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炊飯器の予約の時間はどのくらいがベスト?美味しく炊く予約の仕方も

公開日時: 2018/05/14
炊飯器の予約の時間はどのくらいがベスト?美味しく炊く予約の仕方も

この記事を執筆するにあたって

炊飯器の一晩予約や、朝セットして晩御飯を予約するという長時間のタイマー予約は問題ないでしょうかという質問を受けたことがあり、今回こちらの記事で整理してみました。

Written By 花透 PEACE43

目次

炊飯器の予約の時間について解説します

ご飯をおいしく炊くときに留意する要素には、米の質、水加減、炊飯温度、炊飯時間、および蒸らしが挙げられます。
炊く前の処理として、水で研いだ後、30分水に浸して、その後ざるにあけ15分放置して水切りを行ってから、所定の水加減を行って、炊きはじめるのがよいといわれています。
炊き方には、おばあちゃんの知恵である、始めちょろちょろ中ぱっぱ赤子泣くとも蓋取るな、という原則があります。

炊飯器は、おばあちゃんの知恵を最大限活用した、温度と時間を設定した自動化の所産になります。米の質、水加減、蒸らし時間は、自動設定には入っていません。

また、炊飯器には、炊飯終了時刻を選択する、予約時間があります。予約時間は自動化設定には入ってなく、個人の選択で決めます。
予約時間は個人の都合で決めるのですから、炊飯器のメーカー側からは、目安時間を提示しているだけで制限は設けていません。10分後から、長くは24時間後にでも設定可能です。
予約時間の間は、米を水に浸したままにしておくので、あまりにも長い時間、例えば12時間以上も予約時間に設定したら、腐らないまでもまずくなることにならないかしらと心配する向きがあるでしょう。ここでは、炊飯器の予約時間の長さについて議論してみます。

炊飯器のタイマー
撮影:PEACE

炊飯器の予約の時間が長すぎるとどうなるの?

予約時間での心配は、長すぎたらどうなるかということです。この点を考えてみましょう。

炊飯器では炊飯時間の始めの20分くらいで浸水による吸水が行われます。予約時間が長いと吸水しすぎないかということがあるでしょうが、吸水は2時間もあれば十分行われ、それ以上は吸水しないといわれています。
吸水が十分行われていれば、吸水が長すぎると水気の多いご飯。すなわち柔らかくなる傾向です。おいしさを重要視しなければ問題ありません。

そうなれば、心配は吸水時間以上に浸水していた場合どうなるかということでしょう。水の長時間放置は、いわゆる腐るといって雑菌の繁殖につながります。
温度に大きく依存しますが、常温すなわち20℃くらいでは、5時間くらいから注意が必要です。予約時間が長すぎたら、水がまずくなる、したがっておいしいご飯から遠ざかると理解しておくとよいでしょう。

炊飯器の予約の時間の目安は?象印やタイガーのメーカーは何て?

炊飯器のメーカーには、予約時間の目安が、取扱説明書に記載されている場合があります。各メーカーの取扱説明書を読んでみましょう。

象印

タイマー予約炊飯のおすすめ時間は、白米では1~13時間としています。さらに注意書きとして、夏場など室温が高いときは、なるべく13時間以内で設定して下さい、と記載されています。

参照元:象印炊飯器取扱説明書

タイガー

特に、おすすめの時間を記載していませんが、腐敗の原因となるため、タイマー予約は12時間以内にしてください、との注意書きがあります。

参照元:タイガー魔法瓶炊飯器取扱説明書

パナソニック

特に、おすすめの時間を記載していませんが、13時間以上(夏場など気温の高いときは8時間以上)の予約は、お米が発酵し、臭いの原因となります、という注意の記載があります。この時間以上は避けるようにという注意です。

参照元:パナソニック炊飯器取扱説明書

筆者の意見

メーカーの指針通り、予約時間の最大は、13時間、夏場は8時間を守ることが基本でしょう。
さらにいうならば、おいしく炊けるには、せいぜい予約時間を2時間までと捉えておくのが無難でしょう。
一晩予約(8時間くらいになるでしょうか)は、ご飯の味が落ちるのを覚悟で、やむを得ない場合にするというのが適切な考えでしょう。

おいしくご飯を食べる炊飯器の予約の仕方

予約時間

おいしいご飯を炊けるようにすることを予約時間の関係から考えると、米を浸水させる時間をなるべく短くする、すなわちタイマーの予約時間をできるだけ短くすることが求められます。予約時間を2時間以内にするのがベターですが、そうもいっていられないという事情があるときは、長くとも8時間以内にすることです。

予約したのち、炊き上がり時の処理

炊き上がったら、その後は、保温時間をできるだけ短くすることがおいしさを保つことにつながります。

炊き上がったら、ふたを開けて、ふたについている水滴を早く拭きとって、水滴が炊き上がりのご飯に落ちないようにします。
そして、しゃもじでご飯をほぐす作業に入ります。ほぐすのは、ご飯の余分な水分を飛ばすということで重要な作業です。また、炊飯器の中の炊きむらをなくして均一な炊き上がりにします。この炊き上がりの処理を行うこともおいしく炊けるコツになります。

炊き上がり(ふたの周りに水滴がついている)
撮影:PEACE

【コラム】炊飯器の予約の時間は夏や冬など季節によって変えるべき?

先に述べましたように、予約時間は夏と冬で長さを考慮する必要があります。すなわち、気温の高い夏の季節には、予約時間を8時間以内にするという注意が必要です。気温によって水の温度が上がった状態で長く放置しておくことは、腐敗につながるからです。夏には予約時間が長いときには、氷を入れて水温を下げる工夫をする方もいます。それなりの理由があり、それなりの効果が出ます。氷を入れる際には、水と氷の容積を同等にしておくことでよいです。

【コラム2】炊飯器の予約の電気代はどのくらいかかる?

予約タイマーの作動は、時計の作動だけですから、電力消費すなわちW数はほとんどありません。予約で問題にしなければならない電気代は、炊飯終了からの保温時間によるものです。

1時間当たりの保温時消費電力量は、例えば、象印のIH炊飯ジャー1.0Lサイズでは、15.0Whですので、1時間保温を行うと、その電気代は、電力使用量単価を27円/kWhとすると、

27円/kWh×15.0Wh×0.001×1時間=0.405円

から、0.405円になります。2時間保温なら、0.81円かかります。

参照元:象印炊飯器取扱説明書

なお、保温時消費電力量はメーカーによる差はあまりありません。炊飯器のサイズによる差が大きく、例えば1.8Lサイズでは、同じ象印で20.0Whになっています。この場合電気代は、20/15=1.33倍になります。1時間で、0.538円になります。

まとめ

便利な機能である、炊飯器のタイマー予約にも、予約時間が長すぎると弊害が現れることがあることを見てきました。特に、夏場などの気温が高いときには、予約時間が長いと水が腐る傾向が出て、折角のご飯がまずくなることがあることが分かりました。炊飯器のメーカー側は、そのような事情を十分知っていますので、取扱説明書には、はっきりと注意書きが記載されています。商品が手に入ったとき、商品をいじることが先行して、取扱説明書はおざなりになることが多いですが、重要なことが記載されていますので、よく読んでからいろいろな機能を試されることをおすすめします。

電気代について述べますと、炊飯器の電気代がかかるのは、炊飯時間と保温時間で、保温時間は炊飯時間の4割の消費電力を要します。
タイマー予約は長く電気がついていて電気を食うのではないかと心配しますが、タイマー予約の間では、消費電力はタイマーに要する電力のみですので微々たる電気代になります。

タイマー予約で気を付けたいのは、できるだけ短い時間に設定することです。さらに、炊飯が終わった後は、できるだけ早く処置をすることが、おいしいご飯を食べられることのほか、保温時間を短くするという電気代の節約にもなることを知っておいてよいでしょう。

タイマー

関連リンク

またこちらの記事では予約ではなく保温について解説しています。
ご飯を食べるタイミングと炊くタイミングをずらす方法としては予約だけでなく保温するというやり方も考えられます。
良かったら参考にして見てください!

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PEACE43 花透
家電情報を提供するライターです
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