我が家はだいたい2週間に一回まとめてアイロンがけをしています。使用頻度は少ない方ですが、かといって無いと時困ってしまうアイロン。あまり使っていないから壊れる事はないだろう・・・と思ってもその時は突然来るものです。今回の記事で、自分自身もアイロンの代わりにピッタリなアイテムを見つけてみようと思います。
Written By mutu mama
アイロンをかける頻度は人それぞれ。制服やスーツ、シャツを日常的に着用する方は毎日アイロンを使うかもしれませんね。
だけどアイロンがけは思ったより手間と時間がかかり、なによりも面倒!
ある程度まとめて行ったり、明日使うものを前日や当日にアイロンがけする方も少なくないのでは?
そんな時に、いざアイロンを使おうとしたら故障していた、使っている最中に断線して壊れてしまったりしたら、とても困ってしまいますよね。
また、旅先や出張先でどうしてもアイロンが必要になってしまう場合もあるでしょう。
時間に余裕があれば家電量販店にかけこんで新しいアイロンを買ってくれば良いですが、緊急時や旅先や出張先の場合はそうもいきません。
では、このまま洋服がシワシワのまま我慢するしかないのでしょうか。
実はご家庭にあるもがアイロンの代わりになるんです!
今回はこちらのシワシワの洋服をアイロンの代用品でどこまで綺麗になるか実際にやってみました!
撮影:mutu62
※ 紹介するものはそもそも服のシワ伸ばしのために作られたものではありません。代用する際には自己責任で行うようにしてください。お気に入りの服で試すのはやめ、まずは他の服などで試した方が良いでしょう。
ヘアアイロンはカール用と、髪を挟み込んで使用するストレート用で方法が異なります。
まずはカールアイロンで右袖のアイロンかけしてみましょう。
撮影:mutu62
温度は十分ながら、棒状ですので布地にアイロン部分があたる面積がかなり少ないです。根気強く繰り返し滑らせる必要があります。アイロンを持たない方の手はしっかりと衣類を抑えて引っ張り気味にすると早くシワが伸びます。※ただし衣類の素材によっては傷んでしまいますので注意。
撮影:mutu62
棒状ですので袖口部分はこのように内側からカーブにそって当てると綺麗になりました。
撮影:mutu62
こちらが結果です。
時間はかかりましたが綺麗にシワがのびました!
続いて挟み込むタイプのストレートアイロンで左袖のアイロンかけを行ってみましょう。
撮影:mutu62
撮影:mutu62
我が家のストレートアイロンは幅が狭いタイプですので少し時間がかかってしまいますが、幅広のものでしたらもう少し時間短縮出来そうです。
衣類は中央部分まではアイロンが届かないので、袖や裾向きです。
撮影:mutu62
しっかり挟み込むので袖口がピシッと綺麗になりました!
物によってはスチームが出るタイプのヘアアイロンもあります。こちらなら更にシワのばし効果が期待できますね。
アイロン並みにしっかりと温度があがり、かつ電気ですので温度が下がってしまう心配もありません。
女性は旅行や出張にヘアアイロンを持っていく方であれば荷物も減って一石二鳥です。
カールヘアアイロンは丸みがあるので、シワをとるのに時間がかかります。丸みを利用してシャツの袖口部分などのシワ取りや、部分的なシワのばしに向いています。
しかしストレートアイロンは挟み込む範囲に限界があります。衣類のような大きいものをアイロンがけするの場合は袖や裾以外は難しいかもしれません。 ハンカチなど小さ目の物でしたら大丈夫でしょう。
使用の際にアイロン部分に整髪料が付着していると衣類に臭い移りする可能性もありますので、しっかりとふき取ってから使用しましょう。
男性の場合はあまりヘアアイロンを持っている方は少ないと思いますのでこの方法は残念ながら使えないかもしれませんね・・・。
また使い方によっては服が傷んでしまったりする可能性もあります。
アイロンの形状に似ているヤカン。昔ながらの炭火アイロンに近い気もします。
これはアイロンの代わりに持って来いの予感!
前身頃の下半分のアイロンがけを行ってみましょう。
まずはコンロでヤカンを温めます。この際にヤカン半分程度までの水を入れて沸かせば本体の温度も冷めにくくなり、重みによるシワのばし効果も期待できます。
撮影:mutu62
シワの気になるところに霧吹きをして、当て布をしてからアイロンをかけるのと同じ要領で取っ手を持ってゆっくりと滑らせる・・・はずが、思ったより滑りません!
なので上から押し付けるように行いました。
撮影:mutu62
結果はこちら。
思ったよりも綺麗にアイロンができましたが、完全にシワが取りきれてません。
撮影:mutu62
リボン部分もこの通り。
こちらはヘアアイロンを使用した方が綺麗に仕上がりそうですね。
中にお湯を入れておけばある程度温度が持続します。
底の面積もあるので、アイロンをかける範囲が広い場合もさほど時間がかからないでしょう。
中に熱湯も入っていて、かつ蓋をしているので温度は下がりにくいですが、やはりアイロンに比べると温度にむらが出ます。
また、底部分だけでなく本体全体が熱くなるので火傷にも注意しなくてはなりません。ヤカンの底が汚いと衣類に汚れがうつってしまう危険性が大きいですので、ヤカンが新品でない限り当て布は絶対に必要となります。
裾や袖などピシッと仕上げたいところよりは、広範囲にシワを目立たなくする程度の仕上がりになります。
前身頃の上半分のアイロンがけを鍋を使って行ってみましょう。
フライパンの場合も方法は同じです。
撮影:mutu62
コンロで鍋の底を十分に温めます。
シワの気になる部分に霧吹きをして、当て布をしてからフライパンや鍋の底を衣類に当てて滑らせます。
撮影:mutu62
今回コンロから離れた部屋で行ったため、あっという間にお鍋が冷めてしまいました。
根気強く何度か温めを行いましたがやはり若干シワが目立たなくなった程度の仕上がりです。
ヤカン同様にご家庭に1つはあるのものですので、緊急時にすぐに用意できます。
鍋やフライパンは大きさも様々ですので、力の弱い女性などは小鍋などを自分にあったサイズを選べるのも良いところ。
やかん同様にフライパンや鍋の本体が汚れていると衣類やハンカチにそれが付着してしまう可能性が高いですので当て布が必要です。
また熱の持続性はありませんので冷めてしまった場合はその度に温めなおす手間があります。
新品でない限り、フライパンや鍋を綺麗に洗う手間もありますので、アイロンの代用として使うには抵抗がある人が多いかもしれませんね。
軽いシワ程度でしたら洋服を湿らせてハンガーに1時間程度つるしておけば、重力のちからでシワがとれます。
水をいれた霧吹きでも良いですし、アイロンがけの際に使用するシワ取りスプレーでしたらより効果的。
スプレーしてかけておくだけですので手間がかかりません。寝ている間に干しておけば時短にも!
シワ取りスプレーはあくまでアイロンと併用するアイテムですので、衣類の布地の種類やシワの強さによってうまく取れない場合があります。
また、絹やレーヨンなど水分に弱い素材はシミになってしなうおそれがあるのでこの方法はNGです。
お風呂にお湯をためて浴室全体を蒸気で満たします。
そこに洗濯ものをハンガーにかけて吊るしておくだけで、スチームアイロンと同じ効果が得られます。
旅先や出張先のホテルにもほとんどが浴室完備かと思いますので、代用する道具がない場合でもこの方法なら試すことが出来ます。
干しておく時間によってはビショビショに湿りすぎてしまう場合もあります。また、浴室に物干しやハンガーを吊るしておける環境が必要です。こちらの方法もスプレー同様に絹やレーヨンなどの水に弱い素材は繊維を傷めてしまいますのでNGです!
枕や座布団の上に薄手の布を一枚引けばアイロン台の代わりとして使用できます。
ハンカチなどピシッと折り目を付けたい場合はふかふかの枕では少し使いにくいかもしれません。
※化学繊維を使用した座布団は熱によって焦げてしまいますのでアイロン台としては使用しないでください。
テーブルにバスタオルを敷くだけでアイロン台に早変わり。
机に熱が伝わらない様に、厚手の物を使ったり何枚か重ねてアイロンがけをしましょう。
アイロン台代わりにしたからと言って汚れることもありませんので、いらなくなったものや使い古しの物でなく普段からバスタオルとして使っているものでOK!
あえてアイロン台をやめて日常的にバスタオルをアイロンがけとして使っている方も多いようです。
今回選んだアイロンは出張先や旅先にも持ち運べるコンパクトな物と、シワ取りを短時間で行うためにスチームも使用できるものを中心に選んでみました。
ハンディタイプのスチームアイロンです。
強力なスチームでハンガーにかけた衣類を撫でるだけでシワ取り完了!アイロン台も必要ありません。
数種類の豊富なアタッチメントが付属していますので、スチームを使って絨毯やカーペットの殺菌から水回りのお手入れまでマルチに使えます。アイロンがけは時々しかしないという方も、この万能さでしたら一台持っていても損はないでしょう。
もちろんコンパクトですので、お出かけの際の持ち運びにも便利です。
こちらもコンパクトなハンディタイプのアイロンです。
わずか15秒で加熱が完了しますので、緊急の際や忙しい方には大助かり。重量も約600gと超軽量、500mlペットボトルと同じくらいのサイズですので、旅行や出張の荷物もかさばりません。
従来のアイロンをそのまま小さくしたようなミニアイロンです。幅はわずか100㎜!ハンドル部分は折りたたむと高さ51㎜とコンパクトに。
専用の巾着もありますので持ち運びも便利です。形状が普段お使いのアイロンと同じですので、使い心地も変わりません。
手芸用など細かい作業にもお使いいただけます。
いかがでしたか?
今回シワシワだった洋服をアイロンの代用品でシワのばししてみた結果はこちら!
撮影:mutu62
撮影:mutu62
やはりアイロンには劣るものの、くしゃくしゃになった部分や目立つ大きなシワはなくなりました。
広い部分はアイロンの代わりにヤカンやフライパン、鍋を使い、裾やリボンなどの装飾、袖部分はヘアアイロンを使うなどして上手に使い分けると良いかもしれませんね。
出張や旅行の機会が多い方は思い切って携帯用アイロンを購入するのも一つの手ですよ。