掃除機のワット数について徹底解説!ワット数は吸引力と関係ある?

目次

掃除機のワット数について解説します

「掃除機のワット数」という言葉を、家電量販店や通販サイトで目にしたことがある方は、意外に多いのではないかと思います。しかしながらこの掃除機のワット数、300W、400W、600W、漠然と「うん、大きいほうがいいんだろうなぁ~」くらいに思われていて、その意味は理解されていないことと思います。また、家電製品でワット(W)なのだから当然電気代に影響するのだろう?、そんな疑問を持たれている方もいらっしゃるでしょう。
今回は、多くの方が見聞きしたことのある「掃除機のワット数」についてお話します。

掃除機のワット数とは?吸引力との関係は?

掃除機のワット数1

掃除機のワット数とは?

掃除機のワット数とは、掃除機が空気を吸い込む量と吸い込む力を”ワット(W)”で表した規格であり、JIS規格(JIS C9108)では「吸引仕事率」と呼ばれ、最大値~最小値で表記されています。消費電力のワット数と混同されることがありますが、あくまで別の指標です(当然、吸引仕事率が大きくなると消費電力も大きくなります)。
消費者が掃除機を購入する際に各社の掃除にの性能を比較できるようにすることを目的に、掃除のワット数が規定されています。

掃除機の性能向上を踏まえて規格も見直しが行われ、最近では平成29年8月に改訂が行われたばかりです。

吸引力との関係は?

同じ方式の掃除機(紙パック式、またはサイクロン式)で比べれば、掃除のワット数が大きいほうが、小さいモデルよりも掃除機の能力が高いと考えていいでしょう。
しかし、実際の使用時の吸塵力、つまりゴミを吸い取る力に関しては、吸込仕事率=掃除機のワット数のほかに、掃除機のタイプ・フィルターの種類・ゴミのたまり具合いなどによっても異なります。

種類別の掃除機のワット数の目安

掃除機のワット数2

ここでは、種類別の掃除機のワット数の目安についてお話します。

紙パック式

春の花粉症の季節、マスクをされる方も多いと思います。マスク着用で必ず感じることは「息がしにくい」です。紙パック方式の掃除機は、まさにこの状態。
掃除機のワット数が大きくても(=大きく息を吸い込んでも)、紙パックフィルター(=花粉マスク)でゴミや埃を吸い取りますので、実際の吸い込む力は当然ながら落ちていきます。
とても目の細かいフィルターを使用すると、小さなゴミまで集めることができますが吸い込む能力は著しく低下します。非常に目の粗いフィルターを使えば、たくさん吸い込むことができますが、ゴミを集めることができません。ここが掃除機のワット数と吸塵力の難しい関係です。紙パック方式の掃除機のワット数は600Wを超えるものも数多く販売されています。

サイクロン式

一方のサイクロン方式は、空気の流れを制御し小さな竜巻を発生させ、その遠心力でゴミを分別します。
そのため原理的にはフィルターが不要になりますので、本来の吸引力を最大限に活用することが可能になります。
一般的にサイクロン方式の掃除機のワット数は紙パック方式のものより小さく、方式の異なる掃除機の吸塵力は、掃除機のワット数だけで比較してはいけない理由が、ココに理由があります。フィルタレスのサイクロン方式の場合、掃除機のワット数は、おおむね200~300W程度が目安です。

ロボット掃除機

ロボット掃除機に関しては、掃除機のワット数が未公開の機種が多く、比較は難しいのが現状です。
ロボット掃除は、吸引力ではなく、常時ロボットが稼働し常にゴミを吸い続けてくれていることが重要であるので、掃除機のワット数で比較することが適切ではないのかもしれません。

ワット数の大きいおすすめ掃除機

それでは、種類別にワット数の大きい、おすすめの掃除機を種類別にご紹介します。

日立 かるパック CV-PC30

メーカー独自のファンモーターと空気流路をスムーズにすることにより、小型・軽量ボディで力強いパワーを実現した、紙パック方式クリーナー。
小型、軽量で掃除を行う際の取り回しがとてもラク、お年寄りなどにもおすすめです。
紙パックが取り外しやすい位置までスライドする「紙パックするりん構造」を採用し、紙パックが満杯状態でも、簡単に引き出せる。
反面、動作音が煩いという欠点もありますが、なにより他社をぶっちぎる掃除機のワット数680Wは今回の中でも突出するスペックを持ちながら、発売が2015年ということも相まって、実売価格で20,000円を下回ることもあるコストパフォーマンスが最大の魅力です。


画像をクリックするとAmazonへ移動します

東芝 トルネオV VC-SG512

サイクロン方式の掃除機は、完全フィルタレスや、全く逆で紙パック方式とほぼ同じ構造など、見た目やカタログだけでは理解できないものが多数あり、掃除機のワット数だけで吸引力は単純に比較できず、商品の選択は非常に難しくなります。
ここではサイクロン方式の特徴でありメリットである、一見低い掃除機のワット数でありながら高い吸引力、小型軽量、フィルタレスを考慮しました。なお、サイクロン方式でも500~600Wという掃除機のワット数の機種も存在しますは、これはフィルタタイプのサイクロン方式で、どちらかというと紙パック方式のワット数と比較すべきタイプになりますので、今回は除外しました。
サイクロン方式の最大の欠点でもある、ごみ捨てやダストボックスのお手入れ。どうせ面倒なら、洗っちゃえ!ということで、ダストボックスやサイクロン機構が水洗いできるというのが今回のポイントです。
本体重量3.2kgと若干重いかもしれませんが、自走式ヘッドブラシもあり本体の重量を感じさせない掃除っぷりです。吸引力に関しては文句なし、たっぷりとゴミを吸い取ってくれます。(筆者は現トルネオユーザです)
すこし派手なカラーリングも、カッコいいです。
某サイクロン方式の有名メーカーの半値程度で購入できるところも、うれしいポイントです。


画像をクリックするとAmazonへ移動します

ワット数以外でも掃除機を決めよう

掃除機は、当然ながら床掃除をするための家電製品です。家中を動き回って部屋の掃除をしますので、本体重量、コードの有無、ノズルの種類、溜まったゴミのお手入れなど、掃除のワット数以外の使い勝手も重要になってきます。
本体の重量と自走式ヘッドブラシは、女性や子どもなどでもどれだけ扱いやすいかを決めるポイントだと思います。吸引力が高くなればなるほど、使用者の力を補助する自走式ヘッドブラシは重要かもしれません。
また、とても些細なことでありながら掃除機で面倒に思うのは、電源の確保/コンセントの抜き差しです。ここは電源コードの長さやコードレスなどが指標になってきます。

最後に、掃除機で最も面倒なのは、溜まったゴミの処分、お手入れです。いかに簡単にゴミを捨てることができ、いかに簡単にダストボックスのお手入れをできるのか、数値では表現されないスペックです。必ずお手入れが必要なら水洗いOKなタイプが清潔感があっていいと思います。
その他、テレビを観ている子どもに嫌な顔をされる騒音、静穏性も隠れたポイントになります。

まとめ

掃除機の吸引力は、掃除機のワット数の小さいよりも大きいほうが能力として高いのは事実です。掃除機のワット数は、まさに消費者に向けた掃除機の性能を比較するための指標です。
しかしながら、方式が異なるタイプの掃除機のワット数を比較してはいけません。紙パックとサイクロン、よく認識しましょう。
また、掃除機のワット数が大きくなればなるほど、高くなり、大きくなり、重くなり、煩くなり、掃除をするという本来の目的にはデメリットにもなりかねません。
目的やユースケース(誰が使う、どのように使う、週に何回使う、など)に合わせて、適切な選択を行うことが重要です。

また、関連記事としてこちらでは、エアコンのワット数について解説しております。ぜひ、合わせてご覧ください。

【編集部より】あなたの感想を教えてください

こちらの記事はいかがでしたか?もし同じ疑問を持っている知り合いがいた場合、あなたがこの記事を友人や家族に薦めたりシェアしたりする可能性は、どのくらいありますか? より良い記事を作るための参考とさせていただきますのでぜひご感想をお聞かせください。
薦めない薦める

おすすめの記事

スポンサー

カテゴリ一覧