【「RP-HJE150」はジャンルを選ぶものの評判通りのコスパ】

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私quenjiroは普段自宅などでの、いわゆる「ながら聴き」の際は、スピーカーを通して音楽を聴くことが多いです。対して、音楽の細部に向き合いたいときなどは、外部の音を遮断してくれるイヤホンやヘッドホンを選びます。イヤホンだと「ながら聴き」をしようと思っても、いつの間にか没頭して聴き込んでしまうこともしばしばで、その点においてイヤホンというものは、”強制的に音楽に向き合わせるツール”と、考えることもできます。だからいくら価格が安いものでも、最低限の音質や聴く楽しさにはこだわりたい。そんな思いを評価軸に、今回は「Panasonic RP-HJE150」をご紹介いたします。楽しく聴けるジャンルは選ぶものの、評判通りのコストパフォーマンスを見せてもらいました。

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【音質】☆ ☆☆★★

・高域☆☆★★★

高音域については正直いって物足りないかなという印象です。全然出ていないということはないのですが、楽器数の多い音源だと他の音域に埋もれがちになります。特に耳に痛いというような悪い印象はなく、それなりに表現はしているですが、どうにも平坦な印象は否めません。

・中域☆☆★★★

中音域については、ややぼやけた印象です。エッジ感に乏しく、音場全体にのっぺりと張り付くような鈍重さがあります。高音域のサポートもあまりないことも手伝って、中央の定位に締まりがありません。ですので音量を上げ目にすると、ボーカルものなど曲によっては聴き疲れするかもしれません。

・低域☆☆☆☆★

一番頑張っているのは低音域です。音圧感を感じる低音域が楽しめます。ベースやバスドラムなどの低音楽器はもちろん、スネアやピアノなどの中〜高音域楽器の量感をボトムからしっかり支えています。逆にいえば、「RP-HJE150」は低音域が優秀すぎる故のバランスの悪さがネック、といえるかもしれません。

・音の透明感☆☆☆★★

透明感に関しては音源次第かな、という印象です。音源自体の音圧が高めだったり、同時にいろんな楽器の音が鳴るようなものだと、破綻とまではいきませんが、ちょっと聴きづらいです。対して、小編成バンドなど音圧に余裕がある音源については、低音域の豊かさがうまく作用する場合があります

【コストパフォーマンス】☆☆☆☆★

「RP-HJE150」のコストパフォーマンスについては、実勢価格1000円程度の製品としては高いといっていいと思います。そもそも同価格帯のイヤホンに、ここまでの低音域の豊かさは期待しません。一点豪華主義ではありませんが、価格以上の満足感は得られるでしょう。コンビニでも手に入れられるような製品が、ここまでしっかりした音作りをしていることは良心的といえます。さすが信頼の国内メーカー、Panasonicといったところです。

【デザイン】☆☆☆★★

・デザイン ☆☆☆★★

デザインに関しては、価格なりといったところです。ハウジング部は樹脂製で決して高級感はありません。ただクリア及びマット仕上げのパーツと半透明パーツを組み合わせる工夫で単調さを回避しており、限られたコストの中でよく練られたデザインだと思います。ただ、これもコストダウンの影響からか、ケーブルの細さがいかにも頼りないのが残念です。しかしながらその細さのおかげで取り回しはよく、またケーブルのL/R分岐起点に*”からみ防止スライダー” *と呼ぶギミックがついており、ケーブル周りにおいても「RP-HJE150」はコスト内で十分頑張っていると感じます。

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・装着感 ☆☆☆★★

つけやすさに関しては「RP-HJE150」ならではの工夫が施されています。M/S/XSの3サイズのイヤーピースを用意しており、また「機能性と気密性を高める」楕円形状ポートを採用しています。確かに楕円形状に変形したイヤーピースは、真円形状のもののように耳孔にグリグリと押し込まなくても、スムーズに挿入できます。ただ、長時間装着の疲労はそれなりにあります。

【オリジナリティ】☆☆☆★★

他の同価格帯のイヤホンと比べ、特にオリジナリティはありませんが、この価格としてはよくまとまった製品に仕上げられています。高磁力ネオジウムマグネットの採用、24金メッキを施したミニジャック端子、先述した楕円形状ポートと豊富な付属イヤーピースなど、コストダウンの妥協を感じさせないことが「RP-HJE150」の特徴であるといって良いです。

【機能性】☆☆★★★

・マイクの有無、Bluetoothの有無、充電の必要性等について

「RP-HJE150」は、いわゆるオーソドックスな有線イヤホンですので、使用用途はリスニングに限られます。先述したように、ケーブルが細いので断線の不安は否めませんが、”からみ防止スライダー”がついていますので、この機構をうまく使えば、それほど取り扱いに慎重になることはないでしょう。

・遮音性について

「RP-HJE150」の遮音性に関しては、それほど特筆する点はありません。無音状態であれば外部の環境音はほぼ聞こえます。音量を上げれば気にならないレベルにはなりますので、特に問題はないでしょう。
【利用シーン】
「RP-HJE150」は有線イヤホンですので、激しい運動には適していません。しかし、”からみ防止スライダー”を首元まで上げれば、案外ケーブルのもたつきを抑えることができるので、ランニングなど軽い運動には対応可能です。同じようにケーブルをうまく取り回せば、室内での使用も快適です。

【ジャンル】

適した音楽ジャンルというほどではありませんが、無難に聴けると思えるものは、意外にも小編成のピアノトリオなどのジャズでした。「RP-HJE150」の音質は、素性は悪くないものの、全体的なバランスがぼやけ気味な傾向なので、録音ソースの音圧に余裕があるものの方が疲れずに聴けます。同じ理由でクラブミュージックのような低音の効いた分離の良い音源も楽しめるかと思います。

【総合評価】☆☆☆★★

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楕円状ポートやからみ防止スライダーなどの細かい工夫、迫力のある低音域など、この「Panasonic RP-HJE150」は低価格でありながら、高い品質を持つ製品だといえます。ただ、やはり中高音域のバランスが今ひとつなので、ロックバンドなど音圧が高めの音源や、ボーカル中心の音源などは、定位が曖昧になりがちでやや聴き疲れするのが、残念な点でした。しかしながら、クラブミュージックなど分離のはっきりした音源など、相性の良いジャンルはあります。なので、ジャンルに合わせてこの「RP-HJE150」を選ぶという使い方においても、この低価格なら気軽に試せるといえるでしょう。

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