家電のアース線とは?必要性や目的、取り付け方を徹底解説!

目次

家電のアース線について解説します

家電製品は電源プラグを差し込むだけですぐに使い始められる便利な物なのですが,家電製品を購入すると製品によってアース線の取り付けが必要な場合があります。

私自身家電量販店で勤務したことがあり,その経験からこの記事では,アース線とは何なのか,また何のために取り付けるのか,どういった製品に付いているのかそして取り付けなかったらどんなことが起こるのか。取り付け方はどうなのか,といった事を説明させて頂きます。

家電のアース線とは?その必要性は?

アース線とは

もともとアース線の由来は,アースといえば「地球」を意味しますが地球イコール大地つまり地面です。その地面に接地することからこの名前になりました。
参考元:https://kotobank.jp/

そもそも家電製品は使用していると消耗部品が老朽化して内部では処理のできない電気が発生してしまいます。この家電製品にて発生した,というより漏れた微小微量電気を地中に逃がすための方法がアースの役目でその線がアース線なのです。
家電製品の背面つまり裏側を見ますと一本のネジで細い線が取り付けられています。その線がアース線でその先端を壁のコンセントプラグにネジ止めすることによって万が一の危険から逃れられるのです。

もし近くにアース端子がない場合はその家電製品のアース端子から壁コンセントまで長いアース線を購入して取り換えるか近くの場所にアース端子を工事業者に設置してもらうか,いずれにしてもアース線を繋いでください。

アース線の必要性とは

家電製品はアース線が無くても使えます。アース取り付けを促しているにもかかわらず取り付けないと水気・湿気の多い所で使用中に漏電が起こった時,最悪の場合は感電してしまうおそれがあります。そういった事からアース線は安全性のために取り付けなければなりません。

家電店などに相談すると「電気屋としてはアース線は取り付けすることをおすすめしますが,取り付けていなくても電子レンジや洗濯機は普通に動作します。」といったような答えが返ってきますが万が一にでも水気のあるところで故障が起こった場合,漏電により感電する恐れがありますので設置の際は必ずアース線は取り付けてください。

アース線がついている家電と付いていない家電

アース線が付いている家電

家電とアース線

家電製品でアース線が付いている製品は冷蔵庫・洗濯機・衣類乾燥機・電子レンジ・エアコンなど主に水回りや湿気の多い所で使用することが中心のものと水そのものを利用するような家電製品です

アースが必要とされる理由は故障時に直接湿気や水分を伝い漏電から感電するおそれがあるからです。
またそれらの製品は製品内部での高出力・高電圧のものが多く経年劣化による消耗や故障等からくる漏電は使用している人への感電という直接被害を被ってしまうという場合と火災といった事にも広がりかねない多大な損害被害を被ってしまうのです。

アース線が付いていない家電

家電製品の中でも小型家電と呼ばれるものには通常アース線は付いていませんのでそのアース線対策は必要ありません。
それは低出力・低電圧といった事もありますが電子レンジのように大きさは小型でも高出力のものは必ずアース線は付いていますので誤解のないようにして下さい。

しかし大型家電でも最近の冷蔵庫などは設計時点で漏電対策,絶縁対策がされているためアース線が付いいないこともあります。このが場合はユーザー側での対策は必要ありません。

家電のアース線取り付けに必要なもの

アースとアース線

家電のアース線を取り付けるアース端子付き壁コンセントが家電製品本体の近くにある場合はネジを緩めたり閉めたりするためのプラスドライバーとアース線の先端を1~2cm剥がすためのカッターかラジオペンチ,それとアース線を止めるための端子口のフタを開けるためにマイナスドライバーが必要になります。

またアース端子付き壁コンセントが近くにない時は家電本体から出ているアース線が短いため,そのコンセントがある場所までの長さ分を継ぎ足しで補うとすればその長さ分のアース線が必要になります。また、継ぎ足さず家電本体から直接一本の線でつなぐ場合はその長さ分のアース線を購入しておく必要があり,そのほかは同様にカッター,ラジオペンチ,プラスドライバー,マイナスドライバー等を準備してください。


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家電のアース線の取り付け方

家電ならアース線

取り付けケース①アース端子にネジが付いている場合

  • ①一番初めに家電製品の電源プラグを必ず抜いてください。

  • ②そして家電製品の電源プラグを差し込んでいる壁コンセントの電源プラグを差し込む部分のすぐ下に四角いキャップが目につくと思いますがそのキャップの下側につまみのように切込みが入っていますのでそのキャップをマイナスドライバーで上にあげますと真ん中にネジが有りますのでそのねじをアース線が止められる程度,約5mm程度プラスドライバーで緩めます。

  • ③次に家電製品側から出ているアース線の先端のビニール被膜をカッター,ラジオペンチ等で約1~2cm剥きます。この時に中の芯線を傷つけないように注意してください。傷をつけないようにするためにはその芯線に軽く切り込みを入れその先端部分をくるりと回してあげると取れやすくなります。

  • ④そして先程緩めたネジに巻き付けるようにしてドライバーでネジを適度に強く締めてから抜けないことを確認してから先程のキャップを下ろして完成です。

取り付けケース②アース端子にネジが付いていない場合

  • ①アース端子にネジが付いている場合と同じように家電製品の電源プラグを抜いて壁コンセントの電源プラグの差込口のすぐ下にあるキャップを上側に開けますといくつかの穴がある場合が有りますが内側の丸い形状をした2つの穴です。

  • ②次にアース線の先端部分を先程の要領でビニール被膜を剥きその穴の左右どちらでも結構ですので差し込んで,先程上にあげたキャップを下におろして完成です。

取り付けケース③アース端子が外側に露出している場合

アース端子が外側に露出している場合は露出している丸い形状のネジを約5mm程度回して家電製品側から出ているアース線を先端のビニール被膜をを約1~2cm程度剥き先程緩めたネジに巻き付けて緩めたネジを締め付けて完成です。

この記事では家電のアース線の全てを網羅できた訳ではない

アース線と家電

家電製品のアース線についての大まかな内容はお伝えさせて頂きましたが,アース線についての規定とかアース端子の穴の大きさに関する規定またアース工事をするため,もしくは工事を依頼する時の工事業者の資格についてであるとか,もう少し深く掘り下げてアース線の事を知りたい場合は「電気用品安全法における経済産業省令で定める技術上の基準」を参考にしてください。

また家電製品を購入した際に余り取扱説明書を読まない方が多いのですがその中に書かれている「家電製品を安全にご使用いただくために」といった1枚の紙に書かれてあるようにアース線の取り付けの必要性がわかり,家電メーカーが製品に付属している取扱説明書の中の接地する際の注意点が理解できると思います。

まとめ

アースが必要な家電は冷蔵庫,洗濯機,衣類乾燥機,電子レンジ,エアコンなどです。最近は絶縁対策の施されてアース線が付いていない冷蔵庫などが市場に出ていますが家電製品のアースは製品を使用している間に故障のために微小ながら漏れている電気を地中に逃がすために取り付けられていますので,たとえアース線が付いていなくても端子が有りますのでなるべくアース処理をしたほうが良いのです。

しかしその近くにアース端子がないという理由で取り付けていないケースが有りますがその危険性を理解してアース線が取り付けられるように延長してアース端子の所まで引くようにするか資格を保有している電気工事業者にアース端子を作ってもらうか,いずれにしても家電製品を安全に使用できるようにアース工事をしておくことです。

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Written By
岡本

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