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【5,000円近辺のドンシャリ系イヤホンならMDR-EX650】

目次

こんにちは。音楽歴21年、元バンドマン、ボーカル&ギターと作曲をメインで担当していたイヤホン好きのアラフォー・ヒラノです。

今回は、2014年の2月に発売されたイヤホンである『SONY MDR-EX650』のレビューです。

SONY MDR-EX650は、ハウジングと音導管に真鍮(しんちゅう)を採用し、不要な振動を抑えた密閉型イヤホンです。
ハウジング上部に設けた通気孔によって重低音のリズムを正確に再現する「ビートレスポンスコントロール」技術を採用しているとのことで、どんな音を聴かせてくれるのか期待できますね。

再生環境は、主にiPhone&iTunesでの再生で、音源の圧縮形式はMP3、ビットレートは320kbps、ポタアン等は使わずイヤホン→イヤープラグへの直結で聴きました。

MDR-EX650 ヒラノ01

MDR-EX650 ヒラノ02

【音質】 ☆☆☆★★

・高域 ☆☆☆☆★

 

高音部を担当するシンセサイザーやドラムのシンバルなどについては、やや硬い印象がありつつも、強く鳴らしてくれました。

筆者が聴いた中では、特にメタル系の音楽のギターに相当する部分の「ジャリジャリ」とした高い音域が得意で、心地いい音でした。

おそらく素材に由来するものでしょうが、高音域は金属的な音色が強く出るイヤホンだと思いました。

・中域 ☆☆★★★

 
SONY MDR-EX650の中音域は今ひとつ抜けの悪い印象でした。

特に女性の高音ボーカルなどでは、サ行が刺さる感じがあり、もうちょっと欲しいなと思う音域の部分がこもってしまい、ボーカルを気持ちよく楽しむことができませんでした。

男性ボーカルでは、豊かな中低音を聴かせてくれ、バラードなどで聴く息遣いがリアルに聴こえる部分はあるものの、やはり若干硬めな印象は否めませんでした。

・低域 ☆☆☆☆★

豊かな低音を響かせてくれ、特にベースとドラムスの1番低音楽器であるバスドラムのズンズンくる低音を楽しむことができました。

重低音すぎて音が破綻することもありませんでした。低音域は量も質もかなり良かったです。

量感が多く、強く押し出すような低音が好きな方にはこのイヤホンはいいのではないかと思います。

・音の透明感 ☆☆★★★

ベース部分と、楽曲の中低音部を支えるシンセサイザーやギターの6弦に相当する低音部はクリアに聴こえました。

上記のような中低音部分は輪郭がありつつも量もしっかりしていて、透明度が高いです。

しかしボーカルがイマイチ抜けてこず、クリアさに欠けるため、全体の透明感としては星2つの評価とさせていただきました。

・音の定位感 ☆☆★★★

定位感は極端にLRに振られたもの以外については、やや定まっていない印象を受けました。

もう少し細かい部分で楽器の位置が把握できると良かったです。

音場に関しては、この価格帯のイヤホンとしては標準的な広さでした。

また、ソロパートなどではコンプレッションされた音が前に出てくるので、このあたりは好みが分かれるところです。

【コストパフォーマンス】 ☆☆☆★★

やや刺さりがちな高音域、引っ込みがちな中音域といった特徴です。が、低音の響きはほど良く、ドンシャリ傾向のイヤホンを好む方には標準かやや下あたりのコスパのイヤホンだと思いました。

もし「ドンシャリ」だけを判断基準にするのであれば他にも向いているイヤホンがありそうです。

音のみで考えると上記のような評価になるものの、外見のデザインの金属的な質感が良いため、総合的なコスパは標準の星3つです。

【デザイン】 ☆☆☆☆★

- デザイン  ☆☆☆☆★

メタリックにもかかわらず派手すぎずミニマルなデザインです。今風のファッションにも相性が良いと思いました。

なめらかな曲線を指で触った時の印象は、低価格帯のイヤホンとは思えないほど良かったです。

また、ケーブル部分についても、一見普通のケーブルですがよく見ると斜めにラインが入っているようなデザインになっていて、外見も実用性も兼ねています。

MDR-EX650 ヒラノ03

- 装着感  ☆☆☆★★

入れる際には耳にカナル型特有の圧力を感じるものの、装着感はスムーズ。

耳奥まで入りやすい形状のためフィット感が良かったです。

一度装着すると多少動いてもズレたりすることはありませんでした。またコードノイズについても特に気になりませんでした。

ただし、音的な面でいえば、刺さるような高音域が強く、長時間聴いていると少し耳に疲労感がありました。

MDR-EX650 ヒラノ04

【オリジナリティ】 ☆☆☆★★

見た目は美しく、特別主張する部分はなく、どんなファッションにでも合い、最低限欲しいデザインのラインは軽々と突破してくれます。

このあたりは、良くも悪くも『SONY的』といえるでしょう。

音に関しては、やや硬めといえますが、いわゆる何かに特化した独特なサウンドではありません。

そのため、オリジナリティは平均の星3つとさせていただきました。

【機能性】 ☆☆☆☆★

一般的な有線式イヤホンで、マイクは無く、Bluetooth等の無線機能はありません。

ケーブルの素材が工夫されていて、ケーブルノイズが出にくく、クセがつきにくく絡みにくい作りになっているようです。

しかしながら、やはり使用しているといつの間にかケーブルが絡んできてしまいます。

この点については、もう少しケーブルの剛性を出して欲しかったなと思いました。

- 遮音性について

SONY MDR-EX650の遮音性はかなり良かったです。

ハウジングの形状が良く、耳奥までしっかり入ります。

レビュー時には隣人がすぐ近くで話していたのですが、そこまで音量を上げていない状態でも声がわからない程度の遮音性でした。

一般的に遮音性能の高いカナル型の中でも更に遮音レベルの高いイヤホンだと思いました。

【利用シーン】

重量が軽く、ケーブルにクセがつきにくいため、積極的に持ち出したいイヤホンです。

遮音性も高く、カフェ程度のさほどうるさくないノイズ環境であれば音楽に没頭できます。

ただし、耐久性や防水性を考えると、スポーツなどにはあわせにくいといえるでしょう。

【ジャンル】

中音域が奥まったドンシャリ傾向にあるため、筆者はメタル系音楽に行き着きました。

BABYMETALを聴いた時に感じるバスドラムの迫力と、前述のギターの「ジャリジャリ」とした高域を上手く鳴らしてくれます。

メタル系以外では、ハウスなどクラブ系の打ち込み系の音楽を聴いてみました。

特にハウスでは裏打ちハイハットのキレが良く聴こえ、また量感のある低音部のキック音も加わり、相性抜群でした。

【総合評価】 ☆☆☆☆★

MDR-EX650 ヒラノ05

SONY MDR-EX650を聴いてみてのレビュー総評です。

このイヤホンは、高音域がしっかり響くものの硬く、続いて低音域がズンズンと鳴ります。

ボーカルやギター等に代表される中音域は曇りがかって奥まっているものの、迫力のある高音域と低音域に合うメタル系やクラブ系の音楽にはバッチリでした。

5,000円〜10,000円台のイヤホンの中で選ぶ際、ドンシャリ傾向の音が好きな方にはいいと思います。このイヤホンを使ってBABYMETALやマキシマムザホルモンの楽曲を1度聴いてしまうと欲しくなるハズ。

また、外見のレベルも高く高級感があり、所有欲を満たしてくれるイヤホンでした。

決して高級路線ではありませんが、長く使って相性の良い楽曲を探していきたくなりますね。

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ヒラノ
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