Logo家電BOAT
【コスパ、音質、機能性のバランスのよい密閉型イヤホン、SONY MDR-XB50】

目次

"No music, no life." が信条の「西の風」です。今回は、密閉型有線イヤホン「SONY MDR-XB50[色 : ブラック]」の使用感を項目別にレビューしてみたいと思います。

MDR-XB50 西の風寺上01

MDR-XB50 西の風寺上02

外箱は縦長のコンパクトなパッケージ。透明プラスチックカバーには右背面3か所に爪があり、この3つの爪をスライドして開ける構造になっています。外箱を開くと、透明プラスチックカバーと台紙でがっちり(?)固定された「MDR-XB50」本体が。根が不器用な人間ゆえ、このような「念入り型」パッケージは少々、手こずります(ケーブルを傷つけちゃいけない、とかよけいな気遣いをしてしまう、という意味で)。

【音質】☆☆☆☆★

「MDR-XB50」はメーカーによると「ベースブースター」を採用し、迫力ある重低音の再現性にこだわった、と胸を張っています。で、じっさいに聴いてみますと、思っていたほどには効果は感じられないような … でも全体の再現バランスはたいへんすぐれており、あとで記述するように価格と性能も釣り合っているイヤホンだと思いますので、そうした点も勘案に入れれば水準以上、と言えるでしょう。

・高音域☆☆☆☆★

メーカーの売り文句を額面通りに受け取れば、「MDR-XB50」は重低音強化タイプのイヤホン。では高音域に関してはどうだろう、といささか不安を感じていたのですが、予想に反して最高声部の輝度とヌケのよさは、製品の価格帯を考慮すれば秀逸。個人的にはシンセサイザーやエレクトリックピアノを多用する「軽やかさ」を聴かせる楽曲再生にとくに向いていると感じました。もちろんクラシックの声楽作品も可。

・中音域☆☆☆★★

「MDR-XB50」で聴く中音域は標準的レベル。音のボリューム感や音そのものの厚みはともに満足のゆくものであり、高音域とともに中音域に関しても再現性能のバランスはとれていると思います。ただし、音響全体の立体感や臨場感は、ややのっぺりした印象も受けました。でもこれは価格帯を考えると高望みしすぎなのかもしれません。

・低音域☆☆☆★★

「MDR-XB50」はメーカーの言う「ベースブースター」が搭載されているため、迫力に欠けるということはありません。価格帯からしてもワンランク上の再現性とズシンと響く迫力がじゅうぶん感じられますが、総じて高音-中音-低音全体の響きの立体感がほんの気持ち物足りない、という感じはします。そうは言っても低音が薄っぺらい、ということはまったくありませんし、むしろこれくらいの音量感・音圧感のほうが長時間の「ながら聴き」でも耳が疲れにくいと思います。

・音の透明感☆☆☆☆★

「MDR-XB50」はAACのような圧縮音源を再生するBluetoothに代表されるワイヤレス型ではなく、昔ながらの有線タイプの製品のためなのか、音響の透明感はワイヤレス型に比べて強く感じました。ただしひとつ前の項目で書いたように、これでもう少し音響の立体感ないし臨場感あふれる再現性があったなら、価格を考えればまちがいなく鬼に金棒的な最強イヤホンになったことでしょう。

【コストパフォーマンス】☆☆☆☆★

「MDR-XB50」は実勢価格が3,000円台。まず感じたのは、この価格でこれだけよい音がするのか、という驚きでした。でもしばらくいろいろ聴いているうちに、さきほど書いたようにもう少しクッキリした、立体的な音像を結んでくれればもっとすばらしかったのに、という惜しさは残りました。もちろんこれはハイレゾ再生にこだわらず、TuneInなどのネットラジオを楽しむぶんには申し分なし。価格の割には、高音から低音まで再現性のバランスがとれている製品だと思います。

【デザイン】☆☆☆☆★

「MDR-XB50」のカラバリはブラック(B) / ブルー(L) / ホワイト(W) / イエロー(Y) の4色で、見た目はとてもスタイリッシュ。なのでiPhoneやタブレット、MP3プレーヤーなどどんな携帯端末にもよく合うデザインだと思います。とはいえ「MDR-XB50」は、ただたんに見てくれだけの製品ではないのがいいところ。つぎの項目で挙げるように機能性と実用性のバランスの兼ね合いも絶妙で、個人的にはとてもよくできた製品デザインと感じました。

MDR-XB50 西の風寺上03

【装着感】☆☆☆☆★

「MDR-XB50」のケーブルは「セレーションコード[ギザギザの表面加工が施されたコード]」というもので、見た目がやや幅広のフラットな形状。触った感じはほんの少しラバーライクで、じっさいに装着してみると絡んだりもつれたりという、あのイライラ感がほとんどありません。このへんの作りこみのよさというか、使い勝手がしっかり考えられている点は個人的には高く評価したい。好みの位置でケーブルを絞ることができる絡み防止のスライダーも付属しています。

【機能性】☆☆☆☆☆

「MDR-XB50」の内容物は本体とスペアのイヤピース4種、そしてソフトケースと説明書、保証書のみのシンプルな構成。コントローラーもマイクもなにもありませんが、その代わり密閉型でありがちなイヤピース先端のつぶれによる音質劣化を防ぐための構造(硬度の異なるシリコン素材を組み合わせたハイブリッドイヤピース)を採用しているので、長期間の使用でもじゅうぶん耐えられます。こういうところをおろそかにしていないのは好感が持てますね。遮音性もとくに問題ありません。またL字型プラグはL字部分の高さが低すぎず高すぎずちょうどよくて脱着がスムーズに行えますし、造りもしっかりしています。

【利用シーン】☆☆☆☆★

「MDR-XB50」は防滴仕様ではないため、水気は厳禁(「MDR-XB50BS」はワイヤレス・防滴仕様)。利用シーンとしてはジョギングやウォーキング、通勤通学、または自宅でゆっくりくつろいで聴く、あるいはラジオ放送のながら聴きなどオールマイティに対応でき、場所を選ばず好きなときにいつでも取り出して聴ける、という印象です。イヤピースがしっかりフィットするため、ストレッチなどの軽めの運動や短時間のトレーニングていどならイヤホンが外れたりぐらついたりすることはなく、安心して使用できます。

【総合評価】☆☆☆☆★

MDR-XB50 西の風寺上04

以上、全体的な使用感をまとめてみますと、実勢価格3,000円台で買える「MDR-XB50」は 1. 高音-中音-低音まで全域の再現性能のバランスがすぐれている 2. つぶれにくいイヤピースの採用など、長時間装着しても耳が疲れにくく、違和感もない構造 3. セレーションコードの採用など、細かい部分の使い勝手も考慮されている、というわけで、価格対性能で考えると個人的にはとてもお買い得な製品ではないかなと思います。音質について、やや平板な印象を受けたと書きましたが、長時間連続で使用してみると、これくらいの音響バランスでちょうどいいのかもしれません。たとえば重低音がガンガン響きすぎると、かえって耳が疲れてしまうからです。疲労感が少ない、というのも品質のよいイヤホンの必須条件だと思いますので、「MDR-XB50」は3,000円台でワンランク上の性能を楽しめるイヤホンだ、と評することはできると思います。

「MDR-XB50」のおもな仕様

ヘッドホン

型式 密閉ダイナミック

ドライバーユニット 12mmドーム型(CCAW)

感度 110dB/mW

マグネット ネオジウム

再生周波数帯域 4-24,000Hz

インピーダンス 16 Ω (1KHz)

最大入力 100mW

コード長 約1.2m リッツ線

コードタイプ Y型

入力プラグ 金メッキL型ステレオミニプラグ

質量 約8g

付属品

ハイブリッドイヤピースSS,S,M,L(各2)、キャリングポーチ、保証書、取扱説明書、クリップ

前へ
1 / 1
次へ

【編集部より】あなたの感想を教えてください

こちらの記事はいかがでしたか?もし同じ疑問を持っている知り合いがいた場合、あなたがこの記事を友人や家族に薦めたりシェアしたりする可能性は、どのくらいありますか? より良い記事を作るための参考とさせていただきますのでぜひご感想をお聞かせください。
薦めない薦める

この記事を書いた人

Written By
西の風

このカテゴリのおすすめ記事

スポンサー

この記事に似ている記事

    スポンサー