みなさん、こんにちは! クラウド・ライターのYujiです。今回は私が愛用しているBOSE QuietControl 30 wireless headphonesをレビューしたいと思います。
家ではBOSEのSoundLink Mini IIを愛用していますが、コンパクトながら「さすがはBOSE」という圧倒的な低音域の深みや伸びのある高音域、そして全ての音域での表現力は圧巻です。この感動を外出先でも味わいたいと思っていて、BOSEのイヤホンをいつかは手に入れたいと思っていましたが、仕事の都合で国際線の飛行機に乗る機会があり、機内販売でBOSEのイヤホンを免税で購入できるとあって、思い切って買ってしまいました。決して安い買い物ではありませんでしたが、購入後すぐに機内で使用したところ・・・まさに「最幸」でした。まるでライブ会場の最前列にいるような圧倒的な低音の迫力。そして何と言っても、とんでもないくらいの高性能なノイズキャンセリング。目を閉じると、まるで自分一人だけの音楽の世界にいる感覚になります。
それでは実際に使用した本音のレビューを通してQuietControl 30の感動を届けたいと思います。
まずはBOSE公式HPからの仕様情報、および追加情報です。
本体:16.5cm W × 15.2cm H × 1.9cm D(63.8 g)
ケース:17.1 cm W × 16.5 cm H × 3.6 cm D
USBケーブル:30.5 cm
ワイヤレス通信距離:約10 m(Bluetooth接続)
バッテリー充電時間:約3時間
バッテリー持続時間:最長10時間
QuietControl 30 wireless headphones(本体)
キャリングケース
3種類のサイズのイヤーチップ:S、M、L
充電用USBケーブル(コンセントに差すためのUSBアダプタは同梱しません)
とても澄んだ高音で、音の広がりと奥行きを感じます。通常だと高音が続くと少し耳障りな感じもしますが、QuietControl 30は柔らかく、とても聴き心地の良い高音が広がります。特に、私はオルゴール音楽を聴くことも多いのですが、まさに柔らかな高音に包まれながら、ダイレクトに心にささってくるような心地良さと感動があります。
高音域と低音域のあまりの素晴らしさのために、5段階評価で表現するために仕方なく「☆4つ」にしたというのが正直なところです。「低音の存在感のせいで、中音域が少しだけ陰に隠れている」という表現にはなりますが、ヴォーカルの声はしっかりと前面に出てきて存在感をきちんと主張しています。ですので、人の声の入っている曲を聴くのであれば文句なしのレベルです。
これまで使用してきたイヤホンの中で断トツに素晴らしい低音域です。ノイズキャンセリング機能と上手くマッチして、非常に迫力のある低音域になっています。さらに、単に力強く響くような荒々しい低音ではなく、まるでオブラートに包まれたような優しい力強さの低音に仕上がっています。ダンスミュージックのような低音が前面に出てくる音楽でも、高音域や中音域を邪魔しすぎず心地よく聴くことができます。
音の透明感に欠かすことができないノイズキャンセリングですが、このQuietControl 30は他のイヤホンの追随を許さない圧倒的なノイズキャンセリング性能です。実際に今、真横に空気清浄機をつけ、さらにエアコンも使用していますが、このQuietControl 30の電源を入れた途端、ほとんど無音の世界となります。ちなみにパソコンのキーボードを叩く音すらほぼ聴こえません。これだけのノイズキャンセリング性能のもとでの音楽の再生は、まさに「音だけの世界」となり、音の透明感も最大限に表現され、音がまるで生きているかのように伸びやかに、艶やかに響き渡ります。
もちろん決して安い買い物ではありませんが、このQuietControl 30で一度音楽を聴いてしまうと、それだけの価値があることを認めざるを得ないと言っても過言ではありません。これだけの音質とノイズキャンセリング機能を手に入れられるのであればコストパフォーマンスは高いと言い切れます。あまり音質にこだわらない人でも、十分にその価値を感じるでしょう。
ネックバンドタイプは好みが分かれるところだと思いますが、個人的にはデザインはとても気に入っています。実際に街中でもネックバンドタイプを使っている人はそれほど多く見かけない中、主張しすぎない存在感があります。またネックバンドからイヤホンコードが出ている位置や、全体に丸みを帯びたデザインはとても気に入っています。
イヤホンを耳に取り付ける際には付属のイヤーチップ(3サイズ同梱)でしっかりとフィットします。さらに耳の穴に入れた後、耳の中のくぼみにひっかけるタイプなので、外れそうになることもありません。しかし、肩凝り症の私にとって、ネックバンドというのは少し首に違和感があり、肩を凝ってしまう感じを受けますので、首にかけるというよりも肩にのせるという感じで使っています。肩凝りとは無縁な方はQuietControl 30本体自体はそれほど重くありませんので、全く問題ないと思います。
何と言ってもノイズキャンセリング性能の素晴らしさです。さらにBOSEが誇る「可変ノイズキャンセリング」という技術は、まさに次世代のノイズキャンセリング技術です。この技術により、ノイズキャンセリングのレベルをユーザー側で細かく調整でき、リモコンのボタンやBose Connectアプリにより、ノイズをキャンセルする状態から、周囲の音も聞こえる状態まで自由に設定することが可能です。
↑「可変ノイズキャンセリング」により、専用のアプリでもノイズキャンセリングレベルを調整可能
機能性の一つとして携帯性も大切な要素だと思いますが、もちろん実際に使用しているときには問題ありませんが、単に持ち運ぶ際にはどうしてもかさばります。その際にはケースに入れて持ち運ぶことになると思いますが、さすがにポケットには入りませんので、何かしら小さなカバンを持たないといけないことになります。
その他、各ボタンで音量調整は当然のことながら、ノイズキャンセリングレベルも簡単にコントロールすることができますので、操作性は問題ありません。。
↑QuietControl 30専用のケースが同梱
ネックバンドタイプのQuietControl 30ですので、あらゆる場面での使用が可能です。通勤・通学時はもちろんのこと、ランニング程度の運動であれば十分に耐えられます。実際に私もランニングの際にはQuietControl 30を使用していますが、これまでイヤホンが外れたり、ましてや本体が落下したりということは一度もありません。
これだけの音質ですので、どのようなジャンルの音楽を聴いても満足することができると思います。QuietControl 30はノイズキャンセリング性能が群を抜いていますので、まるでコンサート会場にいるような雰囲気を味わうことができるでしょう。特にクラシック音楽など、幅広い音域が混ざり合い、一つひとつの音に伸びがあるジャンルであれば、このQuietControl 30の性能の高さをより実感することができると思います。
文句なしの「☆5つ」です。値段は決して安いわけではありませんが、今まであまり音質などにこだわりのなかった人でもQuietControl 30の音質の良さを実感でき、音楽を聴くという行為が、一つ上のレベルへと昇華されるのは間違いありません。まさに「音楽を聴く」から「音楽を感じる」という領域に引き上げてくれることでしょう。かなりプラス面が強調されたレビューになりましたが、やはりBluetooth接続ということで、時々他の無線との干渉により音が途切れたりするのは、他のBluetoothイヤホンと同じであることはお伝えしておきます。