筆者は家電量販店勤務です。イヤホンの音漏れについての原因と防止策についてご紹介して参ります。
Written By ブレンディ 0120
普段イヤホンで音楽を聴いている時に、ふと自分のイヤホンから「音漏れ」をしていないか、気になったことはないですか?
「自分では気付きにくいイヤホンの音漏れ」周りの人からしたら結構な音が聞こえる。
なんの曲を聴いているのか、分かるレベルで音漏れしている人もたまに見かけます。
イヤホンの音漏れは立派な「マナー違反」です。
周りからしたら「耳障り」でしかなく、例えるならば上司に永遠と自分の過去の武勇伝を聞かされるくらいに、不愉快でしかないです。
そういった見られ方をしている事は、本人も嫌でしょうし、周りも不快です。
誰も得をしませんので、周りの方の配慮を心掛けた使用をしましょう。
今回は、そんな「イヤホンの音漏れの原因と防止策」について解説していきます。
これはもう「鉄板」といっても過言ではありません。
音漏れをしている人と遭遇する確率が最も高い場所です。
特に、通勤時間や混雑時などは多くの人が電車やバスに乗車する際に距離が近くなり易く、非常に混んでいる場合は密着している状況が生まれます。
想像してみて下さい。朝の通勤ラッシュに隣に立っている人から大音量の音漏れがしている状況・・・。眉間にしわが寄ってしまいますよね。
また、響きやすい音程として「低音よりも高音の方が音漏れしやすく」、人はシャカシャカなる電子音は、潜在的に不快を招く音でもあるんです。
子供が駄々をこねている時に泣く声と似た効果ですね。よほどの耐性がない限り、多くの方は、イヤホンから漏れる音を不快と思っている事でしょう。
周りが静かな環境だと、ちょっとした音が気になる場所がありますよね?
図書館や公共施設などは、基本的に談笑をする場ではなく、屋内は外部の騒音と遮断された空間なので、イヤホンの音漏れがしやすい、という環境にもなります。
こういった場所にいる方は、騒がしい場所を避け、静かな空間を好んでいる方が多く、イヤホンの音漏れによる騒音は、非常に気になるし不快になるという事が多いです。
屋外と違い、屋内での電子機器の使用は制限している施設が多くありますから、こういう場所ではイヤホンの音漏れが原因で注意を受ける。という事も起きてくるでしょう。
とりあえず、音量を下げて下さい。
自分では気付きづらいのは分かりますが、自分の感覚と相手の感覚は全くの別物です。
自分が音楽を聴いている時に、周りが怪訝そうな顔を向けてきた時には、もう手遅れ。
迷惑をかけていると反省しましょう。
自分では大丈夫と思っている音量で長時間の音楽を楽しんでいると、聴覚も音量に慣れることで、マヒしていきます。
それに気づかずイヤホンの音漏れ・・・。よく聞く話です。
使用する場所を選び、意図的に音量を下げる事をオススメします。
また、1,000円未満で購入した安物イヤホンでは音漏れのする商品が多いです。
音漏れ防止機能が付いていない。もしくは効果が無いなど理由は様々ですが、安物イヤホンに共通して言えるのが、音が漏れやすい構造という事です。
カナル式イヤホンを使っている方に対してですが、イヤーピースが合っていない状況で使用をすると耳への密着することが出来ず、隙間から音が漏れるという事があります。
カナル式イヤホンは元々、イヤーピースを耳の中にフィットさせ音を遮断。高音質を提供する目的に作られたものですので、そもそも機能していないということです。
マスクで口は塞ぐのに、鼻は出している間違った風邪予防と同じ状況です。
機器によって音量の段階は様々ですが、イメージでいうと「3段階くらい」ボリュームを落とす位が丁度いいです。
特に公衆場所や室内にいる際には、意識して音量を下げ、周りへの配慮を心掛けましょう。
他人とのトラブル防止にも繋がります。
イヤーピースの付け替えを行いましょう。基本的に小さい場合に音漏れが起きやすいため、一回り大きいイヤーピースへの付け替えを行い、自分に合ったサイズに調整しましょう。
くれぐれも、耳への負担を減らす為、無理に大きいサイズを付ける必要はありません。
また、安物イヤホンを使っている場合は、根本的にイヤホンを買い替える必要があります。
音質の向上が見込めますし、周りへの配慮という観点からもお取替えをオススメします。
これは、非常に有名な音漏れのチェック方法です。
疑似的に、耳の装着を再現した状態で音楽を流し、音漏れの度合いを測るというものです。
この方法ではリアルに音漏れを再現できる他、自分では気付きにくい音量把握が出来ます。
予想以上に音漏れをしている場合は、これまでも同じように周りに迷惑をかけていたという事になるので、これを期に適切な音量を知り、改善をすると良いでしょう。
カナル式の方は、若干指をずらし音の漏れ具合を比較してみると、正しい装着時と間違った装着時の違いに気付くことが出来ます。
自分で音漏れの判断がつけられない場合は、家族・友達など誰でも良いので協力を煽りましょう。
自分の気を許す人なら、あなたの為を思って正直な意見を述べてくれるハズです。
この時に、少しだけショックを受けてしまう方もいるかも知れませんが、これは素直にありがとう、と感謝の気持ちを伝えると良いでしょう。
基本的に、周りの方はあなたを注意してくれません。
主な理由として、「本人自覚の音漏れ」なのか「気付いていない」のか第三者は判断し兼ねるからです。
中には、音漏れする俺かっこいい・・・。なんて思っている方も居る事でしょう。
何かを指摘するのにはエネルギーが要りますし、相当勇気がないと相手の気分を害してしまうリスクがあります。
誰も好きで相手との関係を悪くしたくはありません。
なので自分から依頼をする形で、気の許す方にお願いしましょう。
相手もそういう事ならと、快く協力してくれるでしょう!
音漏れしている場面に遭遇すると、耳障りで不快ですよね。
ですが、こういった時にどう注意すればいいのか?すごく悩みます。
「相手が逆切れしてきたらどうしよう。素っ気なくされたり、無視されたら・・・。」
その人と関わった事さえ嫌になりますよね?
口うるさい人だ。なんて思われるのも嫌ですが、イヤホンの音漏れをしている人は、先述した通り、「自覚のない人」も中にはいます。
こういった場合は、「やんわりと、かつはっきり伝える」のが最適です。
「すいません。イヤホンの音漏れがしているので、少し音量を下げて頂けますか?」
「イヤホン音漏れしているので、ボリュームを下げて下さい」(にこっ♡)
など、クッション言葉や横文字を使うことで若干ではありますが、やわらかくしています。
この時に相手を睨む事や、不快な顔をするのではなく、あくまで「紳士的」に注意すると、相手も素直に謝ることが出来ます。
これで素っ気ない態度や、横暴な態度をしてきた場合は、あなたもそれ以上追及する事はしないで、無視しましょう。
きっと言葉の分からない外国人だったんだな!そうに違いない!
と思うくらいが丁度いいです。
もしくは、googleアシスタントに「非常識な人間のしばき方」と検索させるのも良いでしょう。
これは、直接注意することが苦手な方向けの技です。
演技力が求められますが、音漏れしている人の視界に入る所で、何かを探すようにキョロキョロしてみるのも、意外と効果があります。
自分もイヤホンを付けている場合は、自分のイヤホンを取る仕草をしながらキョロキョロすると、なお効果的です。主演レベルの演技です!
それでも変わらない場合・・・。相手を凝視しましょう。これで大体伝わります。
これで、「何見てんだよ!!」と凄んでくる人が居たら、それはもうヤバい奴です。駅員さんを呼びましょう。
この時も、相手を不快にさせない為に極力、自分も態度を顔に出すのは控えましょう。
相手も自分が悪いと分かってはいても、最初から怪訝な態度をされると不快に思い、反抗的になりやすくなる生き物です。
あなたが大人になり、大人の対応で事態が収束するのなら、それが正解です。
イヤホンの音漏れ以外にも、実は周りからは気になる部分が他にもあるんです。
例えば、公共交通機関でリズムに乗って体をちょっと動かし、印を踏んでいる人。
声は出さなくても、口ずさむメロディーが・・・なんて、口が動いている人。
リズムを刻みながら、エアドラムを叩く人。
など、見た目の方で目障りだと感じる方が、ごく稀にいます。
自分の好きな音楽で自分の世界に没頭するのは良いですが、公共交通機関などの人目がある所では、避けた方が良いでしょう。
海外では確かによく見かける光景で、周りも寛容な文化である上では、何も問題はないのでしょうが、日本はそういった「周りと違う」事に対して怪訝な顔をする人が多いのも事実です。TPOをわきまえて行動しましょう。
いかがでしたでしょうか?筆者も若かりし頃、イヤホンの音漏れでバスの運転手さんに社内アナウンスを流され、赤面した記憶があります。
その時は、恥ずかしいだけでバスの運転手さんを若干恨みましたが、今となってはそれも社会勉強の一環です。
注意してくれる人がいる。そして環境がある事は実はとても幸せなことで、むしろ感謝すべきことなんです。
イヤホンの音漏れを気にしている方も同様に、自分で出来る可能な限りの対処を行い、周りへの配慮を心掛けて使うようにしましょう。
便利な時代には、マナーも必要です。
スマートフォンを操るスマートな時代だからこそ、使用する人もスマートでなければなりません。
お互いが牽制し合うのではなく、お互いに気を使える環境作りの助けになれば良いのではないかと筆者は思います。
またこちらの記事では音漏れしないイヤホンを紹介しています。
もしよかったら参考にしてみてくださいね!