シリカゲルを電子レンジで再生!再利用するための適切な加熱時間は?

目次

シリカゲルと電子レンジについて解説します

乾燥剤には、シリカゲル、石灰乾燥剤、クレイドライなどがあるほか、脱酸素剤としてエージレスなどがあります。
石灰乾燥剤は吸湿時に発熱作用があるのがありますが、シリカゲルは発熱作用がなく、最も汎用的に使用されている乾燥材です。

石灰乾燥剤(シリカゲルではありません)

シリカゲルという名は、二酸化ケイ素(シリカ)のゲル状の製品であることから使われています。無色または淡黄色で、透明または半透明の固体です。
市販されている乾燥剤としてのシリカゲルは、吸湿の指示剤として塩化コバルトを混入させています。塩化コバルトは乾燥時には濃い青色ですが、吸湿時にはピンク色になり、吸湿状態が知られます。

参照文献:マイペディア 平凡社 1994

シリカゲルは、容易に入手できます。例えば、下記に示すようにAmazonからも購入できます。用途別にしている場合もあります。

商品名①:シリカゲル乾燥剤「なんでも除湿シリカゲル」20g×20個入りが除湿剤
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商品名②:豊田化工 シリカゲル ドライフラワー用 乾燥 剤 (1kg) ×2袋セット
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乾燥剤としての石灰乾燥剤は、安価ですが、吸湿が化学変化ですので再生して乾燥剤にすることはできません。これに対して、シリカゲルの吸湿は表面吸着という物理変化ですので、吸湿したシリカゲルを乾燥してやれば、再生後も乾燥剤として使用できます。
乾燥には、フライパンで温めるのがよいのですが、簡便に電子レンジを使用することもできます。

ここでは、電子レンジを使用するときのやり方や失敗について紹介します。

シリカゲルを電子レンジで上手に再生させるコツ

電子レンジで吸湿したシリカゲルを再生するには、吸湿を加熱により乾燥させることになりますが、乾燥には温度と時間を上手に設定することが重要です。
そうしなければ、焦げてしまったり、乾燥不十分になったりするわけです。
この電子レンジでの温度と時間の選択がコツになります。

電子レンジで再生させるコツ①時間の設定

ゆっくりと乾燥させます。
電子レンジでは、火のように弱火というわけにはいきませんが、強弱のある電子レンジでは弱で十分です。500Wで2分くらいが目途です
が、一度トライして、状況を見て条件を決めていくというやり方にするとよいでしょう。

電子レンジで再生させるコツ②温度の設定

電子レンジでは温度設定ができませんが、出力を弱にして、加温を不足にならないことと、やりすぎないことに心がけます。
100℃未満で、80℃くらいで脱湿されます。
乾燥の指示になる、塩化コバルトがピンク色から濃い青色になるまで待ち、焦げないような時点で電子レンジを止めることです。
この温度のかかり具合を時間で行うことになりますが、その目安が2分くらいです。

電子レンジで再生させるコツ③均一な乾燥

吸湿したシリカゲルを均一に乾燥させることが必要です。そのためには、シリカゲルを重ならないように置くことと、ときどきかき混ぜるようにしなければなりません。

シリカゲルを電子レンジで上手に再生する手順

シリカゲルを電子レンジで失敗しないで再生する手順を示します。

手順①吸湿したシリカゲルを平たい耐熱皿に並べる

電子レンジのマイクロ波は食品の内部に入り込むので、シリカゲルの粒々の表面が吸湿されている場合で粒々が多少重なっていても脱湿されますが、乾燥を均一に進めるための工夫を入れます。
それは、シリカゲルを重ならないように並べることです。

手順②2分加温する

シリカゲルを並べた皿を電子レンジで加温します。加温の後、皿に水分がついていたら、ペーパータオルで拭きとります。
電子レンジから取り出す際などには、容器が熱いので鍋つかみなどで手を保護してください。シリカゲルをかき混ぜて上下面が入れ替わるようにします。容器が冷めるのを待ちます。

手順③さらに2分加温する

容器が冷めてから、再度加温します。手順②の繰り返しです。加温の後、皿に水分がついていたら、ペーパータオルで拭きとります。
指示剤である塩化コバルトの色がピンクから濃い青色に変わっていれば、乾燥完了です。ピンク色が残っていたら、皿が冷えるのを待って、もう一度、1分電子レンジで加温を行います。最終的には、塩化コバルトの指示剤のピンク色が濃い青色に変わったときが終了です。

手順④保存

容器が冷えたら、シリカゲルを密閉容器に保存します。

小さな袋に入った少量シリカゲルの再生方法

10g以下のシリカゲルが小さな袋に入って、食品などの乾燥に役立てるように販売されています。この小さな袋に入ったものでも、吸湿すると青色の指示剤がピンクになるのが袋の上から識別できます。そのとき、耐熱皿に載せて、電子レンジに500W、最大3分入れると、ピンクが青色に変わります。2分ほど冷やすと、これで再生されて乾燥剤として再び使用できます。
指示剤のピンクが青色に戻らなくなれば、乾燥剤のシリカゲルとしては使用できません。少量の小型の袋入りのシリカゲルは、このように簡単に電子レンジで再生できます。

10g入りの少量シリカゲル:不動化学の製品
撮影 : PEACE

小さい袋の拡大(青色の指示剤が透けて見えます)
撮影 : PEACE

シリカゲルを電子レンジで再生させる時にありがちは失敗は?

①乾燥にムラが生じる

粒々が重なっていると乾燥にムラが生じます。さらに一様に並べて、シリカゲルは熱伝導性がよくないので、粒々同士が互いに熱を伝えて乾燥を助けることをしません。
電子レンジでの加温、混ぜ、冷やしの順を守ればムラは生じません。

②焦げる

電子レンジで加温のし過ぎです。一度に加温せずに、段階を追ってすすめると失敗がありません。
電子レンジでの加温、混ぜ、冷やしの順を守って、行程ごとに観察する姿勢をとってください。

シリカゲルを電子レンジ以外ではどうやって再生できる?

シリカゲルの再生を電子レンジ以外の方法で行うには、どうすればよいでしょうか?

電子レンジ以外の再生方法①フライパンで温める

電子レンジでの再生よりこちらの方が一般的に思われます。
フライパンに油が付いていないことを確認して、フライパンの全面にシリカゲルを撒いてへらを使って煎るようにゆっくり温めます。
電子レンジの温度は弱火にして100℃未満80℃くらいにするとよいです。塩化コバルトの指示剤に頼りますが、吸湿が脱湿に変わる様子が目に見えて分かりやすいです。冷えるのを待ってから密閉容器に保存します。フライパンがなければ、鉄製の鍋でもよいです。

電子レンジ以外の再生方法②ホットプレートで温める

ホットプレートにアルミホイルを敷いてその上に吸湿したシリカゲルを載せて、フライパンと同じようなやり方で温めます。

電子レンジ以外の再生方法③他の調理器を利用する

ホットプレート以外でも加熱ができるものなんでも利用できます。オーブントースターや炊飯器などでも可能です。
時間がかかりますが、天日干しでも再生可能です。ヒーターの類ですが、ヘアドライヤーはちょっと難しいでしょう。温度が十分上がらないのと、風があって粒々が吹き飛ばされます。

まとめ

シリカゲルを電子レンジで再生する方法を検討してきました。電子レンジの良さは、加温スイッチを入れたあとは放っていてよいという簡便性がありますが、シリカゲルの再生の場合、吸湿したものの脱湿の様子を見ておく必要がありますので、加温時間の条件を決めるまでは必ずしも放っていてよいというメリットが生かされないかもしれません。そのような意味では、ガスのそばに付きっきりにならざるを得ないデメリットがありますが、フライパンで吸湿したシリカゲルが脱湿していく姿を観察しながら再生していくという方法の方が有利といえるでしょう。

シリカゲルは、100円ショップでも買えます。100円ショップで買ったシリカゲルは、小さな袋に小分けされていますので、再生には小さな袋ごと電子レンジに入れるのがよいでしょう。製品により電子レンジの時間が制約されているものもありますので、製品の袋に記載されている注意書きをよく読んでから使用してください。

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この記事を書いた人

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Written By
花透 PEACE43
家電情報を提供するライターです
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