こんにちは、えどうです。今回は皆さんがお使いの白熱電球の寿命、について解説したいと思います。
といった情報についてご紹介しますね。
一般的に白熱電球の寿命の目安は1000時間、と言われています。
特にワット数と関係は有りません。
白熱電球は、電球内にあるフィラメントと呼ばれる細かい糸状の金属に電流が流れることで発熱し、光を発しています。
このような発光方式である為、フィラメントの部分は徐々に蒸発していきます。
この蒸発が原因で、フィラメントの部分は使用していくにつれ、どんどんと細くなっていき、最後は切れてしまいます。
これが、俗に言う「電球が切れた」状態です。
「フィラメントが切れないように、フィラメントそのものを太くしておけば良いじゃないか!」と思うかもしれませんが、そもそも、フィラメントが細く、発熱するから光るのであって、フィラメントの部分が太いと電球になりません。
白熱電球が寿命によって切れてしまうのは、仕方ないことだといえます。
白熱電球が切れてしまったので、交換したけれど2ヶ月もしないで切れてしまった、という場合はこの場合が多いです。
日本の一部地域では電圧が110Vとなっており、その照明器具に100V用の白熱電球を入れると、光りはするのですが、かなり寿命が縮んでしまいます。
実は、白熱電球が「切れる」タイミングは電気のスイッチをONにしたタイミングが多いです。白熱電球が点灯しているときのフィラメントの温度はおよそ3000度にもなります。
このため、頻繁にON/OFFを繰り返していると、フィラメントの温度が室温と3000度をいったり来たりして膨張と収縮を繰り返すことになリます。
これにより、金属疲労が生じてしまうため、頻繁にON/OFFしていると寿命よりも早くに白熱電球が切れやすいです。
原因②と同じことですが、室温が低い(特に氷点下の)環境で白熱電球を使用していると、フィラメントに対する温度変化が著しくなるため、寿命が短くなりやすいです。
最も良い方法は、器具の電圧に合った白熱電球を使用することです。白熱電球に表示されている電圧(100V/110V)が使用している器具の電圧と合っていることを確認しましょう。
頻繁にON/OFFすると、フィラメントの疲労が激しくなってしまうため、頻繁にON/OFFすることは避けましょう。
ただ、だからといって、ずっと切りっぱなしであるとか、ずっと点けっぱなしである、というのは本末転倒です。
調光機能付きの器具を使っている場合、少し明るさを暗めにすることによって、白熱電球の寿命を延ばすことができます。
また、スイッチを入れる際も、徐々に明るくしていくようにスイッチを入れることで、突然電源をONにしたときのフィラメントへのショックを和らげることができるため、寿命を延ばせます
ゴミを出す自治体によって異なりますが、多くの自治体で「燃えないゴミ」ないし「不燃物」として収集されます。
「普通ゴミ」と「資源ゴミ」の分別方法である自治体の場合は、「割れもの」の張り紙をした上で「普通ゴミ」とすることが多いようです。
蛍光灯や白熱電球を「資源物」としている自治体もありますので、
お住まいの自治体のホームページなどでご確認下さい。
代わりの電球を購入する際に引き取ってくれる家電量販店もありますが、
多くの場合は「ご自身で処分して下さい」と言われることが多いので、
ご自身で処分することをお勧めします。
白熱電球に寿命が来てしまい、新しいものと交換したいが、
何を買うと寿命が長いのか、も含めてご紹介します。
寿命としては、
LED電球 > 蛍光灯 > 白熱電球
です。
また、購入時の価格は
白熱電球 < 蛍光灯 < LED電球
となります。それぞれのメリット・デメリットも含めてご紹介します。
「寿命が長い」ことで知られるLED電球です。
白熱電球や蛍光灯と違って、スイッチのON/OFFが頻繁であっても問題なし。スイッチONで直ぐ明るいというのが特徴です。
また、もっとも電気代がかかりません。
一方で、最近は少し価格もこなれてきましたが、それでも蛍光灯型電球や白熱電球と比べると、高いです。また、電球の内部に回路基板を搭載している関係で、熱に弱いです
国内メーカー各社(Panasonic、東芝、アイリスオーヤマ、オーム電機)では、5年保証しており、万が一故障した場合も安心です。
調光器に対応しているLED電球もあります。
価格が安く、点けっぱなしにするのであれば、白熱電球と比べて電気代も安くなるのが電球型蛍光灯の特徴です。
寿命の長いお勧めの電球としてLED電球と蛍光灯を紹介しました。
しかし、場面によっては白熱電球の方が良い、という場合もあります。
たとえば、賃貸アパートにお住まいで、あまり点灯しないような玄関外の電球などは白熱電球への交換をお勧めします。
(使用頻度が低いのに高いLED電球に交換するのは無駄です)
この記事では、白熱電球の寿命についてご紹介しました。
白熱電球の寿命はおよそ1000時間でした。
また、白熱電球の寿命が縮む要因として
- 使用している器具の電圧が異なる
- 頻繁にON/OFFしている
- 室温が著しく低い
という3点を挙げました。白熱電球の寿命を延ばす方法としては
- 使用している器具の電圧に合った白熱電球を使用する
- 頻繁にON/OFFしない
- 調光機能付きの器具で少し暗めにする
という3点を挙げました。
しかし、照明器具のトータルコスト、という観点で見ると、
頻繁に使用する照明であれば、LED電球や電球型蛍光灯への置き換えを検討された方が良いかもしれません。
他にも気になる家電製品の寿命について解説している記事がいくつもあるので、気になった方はぜひ読んで見てください。
更新日時 | 更新内容 |
---|---|
2018/08/03 | 関連記事の更新 |