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実際に使用して見た感想

大人気Beatsシリーズの最新作。CMなどでももよく見る話題の製品なので使用前からどのようなものかと期待していたが、結論としては全体的にバランスが取れている良いイヤホンとして仕上がっているのではないだろうかという印象を受けた。

高級感のある大きめのパッケージを開け電源ボタンを長押しすると、すぐにiPhoneが自動的に検出して接続することができた。
Airpodsで使われているApple W1 Chipという技術なのだが、ここまで簡単にペアリングできるのは新しい体験であり、他のbluetoothイヤホンの接続が煩わしく感じてしまうほどだ。またFastFuelという機能を搭載しておりなんと5分間の充電で2時間使うことができる。

この良さは使うまでは体感できなかったのだが、電池が切れてしまった時のストレスをかなり解消してくれる。最長8時間の連続使用が可能なので、他のbluetoothイヤホンと比較したとしても充電機能に関してはかなり優れた一品になっている。そして驚くことに充電のケーブルがLightningケーブルなのである。
これはAppleに買収されたBeatsならではのもので、iPhoneユーザーは普段の充電のケーブルの他にケーブルを持ち歩く必要がない。これは地味に便利なのでiPhoneユーザーであれば是非体感してもらいたい。
第一印象としてはケーブルが余計に長いという印象もあったがFlex-Formケーブルと言われる首にかける独自の曲線を描くケーブルにより使用時は全く気にならないデザインになっている。装着部分も耳にやさしくフィットして全く違和感がない。
筆者は耳の形状が独特なのか新しいイヤホンを購入した時はいつもフィット感の違和感を考えてしまうのだがこのモデルに関しては何も違和感なく、むしろ気持ちよく装着することができた。

Beats X ケース

現役DJから見たBeatsXの音質

そして気になる音質だが、非常に丁寧なサウンドが楽しめるものになっている。実は筆者が過去にBeatsのヘッドホンを試した時の印象としては、どれもベース音、いわゆる「低音」の主張が強すぎてあまり好みの音ではないというものであった。
したがって個人的にはBeatsはファッションアイテムであり、本格派としてはサウンドの綺麗さにかけるものと考えていた。
しかしこのイヤホンでその考え方は変わりつつある。従来のシリーズに比べて低音の強さを控えることによって、全体的なサウンドのクオリティが大幅に向上している印象を受ける。
もちろんそのBeatsの代名詞とも言える「低音」だが、これが主張しすぎない程度に迫力のある出力をしている。それはまるで映画館にいるような感覚であり、非常に臨場感のあるサウンドだ。
試しにこのイヤホンで「ミッションインポッシブル・ローグネーション」を鑑賞してみたのだが、本当に劇場にいるかのような感覚で楽しめることができた。
通学や通勤で映画など動画を楽しんでいる人はその時間がより特別なものになることを約束してくれるだろう。

完全密閉型のイヤホンなので音漏れを心配する必要もなく、完全にその世界に没頭することができる。どれくらいの音量であれば音漏れがするのか、友人に協力してもらい試してみたが、自然音の下では全く音漏れを気にする必要はなさそうだ。静かなオフィスなどであれば近くだと流石に気になってしまうかもしれないが、普段の生活や電車の中ではある程度の音量で楽しむことができるだろう。

全体的に綺麗な音になっているので全てのジャンルの音楽を楽しむことが可能だが、その中でも特にEDMそしてR&B, HIP HOPなどのメインストリームのクラブミュージックでは強力な低音も相まって相性は抜群だ。
迫力のある低音に加えてスネアのシャカシャカ音も耳に優しく、不快な気分を与えない。

ただ、少しだけ全体的にフィルターがかかっているような音であり、明瞭感が欠けてしまっている印象がある。突き抜けた高音の気持ちよさを求めてる人には物足りないかも知れない。
音が全体的に「重い」印象があり、筆者自身は長時間聞いていて聴き疲れしてしまった。しかし、これがbluetoothであり、そもそもそのような音楽を聞く人をターゲットとしていないと考えると十分だと筆者は考える。
現代のメインストリームの音楽を聞く大半のリスナーにとっては十分な感動を与える音質という意味では合格点である。

Beats X 本体

BeatsXの用途

bluetooth、そしてそのブランドからジムやランニング等での利用を想定している方々も多いと思うし、そのように宣伝もしているが、その用途に関しては個人的にはあまりオススメ出来ない。理由としては耐水性とケーブルのデザインが挙げられる。

確かに耐水性があるとは言われているが充電部分がむき出しになっているため、汗がついてしまうのがどうしても気になってしまう。これは後述するが、がっつり運動する人はケーブル部分に汗がついた場合に洗いにくいので衛生的に気になる人にとっては大きなマイナスポイントになるだろう。

そしてそのケーブルだが、首に掛けることを前提としてデザインされているので常に首に密着しているのが運動中は気になってしまう人もいるのではないかと思う。試しに筆者も装着しながらジムへ行って見たが、首の部分の密着や汗がどうしても気になってしまい不快感を感じてしまった。しかし、耳からイヤホンが離れる心配はなく、迫力のある音楽でモチベーションを上げながらワークアウトに励むことは出来た。よってライトに運動する分には十分だが、がっつり派には不向きかもしれない。ジムやランニング用のイヤホンを探しているのであれば他のスポーツ向けイヤホンを購入することをオススメする。

Beats X ケース入り

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この記事を書いた人

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Written By
Masanobu Mizutani
元DJ
1991年生まれ。音楽好きの両親の影響でディスコミュージックやR&Bを聴きながら幼少期を過ごす。10代の頃からm-floをきっかけにダンスミュージックを持つ。単純な音楽好きが転じて18歳にして渋谷でDJデビュー。 当時HipHopが全盛期のイベントにおいて、R&B中心という新しいスタイルで独自のファンを持つ。2015年には都内屈指の集客を持つ渋谷VISIONの「GIRLS FESTIVAL」のレギュラーとして毎月出演。 最先端とクラシック、そして時にはJPOPも入れ込む新しいスタイルでスタイルを確立したが、2016年に本業に集中するために惜しまれながらも現場を引退。

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