新しい住居に引っ越して、少しすると「レイアウト変えたーい」と思うのは必然。
…ですよね?(笑)
新居に入った時はだいたい壁にテレビアンテナや電源のコンセントが設置されている場所の前(もしくは近く)に置きますよね。
住んでみて、家の中での生活動線(家の中の自分の動く経路とかくつろぐ場所)によってレイアウトを変えたい、いじりたいと思うのも"自分だけの空間"とするには必要なこと。
ただ電化製品、とりわけ外からの電波を取り込むテレビやブルーレイなどは延長ケーブルをつけて繋いでしまってもいいものなの?と思う方もいるはず。
実はアナログテレビの時代のアンテナからの電波だと中継プラグを使うときは減衰量の問題でアンプを入れないとだったり、なかなか「ただ繋げばいい」ではなかったんです。
しかしデジタルテレビの登場により、普通に移動前に映っていたテレビであれば、30mとかよほどの長さの延長コードでもない限り問題なさそうです。
逆に、長い延長コードさえ買っとけば近くても遠くても使えるでしょ!と思っている人は、間違いです!
最初から長いのを買ってしまっていると、家のアンテナに受けている時点で少ないかもしれない電波がそれこそテレビに届いた時点でデジタルでも判別しにくい量になっていることもあります。
できるだけ長さは適正なものが望ましいのです。
ということで、今回はレイアウト変更をしたい人たちはもちろん、
・引っ越し先の家が壁から直接ケーブルが出ていたが設置したい場所には届かない
・もしくは壁に設置されたプレートから備え付けられているケーブルが短い
・前の家で使っていたケーブルをそのまま使いたいのに新しい家の設置場所には届かない
など、配線に問題を抱えられた方に向けて、
ブルーレイ、ゲーム機器の電源コード、テレビの同軸ケーブル(アンテナ線)など延長コードを付けて接続した場合の部屋の中の設置法、問題点などをお伝えします。
2018年現在、もう10インチのブラン菅…という時代でもありませんしテレビを細かく移動させるなんてことはないですよね。
ただ、テレビを買った時の環境から模様替え、引っ越しなどをすると壁に設置されている電源やテレビアンテナ線のコンセントは移動できないだけに、ケーブルやコードを調整しないといけないのは当たり前。
長さが余るならまだしも、足りないと新たに買わないといけないわけで。
電源コードは各種機器の専用品ですから買い替えできませんし、アンテナ線はいちいち買い替えるのも「じゃあ今持っているものは捨てるだけ?」となります。
何事も有効活用していかないとですね。
やっぱりこれに尽きますよね。
アンテナケーブル・電源コードの長さに制約があるから移動できない。なんてせっかく自分の自由にできる空間なのにもったいない!
自分の場所はストレスレスで。
好みの配置にして、リラックスできる空間を作りましょう。
電源コードはテレビ側に付属しているもので本体との接続部分と電流制限を考えると長さの為に買い替えるのも怖いものです。
あ、電源コードってすべて同じに見えますが太さによって許容量、あるんですよ。
家庭用であれば7Aか12Aがほとんどですが。
なのでこのコードはできるだけ備え付けのものを使用したほうが保証の面も考えるといいでしょう。
アンテナケーブルは継ぎ足しが可能なので以前のものと合わせて使えます。
世界に誇る[MOTTAINAI]精神と、各自治体による鉱物やプラスティックを含んだ物を捨てる
廃棄方法の苦労を考えるのであれば継ぎ足したほうが楽なのではないでしょうか。
ありますありますよろこんで~♪
ということで、
例えばテレビを配置したい場所からどれぐらいの距離なのか、となったときに、もしかしたら4~5m、もしかしたら30cmだけ足りない、とその長さもバラバラだと思います。
そんな中、どんなものが最適なのか紹介させていただきます。
まずはケーブルの長さですね。
テレビがメートル単位で離れいてるのであれば新たなオス-オスコネクタ(ケーブルの両端が差し込む形のコネクタ)を購入し、以前に持っているコネクタと
このような中継プラグで繋いでお使いになるのがオススメです。
なぜかと言いうと、これで長さの違うケーブルを2種類持つことになるので次回の引っ越しや配置換えなどで少なくても3種類の長さの選択肢ができることになりますからね。
短い場合は直接の延長ケーブル(両端がメス-オス)でいいと思います。
ただこちらは本当に延長にしか使い位置がないので、汎用性を考えると中継プラグを買っての短いアンテナケーブルを買うのもいいかもしれません。
その際はプラグの形を替えておくと汎用性があがるのでいいかもしれません。
そのプラグの形ですがプラグにはF型、L型の2種類があります。
ストレートに挿すタイプのコネクタがF型、
L字になっているのがL型です。
どちらも外れにくくなるネジ式の設定もあります。これはお好みでお選びください。
F型は挿しやすいストレート型で差し込みがしやすく、
テレビと壁の距離を少しでも詰めたい場合はL型が威力を発揮します。
テレビの接続場所が背面で突き出ているのであればL型、くぼんでいるとかしっかり繋いでおきたい、また背面で横向けになっていたりテレビ側面にあるならF型がいいかもしれません。
先ほどのプラグの形を、というのは、片方はF型、もう片方をL型にしておくとつなぎ方が多少不格好になることもありますが使い勝手としてどちらも使えることになりますよね。
ここまでこだわりたい人だとすると今までの説明はまったく必要ない人だと思いますが(笑)
一応、両端にプラグがついていないケーブルのみも普通に売ってます。
プラグを加工して取り付けて接続、ですね。今の時代、めんどくさいだけなのでオススメしません(笑)
実は、昔のアナログテレビ時代では家の壁に直接ケーブルをネジで留めるコンセントがあったんですよね。築40年ぐらいのお宅ならまだ現存しているかもしれませんが。
使い勝手のよさそうなテレビアンテナのケーブルと延長コードをご紹介します。
金メッキで、F型&L型で、この値段!
なんだかいろいろ完ぺきな気がします(笑)
F型とL型が両端なので狭い場所や挿しこみにくい場所での設置などで使い勝手抜群。
金メッキで導電効率もアップさせてこの金額ですから文句のひとつもないかと思います。
背面にもおしゃれをこだわりたい人にはこちら!でしょうか(笑)
いずれも長さはそれぞれ何種類かありますからご自身の部屋にあったケーブルの長さをお使いください。
さて、アンテナケーブルが片付いたところで、続いて電源コード。
こちらはまぁ基本的に多タップの延長コードで、一緒に移動させたであろうブルーレイやゲームと一緒に繋いでしまっていいとは思います。
が、まぁやり過ぎはどの世界でもイケないものですよね。
そのあたりだけ押さえておきましょう。
他タップのコンセント部分に必ず[1200W]や[1500W]など、差し込む家電の電力量の合計の限度が書かれています。
その中でテレビ棚に置かれているであろう代表的な危機、テレビ、各種レコーダー、ホームシアター、コンシューマーゲームなどの合計が延長コードの範囲内であれば問題ないでしょう。
テレビやゲームの消費量は大きさや表示方法によって→
引用
20型クラス 液晶テレビ → 約40~50W
30型クラス 液晶テレビ → 約70~100W
40型クラス 液晶テレビ → 約100~120W
50型クラス 液晶テレビ → 約120~160W
60型クラス 液晶テレビ → 約170~220W
40型クラス プラズマテレビ → 約300~350W
50型クラス プラズマテレビ → 約400~500W
60型クラス プラズマテレビ → 約450~600W
参考:テレビの種類と消費電力の違い
https://electric-facilities.jp/denki1/tv.html
引用
Blu-rayプレーヤー・レコーダー 30W~40W
PS3 250W
ホームシアター 35W~70W
引用
参考:電気製品の消費電力一覧
となっています。
例えば、40型の液晶テレビ、ブルーレイレコーダー、プレイステーションを一つの電源コードに繋いだとして、すべてに電源を入れた場合の合計で500Wには届かないので1200Wまでの電源コードでも大丈夫でしょう。
もちろんこちらは代表的なものであり、お持ちの機種、メーカーによっても消費電力は違いますから説明書などでしっかりと確認してくださいね。
逆に、テレビと周辺機器だけではなく、電子レンジ、オーブン、炊飯器などを繋ぎたいと思った人は要注意!
まず、簡単にブレーカーが落ちるので絶対にやめましょう(笑)
先ほどの引用したページにありましたが、電子レンジは1000Wオーバー、オーブントースターだと1200W~1350W、炊飯器も炊飯中は1200Wを超えるものもあるので、こういった家電と一緒に繋ぐのは絶対NGです。
あと注意していただきたいのがプラズマテレビ。
60型となるとかなり電力量は高いので一緒に接続するものと余裕を考え1500Wの電源コードはあたりまえ、それでも合計の電力量に注意を払って接続してください。
ちなみに、電子レンジやIHはマイクロウェーブを発振する為、テレビの近くに置いてあると電波の干渉が起きて映らなくなる可能性があります。
同じ電源コンセントを使うだけではなく、場所もできるだけ離してご使用ください。
テレビや周辺機器はどれだけ大きくても精密機器です。
雷によるダメージも考えながら選ぶとよいでしょう。
合計1500Wまでの6個口コンセントで使い勝手がとてもいいですね。3mまで選べるようです。
テレビ裏に壁のコンセントがあると挿したプラグまでは掃除が大変で、ほこりがたまりやすいですよね。
そういったところにも気が配られ、トラッキング現象防止に絶縁キャップ付きコンセントプラグが使われています。
突然の落雷にも雷サージがしっかりと備わっており、さらに使わないコンセントはOFFにしておけ、待機電力対策などもしっかり。
高機能で使い勝手も抜群な他タップ電源コードです。
こちらは5m、7m、10mが設定されています。
壁コンセントが離れている方にはこのあたりですね。
6個口は個別にスイッチが付いているので節電管理もしっかり。
合計1500Wで雷サージフィルターももちろん付いています。
電気の事故を考えると日本製というだけで少し安心しますよね。ただ、過信は禁物なので日々の確認はお忘れなく!!
今回紹介できたのは、ケーブル、電源コード、ともにピンからキリまで無数にある製品のうちの本当に一部になります。
どこで製作されたとか、出来の悪さはもちろん、アンテナのシールド(電波の干渉具合)の性能など素材の良し悪しによっても変わるので種類もたくさんあります。
みなさんも「これなら大丈夫!」と思えるような適正価格と性能に見合った一品を探してくださいね。
ということで、テレビ周りの配線の中で家の中で一番のキーポイントになる、テレビアンテナと電源コードの延長方法について紹介してきました。
安全性が上がったこともあり、接続が簡単にできるようになった反面、電気を扱うということは漏電からの火災や回路の破損など重大な事故が起こる可能性も十分にあります。
もう配置を替えたという方もこれから引っ越しをするという方も、事故など面倒なことがおこる前にもう一度しっかりと確認して、楽しいAVライフを過ごしてください!