洗濯機のドライコースとは?洗えていない理由や使う洗剤,時間も解説!

この記事を執筆するにあたって

自宅ではフリースを洗うのに、ドライコースを使っています。 標準コースで洗うよりも、毛玉や毛羽立ちがなくキレイな洗い上がりで、フリースが長持ちしておすすめです。 ただ、フリースは結構かさばるので、ウチの洗濯機では2・3枚ぐらいしか洗えません。 たくさんある時は仕方ないので、近所のコインランドリーの大型洗濯機で洗っています。 もう少しドライコースが、たくさん洗える洗濯機が欲しいです。

Written By 八色 さかえ

目次

洗濯機のドライコースについて解説します

このところは原油価格の上昇に伴い、クリーニング店の料金は値上がりする一方です
手洗い品をすべてクリーニングに出すと、それだけで家計を圧迫します
洗えるものは洗濯機のドライコースで洗った方が、お得です
今回はそんな洗濯機のドライコースのメリットとデメリット、クリーニングとの違い、どんな衣類が洗えるのか、などといったことを解説します。
上手く使いこなせば、クリーニング代を気にして敬遠してきたデリケートな衣類をもっと気軽に買え、服を選ぶ幅が広がります

洗濯機のドライコースとは?

洗濯 機 ドライ コース と は

洗濯機のドライコースとは、標準コースで洗えない手洗いマークの付いた衣類を洗うための洗濯コースです
これまでクリーニングに出していた衣類が、自宅で洗えます。
標準コースよりも緩やかに運転するので、衣類を傷めず優しい洗い上がりです
衣類の洗濯表示に手洗いマークが付いていれば、大抵のものが洗濯できます
洗う洗剤は、通常の衣類用洗剤ではなく、ドライコース専用洗剤か、台所用中性洗剤を使います。
ここ最近は、原油価格が上昇傾向にあり、そのおかげでクリーニング代は値上がりする一方です。
そんな時にドライコースで洗えば、家計の節約になります
ドライコースはメーカーごとに、手洗いやおうちクリーニング、ソフトコースなど、呼び方が異なります。
一部のメーカーでは、洗う衣類の素材ごとにコースが複数用意されている洗濯機もあります。
しかし、いずれもそれほど差はなく、基本的には同じようなものです
また、衣類の素材によっては洗濯表示に手洗いマークが付いていなくても、標準コースで洗うと毛玉や毛羽立ちができてしまうものがあります。
そんな時もドライコースで洗うとキレイに洗えるので、おすすめです。

洗濯機のドライコースは通常の洗濯コースと何が違う?

洗濯 機 ドライ コース と は

ドライコースの違い① 緩やかな運転

標準コースでは、洗濯槽が激しく動き、水流や脱水の勢いも強く、しっかりと洗います。
これに対し、ドライコースはデリケートな衣類を傷めないように、洗濯槽の動きが少なく、水流や脱水も緩やかです
こうすることで、洗濯機で手洗いに近い洗い方を再現しています
緩やかな運転でも汚れが落ちるのは、洗剤を泡立てて、包み込むようにして洗っているからです
クリーニングとは違い、水で洗うため、汗の汚れを落とすのが得意です
しかし、標準コースのように脱水を強くかけませんので、衣類によっては水の切れが悪いこともあります
室内に干す時は、干す場所を選ぶ場合もありますので、注意が必要です。

ドライコースの違い② 洗える量が少ない

ドラム型でも縦型でも、ドライコースで洗える衣類の量は、標準コースよりも少ないです
洗濯機によって異なりますが、現行の機種では1~2kgぐらいの範囲のものが多いです。
縦型の一部の機種では、3~2㎏程度洗えるものもあります。
具体的に何がどのくらい洗えるのか例をあげると、たとえばワイシャツは1枚200g程度の重さです。
1㎏洗える機種では5枚、3kgでは15枚洗えます。
1㎏と3kgで、その差は3倍近くあります。
化繊のセーターでは、重さはワイシャツの倍の400g程度です。
すると、1㎏の場合は2枚しか洗えません

洗濯機のドライコースと専門のクリーニング店は何が違う?

洗濯 機 ドライ コース と は

水を使わない

これが最大の違いでしょう。
他にも素材ごとに適切な洗い方を判断してくれたり、アイロンがけをしてくれたり、といった違いはあるものの、それほど大きな違いではありません。
さて、水を使わないで洗うとは不思議な感じに聞こえますね。
具体的には、石油溶剤やパークロロエチレンという有機溶剤と呼ばれるもので洗います。
クリーニング店の洗濯方法を、英語で「乾いた洗濯」という意味の「ドライクリーニング」と呼ぶのはこのためです。
元々は、フランスの染色職人がランプの油を誤ってテーブルクロスにこぼした際に、その柄が落ちたことを発見したのがはじまりとされています。
日本では1907年に白洋舎が、ドライクリーニングを始めました。
ドライクリーニングで使う有機溶剤は油を溶かしやすい性質を持っており、油汚れを落とすのが得意です
例えば、家庭用洗濯機では落ちにくい口紅や機械油の汚れは、ドライクリーニングで簡単に落ちます。
機械で圧力をかけながら洗いますので、家庭用洗濯機よりも汚れを落とす力が強力です
さらに、ウールのような素材は水で洗うと繊維が傷みますが、有機溶剤ならそのような影響がありません。
このため、ドライクリーニングはデリケートな素材の衣類を洗うのに適しています
しかし、汗などの水に溶ける汚れを落とすのは、苦手です
ドライクリーニングで繰り返し洗うと、衣類が黄ばむことがありますが、それはこうした汚れが落ち切らずに蓄積したためです。
こうした汗汚れも落とすため、クリーニング店には水洗いの「ウェットクリーニング」という洗い方があります。
ただし、ドライクリーニングよりも手間がかかるので、料金は通常よりも高いです

洗濯機のドライコースは洗えていない?ドライコースのメリット・デメリット

洗濯 機 ドライ コース と は

ドライコースのメリット

まず第一に、クリーニングよりも安価に洗えます
冒頭でも述べたとおり、原油価格は上昇するばかりです。
それに合わせてクリーニングの料金も、値上がり続けています。
こんな状況下では手洗いマークが付いている衣類をすべてクリーニングに出すと、それだけで家計が圧迫されてしまいます。
特に冬場はコートなど洗濯機では洗えない衣類が多く、クリーニング代がバカになりません。
家庭用洗濯機で洗えるものは、なるべく洗ってしまった方がお財布に優しいです。
第二に、洗濯機のボタンを押すだけで洗えます
たらいに水を入れて手洗いすると、それだけで時間も手間もかかります。
洗うものが何着もあると、結構な負担です。
しかし、洗濯機のドライコースなら、洗濯機に入れてボタンを押すだけで良いのです。
後は洗濯機が全部やってくれます。
洗濯機が回っている間に、別のことができて便利です。
第三に、水に溶ける汚れは、クリーニングよりも落ちます
クリーニングで使う有機溶剤は油汚れを落とすのが得意ですが、その一方で汗などの水に溶ける汚れは苦手です
このような汚れの付いた衣類は、洗濯機のドライコースで洗った方が、洗い上がりがスッキリします

ドライコースのデメリット

第一に、洗えるのかを自分で判断する必要があります
ドライコースで洗う場合は、まず衣類についている洗濯表示を見て、洗濯機で洗えるのか判断します
2016年12月から洗濯表示が新しくなっていますが、家にある衣類は以前の洗濯表示のままですので、新旧の表示が入り混じっています。
そうすると、新旧の両方の表示を見て判断する必要があり、これが意外に面倒です。
慣れれば、それほど手間でなくなってきますが、それまでは少し手間に感じるかもしれません。
第二に、一度に洗える量が少ないです
10㎏洗いの洗濯機でも、ドライコースの場合は1~2㎏程度しか洗えない機種が結構あります。
1㎏洗える洗濯機の場合、ワイシャツなら5枚、セーターなら2枚程度洗えます
家でどの程度ドライコースで洗う衣類があるのかにもよりますが、多い場合は2㎏でも一度に洗いきれないこともあります。
第三に、シミなどの汚れを、事前に手洗いで落とす必要があります
洗濯機のドライコースは、衣類を傷めないように洗濯槽が緩やかに動きます。
さらに、ドライコース専用の洗剤は中性です。
このため、洗浄力は標準コースほど強くありません
食べこぼしのシミなどが付いている場合は、事前に手洗いして落としておかないと、汚れが落ち切りません
しかも、デリケートな衣類を傷めないように、洗剤をつけた布で、軽く叩いて汚れを落としたりする必要があり、これが結構面倒です。
最後に、弱く脱水するので、乾かすのに干し方に工夫が必要だったり、乾くまで時間がかかったりします
ドライコースの脱水は、デリケートな衣類を傷めないように弱く短くかけます。
ですので、衣類の水の切れが悪く、物によっては洗濯槽から出した時に、水が滴ることもあります。
そのまま水気を多く含んだ状態で物干し竿にかけると、重みで伸びてしまいます。
これを避けるために、2本の物干し竿に渡して干したりするのは結構手間です。

洗濯機のドライコースで洗える服・洗えない服の見分け方は?

洗濯 機 ドライ コース と は

ドライコースで洗えるかどうかは、衣類のタグに書かれている洗濯表示をチェックすればわかります
まずは、2016年12月からはじまった新しい洗濯表示の方から紹介します。
衣類のタグを見ると、洗濯表示がいくつか並んでいます。
このうち、一番左側に桶のようなマークがあるかどうか確認しましょう
さらに、桶の下に付いている下線の数と、桶の中に書かれている数字をチェックします
下線の数が1本か2本で、なおかつ数字が40か30なら、基本的に洗濯機のドライコースで洗えます。

洗濯 機 ドライ コース と は
- 2016年12月以降の新しい洗濯表示の一例。赤丸内が手洗いマーク。

桶マークに×印や手が書かれている場合は、洗濯機では洗えません。
基本的にはクリーニング店で洗うことを推奨しています。
続いて、以前の洗濯表示の場合です。
新しいマーク同様、タグの一番左側に書かれています。
縦型洗濯機、または桶のマークが目印です。
これらのマークに「弱30」「手洗イ30」と書かれていれば、洗濯機のドライコースで洗えます。

洗濯 機 ドライ コース と は
- 2016年12月以前の旧表示の一例。赤丸内が手洗いマーク。
引用元:自分で撮影

しかし、洗濯機によってはこれ以外のマークでも洗えるとしているものもありますので、事前に説明書を確認した方が良いでしょう
なお、色落ちが心配な場合は、洗う前に目立たないところにドライコース専用洗剤か、台所用中性洗剤を少量塗り、綿棒や白い布で押さえて色が付くかチェックしましょう。

洗濯機のドライコースで使う洗剤はいつもと一緒?

洗濯 機 ドライ コース と は
引用元:自分で撮影

洗濯機のドライコースで洗う場合、標準コースで使う衣類用洗濯洗剤は使えません。
ドライコース専用洗剤か、台所用中性洗剤を使います。
どちらでも洗えますが、専用洗剤の方がシルエットが崩れにくかったり、毛玉や毛羽立ちを防ぐなどの効果があり、仕上がりがキレイです。
また、ドライコースの弱い水流でも汚れが落ちやすく、メーカーによっては消臭機能でニオイが取れます。
ただ、メーカー品は結構値が張ります
多少機能的には落ちますが、スーパーなどのプライベートブランドならもう少し安いです
私も使っていますが、仕上がり具合は台所用中性洗剤とメーカーの専用洗剤の中間ぐらいです。
普段気楽に着るものは台所用中性洗剤で、もう少し良いものは専用洗剤でといった具合に、洗うものに合わせて使い分けても良いと思います

洗濯機のドライコースでかかる洗濯の時間はどのくらい?

洗濯 機 ドライ コース と は

洗濯機の機種にもよりますが、おおむね30~40分程度のものが多いです。
標準コースよりも5~10分程度長いぐらいで、さほど大きな差はありません。
なお、洗濯機の容量が大きいほど、洗う時間が長くなる傾向があります。
とはいえ、ドライコースは洗える容量の限度が1~2㎏程度と少ないので、洗濯時間が短くなっても良さそうな感じがします。
そうならないのは、水の勢いを使わず、たっぷりの水の中で緩やかに洗うからです
このため、ドライコースでは洗濯量に関係なく高水位に設定されている機種も存在します
このような機種の場合は、時間よりも水道代が気になるかもしれません
急ぎで洗う必要がなければ、ある程度溜めてから洗うのも手です。

ドライコースのついたおすすめの洗濯機

どうやってドライコースのついたおすすめの洗濯機を選んだか

現在、私はドラム型洗濯機を使っています。
ですので、今回はその不満点を解消したい、という視点で選んでみました。
不満点は主に3つです。
まず第一に、洗える量が少ないこと
9kg洗いの機種を使っていますが、ドライコースの洗濯容量は1.5kgです。
セーターが1枚400gとすると、3枚しか洗えません。
第二に、洗う物の大きさや重さが均等でないと、洗えないこと
標準コースにもそういった傾向はありますが、ドライコースはそれ以上にシビアです。
最悪の場合、脱水ができずにエラーで止まるので、困ります。
第三に、水位選択ができないこと
ウチの洗濯機は水位が最も多い量で固定されており、変更できません。
少ない量を洗う時は、水道代がもったいなくて敵いません。
ということで、たくさん片寄りなく洗えて、水位選択ができる機種を選んでみました。
ただ、この条件だと100%縦型になります。

NA-FA100H5(パナソニック)

パナソニック 洗濯10kg全自動洗濯機 ブラウン NA-FA100H5-T
パナソニック NA-FA100H5(画像をクリックすると、Amazonに移動します)

10㎏洗いの縦型洗濯機です。
ドライコースの容量は3.2kgで、たくさん洗えます。
水位も3段階から選ぶことが可能です。
6月には新機種が発売し、型落ち寸前ですので、通販の最安値が7万円台と安いのも魅力的。
レビューや口コミでは、以下のような評価をされています。
- 静か。
- フタが二つ折りになるので、開閉時にスペースを取られない。
- 操作パネルが後方に配置されているので、小さな子供がいたずらでボタンを押しにくく、安心。

BW-DV100B(日立)

日立 タテ型洗濯乾燥機 ビートウォッシュ 10kg シャンパン BW-DV100B N
日立 BW-DV100B(画像をクリックすると、Amazonに移動します)

こちらも10㎏洗いの縦型。
ドライコースの洗濯容量は3㎏と多めです。
ドライコースとは別に、さらにデリケートな衣類を洗うための「おしゃれ着コース」も搭載しています。
より細かい洗い分けが可能です。
水位は5段階で、変更できます。
少量の洗濯でも、それほど水を使わずに済みます。
前項のNA-FA100H5ほどではありませんが、10万円以下とドラム型よりは安いです。
レビューや口コミの評価は以下のとおり。
- 静か。
- フタが折り畳めないので、洗濯機の上部にラックなどが付いていると、設置できない。
- 温水ミストで黄ばんだシャツがキレイになる。

ES-PU11B(シャープ)

シャープ タテ型洗濯乾燥機 10kgタイプ ブラウン系 ESPX10B-T
シャープ ES-PU11B(画像をクリックすると、Amazonに移動します)

11kg洗いの縦型洗濯機です。
ドライコースの水位は12~58リットルの範囲で、9段階に設定可能です。
今回紹介した中では、最も細かく水位設定ができます。
少量洗いに効果を発揮しそうです。
さらに、穴なしの洗濯槽で節水効果が高いです。
ユニークなのが、「超音波ウォッシャー」という機能。
超音波の振動で発生させた水泡で、衣類の汚れを落とします。
ドライコースで洗う衣類には使えないかもしれませんが、こすり洗いで落とすよりも繊維への負担が少なく、キレイに汚れが落ちます。
ガラストップのフタに、タッチ式の操作パネルが付いており、デザインがかっこいいのは魅力的。
しかし、通販の最安値は12万円台と、他のと比べてやや高めです。

まとめ

ドライコースは、ドラム型と縦型で結構違います
現在ドラム型を使っている私個人としては、ドライコースを良く使うのであれば、縦型の方が使いやすいように思えます
設定変更できるところが多く自由度が高いのと、洗濯容量が多さは魅力的です。
確かにドラム型は節水できます。
私の使い方の問題かもしれませんが、縦型よりも絡まりや片寄りの発生頻度が高いです。
こうなると、すすぎをやり直したりしますので、節水どころか水と時間の無駄遣いになってしまいます。
とはいえ、ドライコースをそれほど使わないのであれば、ドラム型でも問題ないと思います

参考元

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Written By
八色 さかえ
選んでいる時が一番楽しいかも。
家電選びの一助になればうれしいです。 よろしくお願いします。

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