【「音像全域のバランス最重視」型ワイヤレスイヤホンBeatsX(Beats X) 】

目次

“No music, no life.” が信条の「西の風」です。当方の音楽遍歴はちょっと変わっておりまして、小学生のころは映画音楽やプログレ、ときどき流行歌だったのが、中学生でいきなりバッハに目覚め、その後紆余曲折を経て古楽から現代まで幅広く愛好するようになりました(ただし演歌だけはどうしてもダメな人、基本的に洋楽人間)。
そんなディレッタントを地で行く当方ではありますが、片時も音楽なしには生きられず、ゆえにイヤホンあり。というわけで、今年2月に発売されたワイヤレスイヤホン「BeatsX」の使用感をレビューしたいと思います。

BeatsX(Beats X) 西の風(寺上)01

BeatsX(Beats X) 西の風(寺上)02

【BeatsX(Beats X)の音質】☆☆☆☆★

・高域☆☆☆☆★

「BeatsX」は高音から低音まで、たいへんリアルな再現性能があるという印象をまず受けました。Bluetooth接続タイプなので、高音域は多少くぐもって聴こえるのかな…といささか心配しておりましたが、たいへんクリアで「再圧縮」の影響もほとんどないと言ってよいと思います。高音特有の輝度もよく再現されており、この点では有線タイプとまったく遜色ないと思います

・中域☆☆☆☆★

「BeatsX」は1万円以上の高価格帯製品なので、当然のことながら中低音の膨らみ・厚みが感じられ、臨場感あふれる響き。チャイコフスキーの「交響曲 第5番」終楽章の堂々たるマーチ、その前の弦のピチカートセクションともにさながら大口径スピーカーで再生しているような感覚。高音とのバランスもよく取れています。

・低域☆☆☆☆★

「BeatsX」は高域から低域まで、とにかくバランス最重視型のイヤホン。個人的にはどんなジャンルの楽曲でも安心して聴いていられるイヤホンだと感じました。でもハードロックやモダンジャズなど、低音をもっと強調して聴きたい、という向きにはやや物足りないかもしれません。やたら重低音を響かせる「ドンシャリ」型ではなく、音像全体をバランスよく再現することに徹したイヤホン、と言えると思います。

・音の透明感☆☆☆☆★

「BeatsX」の再現性能がドンシャリではなくバランス重視、ということは必然的に音響全体の透明感も高まるはずで、事実、「BeatsX」を装着して試しにバッハのオルガンコラール作品を聴いてみますと、ソプラノに置かれた「定旋律」と呼ばれるメロディーラインがくっきりと浮かび上がって再現されました。高音-中音-低音と音どうしが混濁しないのもすばらしい。このへんは技術者の調整の技が光る製品だと思います。ヘンにイコライザーとかいじってないところがいいですね。

【BeatsX(Beats X)のコストパフォーマンス】☆☆★★★

「BeatsX」の実売価格は15,000円台。数千円台の「ambie」クラスでも少々キツいなあ、という情けない御仁としては高嶺の花的な製品といったところ。正直な話、「BeatsX」と同程度の性能の有線タイプのイヤホンならもっと安く入手できる…とも思ったりしますが、高機能プラス高音質、そしてワイヤレスならではの扱いやすさはなかなか得難いもの。ひじょうに高い再現性能を持つワイヤレスイヤホンとしては、現行価格は妥当な線かもしれません。評価はあくまで当方の懐具合を基準にしている、と考えてください。余裕のある方はもちろん買って損はなし、マストバイと言えるでしょう。

【BeatsX(Beats X)のデザイン】☆☆☆☆★

・デザイン☆☆☆☆★

まず「BeatsX」の外箱ですが、スリップ状の突起部を引っ張るだけでかんたんに、そしてキレイに(ここ重要)取り出せるというのは、本体を装着する前から気分をアゲてくれまして、まずそこが気に入りました。「BeatsX」本体のデザインも機能的でありながらクールで、さすがApple製品との連携を前提に設計された製品、と感じました。カラバリはグレイ、ホワイト、ブラック、ブルーの4色。

BeatsX(Beats X) 西の風(寺上)03

・装着感☆☆☆★★

iPhoneなどのApple製品と親和性の高いデザインの「BeatsX」ですが、じっさいに装着してみると「Flex-Formケーブル」と呼ばれる細いフラットケーブルのためなのか、ワイヤレスイヤホンによくある首周りのイラつきはあまり感じません(もっとも真夏のように地肌に直接触れれば多少の「こすれ感」はありますが、これは「BeatsX」にかぎらず、首に回しかけるタイプのワイヤレスイヤホン共通の課題)。「BeatsX」も最近主流のカナル型イヤホンですが、連続装着時にありがちな耳の違和感もほとんどありません。ただしちょっと手が触れたりするとかんたんにぽろっとくるので、このへんもう少しなんとかならんかなあ、という気はしました。あとは文句なし。

次のページ : 【BeatsX(Beats X)のオリジナリティ】☆☆☆☆★
前へ
1 / 4次へ

【編集部より】あなたの感想を教えてください

こちらの記事はいかがでしたか?もし同じ疑問を持っている知り合いがいた場合、あなたがこの記事を友人や家族に薦めたりシェアしたりする可能性は、どのくらいありますか? より良い記事を作るための参考とさせていただきますのでぜひご感想をお聞かせください。
薦めない薦める

この記事を書いた人

Written By
西の風

このカテゴリのおすすめ記事

スポンサー

この記事に似ている記事

    スポンサー