レオパレスは便利ですが一長一短です。私の以前いた会社では転勤で単身赴任の場合はレオパレスでの住まいでした。 その経験を活かして記事を書いてみました。
Written By IDE です
今賃貸経営で話題の家電付きのレオパレス21。
レオパレスと言えば最初から家具と家電が付いている賃貸物件として有名になりました。
そこで疑問がわいてきますよね。どれほどのクラスの家電が付いているのか。何人用の家電がついているのか。故障対応はどうなるのか。
いろいろなレオパレス家電に対する疑問についていろいろな方向から調べてみました。
レオパレスの家電に関しては、全部屋同じメーカー、同じ機種が設置されているわけではないということですのでその点はご了承ください。
現在では液晶テレビが主流になっており、最初からついているからとブラウン管テレビがついていたりする事はまずありません。
サイズ的には部屋によってメーカーは変わる場合がありますが、サイズは19型~24型のテレビが付いています。店舗で販売されているテレビの型番に19や24とついているテレビになります。
2018年8月現在であればORIONのテレビや大宇電子などの性能的に普通でそれほど高価でないテレビがついているようです。
統一のメーカーではなく、機能的に変わらない各メーカーのテレビが置かれているようなのでどこのメーカーか知りたい場合は借りる前に聞くしかありません。
しかし、テレビを見るだけであれば全く不自由をしない程度です。後ろにはHDMI端子もついているので、追加でブルーレイプレーヤーや音響機器を接続するのにも簡単に接続できます。
もしHDMI端子がなくても、昔のステレオピンプラグという赤、白、黄色の三本線では接続ができますので、接続に不自由をする事はありません。
大きさだけが少し不自由をする程度でしょうか。あとはメーカー品のパナソニックやソニーなどが付いている物件もあるようですが少ないようなので、一流メーカーと比べると少し画像の鮮明度が下がるかもしれません。
電子レンジもついていますが、あくまでも温めるだけの機能しかついていないものになります。オーブン機能やカラっと温め機能などはついていません。
※カラッと温め機能:天ぷらなどを揚げた状態のまま温める機能
あくまでも最低限の機能になりますのでメーカーはツインバードやユアサなどの量販店の店頭価格で数千円クラスの物になります。
オーブンレンジや温める以外の機能はついていないので、例えばパンを焼いたりしたい場合は別に買いそろえる必要があります。
これも部屋によってメーカーなどは変わってきますが、ワンタッチ機能がついているかついていないかはその部屋について聞いてみないとわからないのが現状です。
普通の家庭の6畳用のエアコンが設置されています。店で販売されている2.2kwのエアコンになります。自分でつけようとした場合と比べると金銭的には随分と楽になると思います。
冷房と暖房は最低限ついており、これも部屋によってついているメーカーが異なりますので除湿になるとついていない可能性が高いとおもわれます。
さらにインバーターになっていない可能性が高いですので、電気代がインバーターエアコンと比べた場合は少し上がります。
あくまでも単身赴任用なので、4キロ~4.5キロの全自動洗濯機が設置されています。
洗濯槽などに防カビ配合など施されていない可能性はありますので、そういう機種だった場合は神経質な人は洗濯槽クリーナーなどをお勧めします。
普通に洗濯をするだけであれば何も不自由はないと思います。ただ、女性や洗濯物が多い人などになってくると少々容量不足と感じるかもしれませんね。
店頭で売ってある190ℓクラスの冷蔵庫が設置されています。店舗ではその店舗にもよりますが、約20000円程度で販売されています。上が冷凍庫で下が冷蔵庫という基本的な作りのものです。
1人でつかうなら十分だと思いますが、買い置きとかなってくるとちょっと厳しいかも知れません。
掃除機に関してはレオパレスの家電にはついていないので個人で用意する必要があります。
掃除機を用意する場合はレオパレスはフローリングなので、フローリングを掃除しやすい掃除機がいいでしょう。
さらに紙パック式などは場所をとってしまうのでスティッククリーナーと呼ばれる商品がお勧めです。紙パック式やサイクロンになると結構音が高いのでお隣にご迷惑をかけるかも知れません。
それに比べてスティッククリーナーは音が小さく、持ち運びも出来て場所を取らないので便利です。価格的には安くて3000円せずに手に入れられます。
こちらもレオパレス家電にはついていないので自分で用意する必要があります。
音がどうしても出てしまうので、使うなら時間帯を考えて使うかドライヤーの説明書を見て、音が何デシベルと書いてある場合もありますのでそれを見て選びます。
しかしできることなら近所トラブルを避けるために使う時間帯を考えたほうがいいでしょう。
レオパレスのもともと設置済みの家電が当たり前に使用をしていて故障した場合は、基本的にはレオパレスの負担で修理、または交換となります。
但し、例えば電子レンジが故障した場合に普通に使っていて壊れた場合は調査を行った後、レオパレス負担になります。
故意に故障させた場合(レンジ調理不可の商品をレンジで温めていて壊れた場合など)の場合には借主に負担をさせることもあるようです。
洗濯機の底の軸に洗濯物に入っていた小銭が詰まって止まった場合なども借主の責任となるので同じ考え方になります。
故障した場合は調査が入って借主負担かレオパレス負担か決まるようですね。
エアコンやテレビは機械的故障しか起こることはないので借主負担というのはほぼないと思います。
短期で借りる場合にはいいかも知れません。家電をわざわざ用意する必要がなく、借りたその日から当たり前に生活ができます。
家具も最初からテーブルとイスはついています。
大型家電の設置料や買う費用も発生しないため初期費用も楽になります。
大型家電メーカー品にこだわりを持っていない男性や女性、家電は使えたらそれでいいと考えを持っている人はいいと思います。
例えば仕事で単身赴任で期間が決まっているとなれば大型家電は買ってしまうと処分に困ってしまいます。しかしその心配はないので、そういった人にも非常に便利です。
大型家電に対しての機能やメーカーにこだわりを持っている人はレオパレスの場合は買うことが出来ませんのでレオパレス以外のほうがお得ですね。
設置費用などに金銭的にかかってしまいますが、それを抑えるなら元の家に使っていない家電などがあれば持ってくるのも1つのやり方で、長期滞在の場合には何年も使うものですので自分の気に入った家電を使いたいものですよね。
レオパレスの場合は当然家電はついている事と、敷金礼金がいらないとのことで少し家賃は高めとなっており、毎月の家賃を少しでも安く抑えたいのなら自分で借りるほうが得策です。
理由は下記に掲載していますが、家族(2人以上)で住む場合はレオパレス以外のほうがお得だと思います。
2人や3人部屋だからといって家電は大きいサイズが付いているかというとそうでもないようです。
レオパレスの場合は最低限の家電が付いている上に敷金、礼金は不要という入るときと出るときに費用が発生しないメリットがあります。
ここが1番のメリットとなってきますが、デメリットとしては、
個人所有の物件に対しては部屋が狭いと私は思います。単身赴任用であれば6畳くらいのスペースしかなく、動く範囲というのは限られてきます。
家族用の物件もありますが、畳数的には10畳や12畳となる上に物件によって金額が変わってきますので一概には言えませんが、家賃がさらに高くなります。
さらに壁の防音加工がちょっと厳しい感じがします。ちょっとした音や電話の声なども聞こえるという話も聞いたことがあります。
大声なんて張り上げようもんだったら突き抜けになってしまいますね。
狭くて壁が薄い。というのが1番のデメリットではないでしょうか。
レオパレスと言えばいいところばかりと思いますが、実際はそうでもありません。
敷金礼金不要で家具家電付きと言えばいいところばかりのように聞こえますが、それなりに家賃が高かったり、不便なところがあるのは事実です。
いい所ばかりだと今頃みなさんレオパレスにしか住んでいないですよね。
便利な部分の代わりにどこか不便な部分があるのでまさしく一長一短と呼べると思います。
アパートやマンションを借りるときはおいしい話ばかりに誘われないでもっとそれ以外の部分もリサーチをきちんと行ってから賃貸するようにしましょう。
私の経験からすると、住んでしまってから気づいても遅いですよ。