このコンパクトなイヤホンである程度大音量にしても音漏れを気にすることなく音楽を楽しめます。遮音性が高い=音を逃がさない、ということが言えるので、高感度12mmドライバーユニットから放たれる音を余すことなく鼓膜へと取り込むことができます。

【表現力】☆☆★★★

 価格相応の表現力です。重低音域を楽しんでほしいというSONY側の意向がうかがえます。ただ、うっとりしてしまうようなリッチな音を求めているのであれば、もう少し上位のモデルのイヤホンを購入すべきです。耳が肥えている方にはつまらないイヤホンかもしれません。

【透明感】☆☆★★★

透明感に関してはさほど感じることはありません。透明感や繊細さといった細かい部分はもう少しオーディオに投資しないと得られないのでは、というのが個人的な意見です。

【コスパ】☆☆☆★★

 ソニーストアでは2017年9月現在は取り扱いが中止になっています。現在、販売されているのはMDR-EX250の新しいバージョンのMDR-EX255です。Amazonや楽天市場ではまだ取り扱いがあるので、どうしてもMDR-EX250を手に入れたいというやや物好きな (?) 方はこちらを参考にすればいいと思います。この価格帯 (Amazon: 2,419円(2017年9月17日現在)) としてはまずまずだと思います。

【総合】☆☆☆★★

 エントリーモデルのイヤホンとして遜色のない商品に仕上がっている印象を受けました。しかし、近年はこの価格帯でも高音質のイヤホンはたくさん出てきているのが現状です。このような市場で今後差別化を図るためには何らかの手を打たなければならないというのもまた事実です。少し前までは、エントリーモデルのイヤホン市場はSONYの独壇場だったイメージがややありますが、状況は変わってきました。今後のSONYの音作りに注目したいと思います。

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稲葉 遥

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