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【評価が分かれる?マグネット着脱式ネックレス型BluetoothイヤホンQY12】

目次

一人で音楽に没頭できるDAP(デジタルオーディオプレイヤー)をこよなく愛し、自宅にてDAP以外で音楽を聴く際もヘッドホンやイヤホンを愛用している人間です。

最近のDAPなどに付属するイヤホンは昔のプレイヤー付属品に比べだいぶマシにはなりましたが、やはり耳に直接音楽を届けるイヤホンはお気に入りのものを使いたいところ…そんなわけで自分の用途と耳のレベルに合わせたコストパフォーマンスの良いイヤホンを求めて日夜情報収集をしたりしなかったりします。
そして「音質の悪いイヤホンは窓から投げ捨て派」です。

今回はいわゆる「中華BTイヤホン」の中からQCYというメーカーの「ネックレス型イヤホンQY12」をレビューしてみたいと思います。このイヤホンはちょっと変わった機能を搭載していて、この種類のイヤホン大半が使い終わった後イヤホン部に内蔵されているマグネット同士をくっつけることでネックレス形態になり、付け外しの手間を省いているのですがQY12はマグネット部分の着脱を感知し自動的に電源をON・OFFしてくれるのです。ボタンの長押しによる電源ON・OFFが煩わしい人にとっては非常に便利な機能だと思います。

ただ届いた直後から箱の封印用シールが大きすぎることでの開けにくさ、イヤホン充電口の分かりづらさなどなど…少し嫌な予感はしていたのですよ。

QY12 トゥルーデは俺の嫁01

QY12 トゥルーデは俺の嫁02

以下仕様は説明書より引用しており、括弧内表記はAmazon商品ページで記されている仕様です。
型番:QY12

Bluetooth規格:Bluetooth 4.1

重量:12.7g(16.3g)

通信距離:10m

電池容量:3.7V 84mAh(90mAh)

電池入力:5V 70mA

スタンバイ時間:155時間

サイズ:16.98×18.95×21.6mm

音楽再生時間:5~6時間(通話時間:約8時間)

充電時間:2時間(1-2時間)

電池種類:リチウムポリマーバッテリー

そしてQCYの日本語ページではQY12の商品ページ自体がなく、QY12の商品ページがある英語表記の公式サイトでも全て画像による案内ばかりで(証拠が残りそうな)テキストでの仕様説明はありませんでした。さらにQCY日本語ページではATP-Xと誤字がそのまま放置されています(正しくはaptXです)

ここでQCYという会社とはなんの関係もない豆知識を披露しますが、詐欺まがいの商売をしている会社のウェブサイトは「会社の住所や電話番号、会社概要などをテキストではなく画像でのみ掲載しGoogleなどの検索サイトに情報が残らないようにしている」そうですよ?

話を戻して…公式ページ含むQCYという会社のあまりのいい加減さにワクワクが止まらなく…もとい、ますます嫌な予感が加速します。

ちなみにaptXについては接続時ロゴ表示もされ、対応しているのが確認できましたのでご安心下さい。

QY12 トゥルーデは俺の嫁03

そして充電が終わり早速試聴してみたところ「久しぶりに窓から投げ捨てたいイヤホンだー!」と私は狂喜乱舞…いやいや意気消沈したのです。

音質に関しては高音域が出ているとか出ていないの次元ではなく音量自体が小さく(☆0レベル)、中音域と低音域は出ているもののこもりがち。出ない高音を補強するためイコイライザを使えば音が割れるので誤魔化しもできない。音量を上げればホワイトノイズが目立つ。音の透明感などもちろん無くピアノ、ギター、ベースが使われている曲で弦楽器の区別がつかないとあまりの酷さに逆に笑いがこみ上げてくるほどでした。

一応3時間程度いろんな曲(アニソン各種、クラシックゲームBGM、自然環境音、ブルース、ロック、オーケストラ、チップチューン)を聴きましたが音質については諦めました。ファミコンBGMなどのピコピコした高音、チップチューン系が特に弱く、他の曲に比べ音量を4~5段階程度上げないとまともに聞こえないレベルでした。

仕方なく他の性能面を確かめるため、バッテリーが空になるまで装着せずに音楽を流した後、充電に掛かる時間を計測、そのまま連続再生時間を計測しました。結果は実充電時間:1時間40分、連続再生時間:6時間40分(6時間20分を越えた辺りからバッテリー残量の警告が頻発し流れる音楽を邪魔してきます)でバッテリーに関しては仕様通りで安心しました。

そしてもう一度どの辺がどう駄目なのかを詰めるためイヤホンを半日ぶりに装着して音楽を聴いた瞬間自分の耳を疑いました。こもりがちだった音はクリアになり、各音域も正常に出るようになってしまったのです。その後も続けてモニターし、ノイズの元となりそうな家電製品、Wi-Fi接続や他のワイヤレスイヤホンの電源もQY12に合わせて入れたり切ったり環境を変えてみたのですが最初の酷い音質に戻ることはありませんでした。

1週間ほど使い込んでも元に戻るようなことはなく、エージング否定派の私でも「エージングのおかげ(≒天狗の仕業じゃ!)※」と思うしかありません。

(※1エージング:音量大きめで数時間音楽を鳴らしっぱなしにしてイヤホンやヘッドホンのドライバー部を慣らす行為、これをすることで音質が良くなると言うが科学的根拠はない

※2天狗の仕業じゃ!:科学では説明のつかない不可思議な事象が起こった場合、天狗の様な妖怪が原因だと結論づけてとりあえず納得する行為)

せっかく久しぶりに「窓から投げ捨てたいクソ音質のイヤホン」に出会えたというのに残念です。ですがもしあなたがQCYのQY12を購入して音割れの酷い個体が届いたら、返品前もしくは窓から投げ捨てる前に(必ず良くなるとは保証できませんが)エージングを試してみてはいかがでしょうか?

閑話休題、恐らく仕様通りの音質に戻ったQY12のレビューを改めて行いたいと思います。

QY12 トゥルーデは俺の嫁04

付属品は以下の通り
・マグネット内蔵ネックレスイヤホン本体

・イヤーピース 通常タイプ(S/M/L)

・イヤーピース 円柱タイプ(S/M)

・イヤーフック(S/M/L)

・充電用ケーブル

・コードフック

・日本語説明書

あとAmazonのレビューを見る限り電源ONやバッテリー低下時に流れる案内音声は英語のようなのですが、私の家に届いたQY12は女性の声による日本語音声でした。どういうことでしょう?

【QY12の音質】☆☆☆★★

・高域☆☆★★★

QY12の試聴初日の音の出なさ加減は100均のイヤホンでも体験したことのない衝撃度でしたが、改善後はやや弱いものの普通に高音域も出ています。全体的に見て中域、低域より弱い感じはするのでこの評価です。

・中域☆☆☆★★

こちらも改善後はいたって普通です。最初のインパクトが強すぎたためついつい採点が甘くなりがちですが、こもらなくなったとは言え類似のAUKEY EP-40などと比較すると一歩劣る感じです。QY12の値段を考えると☆3つ以上はあげられません。

・低域☆☆☆★★

改善後は同様にこもることなく普通に低音も出て、イコイライザでブースト時の音割れもなくなりましたが、なんの特徴も無い低音といった感じですので同様の評価です。

・音の透明感☆☆★★★

正直ベースとギターとピアノの聞き分けができないイヤホンに巡り会えるなんて想像してもいませんでした。こちらも改善後は普通に聞き分けられますが、音量をあげるとホワイトノイズが乗ることもあり、少し評価は下げました。

【QY12のコストパフォーマンス】☆★★★★

QY12はAmazonや楽天などネット通販で実売3800~4000円ぐらいの値段ですが、もっと安くて良い中華BTイヤホンはいくらでもありますし、短所が多すぎて後述する長所と相殺しても音楽を聴く目的では値段相応の機能と音質が得られない上、自分のような初期不良を持った個体と出会うリスクも高そうなので率直にQY12のコストパフォーマンスは悪いと言わざるを得ないでしょう。

【QY12のデザイン】☆☆☆★★

見た目としてのデザインは悪くないですね。ただし装着しQY12を使い込むことによって分かってくるユーザビリティに影響するデザイン(使いやすさに影響する部分)では一気に評価が悪くなります。後述のダメダメな装着感や充電のしにくさで見た目優先による使い勝手の低下が顕著であることが分かってきます。

・装着感 ★★★★★(0点)

私は通常Mサイズのイヤーピースで十分な遮音性と耳へのホールドが得られ、メーカーの違いでイヤーピースが平均より小さいイヤホンの場合のみLサイズを使うのですが、QY12に付属しているカナル型イヤーピースのLを使っても外れやすく、イヤーフックをLサイズに変えても少し大きい動きをすると外れます。スポーツどころか風呂掃除、散歩、ラジオ体操程度の動きでも駄目でした。不思議に思って同系統イヤホンのEP-40と比較してみたのですが、QY12のイヤーフックLサイズはEP-B40のMサイズよりも一目で分かる程小さく、触ってみるとフック自体も柔らかすぎて、フックとして役に立っていないことが判明しました。

QY12 トゥルーデは俺の嫁05

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トゥルーデは俺の嫁
製品紹介はなるべく間違った情報を伝えないよう製品の説明書などで下調べをし、レビューはキッチリ使い込んだり比較してから書き始める派なので基本遅筆です。疲れたときの癒やしは飼い猫達をなでることです。
家電やガジェット好きの趣味が高じて、文章書き(パソコン関連ソフト&ハード、白黒家電、ガジェットなどの紹介記事、購入製品のレビュー etc...)をやっています。 広く浅くがモットーなので、それほど深い知識はありません。 なるべく正しい日本語で書けるようにIMEにATOKを使い、長い文章は少しでも誤字脱字が減るようにVOICEROIDに音読させて確認してから公開するようにしています。 違う目的の為に買ったVOICEROIDが思わぬ役に立っているので、もう一人買い足そうかと目論んでいます。 やっぱり弦巻マキの相棒といったら結月ゆかりですよね?

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