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【ハイレゾイヤホン代表Pioneer SE-CH9T徹底レビュー】

目次

Pioneer SE-CH9T 稲葉01

今回はPioneerハイレゾ対応イヤホンSE-CH9Tについて徹底レビューしたいと思います。本商品は2017年3月17日に発売された比較的新しいイヤホンです (記事は2017年9月のものです)。箱の外観は非常に高級感があります。
まずは、箱を開封した様子です。

Pioneer SE-CH9T 稲葉02

イヤホン本体は、プラスチック製のパッケージにぴったりとはめ込まれていていました。このような梱包の仕方はイヤホン本体に傷が付きにくいという点で個人的に好印象です。

Pioneer SE-CH9T 稲葉03

【デザイン】☆☆☆☆★

見た目はやや重そうなイメージなのですが、手にしてみるとそこまで重くなく、むしろ第一印象とのギャップで、「あ、こんなに軽いんだ」と感じました。ただ、軽いからといってチープな感じはまったくなく、しっかりと細部まで作り込まれている印象を受けました。ツイストタイプのケーブルはほかのイヤホンとの差別化を図れるのでうれしい仕様です。耐久性も良さそうで、普通のケーブルよりもオシャレなところも良いですね (音質も向上していそうな気もします) 。

 では、もっと具体的なところに触れていきましょう。

【仕様】

型番:SE-CH9T

型式:密閉型ダイナミック

再生周波数帯域:5 Hz ~ 50 000 Hz

インピーダンス:26 Ω

最大入力(JEITA):100 mW

出力音圧レベル:108 dB

ユニット口径:φ9.7 mm

接続コード:1.2 m

プラグ:3.5 mm 4極ステレオミニプラグ (金メッキ)

質量(コード含まず):9 g

付属品:イヤホンチップ(シリコン)S/M/L、コネクターシールド (2個)、キャリングポーチ

COLOR:BLACK(-K)

 さすが、Pioneer、再生周波数帯域は5から50,000Hzと非常に余裕があります。ハイレゾ対応を謳うイヤホンの再生周波数帯域を見てみると、多いのは5から40,000Hzまでですが、最大値40,000Hzを大きく上回る50,000Hzは音を聴いていても確かに印象としてしっかりと感じる部分です。この点に関しては次の音質の項目で触れたいと思います。

【音質】☆☆☆☆☆

Pioneer SE-CH9T 稲葉04

※イヤホンの徹底レビューをする際は、公平を期すためデジタルオーディオプレイヤー DAPをSONYのZX-1に固定しています。

・高域☆☆☆☆☆

 先ほど、再生周波数帯域の最大値が50,000Hzであることに注目しましたが、この恩恵を一番強く受けるところが、高音域の繊細さです。Pioneer SE-CH9Tの一番の強みなのではないでしょうか。少なくとも私はそう感じました。私はいつもイヤホンに関する記事を書かせてもらう際、読者の方には是非臨場感を感じていただきたいと考えているので、今現在もPioneer SE-CH9Tで音楽を聴きながら書いているのですが、その繊細な表現力に手が止まってしまうほどです。

・中域☆☆☆☆★

 解像度が非常に高いので。ボーカルの声もその息遣いも鮮明に聞こえます。このイヤホンで音楽を楽しむのであれば、音源は圧縮せずに劣化なしのFLAC形式などで聴きたいものです。その方がこのPioneer SE-CH9Tの実力を堪能できると思います。

・低域☆☆☆☆★

 重点音は平均以上だと思います。しかし、あまりに高音域・中域がきれいなので、相対的に重低音から意識が遠ざかってしまうのもまた事実です。

【装着感】☆☆☆☆★

 下の写真を見てください。

Pioneer SE-CH9T 稲葉05

 ツイスト状のケーブルを耳にかけて装着するタイプです。フィット感は非常に良好です。耳にかけるスタイルなので、イヤホン本体の耳への装着性も向上し、頭を強く振っても落ちる気配はありません。本体もコード含めず9gであり、その軽量タイプのイヤホン本体を耳掛けスタイルで安定化するので、長時間使用し続けても耳が痛くなるということはありませんでした。タッチノイズもほとんどなく不快に感じるような部分はありませんでした。何も気にせず、音楽だけに集中できる環境は大切です。

【遮音性】☆☆☆☆☆

 イヤホンのカナル部分の方向も耳の穴に対して最適化されているので、多くの場合は遮音性に問題を感じることはないでしょう。本体はプラスチック製の部分もありますが、そこから音が逃げ出すようなこともほとんどありませんでした。

Pioneer SE-CH9T 稲葉06

【表現力】☆☆☆☆★

 解像度が非常に高いため、音源のちょっとした歪みも見逃しません。ボーカルの息遣いや伸びなどを堪能できる表現力を兼ね備えています。星をひとつ減らしたのは新機種に期待をしているからです。Pioneer SE-CH9Tは高音域・中域に非常に優位性のあるハイレゾ対応イヤホンですが、欲を言えばもっと重低音域も生々しい音を出してほしいです。今のままでも十分なのですが、今のPioneerであれば、それも可能であると感じています。ですので、将来性を期待して星4つです (実質星5つだと言ってもいいでしょう)。また、上の写真をご覧になったかと思いますが、音の出口がほかの企業のイヤホンと比べると、かなり広くなっています。これによって新開発の大口径9.7 mmドライバーの技術力を余すことなく感じることができるのもまた事実です。

【透明感】☆☆☆☆★

ハイレゾ感が透明感に直結している気がします。イメージで話すのであれば、ドームで行われるライブというよりは、フェスのような屋外で行われるような音の傾向があります。ですので、欲張ってイコライザーをロック傾向にしたりすると、多少ガチャガチャした音になってしまいました。もちろんDAPの種類にもよりますが、Pioneer SE-CH9Tで聴くのであればDAP側の音質の設定はいじらなくてもいいかもしれません。

【コスパ】☆☆☆☆☆

 MMCXリケーブル対応でありながら、家電量販店では9,449円 (2017年9月現在) で販売されています。これは私にとっては非常に驚きでした。リケーブルを楽しむこともできるので、自分好みの音にイコライザーを使わなくても変更できる点は魅力です (イコライザーを使うとどうしても不自然な音になってしまうことが少なくないので…)。いつもイヤホンの記事を書く際は先入観をなくすためにも値段は見ません。私の印象では25,000円から30,000円くらいの実力は確実にあると感じました。

【総合】☆☆☆☆★

 今回はPioneerの技術力に改めて感心させられる結果となりました。ハイレゾ対応でありながら、10,000円を切る価格設定には脱帽です。ハイレゾ対応DAPを購入したもののイヤホンが付いてこなかったので買わなければならない状況にある方やハイレゾ対応イヤホンに単に興味がある方には、本商品はそこまで高いものではなくむしろリーズナブルだと思うので、おすすめできる商品です。本商品は特に高音域のきれいさを重視する方、ボーカルの声を重視する方に強くおすすめしたいと感じました。

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稲葉 遥

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