傾斜天井に取り付けられるおすすめの照明!工事費用やかかる時間は?

目次

傾斜天井の照明について解説します

住宅の断熱性能や耐震性能、各部材の性能も上がり、都心でも容積率や日照条件をぎりぎりまでいかした広い空間を持つ物件も増えました。

広々とした吹き抜けやホール・・・こんなところの天井には傾斜天井(勾配天井とも呼ぶ)が多いものです。

使い方次第では非常に魅力的な住宅全体のフォーカルポイントとなる一方、光の届き方や蓄熱、お掃除方法のため選び方に悩む方も。

仕事柄住宅リフォームを行ってきた方々の感想をうかがっている中で、傾斜天井の形式やサイズ、住宅内での役割などに伴うさまざまな悩みも多数知ることができました。自宅でも傾斜天井部分の掃除では、梯子を出しての大掃除となる悩みも長年経験。

今回はそんな数多くの声と経験を生かして、傾斜天井や勾配天井にマッチした照明器具について、選び方、特徴など、あれこれまとめてご紹介します。

傾斜天井に照明は取り付けられる?

傾斜 天井 照明

傾斜天井に取り付け可能な照明には、実は制限があります。

よく・・・
- 円形や吊り下げ型、直付け型といった照明器具自体の形状
- 天井に取り付ける照明器具専用のソケットと電源である引掛埋込ローゼット フル引掛ローゼット、引掛シーリングローゼット、角形ローゼットなどの形状

などの形式だけで「一律に取り付けできる/できないが決まる」と考えている方があります。

ですが、それは間違い

正しくは・・・

  • メーカーや製品設計にもよる
  • 素材やデザインにもよる
  • そのメーカーの傾斜対応設計の内容(ローゼットやその他配電用の口と照明器具側組み合わせ可不可によるもの)
  • 壁材や各種金具(強度、つりさげ)耐荷重
  • 取り付け面周りの天井や壁柱の素材
  • 直付けか、引っ掛けかなどの取り付け方法

などなど、様々な複合的な条件によって、取り付けられる製品が決まってきます。

照明器具や取付け方はそれぞれ限られますが、「吊り下げの0度から壁面、床面、天井裏の梁まで含めて直付けでは360度」あらゆる傾斜角度に取り付けられる製品を、大手照明器具メーカーでは取り揃えています。

現在購入することができるパナソニックの照明器具の中には、天井にかなり密着したシーリングタイプで天井傾斜55°で使用できるもの(ツインPaシーリングライト(傾斜天井対応型) HHFZ4373)や、天井傾斜90°まで使用出来るもの(コイズミ照明 傾斜天井用小型シーリングライト 直管蛍光ランプFL20W×2 直付・壁付両用型 AHG530161)、などのシーリング照明も存在しています。

傾斜天井に取り付けられる照明の種類は?

傾斜 天井 照明

傾斜天井で昔使えた照明は、「ペンダント型」に代表される「自分でも取り付けができるものと、工事業者にお願いするタイプの「直付け型」にほぼ限られていました。

現代では、熱対策や配線部分の工夫、見えないところの変形対策などをしっかり行った製品も増え、傾斜天井面に隙間なく密着したシーリングライトや、工事不要の直付け型なども増えました。

工事が必要なタイプ

  • 直付け型の中で特殊なローゼットを必要とするもの
  • 傾斜天井への直付け照明の中で、直接照明器具を埋め込んだりねじ固定などをするもの
  • 照明器具自体にスイッチなどの他の配線が必要となるもの
  • リモコンではなく、壁埋め込みスイッチを使って調光やONOFF設定を別途行うもの
  • 特殊な熱や防塵対策が必要なもの
  • ローゼットまでの配線形状や天井補強が必要なもの

工事が不要なタイプ

  • 傾斜天井でつかえる(度数要確認)照明器具
  • ローゼットと照明器具の間をスペーサー、フランジ、アダプター、ハンガー、傾斜用金具で埋めることで、平らな天井に取り付けたのと同じに使える照明器具

照明器具が決まったら購入前に、取り付けて危険なく使えるかどうかの判断・工事を含めて電気工事業者に相談するのが一般的。

各メーカー品では、「××度まで取り付け可能」と書かれている製品以外は、斜め向きや横向きにして使用するのはNGです。

傾斜天井に照明を取り付ける費用と時間はどのくらいかかる?

傾斜 天井 照明

費用について

通常、家を新築中は、照明器具と工事一式を丸ごとまとめて予算取りしておくのが一般的。

後付けでは傾斜天井にあらかじめ照明器具を取り付けるローゼットがついているかいないか、宅内のどこから配線を引っ張ってくるかによっても、費用は異なります。

これまでローゼットのなかった位置に、同じ部屋内にすでにある線からローゼットを「簡単な工事で」取り付ける場合には、10,000円前後~
屋根裏などの工事が必要なケースや、分電盤工事、容量見直しなどが必要なケースでは、倍以上かかるケースもあります。さらには、天井部分に、照明器具をぶら下げるための補強が必要なケースでは、15,000円前後から始まり、柱などを壁面にも追加するケースなどでは、材料費と工賃含めそこからさらに倍程度の金額がかかることも。
このほかに、照明器具代がかかります。

工事の必要がないケース、既存のローゼットがそのまま使えるケースでは、照明器具代だけ

そんなこともあり新築時に、目立たない色やタイプのローゼットを設置しておくか、ローゼット取り付け位置を天井板下にあらかじめ設置配線しておくよう、リフォームや新築時にはしっかりチェックしておくのがよいでしょう。

時間について

通常、一切の工事を必要としないときには、単に買ってきた照明器具を、天井に取り付けるだけ。ほんの5分もかかりません。

ローゼット取付工事で、すでに傾斜天井の裏側に配線などがある場合には、20分程度もあればほとんどの工事が終わります。

あらたに柱を追加する補強工事が必要なときなどは、半日から数日かかるため、一日家にいなければならないことになります。

傾斜天井の照明を選ぶ時のポイントは?

傾斜 天井 照明

ポイント① 掃除のしやすさ

傾斜天井だからこそ高さを生かして美しいペンダント型照明を中心に、掃除のしにくい形状のものは実に多いのです。
一般の天井よりも高い位置に照明器具を取り付けることも多く、熱でほこりが集まり、こびりつきがち。
掃除のしやすいシンプルな形状や、開口部分のサイズなど、しっかりチェックしましょう。

ポイント② 地震などの時の安全性

高い位置に取り付けることが多い傾斜天井だからこそ、照明器具から伸びるコードが長いことも多いもの。
地震や大きな風が吹き込んだ時に、照明器具が揺れて落下したり割れないようなタイプや、ワイヤーなどでのサポートを行えるものを選んでも良いでしょう。

揺れ自体を防ぐため、埋め込みタイプや直付けで吊り下げではないもの、かつほこりが侵入しづらいシェードのものを選べば、安全性と掃除のしやすさを両立できます。

おすすめ傾斜天井の照明

yamagiwa P-FLAT 325F-065U (81,000円)

参考元:yamagiwa

傾斜天井に取り付ける照明といえば、アールデコ調やあるいはシンプルで何にでも合わせやすい製品を選びがち。

ですが、ここも、おしゃれに、上質さとモダンさを兼ね備えた照明器具を選んでみてはいかがでしょうか?

ローズウッドの突板と、真鍮クロームメッキで、金属を用いていながらどことなく温かみを感じさせてくれるだけでなく、1m超で存在感も十分。

懐かしくもありモダンでもあるスタイルですが、電気代と傾斜天井ならではの熱ムラ対策にも優秀なLEDを用いており、別売りリモコンでさらに調光機能も。

見た目も機能も、妥協がなく、長く付き合える照明器具です。

 オーデリック LEDシーリングファン ライト 【ODB-284】(実売85,000円前後)

見た目も美しく開放感がある傾斜天井。照明の明かりや窓からの採光だけでは十分に光が届かずに、日中は暗いイメージになってしまったり。あるいは熱や湿気がこもりがちで、いつも気になるポイントになってしまうこともあります。

こんな時にお勧めしたいのが、その動きと機能性、そして見た目の華やかさで、家の中心的なフォーカルポイントとしてくれる、シーリングファン。

古いハワイなどビーチ物件のようなスタイルを思い浮かべる方もありますが、こちらはモダンに北欧風のシンプルで飽きが来ないデザイン。

LED5灯づかいで電気代も安心、色はあかるいLC色。

国内メーカー品のシーリングファンでは、最大8寸勾配(約38.6°)まで対応していますが、こちらは7寸勾配約35°まで対応した製品。

電気工事不要で、ほかの部屋でも便利に使える点もうれしいですね。

ここでは全ての傾斜天井の照明について紹介できた訳ではない

最近は、とくに傾斜天井に取り付けることで、これまでなら取り付けることができなかったものを使用できるといった、さまざまな照明器具専用金具が増えました。

そんなこともあり、天井強度やローゼットの仕様によっては、アンティークのシャンデリアやアジア他各国アート製品なども使えることで、かなり楽しみも増えています。

また商業施設などで使う、バックライトのように柱影、壁裏などに仕込んで使うタイプの「直付け照明器具」とプロの配線によるアレンジを使えば、個性的で、世界でたった一つのあかりの空間が出来上がります。

取り付け方も、そして照明器具自体も紹介しきれないほどたくさんの種類があります。

まとめ

いかがでしたか?

さまざまな制約がある、傾斜天井(勾配天井)の照明器具選び。

実際の店舗で見れば製品は限られますが、照明器具の各メーカーではその分豊富種類を掲載したカタログを用意

中には器具貸し出しなどをして、住宅の中でも「とくに」存在感が高くなる照明器具と我が家の相性を確認しながらじっくり選べるところもあります。

地域の建材ショップや照明ショップ、メーカーのサービスなどを比較してみるのもおすすめです。

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ミラーボール ツルピカハゲ丸
いつあの世に行ったのかわからない、そんな緑の紋付です
もともと、髪の毛が薄く、いつも地肌がほんのり光っている・・・なよ竹のミラーボール・ツルピカハゲ丸を勝手に襲名しようと思っていたら、本家がどこかに行ってしまいました。 ジジィ、はえーよ。 小さなころから家電豊富な家庭に育ち、今も現役のパソピアIQやカセットビジョンから新製品には縁のある環境。新製品も一通り押さえていますが、レトロ家電も捨てずに現役で使えるコンディションにあるのが自慢です。 製品選びのこだわりをお伝えできればと考えています。

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