スマホほど毎日使っていて、無くては困ってしまうようなものって他にあるでしょうか?今の時代にはマストアイテムとなったスマホ。
今回はそんなマストアイテムであるスマホをどれくらい使い続けられるのか、つまりスマホの寿命はどれくらいなのかについて解説してみようと思います。
またこの家電マガジンでは家電製品の寿命についてたくさんの調査をしています。スマホだけでなく他の製品の寿命が気になった方は最後に関連リンクとして家電製品の寿命について解説しているので合わせて読んでみてください。
それではズバリ、スマホの寿命はだいたいどれくらいなのでしょうか?
実際に口コミなどを集約すると、やはり2年ほどという声が多いです。
2年でやっぱりと思いませんでしたか?そうです!大手キャリアでは2年縛りで契約し、2年後に買い替えを促進していますよね。あくまでも噂ですが、一般使いしていると、だいたい2年くらい使えばバッテリーの寿命を迎える可能性が高くなるよう計算されているなんて話も。
ただしこれはあくまでバッテリーの寿命に関する話です。あとでスマホのバッテリーの寿命については詳しく解説しますが、他の部品に問題がない場合はバッテリーを交換するだけで復活させることもできます。機種にもよりますが数千円でまたいつも通りスマホを使用できるようになるので、これがバッテリーの寿命がスマホの寿命、という訳ではありません。
また本体の寿命は、例えばiPhoneの場合は公式サイトに
日々の使用パターンは各製品に固有のもので、実際のユーザーとモデル化したユーザーのデータを組み合わせています。この評価では、1人目の所有者を基準にした使用年数を、macOSまたはtvOSを搭載したデバイスは4年、iOSまたはwatchOSを搭載したデバイスは3年にするモデルを採用しています。
とあります。
ここで解説されているのはつまり、製造元であるAppleが大体1回の購入者につきiPhoneは3年ほど使用され、転売やリサイクルにだされると考えて環境への資源の使用などの影響を計算しているということです。
なのでそこからAppleは公式サイトで最初に購入してから3年間iPhoneを使用されると計算していると読み取ることができます。
さらに
多くの場合1人目の所有者から別のユーザーに譲渡または転売されるか、Appleによって回収されます。製品のエネルギー使用量に関する詳しい情報については、Appleの製品環境報告書をご覧ください。
と書かれています。
つまり最初に購入した人は3年ほど使用し、そのあとも寿命が来るわけではなく転売業者やリサイクルによってさらに使用される、と述べているわけです。
なので大体iPhoneの寿命は3年以上であるとAppleは考えていると読み取れます。
ただしiPhoneは世界的にハイブランド製品であると考えられているように、他のAndroidの機種よりも比較的長く使用できると推測できます。
Androidに関しては機種が多すぎるため1つずつ解説することははばかられますが、大体iPhoneの寿命が3年以上と考えて自分のお持ちの機種の寿命のイメージをつけると良いかもしれません。
筆者は”iPhoneと同価格帯では同様に3年ほど、3~5万円程度のスマホは数ヶ月〜1年ほど短い”のではと推測します。
※もちろん機種によってはiPhoneよりも長持ちする機種もあると思われます。あくまでも推測であり、全ての機種に当てはまるものではありません。
参考元:Apple - 環境のためのAppleの取り組みに関する質問に詳しくお答えします。
スマホの寿命と一口に言っても、液晶、ボタン、バッテリーなど色々な部品で構成されているのがスマホです。
ここでは特にその中でも多いバッテリーの寿命について解説してみます。
上記したように寿命と感じる主因の一つが「バッテリーの寿命」です。
つまり、充電してもすぐに充電がなくなってしまうなどですね。
しかしこれは本体を丸ごと買い換える必要はなく、実はバッテリーを交換すればまた以前と同じようにしようすることができます。
例えばiPhoneのバッテリー交換だけなら機種にもよりますが保証に入っていない場合、高くとも8000円程度、大体の場合は3200円で終わります。
また保証期間内であれば無料で寿命を迎えたバッテリー交換してくれます。
また他のAndroidの機種の場合も、もちろんスマホの機種によりますが寿命を迎えたバッテリーを数千円で取り替えてくれる場合が多いです。
参考元 : Apple公式サイト
上記で見たように高価なスマホを数千円で復活できる可能性があるバッテリー交換ですが、バッテリーが寿命を迎えているのかそれ以外の箇所で寿命を迎えているのかが見極めにくい場合があります。
などの症状が見られる場合はバッテリーの寿命を疑って見ましょう。
またしばらくバッテリーの交換をしておらずバッテリーを無料で交換できる状況にある方は、とりあえずバッテリーを交換して様子を見てみるというのもアリです。
きになる方は購入時の保証についてなどを調べ直して見ましょう。
スマホで寿命と感じるときはどんなときでしょうか?ここからはバッテリーの寿命とスマホの本体の寿命を合わせて解説していきます。それではみていきましょう。
例えば、朝フル充電で家を出たのに、会社に出勤したら何時間も経っていないのに充電メモリが50%以下になっている、気づいたらいつの間にか充電が無くなり電源が落ちている…こんなこと経験したことないですか?充電してもすぐに電池がなくなるのはバッテリーが寿命を迎えている証拠になります。
上記同様、CPUが限界を迎えると、もう我慢できないとアプリを突然終了してしまいます。例えば、通話するような時に急に画面が真っ黒になってボタンが触れなくなったなどスマホが助けて―と言っている状態なので寿命の可能性が高いです。この場合は。不要なアプリを削除してスマートにしてあげるだけで改善する余地がありますので、一度トライして見て下さい。
順調に使えていても、OSを始め、アプリのアップデートに対応していない場合が出てきます。
この場合は、経年によりメーカーが対応しないと判断してしまったわけで、使えていてもサポートを受けることができず寿命であると考えたほうがよいでしょう。
この症状では使用による寿命、というよりはメーカーが対応しなくなったと考えた方が良いかもしれません。
こちらはバッテリーの寿命ではなく他の部品の寿命です。砂やほこりが入ってしまっていたり、そもそもボタン自体が破損している場合があります。
このような場合はハードウェアの問題なのでバッテリーの交換をしても復活する可能性が低く、修理に出すか買い換えるかを検討した方が良いでしょう。
ということで上記のスマホの寿命の症状をまとめると充電してもすぐに電源が落ちる、アプリが強制終了してしまう、アップデートができないなどのソフト(OS)の動作の問題と、ボタンが反応しないなどのハードの問題に分けられます。
寿命かどうか判断がつきにくいということは画面が思いっきり割れていたり、ボタンが外れていたりする訳ではないと考えられるので
などを行ってみましょう。これらの動作をしてもどうしても動かない場合は寿命と考えても良いでしょう。
また自分での判断はどうしても不安、という方は上記を試してみた上でスマホショップの店員さんなどに寿命なのかどうか聞いてみるのも良いでしょう。
※ おそらく上記のことを試した上でうまくスマホが動かない場合は買い替えをおすすめされるかと思われます。
小さなパソコンと言われるスマホ。もちろん精密機械なので水濡れも厳禁です。
もちろん雨に濡れたり、キッチンやお風呂などの水回りには気を付けると思いますが、例えば汗や犬などのペットが触ってしまう、クルマのエアコン吹き出し口など意外なところでも水濡れで壊れてしまった=寿命を迎えてしまったという事も実際起きています。
最新スマホでは、防水タイプも増えていますが、充電する端子部分やイヤホンジャックなど内部とつながるところがしっかり密閉できていないなどで故障(寿命)を迎えてしまう事もあるようです。
もちろん防水タイプで安心して水に濡らす気持ちもわかりますが、とはいえ例えば充電部分に防水カバーをし忘れていて水が入り込んでしまった、などのパターンもあるため寿命を伸ばすにはなるべく水を避けることをおすすめします。
思っている以上にバッテリーは繊細なもの。よくやってしまいがちですが、寝るときに充電して朝まで充電しっぱなし田と過充電状態となってしまい、無駄にバッテリーの負荷を高めてしまい短寿命の要因となります。
逆の過放電もダメなので、長期間放置する場合は50%~80%ぐらい充電してから放置するなどしておくと良いとされています。日ごろは毎日100%充電、0%になったら充電ではなく、だいたい20%~80%の間を保っておくとよいです。
よく言われているのが夏場の車内。ある実験によると室内温度が75度まで上昇することもあるとか。そんな劣悪環境に置いておくとバッテリーに無駄な負荷がかかるためNGです。また、意外なところでは手帳カバーをしたままの通話。通話時は本体が熱くなりますよね。それにもかかわらず、熱を放出できない手帳カバーを付けたままだと、スマホ(バッテリー)を高温にしてしまう要因になります。充電しながらの通話なんてもってのほかですね。
スマホの寿命はどうすれば長持ちできるでしょうか?根本的に大事に大切に扱う事が大切ですが、「そんなこと分かっている!」と思いますよね。なので、ここではそれ以外を紹介します。主にはバッテリーを長持ちさせる方法がイコールスマホの寿命を伸ばす結果となるのです。
フル充電でも充電器に挿したままにしたり(過充電)、0%になるまで使い続ける(過放電)をせず、基本的に20~80%の間くらいで使い続けるのが、一番バッテリーには優しい使い方なのです。なので、いつも100%、0%になったら充電ではなく、使う時だけ適度に充電を心がけましょう。
電池消費を食うようなことはもちろんバッテリーに余計な負荷を与え続ける結果となり、結局バッテリーの寿命を縮めることに。具体的に言えば
・SNSの自動動画を止める
・画面の明るさを抑える
・自動ロックまでの時間は極力短めにする
などが挙げられます。Wi-Fi環境が整っていて、パケット量は減らないにせよ、やはり動画などは多くのパケットを消費すると同時に電力も使いますからバッテリーが疲れちゃうのです。
ありとあらゆることができるスマホ。では、いったいフルサービスのうちどれくらいを利用しているのでしょうか?また、利用していてもすぐには使わないサービスなどもオフにして待機電力を減らすようにしましょう。具体的に言うと
・Bluetooth
・Wi-Fi
・位置情報サービス
・アプリのプッシュ通知
など不要な場合はオフにしておきましょう。Wi-Fiなど使う時が多いので、常時オンにしがちですが、確実にLTE回線を使っている時などはオフにしておくだけでもだいぶバッテリーを無理させずに済みます。
更にはやらなくなったゲームアプリなど要らないアプリを削除したり、スマホを使い終わったら自然と放置するのでなく、自分で電源ボタンを押してスリープ状態にするようクセにすると良いでしょう。
スマホが寿命と感じたら修理に出した方がよいのでしょうか?それとも思い切って買い替えたほうがよいでしょうか?
まず、寿命と思った時は、そのスマホをどれくらい使ったのかがポイントになります。大手キャリアで購入した場合、サポート割引を受けている可能性が高く、そうなると新しいスマホと二重債務になってしまう危険性が。また入っている補償サービスによってはバッテリーを無料(格安)で交換できる場合もあるので、一度入っている補償を調べたほうがよいでしょう。
また、長く使い続けていたスマホの場合、修理に出そうとしても部品の保管期間が終わっている可能性もあり、下手に修理に出しても新品スマホを買うより高くなってしまう可能性もあります。目安としては、OSのアップデートが対応できているかがポイントです。
具体的にはiPhoneのiOSだと、現在最新のiOS11では、Phone5、iPhone5cが未対応となっています。iPhone5の発売が2012年なので、だいたい約6年前以上に購入したスマホは寿命が訪れたら買い替えたほうがベターと言えます。Androidスマホでも同様程度のサイクルと考えて問題ないでしょう。
まず根本的なところで、修理・交換をしたいスマホがiPhoneか、それともAndroidかで基本変わってきます。ドコモショップなどオフィシャルショップで購入した場合でも、iPhoneはショップで修理・交換は行っておらず、Appleshopを始めとしたApple公認のショップのみ対応となります。Androidの場合は、ガラケー時代と同様、購入したショップに持ち込んで修理・交換が可能です。
またiphone修理の店舗を探す場合はこのRepairmanが便利です。気になる方はこちらで探してみてください。
参考元:Repairman
料金についてですが、まずはそのスマホの補償サービスに入っているかが金額の大きな違いとなります。大手キャリアでは必ずケータイ補償サービス(ドコモ)、auアフターサービス(au)、あんしん保証パックプラス(softbank)があり、いわば保険のような仕組みで、月々数百円程度(※機種により異なる)で故障時に修理代金を補償してもらえたり、」交換スマホを届けてもらえたりするサービスです。
格安SIMでも保証サービスを始めているところもあり、まず修理・交換を依頼する前に補償サービスに入っているかチェックしましょう。また、iPhoneのApple社にはAppleCareという独自の補償サービスも展開しています。
では、上記の保証サービスに入っていない場合は、修理料金はいくらくらい見積もっておけば良いのでしょうか?正直、これはピンキリになるので一概には言えません。
例えば最近iPhoneであるiPhoneⅩの場合、画面に高価な有機ELパネルを採用しているため、画面割れなどは3~4万円もかかると言われています。バッテリー交換だけなら高くとも8000円程度と数千円で終わりますが、事前に見積もりをもらって確認してから修理依頼をすべきでしょう。下手すると中古スマホなどのほうが安く手に入る可能性も低くありません。
いくらデータを消去したスマホであっても、個人情報の塊だったスマホだけに処分方法は神経使うますよね。ちょっとした専門的な知識があればある程度のデータ復旧ができると言われていますしね。そこで、スマホの処分方法ですが、おすすめなのは以下の2つです。
・キャリアショップに持ち込み
・自治体の回収ボックスに入れる
特にキャリアショップでは、例えばドコモのスマホでもソフトバンクやauのキャリアショップでも引き取ってもらえます。
大手企業ですからセキュリティ面は安心ですし、機種変更(MNP)時に引き取りサービスを利用すると、たとえ画面がもう割れているような不良品であっても買い取ってもらえる場合が多いのです。そこまで高い金額ではないですが、処分する予定だったものにお金が付くのは嬉しいものです。
タフさが売りのスマホでオススメはどの機種になるでしょうか?寿命長く使えるのもコストパフォーマンスを考えたら大切な事です。
伝説となっている頑丈ガラケーである「G’z one」の後継ともKDDI(au)がしているとされているのが京セラ製のTORQUEです。
アメリカ国防総省が定める耐久試験MIL-STD-810Gの19項目と京セラ独自の耐海水試験・耐荷重試験の2項目を加えた21項目に準拠している超タフネスボディーとなっています。更には、高さ1.8mからの鉄板・コンクリートへの落下試験もクリアしており、万が一の落下での画面割れなどの心配は皆無です。
引用元:京セラHP
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あの工具などでお馴染みのCATブランドのONKYO製のスマホです。CATブランドらしく工事現場などでもタフに使えるよう、水深1 mに60分間浸しても起動可能な防水企画IP68に準拠を始め、工事現場のような塵・ホコリが舞うようなところでも完全にブロックする強じんなボディを持ち合わせているため、海や山などのアウトドア好きにもぴったりです。
引用元:オンキョーHP
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商品名通り、10000mAHもの驚異的な大容量バッテリーを搭載しているスマホです。通常の利用で約2週間ほどは充電無しでも大丈夫とされており、無駄に過充電、過放電をすることなく効率的にバッテリーを労りながら使う事ができます。
引用元:Amazon
いかがでしたでしょうか?いつの間にか時代はガラケーからスマホに変わり、今や高級品と言っても良くなりました。本体代が高くなったと比例して、やはり部品代も高いのか修理料金も高くなっています。
それだけに大事使ってより長持ちさせ、寿命長く使い無駄な出費は防ぎたいところです。バッテリーなどはちょっとした工夫で耐久年数が大幅にアップすることもできるので、省エネ行為をクセにして、とことん使いこなしてあげましょう。
他にも気になる家電製品の寿命について解説している記事がいくつもあるので、気になった方はぜひ読んで見てください。
更新日時 | 更新内容 |
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2018/05/23 | バッテリーの寿命に関する表現を追加、寿命についての細かい表現の変更など。 |
2018/08/03 | 関連記事の更新 |