アイロンの電気代を解説!つけっぱなしにしたらいくら?節電方法は?

この記事を執筆するにあたって

電子回路技術者として定格電力と電気代について解説可能でき、アイロンの動作原理からどうやったら電気代を少なくできるかを解説できます。

Written By えどう タロー

目次

アイロンの電気代について解説します

こんにちは、えどうです。ワイシャツをはじめとした衣服のシワ伸ばしといったらアイロン、ですよね。

「アイロンって結構な温度になるから、電気代もかかるんじゃない?」と思う方も結構居るでしょう。

また、「どうやったらアイロンの電気代を安くできるの?」と思う方も多いはずです。

今回は、そんなアイロンの電気代やアイロンの節電のコツについて解説したいと思います。

アイロンの電気代の計算方法

まず、アイロンの電気代の計算方法についてご紹介します。

アイロンの消費電力 ÷ 60(分) × 使用時間(分) ÷ 1000(W) * 30(円)

参考元:TEPCO

実際は、サーモスタットと呼ばれる装置がアイロンの中には入っており、必要な温度までアイロンが上昇すると、自動的にアイロンの加熱を止めてくれるため、およそ半額程度に電気代は納まると思われます。
(温度が下がってきてしまったら再び必要な温度まで自動的に加熱します)

多くのアイロンでは温度設定が「高」・「中」・「低」から選べると思いますが、勿論、「高」の方が電力消費が多く、「低」の方が電力消費が少ないです。

なお、現在、販売されている多くのアイロンの消費電力は800W〜1400W程度です。

アイロンの1日、1ヶ月、1年の電気代

ここまででアイロンの電気代の計算方法についてご紹介しましたが、実際のアイロンの電気代について、消費電力別に1日何分使うかによって、1日〜1年間の電気代を概算で計算してみました。

なお、アイロン設定の「高」は200℃、「中」は160℃、「低」は120℃である機種が多いため、「高」は定格電力そのまま、「中」は定格電力の80%、「低」は定格電力の60%として計算しています。

600Wのアイロンの電気代

「高」の場合

1日の使用時間 1日の電気代 1月(30日)の電気代 1年の電気代
10分 3円 90円 1,095円
20分 6円 180円 2,190円
30分 9円 270円 3,285円

「中」の場合

1日の使用時間 1日の電気代 1月(30日)の電気代 1年の電気代
10分 2.4円 72円 876円
20分 4.8円 144円 1,752円
30分 7.2円 216円 2,628円

「低」の場合

1日の使用時間 1日の電気代 1月(30日)の電気代 1年の電気代
10分 1.8円 54円 657円
20分 3.6円 108円 1,314円
30分 5.4円 162円 1,971円

800Wのアイロンの電気代

「高」の場合

1日の使用時間 1日の電気代 1月(30日)の電気代 1年の電気代
10分 4円 120円 1,460円
20分 8円 240円 2,920円
30分 12円 360円 4,380円

「中」の場合

1日の使用時間 1日の電気代 1月(30日)の電気代 1年の電気代
10分 3.2円 96円 1,168円
20分 6.4円 192円 2,336円
30分 9.6円 288円 3,504円

「低」の場合

1日の使用時間 1日の電気代 1月(30日)の電気代 1年の電気代
10分 2.4円 72円 876円
20分 4.8円 144円 1,752円
30分 7.2円 216円 2,628円

1000Wのアイロンの電気代

「高」の場合

1日の使用時間 1日の電気代 1月(30日)の電気代 1年の電気代
10分 5円 150円 1,825円
20分 10円 300円 3,650円
30分 15円 450円 5,475円

「中」の場合

1日の使用時間 1日の電気代 1月(30日)の電気代 1年の電気代
10分 4円 120円 1,460円
20分 8円 240円 2,920円
30分 12円 360円 4,380円

「低」の場合

1日の使用時間 1日の電気代 1月(30日)の電気代 1年の電気代
10分 3円 90円 1,095円
20分 6円 180円 2,190円
30分 9円 270円 3,285円

1200Wのアイロンの電気代

「高」の場合

1日の使用時間 1日の電気代 1月(30日)の電気代 1年の電気代
10分 6円 180円 2,190円
20分 12円 360円 4,380円
30分 18円 540円 6,570円

「中」の場合

1日の使用時間 1日の電気代 1月(30日)の電気代 1年の電気代
10分 4.8円 144円 1,752円
20分 9.6円 288円 3,504円
30分 14.4円 432円 5,256円

「低」の場合

1日の使用時間 1日の電気代 1月(30日)の電気代 1年の電気代
10分 3.6円 108円 1,314円
20分 7.2円 216円 2,628円
30分 10.8円 324円 3,942円

アイロンの電気代の節約方法

ここまでアイロンの電気代の計算方法と、具体的なアイロンの電気代についてご紹介してきました。

では、毎日のように使うアイロンの電気代を節約するにはどうすれば良いのでしょうか?

節約方法① 低い温度から高い温度へ

アイロンをかける衣服の種類によって、最適な温度は決まっています。衣服のメンテナンスタグに書かれているアイロンマークでも調べることが可能です。

アイロンマークの中に「高」または「・・・」

180℃~210℃でのアイロンが適しています。綿や麻など。

アイロンマークの中に「中」または「・・」

 140℃~160℃でのアイロンが適しています。毛や絹、ナイロン、ポリエステル、キュプラ、レーヨンといった化学繊維。

アイロンマークの中に「低」または「・」

 80℃~120℃でのアイロンが適しています。高温に弱いアクリルやポリウレタン、アセテートなど。

アイロンは温度上昇は早いのですが、温度下降が遅いです。このため、低い温度から高い温度へと温度を上げながらアイロンをかけていくのが最も時短かつ節約できるアイロン方法になります。

節約方法② まとめて1回でアイロン掛けを行う

アイロンはプレート部分を温めてから使用しているため、何回かに分けてアイロンをかけるよりは、一度にまとめてアイロンをかけた方が加熱時間が少ないため、節約になります。

また、アイロンをかけながら~~する、というアイロンのかけ方をしてしまうと、アイロンを加熱している時間が長くなってしまいます。このため、アイロンをかけている間は集中してアイロン掛けを行うことをお勧めします。

節約方法③ 洗濯物を干すときに洗濯ばさみを使わない。シワを伸ばす

アイロンの電気代節約に向けて、洗濯物の干し方を見直す、という方法もあります。

洗濯物を干すときに洗濯ばさみを使用してしまうと、どうしても洗濯ばさみでつまんでいた部分からシワになりがちになってしまいます。このため、ワイシャツなどは洗濯ばさみを使わずに干すことをお勧めします。

また、ハンガーを使って干す場合も、洗ったばかりの状態ではシワが多数ついていますので、ハンガーを使って干しながら肩口を持って2,3回パンパンと横に広げ、その後上下左右にシワを伸ばすと良いでしょう。

節約方法④ 洗濯物が少し濡れた状態でアイロン掛けをする

洗濯物が完全に乾いてしまっている状態でアイロンをかけようとすると、シワを伸ばすためにスチームや霧吹きをしなければなりません。

それならばいっそ、洗濯物が少し濡れている状態でアイロン掛けをしてしまうとシワが伸びやすいため、アイロン掛けをする時間を短くすることができます。

節約方法⑤ ノンアイロンシャツを着る

「アイロンの電気代を安くする」ではなく、そもそも「アイロンを使わなくて良い服を着る」という選択肢もあります。

ノンアイロンシャツは最近はユニクロなどでも販売されており、シワになりにくい素材である為、選択後の取り扱いがとても楽です。

アイロンの節約のために、ノンアイロンシャツを使ってみる、という方法は電気代節約に大いに効果があるでしょう。

アイロンをつけっぱなしにしてしまった!その時の電気代は?

「アイロンを収納するときにスイッチをONにしてしまってアイロンが一日中つきっぱなしだった!」ということや、「アイロン掛けをしているときに急用ができ、アイロンのスイッチをONにしたまま家を出てしまった!」というミスは誰にでも起きる可能性があります。

では、アイロンをつけっぱなしにしてしまったときの電気代はどのくらいなのでしょうか?

丸々24時間アイロンが過熱しっぱなしだった場合、の電気代は下記の表の通りです。
|消費電力|1日つけっぱなしの電気代|
|--:|--:|
|600W|432円|
|800W|576円|
|1000W|720円|
|1200W|864円|

ただ、実際はアイロンは常に加熱しているわけではありませんこのため、アイロンをつけっぱなしで放置した場合、アイロンをつけっぱなしにした室温にもよりますが、上の表の半分~7割程度低い電気代になると考えて良いでしょう。

電気代がお得なおすすめアイロン

ここまでアイロンの電気代と節約方法について解説しました。ここからは電気代がお得なお勧めアイロンについてご紹介します。

どのように電気代がお得なおすすめアイロンを選んだか

今回、お勧めアイロンを選定するに当たって、下記のポイントで選定しました。
- スムーズにアイロンをかけやすいか?(アイロン時間が短くなり安いか)
- コード付きの場合、消費電力が低いこと

コードレスの場合、消費電力が低いと加熱に時間がかかってしまうため、1枚アイロン掛けが終わって、次の1枚をセットしている間に加熱が終わっていることが重視されると思いましたので、消費電力が低い機種を敢えて選定していません。

Panasonic カルル NI-WL704

パナソニック コードレススチームWヘッドアイロン ピンク NI-WL704-P
画像をクリックするとAmazonへ移動します

NI-WL704はかけ面の素材に「ミラーマジ軽」という特殊素材を用いたアイロンです。他の機種と比較して非常にアイロンがかけやすく、しかも前後左右どの方向でもアイロンをかけることができます。

消費電力は1400Wと大きめですが、それを上回るアイロンのかけやすさがある為、時短効果によってアイロンの電気代を抑えることができると考えられます。

ティファール DV9000J0

ティファール(T-FAL) コードつき衣類スチーマーT-FAL トゥイニー ジェットスチーム DV9000J0
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ティファールDV9000J0は、衣類スチーマーとアイロンの機能を持った2in1アイロンです。パワフルなジェットスチームを噴出することができるため、頑固なシワに対してもしっかりとスチームを当てることができるため、電気代節約に繋がるでしょう。

消費電力は950Wのコード付きタイプです。かけ面はフッ素コーティングであるため、少し滑りは悪いですが、コード付きアイロンを探している方にはお得なアイロンと言えるでしょう。

日立 CSI-201

日立 コードレススチームアイロン シーブルー CSI-201 A
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CSI-201は非常にリーズナブルでありながら、1100Wであり、かけ面にチタン含有コートを用いた商品です。

安価な商品でありながら、スチーム機能もついているため、アイロンの電気代だけで無く、導入を含めたトータルコストを抑える事ができるでしょう。

ちなみに、私、えどうもこのCSI-201をほぼ毎日使用してします。スチームもしっかりと出てくるので満足しています。

まとめ

この記事では、アイロンの電気代と節約方法、そして電気代がお得なアイロンについてご紹介しました。
要点をまとめます。

アイロンの電気代の計算方法

アイロンの消費電力 ÷ 60(分) × 使用時間(分) ÷ 1000(W) * 30(円)

実際にはサーモスタット機能で、上の式よりもおよそ半額〜3割程度の電気代になります。

アイロンの電気代の節約方法

  • ①低い温度から高い温度へ
  • ②まとめて1回でアイロン掛けを行う
  • ③洗濯物を干すときに洗濯ばさみを使わない。シワを伸ばす
  • ④洗濯物が少し濡れた状態でアイロン掛けをする。
  • ⑤ノンアイロンシャツを着る

この記事が皆さんのお悩みの解決の手助けになれば幸いです。

その他参考ブログ、メディア等
- https://mykaji.kao.com/20608/?cmd=detail)
- http://csoption.nifty.com/cs/denki/detail/161019000019/1.htm
- https://denki.insweb.co.jp/iron-denkidai.html

関連リンク

他の家電製品についても電気代について紹介しているので、きになる方は参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

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えどう タロー
ガジェット大好き技術屋さんです。
電気系の研究者として勤務している傍ら、フリーライターとして活動しています。 様々な電子機器に触れることが多い電気電子系の技術者としての観点を交えながら、 皆様にわかりやすい記事を提供できるように心がけております。

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