スピーカー 寿命や耐用年数は何年?劣化する原因や買い替え時期を紹介!

目次

スピーカーの寿命について

一口にスピーカーの寿命といっても、スピーカーの値段(≒使われている部品の質)、形態、アンプが内蔵されているアクティブスピーカーか、アンプやレシーバーが別途必要なパッシブスピーカーかはもちろん、使用環境によっても寿命は左右されます。
 

また持ち主の音のこだわり次第でどの程度の劣化までを許容するかが異なり買い替え時期も変わってきます。ですので今回の記事ではオーディオマニアではない一般ユーザーの視点から、一般的な寿命や、一般的に劣化しやすい部分を解説します。
 

オーディオ沼は我々が思うよりも深く「より良い音を…」と音響機器や使用環境の追求を始めると科学的常識すら外れることも多く、一般的とは言えないオーディオならではの価値観が重視される場合も多いのですよ。
 

スピーカーの寿命や耐用年数は平均何年?

今この記事を見ている人は、手持ちやこれから買おうと思うスピーカーの寿命が知りたい、また一般的な耐用年数や買い替え時期を知りたくてこちらのページにたどり着いたのだと思いますが、良い情報と残念な情報の二つがあります。

まず良い情報からいくと『1万円程度の据え置き型スピーカーでも丁寧に扱えば10年は平気で持つ』ということ、悪い情報は『10年以上持つのがザラなので劣化した部分を交換しようにも、メーカー側の補修用性能部品の保有期間を過ぎることが多く、メーカー修理も断られることがまれにある』こと、そして家電の中では同じモデルが長い期間売zれ続けるため値崩れしにくく『買い替え時期(値引きの機会)がなかなか来ない』ということです。
 
家電が長持ちするのは普通に考えれば良いことなのですが、スピーカーの場合修理や買い替え時期を考えた場合それらが裏目に出てしまうんですよね。
一応筆者の拙い知識と経験からどの部分が真っ先に壊れやすいかを改めて解説し、有名メーカーからいくつかのおすすめスピーカーをピックアップしましたので、記事を読んでいただいた一般ユーザーの役に立つようであれば幸いです。
 

スピーカーの劣化しやすい部分は?

スピーカーの劣化しやすい部分① 音量、BASS、バランスなどのボリューム式スイッチ部分

アクティブスピーカーに付いている、音量などのボリュームスイッチの内部に錆が発生すると音量ボリュームをいじった際にザリザリ、ガリガリとノイズが乗ったり、バランスボリュームを使って正しくパン(音を任意の方向に振ること)ができなくなったりします。

スピーカー 寿命 買い替え時期 耐用年数 劣化(筆者撮影)

バランスやBASSはほとんどいじることがないので、一般用途ならそのまま我慢して使い続けることもできますが、DTM用などモニタースピーカーの場合はバランスボリュームも使うことが多いと思われますので各ボリュームスイッチがダメになる頃が買い替え時期と考えて良いでしょう。
 

スピーカーの劣化しやすい部分② 入力端子(ターミナル)部分

RCA端子(赤白のアナログピンプラグ用)、S/PDIF、プッシュ式端子、バナナプラグ用端子などは接触不良を起こしにくく耐久性も高いため劣化を実感することはあまりありませんが、3.5mmのステレオミニジャックは頻繁につなぎ替えたりケーブルを変えたりすると接触不良を起こすことが多いです。
また設置時にケーブル長に余裕がなく、3.5mmのステレオミニケーブルのプラグが斜めに引っ張られる状態が長期間続くと、スピーカーのジャック部分に負荷が掛かり接触不良を起こしやすくなります。
 

抜き差しに強いRCA端子でも抜く際に、斜めに捻ったり無理に引っこ抜いたりすると負荷が掛かるので、ある程度気をつけてやる必要はあります。
一番良いのはパッシブスピーカーによくあるバナナプラグ式やプッシュ式(赤と黒のプラスチックスイッチで押さえ込むタイプ)のターミナルですね。
ケーブルや端子の形状から接触不良が起きにくく、ケーブル側が傷んでもビニール部分を削って綺麗なケーブルを出したり、プラグ部分を交換できたりするのでそういった端子の方が結果的に長く使い続けることができるでしょう。
 

スピーカーの劣化しやすい部分部分③ コンデンサー

アンプ内蔵のアクティブスピーカーには電力を貯えて利用するコンデンサーが欠かせませんが、そのコンデンサーにも耐用限界が有り、通電状態で帯びる熱によって少しずつ劣化していきます。
質の高い固体コンデンサーならは10年前後は持ちますが、液体コンデンサーなど質の低いものだとどうしても耐用年数は短くなりがちです。
 

スピーカーの劣化しやすい部分④ スピーカーユニットのエッジ部分

スピーカーユニットのエッジ部分がウレタン製の場合、加水分解によってボロボロになってしまうのは避けられません。
スピーカーの置かれた部屋の湿度によって年数は左右されますが、スピーカーユニットが露出しているタイプだと何かの拍子でエッジに触れた際に一気に崩れてしまったりということもありえます。
 
スピーカー 寿命 買い替え時期 耐用年数 劣化画像作成:AutoDraw /編集:Paint.NET&筆者

逆にゴム製エッジは乾燥に弱く、日焼けなどでもひび割れが発生したりします。ウレタン製のように触ってボロボロになることはありませんので、音の劣化を気にしなければ使い続けること自体は可能です。
 

音にこだわる人はお気に入りのスピーカー(ユニット)を使い続けたい想いも強いので、自分でエッジやコーン部分を修理したり行きつけのオーディオショップに依頼して修理する人も多いかと思いますが、そこまでこだわりのない一般人ならエッジが破損したり崩れてしまったらおとなしく寿命とあきらめ買い替えを考えた方がよいでしょう。
 

スピーカーエッジはその素材によって耐用年数が異なり、ウレタンは一番安価で費用対効果が高いため安いものから高いスピーカーまで使われていますが最も劣化しやすい素材でもあります。
次にゴムですがこちらも加水分解する素材ですが加水分解よりも、乾燥でひび割れることの方がスピーカーへの影響はおおきく、ウレタンよりは耐久性があります。布は意外に耐久性が高く、樹脂を塗り込んだものも含めわりと長持ちします。
 

ツイーターの振動板素材は絹や軽量のポリエチレンなどのソフトドーム、アルミやベリリウムなどの金属素材のハードドーム、コーン素材としても使われる最新素材のNCV(*1)など様々なものがありますが素材の性質を考えれば過酷な環境でない限りそうそう劣化はしないので一般人なら無視して良いレベルです。
 

*1…NCV、三菱電機が開発した樹脂とカーボンナノチューブの合成素材です。詳しくは以下URLからどうぞ。
https://www.mitsubishielectric.co.jp/me/kaeru/ncv/
 

スピーカーの寿命が縮んだり劣化する原因

寿命が縮んだり劣化する原因① 直射日光、極度の乾燥や湿気、急激な温度変化

直射日光は外見にも影響を与えますが、湿度が高い場合はウレタンエッジなどを、極度の乾燥はゴムエッジなどを劣化させます。
 
エッジ以外でもスピーカーを設置した場所の湿度が極端に高い状態が続くと、コーン部分に付いたわずかな水分からカビが生えることもあります。量が少なければ「なんとなくカビ臭い」で済みますが、びっしり生えてしまうと振動が鈍くなるため音が明らかに響かなくなるでしょう。
 

寿命が縮んだり劣化する原因② 経年、使用時間

アンプを内蔵するアクティブスピーカーの場合、アンプ部分などに使われるコンデンサーには耐用限界があり、一日に通電させて使用する時間が長いほど耐用年数は短くなります。使われているコンデンサーの質の高低、液体か固体かによっても異なりますが、室温の高い部屋で運用した場合はコンデンサーに蓄積される熱も多くなるので劣化を早める原因にもなります。
 

スピーカーの寿命を長持ちさせる方法

寿命を長持ちさせる方法① 適度に通電させ、必要のないときは電源を切る。

アクティブスピーカーの場合、通電させ続けるとコンデンサーの寿命が確実に縮むため、使うとき以外は電源を切りましょう。かといって数ヶ月放置してしまうようではそれはそれで問題があります。適度に通電しないと調子が保てないのはスピーカー以外のどんな電化製品でも同じです。

寿命を長持ちさせる方法② 直射日光を避け、湿度の低い、室温の上下が少ない場所に置く

換気&除湿設備の整った地下AVルームなどに設置するのが一番ですが、お金持ちでもない限りそんな部屋を作ることは無理でしょうから、せめて直射日光が当たらないような場所にスピーカーを配置し、夏の湿度の高い日などはエアコンを使って適宜除湿をおこなうことをおすすめします。
 

スピーカーの中身ではなく外装のラバー(ゴム)加工部分や対振動用のゴム足などが加水分解を起こして、さわるとベタベタするような状態になっている場合は、無水アルコールなどを布に含ませ拭いてあげればベタつきを取ることができます。消毒用のキッチンアルコールなどでもいいのですが、消毒用アルコール製品には水分が含まれるため、水分に弱い端子や基板部分の清掃などには使わないよう気をつけましょう。
 

スピーカーに寿命がきた時は修理した方がいい?買い替えた方がいい?

ちゃんとしたメーカーのちゃんとしたスピーカーなら普通に使い続けると10年程度は楽に持つものが多いので、メーカーの補修用性能部品の保有期間(7年)とか過ぎていることも多く、メーカー修理ができない可能性もあります。
 

1~2万円レベルのスピーカーの場合、修理するよりも買い替えた方が早いでしょう。中古で同じ製品が手に入るようでしたらニコイチで修理するという手もありますが、故障の大半はボリューム部分かコンデンサーの限界なので半田を扱える程度の技能を要します。
 

お気に入りだったり代替品の入手が難しい場合は専門のオーディオ機器修理業者にお願いする方がよいでしょう。アンティークスピーカーなどは、純正以外のパーツで修理したものが結構な数流通していたりします。パッシブスピーカーの場合メーカー以外に修理に出すことも珍しくありません。
 

スピーカー 寿命 買い替え時期 耐用年数 劣化(筆者撮影)

寿命が来た!スピーカーのおすすめの買い替え時期は?

買い替え時期① 決算直前

大抵の電化製品は四半期や1年ごとにモデルチェンジがあったりしますが、スピーカーはメーカーによってはほとんどモデルチェンジを行いません。ですのでおすすめの買い替え時期(≒安売り時期)というのがほとんどないのです。また新しいモデルが出た後もレビューなどでその性能が確かなものだと周知されるまで、古いモデルの安売りなどがされないことも多く、他の電化製品とはちょっと傾向が違うのです。
 

とはいえ小売店側は決算前に売上が欲しいので、狙うとすれば2~3月あたりが妥当だと思います。海外メーカーの品を輸入購入する場合は決算が12月のことも多いので、11~12月頃の方がいい場合もあります。日本国内に絞っても決算は12月の場合と3月の場合がありますので、購入する店の大売り出し期間が12月か3月か傾向を把握しておく必要があるでしょう。
 

買い替え時期② 欲しいときが買い時

そもそもまともなスピーカーを普通に使えば、どんなに短くても5年、一般的には10年は持つのです。品質が良く構造に余裕のある製品なら20~30年もつものだってあります。1万~2万円程度の値引きなどそう何度もあるわけではないので、例え買った数ヶ月後に1万円値下がりしたとしても10年持つと換算すれば1年1000円程度の違いです。毎日値段をチェックしてベストな買い替え時期を探って数ヶ月過ごしたり、値段が下がらずイライラするぐらいでしたら1万円高くてもさっさと買った方が楽になれるのです。
 

その後の数ヶ月間、新しいスピーカーで良い音に浸れるのであればその体験がきっと1万円以上の価値をもつと筆者は思うのですよ。
 

スピーカーに寿命がきた時の処分方法は?

各自治体の定めに従って処分する必要があります。小型~中型のブックシェルフ型のもので不燃ゴミ袋に入るようでしたら、不燃ゴミで出せる自治体も多いでしょう。トールボーイ型やフロア型(*2)などの大型スピーカーは各自治体にある粗大ごみ回収センターまで持っていく必要があります。大きなものはレンタカーで軽トラや軽バンなどを借りて、持っていくと良いでしょう。
 

通電し仮にでも音が出るようでしたら、リサイクルショップなどに引き取ってもらうことが可能な場合もあります。買い取り価格は気にしてはいけません、有料で処分しなければならないものを出張してもらって10円でも値が付けばそれだけでもありがたいのですから。
 

*2…トールボーイ型は縦長で幅と奥行きを取らないタイプの中~大型のスタンドスピーカーで、フロア型は床に直接置くタイプの大型スピーカーを指します。ブックシェルフ型は机や専用台に置けるように、フロア型を小さくしたような小~中型のスピーカーです。
 

寿命の長いおすすめスピーカー

スピーカーユニットはどんな形状でも仕組み自体がシンプルなので、まず壊れず少々の劣化でも音自体が出なくなることは稀です。スマートフォンでも真っ先に壊れるのはタッチパネルを含めた画面か物理スイッチですよね?落としても踏んづけても、スピーカー部分が壊れることは稀で、水没させない限り音の出る部分が真っ先に壊れることはまずありません。イヤホンならケーブル(断線)、ヘッドホンなら頭あてやイヤーパッドあたりが劣化しやすくドライバー部分が先に壊れることは皆無です。コンポシステムもCDやDVDのピックアップレンズやモーターの劣化や各種操作ボタンが故障することはよくありますが、スピーカーユニット自体が故障した経験がある人は少ないでしょう。
 

以上の実例や筆者の経験も含め寿命の長いスピーカーを探している人には物理スイッチがなくアンプを内蔵していない『パッシブスピーカー』をおすすめするのが正しいのですが…パッシブスピーカーは音にこだわる層に向けて作られていて高額なものが多い上、アンプやレシーバー(メディアの再生機能を持ったアンプ)を別途購入する必要があるので筆者も含めた一般人には少しおすすめしづらいのです。
 

ですので以下では信頼できるメーカーを基準に、アンプ内蔵のアクティブスピーカーを3つ、アンプと一緒に購入しても金銭的負担の少ないパッシブスピーカーを1つご紹介します。ジャンル的には前2つがPC用スピーカー、後者2つがコンポやテレビなどAV向けスピーカーとなっています。
 

先に言っておきますが、以下で紹介するLepyのアンプだけは安価なアンプの例として出しただけで特に信頼できるメーカーという訳ではないのでご留意ください。

① オンキヨー WAVIO GX-R3X

ONKYO GX-R3X アンプ内蔵スピーカー  WAVIO オニキスブラック GX-R3X(B) 【国内正規品】
参考価格:9,183円/画像をクリックするとAmazonに移動します

見ての通り現在筆者が使っているPC用スピーカーと同じモデルです。レッドはオシャレかつ人気があったようで在庫僅少ですが、逆に言うと見た目にこだわらない層は白や黒でもいいのでいまだに一定の需要があり在庫も豊富なようです。2004年の7月に発売されて14年近く経った今も、一定の需要があるって何気に良いことだと思うのです。
 

ちなみに筆者がこの機種を選んだ理由は小型で邪魔にならず、ステレオミニプラグとRCA端子の2系統入力が可能だった点です。
スピーカー 寿命 買い替え時期 耐用年数 劣化(筆者撮影)

この品の購入以前はRolandのMA-5Pという防磁スピーカーを使っていましたが、10年以上使って電源ボタンと入力端子の接触不良が見られた頃に買い換えを考えました。家電量販店のパソコン用スピーカーコーナーに探しに行ったのですが、それなりの値段のスピーカーでも2系統入力があるものは少なく、接触不良の起きにくいRCA端子を備えたものという両方の条件を満たすものは店頭では結局見つけられませんでした。
 

最終的にネットで探すことになり行き着いた先がONKYOのWAVIO GX-R3Xだったという訳です。前述のスピーカーは音は出るのでオークションにて瑕疵有りで出したにもかかわらず思わぬ高値が付いてGX-R3Xの購入の足しになって喜んだ覚えがありますね。
 

仕様参考:ONKYO GX-R3X

② ローランド MA-22

ローランド モニタースピーカーRoland STEREO MICRO MONITOR MA-22
参考価格:18,855円/画像をクリックするとAmazonに移動します
デスクトップ用(ブックシェルフ型)モニタースピーカーです。
この場合のデスクトップは、パソコンの意味ではなく『机やパソコンラックにおいて使うスピーカー』の意味なのでノートパソコンでも問題なく使用できます。Bluetooth機能付きMA-22BTの方はBluetooth接続をメインにその他入力の認識に時間がかかるというレビューを見かけたのでおすすめするのを止めました。
 

筆者が持っていたMA-5PもMA-22以上に見た目が安っぽいんですが、その値段を全部性能に割り振っていたようで見た目の小ささとチャチさからは考えられないほど良いスピーカーでした。MIDI音源を持ってはいたもののDTMを嗜まない筆者にはオーバースペックだったとも思っています。RolandのSC-55mk2はほとんどゲーム専用で、ベーマガのFM音源MMLからの移植で、ゲーム楽曲のMIDIファイルを数個作ったくらいでしたから。
 

閑話休題
こちらもRolandが出しているだけあってDTMやDAW向けのモニタースピーカーとなっており、低音から高音までクセのない音がシャキッと出るのが特徴で、DTMを嗜む人はもちろん、耳コピからの譜面おこしなど各音をしっかりと聴き分ける必要がある場合などにおすすめです。
 

公式ページでは

DAWからPCゲームまで

とおすすめしてくれていますが、現在のPCゲーム界隈はブラウザゲーがメインの人はスピーカーにはこだわらず、FPSやTPSなどのガチ層は(サラウンド対応やボイスチャット含む)ヘッドホンで、美少女ゲーム層は(当たり前ですが)ほとんどヘッドホン派なんですよ。
 

筆者はBorderlands2やFallout4なんかはサラウンドだと敵の場所が分かりやすいのでヘッドホン派です。美少女ゲームは鬼畜王や、ランス10・決戦などボイス音声がないゲームでしたら、スピーカーで楽しむのも有りですね。でもマブラヴ オルタネイティヴなど疑似立体音響に対応したゲームやバイノーラル録音されたゲームはヘッドホンの方がサラウンド効果を堪能できるので…つまり状況次第です。
 

記事引用:Roland公式 MA-22

ヤマハ NS-BP200

ヤマハ スピーカーパッケージ NS-BP200 (2台1組) ピアノブラック NS-BP200(BP)
参考価格:7,673円/画像をクリックするとAmazonに移動します

こちらの製品はアンプが別途必要な『パッシブスピーカー』です。上記画像で見ると大きさが分かりにくいですが、高さ274mm、幅154mm、奥行き287mmとなっています。一般的なスピーカーにしては小型ですが、上記2つに比べると2周りぐらい大きいですのでパソコン向きというよりは、どちらかというとある程度大きなテレビ向きですね。
 

パソコンでも使えなくはないんですが、その性能を生かすためそして非防磁タイプなので2台をパソコンから充分離す必要があり、パソコンデスクが左右に広くないと設置が難しいのです。スピーカー自体はツイーターとウーファーが分かれた2WAY方式なので、低音も高音もしっかり出る優等生なスピーカーとなっています。
 

入力端子はバナナプラグ対応の手回しネジ式なので、通常のRCA端子やステレオミニジャックから直接繋ぐことはできず、アンプやレシーバーが必要になります。Lepyなど中華メーカーなら2~3000円ぐらいで売ってますが、

Lepy デジタルアンプ LP-2024A + Tripath TA2024 + 12V 5Aアダプター付属

Lepy デジタルアンプ LP-2024A + Tripath TA2024 + 12V 5Aアダプター付属
参考価格:3,180円/画像をクリックするとAmazonに移動します

初期不良が多かったり、寿命が短かったり、仕様と異なっていたりすることもあるので素直にFOSTEXなどある程度信頼のあるメーカーアンプをおすすめします。

フォステクス パーソナル・アンプ AP15d

FOSTEX フォステクス パーソナル・アンプ AP15d
参考価格:8,450円/画像をクリックするとAmazonに移動します

YAMAHA NS-BP200は上記の様なアンプこそ必須ですが、薄型テレビやノートパソコンなどの安っぽい音に我慢できない人におすすめの、費用対効果の非常に高い(真の意味でコストパフォーマンスに優れた)スピーカーです。音響に重要な『奥行き』が確保されているので、テレビの前に置く2万円程度の(ウーファーの付属していない)バー状シアターシステムよりは良い音を約束しますよ?
 

5~10万円出せるのであれば、バー状スピーカーでも良い音が出るシアターシステムはあるのですが、コスパが良くないのであくまでフロア型スピーカーなどを置けない環境、またはデザインを重視する人向けですね。音質とデザインを両立させたいのであればトールボーイ型の方がおすすめかもしれません。
 

仕様参考:YAMAHA NS-BP200

ダリ ZENSOR 1AX

ダリ アクティブ型スピーカー(ライトウォールナット)【ペア】DALI ZENSOR1AX
参考価格:64,865円/画像をクリックするとAmazonに移動します

アンプやレシーバーを別途導入するのは普通に考えると手間なので『アンプ付きで良い音のする邪魔にならないサイズのアクティブスピーカー』が欲しいのであればこちらがおすすめです。上記パッシブスピーカーとほぼ同サイズ高さ274mm×幅162mm×奥行き240mmなので、部屋が広くなくても比較的設置しやすいサイズと言えるでしょう。
 

入力は3.5mmアナログミニ、光デジタル(S/PDIF)、Bluetoothとそろっており、こちらは入力に関して優等生ですね。各入力が分かるようにシグナルランプも搭載していて、リモコンも付いていますのでモニターから離れた場所で操作することの多いシアタールームなどで使用するのにもおすすめです。
 

BluetoothはSBCより高音質で遅延の少ないapt-Xにも対応しているのでアクションなど画面の動きの激しい映画鑑賞や、音楽に合わせて動きを変えるフィギュアスケートやフラッシュモブなどの鑑賞にもある程度は応えることができるでしょう。RolandのMA-22BTはSBCのみなので遅延の少ないBluetoothに対応したスピーカーを求めているならこちらがおすすめです。
 

音にこだわるとどうしてもパッシブスピーカーが主流となり、アンプやレシーバーの別途導入が必要になってきます。『設置場所に困らない』『仕様を見てギリギリOKが出せるお値段のアクティブスピーカー』となるとこの製品あたりが境界線になるのではないでしょうか?
 

仕様参考:DALI公式 ZENSOR 1AX

【コラム】車のスピーカーの寿命

 スピーカー 寿命 買い替え時期 耐用年数 劣化(筆者撮影)

車のスピーカーの寿命ですがケーブルはほとんど着脱をしないので接触不良や摩耗も起きにくく、走行時に振動こそありますが、スピーカーユニット自体は落下や追突など交通事故レベルの衝撃がないとまず故障しません。総走行距離が5~10万キロに達する頃に車の買い替えを考えるのが(日本では)一般的ですが、使い方にもよりますが走行距離がその値に達するのは平均10年ぐらいなんですよ。車のスピーカーは形態的にはパッシブスピーカーなので、車の買い換え前にスピーカーが寿命を迎えることはまずないと言っていいでしょう。
 

夏の雨上がりなど水たまりの上に長時間駐車したなど、悪条件が重なった場合車内の湿度が上がりコーン部分にカビが発生することはあるでしょうが、走行時はスピーカー以外から様々な雑音が混じり合う環境でもあるので、カビやその他の理由で多少コーン部分が劣化して音が鈍くなったとしてもまず気づかないと考えられます。それが気づくレベルまで音量を上げるのは車の運転上危険ですし。
 

たとえスピーカーが寿命を迎えたとしても一般的な車載用スピーカーは規格が定まっていて汎用性が非常に高く、年数が経っていても純正メーカーやそれ以外のメーカーでも簡単に交換が可能です。代替品の入手は屋内用スピーカーに比べればずっと楽なのでご安心ください。
 

まとめ

家電量販店にはパソコン用USBスピーカーなどが売っていますが、USB端子の供給電力限界があり「100均のスピーカーよりはマシ」といったレベルです。USB接続型はアナログ接続と異なり接触不良によるノイズが無く比較的クリアな音質をウリにしていますが、内蔵のDAコンバーターが陳腐だったりスピーカーに影響を与えるようなものが近くにあると高音のピーという電子ノイズは乗ったりします。寿命は…それこそお値段次第です。
 

アンプ内蔵のアクティブスピーカーでも有名メーカーの1~2万円のものならば耐用年数は平均10年は期待できるでしょう。構造がシンプルなパッシブスピーカーなら、直射日光の当たらないある程度の低湿度が保たれる部屋ならば劣化を遅らせることができるので、20~30年だって持たせることは可能です。
 

筆者はお金持ちではないので1万円程度のONKYO GX-R3Xが長持ちしてくれて大変ありがたいです。壊れたとき全く同じ物を買ってもいいと思っているくらいには気に入っていますので、寿命が来るならGX-R3Xの生産が続いているうちに来て欲しいですね。まぁ20年もってくれるならそれに越したことはありませんが。
 

置く場所さえ確保できるなら、今回紹介したYAMAHAのパッシブスピーカーを候補に入れるのもありかなぁと思いました。

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他にも気になる家電製品の寿命について解説している記事がいくつもあるので、気になった方はぜひ読んで見てください。

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HN: トゥルーデは俺の嫁
製品紹介はなるべく間違った情報を伝えないよう製品の説明書などで下調べをし、レビューはキッチリ使い込んだり比較してから書き始める派なので基本遅筆です。疲れたときの癒やしは飼い猫達をなでることです。
家電やガジェット好きの趣味が高じて、文章書き(パソコン関連ソフト&ハード、白黒家電、ガジェットなどの紹介記事、購入製品のレビュー etc...)をやっています。 広く浅くがモットーなので、それほど深い知識はありません。 なるべく正しい日本語で書けるようにIMEにATOKを使い、長い文章は少しでも誤字脱字が減るようにVOICEROIDに音読させて確認してから公開するようにしています。 違う目的の為に買ったVOICEROIDが思わぬ役に立っているので、もう一人買い足そうかと目論んでいます。 やっぱり弦巻マキの相棒といったら結月ゆかりですよね?

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