【SONY MDR-XB55は周波数フラット&バランスの良い音質でコスパ最高でした!】

目次

こんにちは。音楽歴21年、元バンドマン、ボーカル&ギターと作曲をメインで担当していたイヤホン好きのアラフォー・ヒラノです。

今回は、2017年の7月15日に発売されたイヤホンである『MDR-XB55』のレビューです。

こちらは、低音が特徴的なベースブースター搭載モデルで、カタログ値で見ても再生周波数帯域4~24000Hzと、同価格帯の平均的なイヤホンに比べて低域レンジが広く取られたイヤホンとなっています。

再生環境は、主にiPhone&iTunesでの再生で、音源の圧縮形式はMP3、ビットレートは320kbps、ポタアン等は使わずイヤホン→イヤープラグへの直結で聴きました。

MDR-XB55 ヒラノ01

MDR-XB55 ヒラノ02

【SONY MDR-XB55の音質】☆☆☆☆★

・高域☆☆☆★★

まずはTIGER STRIPES『Kuhla』の楽曲で試聴してみました。

SONY MDR-XB55は、他のSONY製品に比べて高音域が変に強調されているところがないため、ハイハットのキレは良いながらも耳に痛く刺さったりすることはありません。

このイヤホンは、中音域の延長上に高音域が乗っているイメージの音作りで、自然な高音域が特徴です。逆に言うと高音の伸びが特別良いといったこともありませんでした。

そのため、メタル等の歪んだギターなどの『鋭さにあたる高音域』についてはあまり得意ではない印象を受けました。

・中域☆☆☆☆★

ボーカルにあたる部分はやや引っ込みがちながらも、フラットに聴くことができました。

ボーカル以外の楽器は、左右に振られたピアノのバッキングパートをしっかり捉えることができました。

また、女性ボーカルはジャンルや音域によって抜けるものとそうでないものに分かれました。

総合的に、中音域をメインで担当するボーカルパートで判断するならば、どちらかといえば比較的キーの低めな男性ボーカル向きのイヤホンだと思いました。

・低域☆☆☆☆☆

前述のTIGER STRIPES『Kuhla』に代表されるハウス系の楽曲ではバスドラムを勢いよく鳴らしてくれました。

勢いが良いながらも、変に膨らみすぎることもなく、絶妙なバランス加減でした。

ベース部分にあたる低音域も気持ちよく鳴らしてくれるのですが、それ以上にベースより少し上の周波数帯域に乗るシンセなどのバッキングパートをしっかりと聴かせてくれます。

この価格帯のイヤホンでここまでまとまった低音域を聴かせてくれるとは思っていませんでした。

低音域の表現力に関しては、同クラスのイヤホンと比較した場合、かなり上位に値すると思います。

・音の透明感☆☆☆★★

ドラムスはバスドラムやフロアタムの響きをしっかりと鳴らしてくれ、透明感もそれなりにありました。

全体的に混ざりが良く、透明度が高いわけではありませんが、ピアノにあたる音域の部分の音の分離は良かったです。

リバーブ等のエフェクトの表現については平凡で、再現度は普通でした。

あと、Tommy Emmanuel等の、インストゥルメンタル楽曲で聴くアコースティックギターの音の透明感は良かったです。

ギターの5、6弦に相当する低音弦の部分をしっかりと表現してくれていました。

・音の定位感☆☆☆★★

楽器のパート分けが破綻することもなく、ボーカルもセンター定位でしっかりと聴かせてくれます。

音場は横の広がりが狭めです。

低音がしっかりしているゆえの相対的なものかもしれませんが、高音をやや上側に広げてくれるため、縦の広がりを感じることができました。

【SONY MDR-XB55のコストパフォーマンス】☆☆☆☆☆

低音域を無理やり誇張しがちなこの価格帯のイヤホンが多い中、充分にして過剰すぎない低音域のチューニングは本当に素晴らしいです。

正直、これが3,000〜4,000円代で購入できることに驚きました。

特にイヤホン初心者で『自然な低音域ブースト』が欲しいといった場合は、筆者ならこのイヤホンを購入するべきだとお伝えするでしょう。

【SONY MDR-XB55のデザイン】☆☆☆★★

デザイン ☆★★★★

SONY MDR-XB55は無骨でプラスチック感の強いデザインのため、はっきりいってお洒落なイヤホンではありません。

おそらく、外見で購入を敬遠する方もいるでしょう。このイヤホンは人を選ぶと思います。

もし使うとしたらスーツ等のフォーマルスタイルではなく、ジーンズ等のカジュアルなシーンのファッションの時に合いそうです。

全体的にプラスチッキーな印象でありながら、ハウジング背面に施されているメタル部分の精密なヘアーライン加工は唯一良い点でした。

MDR-XB55 ヒラノ03

装着感 ☆☆☆☆★

はじめからなんなく装着することができました。

装着時の不快感でいうと、カナル型イヤホンに共通している、耳穴を塞ぐ時の「ボコッ」という音です。

装着してしまえば、耳から外れるストレスはありません。

このイヤホンは耳穴に入るハウジング部分が小さく設計されているため、奥まで装着することができ、レビュー時の試聴においては、少し動いただけで外れるといったことはありませんでした。

MDR-XB55 ヒラノ04

【SONY MDR-XB55のオリジナリティ】☆☆☆☆★

外見は形状にも色にもクセがあり、オリジナリティの強いイヤホンです。

まるでロボットアニメの陸上戦闘をこなす機体のような雰囲気で、男性が好みそうです。

音に関しては低音寄りのフラットで、オリジナリティといえるような個性は無いため、オリジナリティは星4つです。

【SONY MDR-XB55の機能性】☆☆☆☆★

マイクの装備は無しで、シンプルな有線式のパッシブイヤホンです。

Bluetooth等の無線機能はありません。

ケーブルは柔らかく、クセが付きやすいです。カバンやリュックに入れる際は付属のキャリングポーチに収納しておくことをオススメします。

イヤーピースはSS,S,M,Lと揃っていて好みのサイズに調節することができます。

MDR-XB55 ヒラノ05

耳穴の奥まで入り、しっかりと遮音してくれました。

近くで人が話していても一瞬わからないほどで、遮音性はかなり高かったです。

同メーカーでいうと、SONY MDR-EX450、SONY MDR-EX650の遮音性能と似ていました。

近年のSONY製品はアクティブノイズキャンセリング機能を使わないイヤホンでも、耳穴へのフィット感を高めることで遮音性に力を入れているのではないかと思います。

【SONY MDR-XB55の利用シーン】

遮音性が高く、外で音楽を楽しんでいても外部ノイズは邪魔になりにくいです。

ぜひ、カフェなどで作業に没頭するときに使って欲しいですね。

また、量感豊かな低音を鳴らしてくれるため、ダンスミュージックを聴きながら身体を揺らして楽しむのもありです。

また、意外なところでは、自宅でのチルアウト・タイムに向いていました。

筆者の場合、前述したTommy Emmanuelのようなアコースティックギターのインスト楽曲を聴いてリラックスすることができました。

SONY MDR-XB55は高音域の刺さりが無く、ギターの低音部を気持ち良く聴かせてくれるイヤホンなので、自宅でリラックスしたい時にも使えます。

【SONY MDR-XB55のジャンル】

筆者は初見ではR&Bを気持ちよく聴けそうだという印象を持ったため、Monicaの『Before You Walk Out Of My Life』のようなスローな楽曲を聴きまくっていました。R&B特有のバスドラムをバランス良く鳴らしてくれます。

また、楽曲中のボーカル部分がトラックに埋もれることがないため、ボーカル物を聴きたいという時にもかなり使えます。

玉置浩二等の主に低音の男性ボーカルのほうが好みですが、女性ボーカルでも抜けは良かったです。

ラウド系のジャンルはどうか??と思い、試しにBABYMETALの『ギミチョコ!!』を聴いてみたところ、メタル特有の高音域の歪んだ感じはやはり弱いものの、ボーカル部分はハッキリと聴かせてくれました。

全体的に見て、周波数が横並びのフラットに近いイヤホンで、どんな楽曲にも合わせることができました。

【SONY MDR-XB55の総合評価】☆☆☆☆★

MDR-XB55 ヒラノ06

最後に、SONY MDR-XB55のレビュー総合評価です。

結論からいいますと、先ほども書いたのですが、このイヤホンを3,000円〜4,000円台で買えるという事に筆者はビックリしました。

低音域は量感がありつつも破綻することがなく、家電量販店などにおいて『重低音がスゴい』といった販売ポップで推されたドンシャリ系イヤホンにありがちな、低音ばかりが妙に誇張された膨らんだ感じがありませんでした。

デザインは正直カッコ悪く微妙です。しかし、音質面、特に低音のまとまりが良いといった部分では、この価格帯においてはイチオシのイヤホンです。この特徴的な外見が許せる方は購入を検討する価値はあります。

また、どんなジャンルの楽曲でも許容できるところがいいですね。

イヤホン初心者で有線式ジャックのスマホを持っていて、幅広いジャンルを聴きたい方はとりあえずこれを買っとけという感じです。

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