室内の空気はホコリやダニ、家の建材から発生する有機化合物、暖房器具からの窒素酸化物などなど汚れでいっぱい!放っておくと健康被害も引き起こしかねません。
出来るだけ毎日換気をしてクリーンなお部屋で気持ちよく過ごしたいですね。サーキュレーターは空気を循環させることでエアコンの冷気や暖気を効率よく拡散させ、それが節電節約につながると近年注目されている家電です。
このサーキュレーター、エアコンと併用することが大きく取り上げられていますが、お部屋の換気に大きな効果を発揮することはご存知でしょうか?
今回はサーキュレーターを使用した効果的な換気方法やおすすめの商品をご紹介します。
また、こちらの記事ではそもそも「サーキュレーターとは何?」ということを徹底解説しております。合わせてご覧ください。
一般的に換気というと、窓を数分開けて空気を入れ替える方法が浮かぶと思います。ですが換気は排気と吸気を行い空気を循環させないと十分な効果は得られませんので、最低でも二か所窓を開ける必要があります。
いくら窓を開けたとしても、風の少ない日や室内の形状、窓の位置によっては上手く換気がされない事も。
そんな時にサーキュレーターを使えば、お部屋の空気を効率的に外へ送り出したり、室内へ取り込むことが出来ますので、短時間で確実な換気が可能です。
また、夏場は室内に熱がこもって熱中症を引き起こす危険性があります。そこでも活躍するのがサーキュレーター。
室内の空気と共に熱気も外へと追い出すことで熱中症予防が期待できます。
同時に室温も下がりますので冷房機器の節電にもつながり一石二鳥!
一方冬場は石油ファンヒーターやガスストーブを利用する方も多いかと思います。つい窓をしめきって利用してしまいがちですが、一酸化中毒による死亡事故につながるおそれがあるため、こまめな換気の必要性を謳っている商品が殆ど。
ですが一酸化炭素は無色無臭ですので、窓を開けただけではきちんと外に追い出すことが出来たのか心配になってしまうところです。サーキュレーターを使って、しっかりと換気を行う事が出来ればそれだけ安心感もありますよね。
他にもタバコの煙や料理の臭いをすぐに消したい時など、一年通して換気に活躍するのがサーキュレーターです。
まずは窓を開けて換気をしましょう。
先述でもお話した通り、窓は一つは排気用、もう一つは吸気用の二か所開けます。
窓が対極の位置にあると、空気の通り道が出来るので尚ベストです。
サーキュレーターは排気用の窓の開口前に設置し外へ向けて運転させます。
こうすることでサーキュレーターが室内の空気を吸い込み、外へと送り出すこと換気ができます。
そして、排気された空気の分だけ新鮮な空気が吸気用の窓から自然と入り、お部屋の空気が入れ替えられるというわけです。
サーキュレーターは室内の空気を外へ排出するのと同様に、外気を取り込むこともできます。
開けた窓の開口付近にサーキュレーターを設置し、先ほどとは逆に室内に向けて使うと外の新鮮な空気を取り込めます。
その時にサーキュレータの角度を上部にむければ、ぶつかった外気が壁を沿って一巡し対流が生まれます。
その場合も必ず排気するための窓を開けるなどして空気の逃げ道を作ることがサーキュレーターで換気を行う上でのポイントです。
サーキュレーターで換気を行う場合は開口した窓のすぐそばに設置すると最も効果的です。
部屋の中心などに置いてしまうと、外に送り出すはずの空気が室内で巡回してしまい換気に時間がかかってしまいます。
また、室内の熱を外に逃がしたい場合は温かい空気は上へと溜まりますので、可能であればサーキュレーターを壁付で吊るすなどして上部に設置し、窓に向けて運転させるとより効率的に熱抜きが出来ます。
障害物や部屋の形状によっては効果が半減してしまう事もありますから、設置する際は空気の流れを意識して選ぶと良いですよ。
換気扇とは違い窓を開ける必要があるので防犯面の観点からみると全く同じように使用するのは難しいところです。
しかし料理後の臭いやたばこの煙など、一時的な換気として利用するのでしたら十分に換気扇の代わりになるでしょう。
ただしキッチンのそばで使用する場合、こまめなお手入れをしないと油汚れなどで故障の原因となります。
ワンルームは窓が一つだけという間取りが多いと思います。
その場合換気を行うにはどうしたらよいでしょう?
そんな時もサーキュレーターは大活躍。おすすめの換気方法をご紹介します。
ドアを吸気用、窓を排気用として空気の通り道を作る方法です。ドアと窓が直線上に位置する間取りにおすすめです。
防犯上気になるかもしれませんが、ドアはチェーンをしたまま数センチ開けておくだけでOK。
サーキュレーターは窓の外に向けて運転させ室内の空気を排気させます。
なるべく通り道に家具など置かないよう、移動できるものは避けておくと無駄なく換気が行えます。
一つの窓で排気と吸気両方を行う方法です。
玄関ドアから窓までが直線上にない、もしくはドアを開けて換気する事に抵抗がある場合におすすめです。
ただ窓を開けるだけでは空気が循環しにくいため、窓際にサーキュレーターを置いてで空気の流れを作りましょう。
吸気側、排気側どちらでも構いませんが、空気を循環させるのが目的であれば排気側に設置して外へ向けて運転させるほうが効率的です。
サーキュレーターを初めて使う方、いまいちその効果を信じきれない方。そんな方にお試しとしておすすめしたいのがアイリスオーヤマのPCF-HD15N。低価格ながら上は90度、下は20度まで角度を6段階調整、左右角度も45度まで自動首振りしますので、目的に合わせて様々な使い方が出来ます。
静穏モードなら35㏈以下の静かさですので、換気の際に窓を開けていても隣近所を気にせず使用できます。
パワフルさを求めるなら、世界で初めてサーキュレーターを開発したアメリカのメーカーのボルネードがおすすめです。
ボルネードのサーキュレーターは首ふり機能はありませんが、竜巻状のパワフルな風が周りの空気を巻き込んで、より強力な渦を起こすことで気流を作ります。
その竜巻風はなんと25m先まで飛ばすことが出来るため、6畳から35畳のお部屋まで一台でカバー。
これなら広いリビングもしっかりと換気が行えそうです。
同じくボルネードのサーキュレーター。こちらはレトロな見た目がとてもお洒落。20世紀中頃に発売されていたボルネードのサーキュレーターのデザインをそのまま再現したモデルです。
出しっぱなしにしていても様になりますので、インテリアに拘る方や、店舗への利用も大変おすすめです。
見た目に反して6畳から24畳まで対応するパワフルさ。竜巻状の風がしっかりとお部屋の空気を循環させ換気ができます。
一般的なサーキュレーターとは全く異なる球体の外観が特徴的なパナソニックの創風機Q。
吸い込んだ風量を約7倍にし、直線的に吹き出し口から噴出する事でパワフルで均一な気流を生み出します。
また別売りの首ふりスタンドを使えば360度スイングも可能。
羽根が球体の内部に有る為、小さなお子様が指を巻き込まれる心配もありません。
扇風機としても使える一台二役の換気も便利になるサーキュレーターです。
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いかがでしたか?
綺麗に掃除をしていても、お部屋の空気はホコリやカビなどで思っている以上に汚れているもの。
毎日過ごすお部屋の空気、できれば新鮮なものであってほしいですよね。
空気中の汚れは目に見えませんが、なんとなく淀んでいるなと感じたら換気の合図!
サーキュレーターを使って効率的に換気して、思いっきり深呼吸したくなるような快適なお部屋にしましょう。