チノパンが好きでよく履いています。 アイロンがけは正しくしないとチノパンの状態に関わります。
Written By 遠藤 皇士
カジュアルで動きやすいチノパン。履きやすくてコーディネートもしやすいことから、チノパンの出番は多いですよね。ですが出番が多いからこそ、気になるのが洗濯したあとの状態です。シワのない綺麗な状態でチノパンを履くためには、アイロンをしっかりとかけたいところですね。今回はチノパンのアイロンのかけかたを解説します!
チノパンにはアイロンが必要なケースとアイロンが必要ではないケースがあります。それではアイロンが必要なケースとは、一体どのようなケースでしょうか。
まずチノパンとは、「チノ・クロス」と呼ばれる綿やポリエステルでできたズボンの一種のことです。
綿の場合は洗濯をすると、どうしてもシワになってしまうので、洗濯がけが必要でしょう。ポリエステル生地の場合でもアイロンがけが必要な場合もありますが、もともとシワがつきにくい素材なので洗濯後の状態を確認してみましょう。干すときにシワを伸ばせばアイロンをかけなくても綺麗に仕上げることもできます。
センタープレスが取れかかってきた場合も、アイロンをかけることでセンタープレスを長持ちさせることができます。最近ではチノパンの様なカジュアルなパンツでもセンタープレスが入っているものが多くあります。縦にまっすぐセンタープレスが入っていれば、落ち着いたイメージで清潔感がありますのでしっかりとアイロンをかけましょう。
それでは、アイロンがけが必要のないケースにはどのようなケースがあるのでしょうか。
まず品質表示マークを確認してください。アイロン禁止マークが記載してあれば、アイロンはかけてはいけません。また洗濯した後にシワが気にならなければアイロンは必要ないでしょう。
洗濯ネットに入れたり、干すときにシワを伸ばして干したりするなど、チノパンの洗濯のかけ方や干し方によって、シワがつかないよう工夫をすることができます。洗濯後に綺麗な仕上がりであれば、チノパンに無理にアイロンをかける必要はないですよ。
まずはアイロンの設定温度を確認します。綿素材のチノパンであれば高温で問題ありませんが、化繊のものや混合の物など様々な素材がありますので、アイロンの絵表示を確かめて設定温度を正しく確認しましょう。
用意するものは下記です。
安定する場所にアイロン台を置き、アイロンを適温にセットしましょう。アイロンをチノパンにかけるときは、あて布を使うことでアイロンが効きすぎるのを防ぎます。
アイロンをかけるときには、チノパンにあて布をしてかけます。アイロンのかけかたの手順としては下記になります。
チノパンにアイロンをあてる順番としては、下記の順にあてると綺麗に仕上げることができます。
お尻のポケットの部分のシワが伸びていたり、センターラインがきれいにかかっていると、チノパンが綺麗に見えるようになります。チノパンにアイロンをかけるときには特に注意してみてください。ズボンの縫い目には霧吹きをして湿らせてから、ドライでアイロンをあてると仕上がりが良くなります。素材によって表示を確認し、アイロンのスチームやドライを使い分けて綺麗に仕上げてくださいね。
チノパンにはセンタープレスを付けた方が良いのでしょうか。
まずセンタープレスとは、パンツの中央に入った折り目のことを言います。センタープレスが入ったパンツには、縦のラインを強調することにより脚長効果があるとされています。ビジネスの場で履くスラックスやスーツには、センタープレスが必ずといっていいほど入っていますね。
もともとセンタープレスが入っているチノパンもあります。その場合はアイロンをかけてしっかりとセンタープレスをつけた方が良いでしょう。最近では会社によってはビジネスの場であっても、チノパンなどカジュアルなパンツを履いても良い場面があります。その場合はセンタープレスをつける方が好ましいです。
チノパンはもともと、軍隊や農民に使用されていたものであり、ラフに着こなすものです。なので普段着として使用する分にはセンタープレスは特別必要はないです。もともとセンタープレスがついていないチノパンに無理やりアイロンでセンタープレスをつけると、失敗することもあるかもしれません。どうしてもつけたい場合はクリーニング店でセンタープレス加工に出すのが良いでしょう。
いかがでしたでしょうか。今回はチノパンのアイロンの方法について解説しました。チノパンはしっかりとした生地ですので、アイロンが不要な場合もありますが、アイロンをかえる場合は正しい方法でアイロンをかけてくださいね。センタープレスが必要か必要でないかは場面によっても変わってきます。必要な場合は普段からアイロンをかけるようにしましょう。今回の記事がみなさまのお役に立てれば幸いです。