筆者が一番最初に買ったMP3プレイヤーはCDタイプ(メーカー失念)でした。HDD型のiPodは筆者がアンチAppleだったので購入対象外、フラッシュメモリが安価になった頃には単3電池駆動のiAUDIO G3、次がカスタム可能でBluetoothに対応していたCOWON J3、J3を壊してしまった後にNW-F885、今はMeMO Pad HD7をサブに、ZenPad S 8.0をメインに使っています。
Written By HN: トゥルーデは俺の嫁
現在シンプルなmp3のみ対応型からハイレゾ音源対応型まで、様々な音楽プレイヤー(MP3プレイヤー)がありますが、10年前より音楽プレイヤーを購入する人は確実に少なくなったと思われます。なにせスマートフォンでストリーミング音楽を聴ける時代ですし、モバイルバッテリーを持っていれば電池の残量を以前ほど気にせずに音楽プレイヤーとしてスマートフォンを使えるのですから、音楽を聴くためだけのデバイスを持つ必要がなくなっていると言っていいでしょう。
それでも様々なシチュエーションから「スマートフォン以外に音楽再生専用のMP3プレイヤーが欲しい」という人はいるでしょう。ですのでMP3プレイヤーの簡単な説明から、代表的なメーカー、シチュエーション別にどういったポータブル音楽プレイヤーがおすすめなのか、筆者の経験などを交えながら紹介してみようかと思います。
なお記事内表記の参考価格は2018年5月現在のものです。
普通に『音楽プレイヤー(MP3プレイヤー)』と言ってしまうと、パソコンの音楽再生ソフトからスマートフォン用音楽再生アプリ、mp3再生対応カーオーディオなども入ってしまいます。
今回紹介するものは持ち運べるもの(ポータブル型)を指し、一般的には『デジタルオーディオプレイヤー』と呼ばれたり『DAP(Digital Audio Playerの略)』と書かれたりするものです。音楽ファイルで最も一般的なものがmp3形式なので『(ポータブル)MP3プレイヤー』とも呼ばれたりします。
動画の再生や静止画の閲覧などもできるものは『デジタルメディアプレイヤー』または『MP4プレイヤー』などとも呼ばれますが、あくまで付加価値を高めた機器だと認識してもらうために呼び方を変えているだけで基本的には『デジタルオーディオプレーヤー』という呼び方で問題ありません。
現在はCDをパッケージで買う人も減り、音楽もネットのストリーミングで聴くことが一般的になっていますが、スマートフォンの月間使用量を減らしたいために、ネットに繋がずローカルで音楽を聴きたい人もいるでしょう。
ポータブル音楽プレイヤー(MP3プレイヤー)なら、お気に入りの音楽をプレイヤーに入れておくことでネットの繋がらない環境でも、そしてスマホの通信容量や電池残量を気にすることなく音楽を楽しむことができるのがおすすめの理由かつ最大のメリットでしょう。
デメリットはスマートフォンと異なり、ネットに繋いで音楽を購入することのできる音楽プレイヤーは一部の高級機のみで、基本プレイヤーに音楽を入れるにはパソコンが必要なのが前提になっていることでしょう。また各機器で再生できる音楽ファイルが異なっており、安価なものではmp3形式を含め2~3種類のファイルにしか対応していない場合があるのもデメリットです。
スマートフォンなら再生用アプリを変更することで、違う種類の音楽ファイルにも対応させることができますが、安価なMP3プレイヤーなどはそういったことができません。ですのであらかじめ自分が再生したいファイルの形式がその音楽プレイヤーで再生可能かどうかチェックする必要があります。
説明の必要がない日本の大手オーディオ&家電メーカーです。自社の規格を意地でも残そうという変なプライドさえ出なければ、そこそこにいいものを作るメーカーで高級機から入門機まで取りそろえていて万人におすすめできるメーカーです。
革新的音楽プレイヤーであるiPodを生み出したメーカーです。現在デジタルデバイスとしてiPhoneやiPadがあり、そちらが音楽プレイヤーも兼ねることができるため以前よりは音楽再生専用機には注力していません。ですが今でも家電量販店でも一定の売り場を確保する程度にはノルマ…ああ間違えました「人気はありまぁす!」。(お察しください)
10~15年くらい前、日本の音楽プレイヤーが利便性より音楽業界の利権を守るのに必死だった頃、現在のSONY(高級路線)の位置にいた韓国のポータブルオーディオメーカーです。都心部以外の家電量販店に置かれることは稀でしたが、そこそこの音質を備えていたこと、サポートが良いこと、ファームウェアなどで不具合の解消などがしっかりされていたことから音質にこだわる層にはおすすめのメーカーでした。
こちらもCOWONと同じ韓国のポータブルオーディオメーカーです。かつてはCOWONよりも買いやすい価格帯のものをメインに販売していたので人気が高く、その名前から(今では韓国嫌いの多い某巨大掲示板でも)『相川』や『愛川』という愛称で親しまれていました。10年くらい前にはヤマダ電機などの一般的な家電量販店でもよく見かけることができました。
現在は高級路線のメーカーに生まれ変わったので音質重視派におすすめのメーカーとなりました。
光学ドライブ、カーナビ&カーオーディオ、高級オーディオ関連機器を扱う有名メーカーです。音楽プレイヤー部門は安価なもので収益を上げられるほどの地力がないので一般ラインナップは排し、iRiver同様ハイレゾ機に絞って販売しています。
アンチSONY、アンチApple、アンチ韓国メーカーとなるとパイオニアかトランセンドかマイナーな中国メーカーぐらいしか選択肢がありません。ハードウェア自体は悪くないので「皆と同じ物はイヤ!」という方におすすめです。
(記事内の画像はAmazon商品の紹介を除いて、全て筆者が撮影し加工したものです)
安物のMP3プレイヤーはファイル管理が転送順になっているものが昔も今もそれなりにあります。
たとえばA、B、Cという曲の収録されたアルバムがあり、それに自動タグ付け&ファイル名付け機能を使って『01-A.mp3、02-B.mp3、03-C.mp3』という名前がつけられたとします。
パソコンなどでファイルを扱う場合やWALKMANやmp3対応のカーオーディオなどの場合、どんなコピーの仕方をしても上記ファイル名順に並ぶのが基本です。
ファイル名順の管理はOS側でなされるので(ファイル管理が適当な)安価なMP3プレイヤーに転送する際Aの曲を転送し忘れて、2つの曲を転送し終わった後に改めて転送すると、MP3プレイヤーでの再生順が『02-B.mp3>03-C.mp3>01-A.mp3』になるんです。
ファイル名やタグでのソートに対応していない場合、こういったことが起こりえます。
ですので最初からファイル名あるいはmp3ファイルに記録されたタグでソート可能な音楽プレイヤーの方が断然おすすめですが、安価なものは仕様からそれらを判断する術がありません。購入して対応していなかった場合はFATをいじってファイル名順に格納し直す『keyDESort』のようなツールを用いることで再生順を修正すると良いでしょう。
物理ボタン式、タッチ式、表示される曲名やその他の情報などを統合して『聴きたい曲が簡単に探し出せるもの』がおすすめです。
しかし音楽プレイヤーに入れる曲数、慣れている操作方式などは人によってことなり、ランニングや水泳中などに使う場合ディスプレイで曲名を確認することが稀なので、使用環境においては曲名の表示がそれほど重要でない場合もあります。
それを踏まえた上で自分が使う場面をイメージし、それぞれの状況で曲の探しやすい、または操作のしやすそうなMP3プレイヤーを選ぶのが大切です。
現在はモバイルバッテリーが普及しコンセントのない場所でも気軽に充電ができるようになりました。ですが再生時間は長いに越したことはありません。再生時間が12時間前後(実質8~9時間程度)だと短いと感じやすいのでおすすめできません。半日は持たないと旅行などちょっと長めの移動時間がある場合途中で充電が切れてしまうことも多々あるからです。
ですので最低でも仕様表記で再生時間15~20時間以上を謳われているものが望ましいです。Bluetoothを使う場合さらに電力を消費しますので、常時ワイヤレスイヤホンを使う場合はもう少し長めの再生時間を持つ音楽プレイヤーを探すのが良いでしょう。
環境や聴きたい音源によってはaac、ogg、wmaといったファイルで配布されている場合もあります。
DRMで著作権保護が掛かった曲以外は、変換ソフトでmp3に変換すれば再生はできますが、音楽を入手する場所(個人サイトや配信サイト)、CDからのリッピングは時代やその時々の考え方によっても異なるため気がつけばファイル形式がバラバラだったということもよくある話です。
またmp3形式は通常のエンコードだと無音部分が発生する仕様なので、ギャップレスで収録されているCDや音源の場合どうしても曲間に無音部分が発生し、興ざめしてしまうことも考えられます。(プレイヤー側に原因がある場合もありますが)
ですので対応している音源ファイルがmp3やwav(リニアPCM)しかないような音楽プレイヤーはあまりおすすめできません。
ディスプレイが無い防水ヘッドホン一体型MP3プレイヤーは、基本『曲順』か『シャッフル』でしか再生できないので曲を探す必要性が薄いのですが、そうでないものに関しては日本語表示に対応しているものを前提に選んでいます。
200曲を越えるとフォルダ分けとファイル名だけで管理するのは難しく、タグ情報によるアルバム検索やアーティスト名検索ができないと実用的ではありません。やはり日本語でそれらの表示ができた方が間違いなく楽なので、自身のカーオーディオも少ない選択肢の中からディスプレイに日本語表示ができるものを買って取り付けています。
充電時間に関してはあまり重視していません。今はモバイルバッテリーがありコンセントのない場所でもわりと簡単に、そしてこまめに充電できるからです。
ハイレゾ機に関しては使用する音源ファイルがmp3の数倍~十数倍の大きさになることから再生時間よりも容量の確保に重点を置いてあります。まぁ筆者が選ぶまでもなくほとんどのモデルがmicroSDカードを別途導入することで大容量化が可能ですけれどね。
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NW-A40シリーズには2種類あり、型番にHNがつく物が『ハイレゾ対応ノイズキャンセリング機能付きイヤホン付属モデル』ない物が『本体のみ』となっています。
再生約45時間(*1)128GBまでのmicroSDメモリーカードに対応に対応し、BluetoothはSMB、LDAC、apt-X、apt-X HDに対応、再生可能ファイルは不可逆圧縮、可逆圧縮、ハイレゾで一般的なものにはほぼ対応しており、音楽プレイヤーとしては誰にでも安心しておすすめできるだけの性能を持っています。
ちなみに有線のアナログヘッドホンやイヤホンは再生周波数帯域の高音部が40000Hz以上あれば『Hi-Res AUDIO』というマークが入っていない昔のものや海外製品でもハイレゾ音源を聴くことができますが、ハイレゾ対応の有無よりもノイズキャンセリング機能の方が恩恵を受けられる人の数は多いでしょう。事実かなり有用で、掃除機をかけながらの音楽を聴く際も音量を大きくせずに済むのが良いです。
かつて(10年ほど前)のWALKMANとは異なりDRMの掛かっている音楽ファイルでなければ普通に『ドラッグ&ドロップでファイルをプレイヤーに転送できる』ので、相変わらず出来のイマイチなSONY製音楽管理ソフトを使用しなくて済む点は充分評価出来るでしょう。
デメリットは充電や曲の転送に使う接続ケーブルがWALKMAN専用のもので、一般的なUSB-microUSBのケーブルが使えない点です。長い間このケーブルのまま互換性が維持されているのでiPodやiPhoneに比べればいくらかはマシと思いましょう。
仕様参考:SONY公式 NW-A40シリーズ
*1…128kbpsのmp3での計測なので、現在一般的な192~256kbpsのmp3やaac、可逆圧縮のflacを再生させた場合もう少し短くなります。
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iPhoneユーザーなら操作もやはり同様のiOSを搭載した音楽プレイヤー(MP3プレイヤー)『iPod touch 第6世代』が使いやすいでしょう。
容量の大きい128GBモデルもありますが、音楽だけなら32GBもあれば充分すぎます。CDを100枚単位でパソコンなどに取り込み、動画やゲームも楽しみたいといった方なら128GBの大容量の方がおすすめです。
筆者はアンチAppleですがユーザビリティやデザイン向上のため旧規格を無かったように切り捨てる「互換性…なにそれ美味しいの?Appleの製品が好きなら新しいの買いなよ」というメーカーの方針が嫌いなのであって、製品自体が嫌いなわけではありません。
ですのでモノが良かったり、多くの人に支持されているものであれば自分の好き嫌いは抜きにして普通におすすめしますよ?
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相川ことiRiverの高音質ポータブルオーディオブランドAstell&KernよりAK70 MK II(2)です。
昔はCD、シリコン、HDDまで廉価ポータブルMP3プレイヤーの第一線だったメーカーですが今やすっかり高級路線です。まぁMP3プレイヤーの低価格帯は有象無象の中国メーカーで溢れている市場なので、高い方に舵を切ったのは正しい判断かもしれません。
連続再生時間:約10時間(FLAC/96kHz/24bit時)
容量:最大464GB (内蔵64GB + 最大400GBのmicroSDXCに対応 )
Bluetooth:aptX HDに対応 (ハイレゾDAPを無線で使う人は少ないでしょうが)
ポータブルアンプ(*2)とのUSBによるデジタル接続にも対応
アンプとデジタル接続したい人、下のNW-ZX300と比べると最大容量が大きいので、FLACやリニアPCM音源を多く入れておきたい人におすすめです。あとはこの仕様に見合う音源と、ハイレゾを聴き分けられる耳があればバッチリでしょう。
筆者の耳はこの動画で13kHz(ボリューム限界まであげて14kHz)ぐらいまでしか聞こえないお耳です。ハイレゾ音源と通常音源をパソコンで聴き比べたことはありますが、普通の楽曲だと正直全く聴き分けられず、細かく小さな自然環境音が入ったイージーリスニング曲や金属を擦る音から心臓の鼓動音まで幅広いASMR音源を短時間に繰り返しまたは同時再生したときに辛うじて分かったというレベルです。
ハイレゾ音楽プレイヤーを買う前に、自分の耳がそれを聴き分けられるかどうか調べるのは実は結構重要なチェックポイントです。それを踏まえても高音質音楽プレイヤーの最終的な良し悪しは、イヤホンやヘッドホン同様『使用者の好みの音が出るか』が全てですので高価なハイレゾ音楽プレイヤーを買う場合は実際の店舗で必ず試聴してから購入することをおすすめします。
仕様引用:iRiver公式 AK70 MKII
*2…ポタアンとも呼ばれ、音楽プレイヤーの音の出力が弱い場合に文字通り出力を補強してくれるアンプリファイヤー(増幅器)という機械です。ポータブルと名前は付いていますが、そこそこの大きさと厚みがあるので音楽プレイヤーと一緒にポケットなどに入れることは難しいです。
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仕様確認をするために製品ページを読み込むほどに「うん…オーディオオカルトの世界だな」と独り言がでてしまったことは許してください。でもバランスイヤホンなどのリケーブルの際、半田で自作するレベルの人でも「オーディオ専用はんだを使ったら負け」と言う程ですので、効果の程は『お察し』だと筆者も思います。
再生ファイルはMP3からFLACはもちろん、DSDや最新のMQA(*3)に対応
容量:最大192GB (内蔵64GB + microSDXC対応 / SONY製のmicroSDXCは128GBまでしか無く他社製の動作確認は一切無し)
連続再生時間:ステレオミニジャック 約23時間/バランス標準ジャック 約20時間(どちらもFLAC 192kHz/24bit時)
Bluetooth:SMB、LDAC、apt-X、apt-X HDに対応
ワイヤレスでも高音質を謳うLDACに対応していますが、apt-X HDに接続安定性で劣り(遅延は動画さえ見なければさほど致命的ではありません)、対応機器がSONY以外ほとんど無いのでそこは特におすすめポイントではありません。それ以外は筐体の作りやコンデンサ、共振部分を少なくしたりする作りの違いがそのまま値段に表れています。上のAK70 MKIIと比べると連続再生時間に重きを置く人におすすめです。
筆者が注目したのはバランス用出力に『4.4mmの標準ジャック』を使用している点です。
この音楽プレイヤーに限らず、3.5mmや2.5mmのジャック&プラグは抜き差しによる摩耗や個体差による太さの違いで接触不良になる確率が経験上非常に高いです。(PC用スピーカー、MIDI音源、ポータブルオーディオプレイヤー、カーオーディオ、サウンド分配器、イヤホン&ヘッドホン…「また接触不良かよ!」と摩耗して使えなくなったケーブルやヘッドホンをいくつ処分したことか!)
4.4mmのプラグとジャックで接触不良になることはまずありませんし、接続時の安定性に長けていて断線も少なく耐久性も高いのでそういったヘッドホンが使えるのはかなりのメリットでしょう。でもそういった方面を追求すればするほど『ポータブル』要素から遠ざかってしまうのですよね。まぁポタアン使って音質を追求する層の方には「別にいまさら…」といったところかもしれませんが。
仕様引用:SONY公式 NW-ZX300
*3…MQAは新しいコーデックで、mp3などでは人間の耳にはほとんど聞こえない非可聴音域をバッサリ削っていたものを、『非可聴音域を可聴音域のデータ内にに織り込む』という手法で音質を維持したちょっと面白いコーデックです。FLACなど既存のコンテナにも格納できるのでMQAデコード能力の無い機器ではmp3同様の音質になりますが、MQAデコード能力のある機器では非可聴音域もできる限り再現できるという試みがなされています。
一つのファイルでハイレゾとノーマル両対応できるわけですから、普及すれば利便性は非常に高いかもしれません。ですが可逆圧縮(ロスレス)至上主義の人には関係ないフォーマットです。
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有線での音を最優先に、それ以外のものをバッサリ切り捨てたハイレゾオーディオ対応音楽プレイヤーです。発売からある程度の時間が経ち、3万円前後まで値下がりし買いやすい価格になっているのが本機のウリです。
再生ファイルはMP3からFLACはもちろんDSDなど(MQAはアップデートにて対応)
容量:最大416GB (内蔵16GB + microSDXC 2枚対応 /microSDXCは1枚200GBまで)
再生時間:15時間(96 kHz FLAC アンバランス再生)
Bluetooth:SMBのみ対応でDSD音源再生時は非対応
新型のDP-S1Aの方はマイナーバージョンアップでmicroSDXCが256GBまで対応、MQAに正式対応、USB/OTGを使ってのポタアンとのデジタル接続が可能…といった違いがあります。値段を取るかポタアンとのデジタル接続をとるかでどちらを買うかが決まるでしょう。
名前の通り古くから音響機器に関わるだけあって真摯に音に対しては取り組んでくれそうに思いますが、スマートフォン用操作アプリの評価がボコボコなところからソフトウェアの作りに関してはSONY同様イマイチな気配がただよっています。バランス接続に対応した比較的安い高音質音楽プレイヤーを探している人におすすめです。
仕様引用:ONKYO公式 DP-S1
(※写真はイメージ映像です)
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2018年現在、本製品NW-WS620シリーズと少し古いNW-WS410シリーズが併売されていますが主な違いはカラーリングとBluetooth機能の有無です。
NW-WS620シリーズはBluetoothに対応しているのでスマートフォンやタブレットなどと接続して、ワイヤレスイヤホンとしても使用できます。またNW-WS625(16GB ブラック)のみ片手で操作できるリモコンが付属しています。防水防塵性能に違いはありませんのでBluetooth機能が必要なければ、安いNW-WS413を購入するのもありでしょう。
仕様としてはIP68(防塵6/防水8)に対応した、プールなどの水中でも使えるいわゆる完全防水の音楽プレイヤーです。NW-WS623は海水・防塵・耐寒熱とかなりの防護性能を持っておりありとあらゆるスポーツシーンのお供とすることができるでしょう。
かつてNW-WS413を「完全防水だからサウナでも使えるよね?」と尋ねてくるお客さんがいましたが…嫌な予感がして「いやーそれはちょっと…」と使えると断言せず否定的に濁したことがあります。防水規格のIPX0~8は通常の水温(20℃程度)を想定した試験だということを聞きかじっていたので…。帰宅後調べてみたら案の定風呂やサウナなど温度が高く水蒸気が多く発生する環境での使用は想定されていない事が分かりました。
サウナなど温度&湿度が高い空間はわずかな隙間でも機器内に水分が入ってくる可能性が高くなり、それ以外でも石けん水などはその性質から小さな隙間に入り込んだり、防水加工を劣化させる可能性があるのでこれ以外の完全防水の音楽プレイヤーでもお風呂やサウナでは使用しない方がいいです。
実際にSONYの公式仕様ページには
防水の対象となる液体は真水、水道水、汗、プールの水、海水です。それ以外の液体(石鹸水、洗剤や入浴剤の入った水、シャンプー、温泉水など)がかかった場合は速やかに真水などで洗い流し、乾いたやわらかい布などで拭いてください。
使用可能温度外のため、サウナ、お風呂での使用はできません
と備考欄に記されています。
けれどNW-WS620シリーズを紹介するこのページには
寒いところからお風呂(*)まで
* 入浴剤やシャンプー・石鹸のご使用は故障の原因となりますので、ご遠慮ください
と書かれているんですよ。この説明を読んだだけだと石けんさえ使わなければOKの様に思えますが、その前の『サウナ、お風呂での使用はできません』と矛盾します。IPXの防水に関しては常温水での試験が前提ですから「温度が高い場所は基本アウトだし、そもそも石けん使えないなら風呂で使うには向いてないだろ!広報と技術者とウェブ担当はきちんと仕様を統一把握しておいてくれよ!」と愚痴りたくもなります。
こういう場合は対応していないことを前提として解釈した方が良いので「お風呂での仕様はNG」と思っていた方が良いでしょう。メーカーの仕様もごく稀に矛盾したことが書いてある場合があるので、細部まで読み込んで正しい仕様を把握しなくてはいけないという実例でした。
仕様引用:SONY公式 NW-WS620シリーズ
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見ての通りSONYが販売しているものの同型状廉価版MP3プレイヤーです。給電&USBによる曲転送が従来の『microUSB端子と防水型キャップ』ではなく、今流行の『マグネット式端子』を採用したことで内部への水侵入経路を塞ぐことができ構造的には防水性能が高いように思えます。
この1点においてはNW-WS623よりは良さそうなんですよね。筆者もマグネット着脱式USBケーブルを2本持っていますが、接続が楽なので充電用にはものすごく便利なんですよ。
IPX8のみ対応と言うことで、防塵性能には期待できませんし上記説明通りIPXによる国際防水等級はお風呂やサウナでの使用は想定されていません。使えば故障の可能性があることを把握した上で『自己責任でお風呂でも使う、使い捨てMP3プレイヤー』と考えれば値段的にはこちらの方をおすすめできるでしょう。
仕様参考:AGPTEK公式 S22
参考価格:4,780円/画像をクリックするとAmazonに移動します
廉価家電メーカーのグリーンハウスからでているIPX8防水対応のMP3プレイヤーです。
小さくてもディスプレイが付いており、歩数計やスイムカウンタも付いていますので、そういったおまけ機能に魅力を感じる方におすすめです。
端子部分に水や汗が入った場合錆が発生することもありますので、そういった場合は綿棒などで水分をとり完全に乾かした後で再使用することが推奨されています。まぁこれはどんな防水型MP3プレイヤーでも同じですけれどね。
残念ながら生産終了と言うことで、Amazonを含めネット通販でも在庫のみになっています。ディスカウントストアでもたまにお目にかかれる程度には有名なメーカーなので、運が良ければ実店舗で在庫品を見つけることができるかもしれません。
記事参考:GREEN HOUSE公式 GH-KANASPB4 Q&A
大容量重視であればストレージにHDDを採用し、80~160GBの容量を持つAppleの『iPod classic』が最適なのですが現在新品あるいは新品同様のものは市場にはないので、状態の良い中古品を店舗やオークションなどで探す以外に入手方法がありません。
HDDはその性質上衝撃に弱く、物理的な寿命がフラッシュメモリより短いので無理して買うほどではないと筆者は思います。
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ある程度音楽プレイヤー(MP3プレイヤー)に詳しい人なら「これは高音質DAPのジャンルでは?」と思うかもしれません。事実ポータブルアンプを内蔵していることからも、誰が見ても『KANN』は高音質音楽プレイヤーのジャンルでおすすめするべき製品です。
ですがコレの最大の特徴は『デュアルメモリーカードスロット』にあります。内蔵メモリ64GB、microSDカード256GB、SDカード512GBを併用することで最大832GB(OS使用分などは除く)の大容量を確保することができるのです。microSDカード二枚というのはよくききますが通常サイズのSDカードを併用できる製品はきいたことがありません。(凋落前の東芝やPanasonic製MP3プレイヤーは除く)
高音質音楽プレイヤーの更に上を極める人は大体お気に入りのポタアンを使用するでしょうから、わざわざポタアン内蔵のKANNを購入する人は少ないでしょうし「値段が高くても多少大きくなっても大容量の音楽プレイヤーが欲しい」という人のみおすすめです。
仕様参考:iRiver公式 Astell&Kern KANN
参考価格:15,714円/画像をクリックするとAmazonに移動します
こちらは本体にメモリを内蔵しておらず、別途microSDカードを購入する必要のあるMP3プレイヤーです。
ですが本体15,000円に128GBのmicroSDカードで約20,000円、256GBのmicroSDカードで約28,000円と考えれば容量単価としては決して悪くない部類です。
一応ハイレゾにも対応しているようですが、値段を考えるとそれだけの価値があるようには思えません。
あくまで大きな容量を確保できる音楽プレイヤーとして見るべきでしょう。ちなみに第一世代のX1は128GBまでのmicroSDカードしかサポートしていないので、購入の際は第二世代(2nd gen)としっかり表記されていることを確認してから購入しましょう。
ちなみに音楽プレイヤーを含む各Fiio製品の正規輸入代理店を『オヤイデ電気』さんが担っていましたが、2018年1月末をもって『株式会社エミライ』さんに移管されたようです。
仕様参考:オヤイデ電気 Fiio X1 2nd gen
記事参考:オヤイデ電気 Fiio正規輸入代理店移管のお知らせ
定価:35,424円、参考価格:35,574円/画像をクリックするとAmazonに移動します
入手しやすく、内蔵メモリが単体で大きい物というとこちらになります。
ただ基本iOSや標準アプリで内蔵メモリを消費しているため、純粋に使用可能な容量は128GBよりずっと少ないことはご了承ください。
Androidほどではないにしても、アプリを併用してある程度のカスタムができるのもおすすめのポイントと言えるでしょう。パソコンでの楽曲管理にはiTunesが必須になりますが、iPhoneと併用する場合は同期や転送を間違えると意図せずファイルを消去してしまったりすることもあり得るのでその点は十分な注意が必要です。
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4,000円以下の値段で、Bluetoothに対応して、(お約束の中華フォントですが)日本語表示ができ、ラジオが聴ける非常にコストパフォーマンスに長けた一台です。
内蔵容量は8GBですが、128GBまでのmicroSDカードが利用できるので容量不足になることはまず無いでしょう。
AGPTEKと言えば様々なメーカーのパク…類似製品をAmazonで販売していますが、短期間にモデルチェンジをおこなっていたのかどれが新しいものなのか判別することが難しいぐらいの商品が溢れています。
最近はそこそこの品質を持った製品がピックアップされたようで、Bluetooth対応ディスプレイ大きめモデルのC2、Bluetooth対応でディスプレイ小さめのA01T、そのBT抜き版A01、そして最もシンプルな(旧iPodもどきの)A02が人気のようです。それ以外は性能や実用面に問題があったのかAmazon.co.jp内では検索下位になるようですね。
仕様参考:AGPTEK公式 A01T
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フラッシュメモリメーカーとして有名なTranscendのMP3プレイヤーです。
この値段で、ボイスレコーダー、ライン入力、FMラジオの予約録音、A-Bリピート機能、再生時間は42時間と機能は充分、USBメモリ同様コストパフォーマンスが高いのが魅力です。
Gセンサーによる歩数計、イヤーフックイヤホンの採用からランニングやエクササイズ時の使用にも最適となっているので運動時のお供にもおすすめの音楽プレイヤーとなっています。ノーブランドのMP3プレイヤーを買うぐらいだったら、筆者は多分こちらを購入するでしょうね。Transcend好きですし。
仕様参考:Transcend公式 MP710
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グリーンハウスから単4乾電池1本で20時間再生を謳う音楽プレイヤーです。
内蔵バッテリーの代わりに乾電池を利用するタイプは昔も今も一定の需要があり、内蔵バッテリーを使わないため経年や充電回数によるバッテリーのへたりがなく、電池を入れ替えるだけですぐ使える充電不要な点がおすすめです。
タグ表示などで一部の漢字に非対応ですが、似たような単4電池駆動のAGPTEK U3は日本のFMラジオ帯域に対応しておらず、再生時間も10時間程度とのことなのでこちらの方がおすすめです。
仕様参考:グリーンハウス公式
今回の記事で紹介した防水対応音楽プレイヤー3種とトランセンド MP710 グリーンハウスのkana DBを除いたMP3プレイヤーはBluetoothに対応しています。個別に紹介するほどではない(&記事内の文字限界が近い)ので、ここではBluetoothが使えることを前提としたおすすめのメディアプレイヤーを紹介してみようかと思います。
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基本Android搭載型の音楽プレイヤーは消費電力が激しく、連続再生時間が短いので音楽プレイヤーとしては素直にはおすすめできません。(Android搭載 NW-F885を使用しての感想)
ですがタブレットサイズなら大きめのバッテリーを搭載できるため、音楽を聴くだけの用途に限定すれば『仕様時間(Z581KLなら11時間)』以上稼働させることも十分に可能です。というか一世代前のZenPad S 8.0が実際にできています。
タブレットというとポータブル音楽プレイヤーから少し外れるように思えますが、コレも歴とした持ち運び可能な『デジタルメディアプレイヤー』です。音楽再生アプリも自分の気に入ったものを導入できるので、操作性云々という問題も出にくく、不便な点はアプリの導入でいくらでも改善可能なのが最大のメリットです。
筆者はPowerAMPで音楽を聴き、SMBSync2というアプリを使ってワイヤレスでの音楽や動画を転送&同期させるやり方で運用しています。一度この方法に慣れてしまうと、ケーブルで繋いで音楽を転送するとか面倒でやっていられません。もちろんパソコンを立ち上げるのが面倒なときも、該当アプリを利用することでそのままネットラジオなどを視聴することができます。
『Media Link Player for DTV』で録画したテレビ番組を転送し、出先や待ち時間に見たりするのも7~8インチサイズのタブレットならスマートフォンより圧倒的に見やすいです。
ただしタブレットを音楽プレイヤーとして運用をするために欠かせないものがあります。それが『Bluetoothイヤホン』です。
動画を見るときは目の前に持ってくるので有線イヤホンでもさほど困りませんが、タブレットはポケットに入れられるサイズではないので移動中音楽を聴くとき鞄などにしまうのがデフォルトですが、鞄から有線イヤホンを伸ばすのは邪魔になり実用的ではありません。ですので鞄などに入れた状態でも音楽が聴け曲送りや曲戻し、再生一時停止が可能なリモコン付きのBluetoothイヤホンが必須なのです。
まぁ普通にスピーカーも付いているので自宅であればスマホ同様スピーカーで音楽を聴いてもいいのですが。
筆者はSONYのデジタルオーディオプレーヤー(NW-F885)で音楽を、タブレット(ASUS ZenPad S 8.0)では動画をと使い分けていましたが、いつの間にか音楽を聴きながらブラウジングもしやすいタブレットの方を重宝するようになりました。Android端末としてもタブレットの方が使いやすいのでNW-F885はZenPad S 8.0にお株を奪われてしまいました。
カーオーディオにもBluetooth機器を使って連携させているので、車内でお気に入りの音楽を聴きながらカーナビとして利用し、宿泊先に着いたらスピーカーで動画を楽しむと八面六臂の大活躍です。自宅、車内、外出時の待ち時間、あらゆる場所で音楽や動画を楽めバッテリーの持ちも平均的な音楽プレイヤーより良いので大きささえ気にしなければ、Bluetooth対応で動画の見やすいデジタルメディアプレイヤーとしておすすめです。
仕様参考:ASUS公式 ZenPad 3 8.0
そもそも内部外部問わずスピーカーを搭載したMP3プレイヤーの数は多くありません。COWONのiAUIDIO製品(J3あたり)から、WALKMANの外部スピーカータイプ、AndroidやiOSをOSとして搭載した疑似スマートフォンタイプの3種類ぐらいなのです。
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幅がやや大きめ音楽プレイヤーですが、ある程度の大きさが確保されていることでバッテリーサイズを大きくすることができた結果、音楽再生110時間、動画再生13時間と非常にスタミナのある一台となっています。
110時間再生の条件が表記されていませんが、筆者がかつて購入したCOWON J3はカタログ通りの再生時間があったと記憶しています。実再生可能時間がカタログ値の7~8割だとしても77時間も音楽が再生できるのであれば充分でしょう。
ちなみにスピーカーを使うとどんなDAPでも(音量の大小によっても異なりますが)仕様再生時間の1/2~1/3程度の時間しか再生できません。スマートフォンなどでも動画を見ていると(液晶画面がONだと)バッテリーがみるみるうちに減り、同様に大音量でスピーカーをならすほどバッテリーの消費が大きくなりますので、こればかりは避けようがないのです。
画面の自動回転にも対応していますので、タブレットほどではなくてもスタミナがあり動画の視聴もしやすい点でおすすめです。
仕様参考:COWON公式 COWON X9
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外部スピーカーはAC電源を利用できるので、MP3プレイヤー側の電池を気にせず使用することができます。
もちろんスピーカーのドック部分にセットすることで充電できるようになっており、充電しながらの音楽再生も可能なことを謳っています。(バッテリーの寿命的にはあまりおすすめできる使い方ではありませんが、筆者も充電しながらタブレットで音楽聴くことがしばしばあるので言うほど気にはしていません)
またウォークマン本体の電池を使ってもスピーカーを利用できるので、コンセントのない場所でも内蔵型よりも良い音で音楽を聴けるのがこの製品のおすすめポイントです。友達とのアウトドアイベントやソロキャンプのお供にもってこいではないでしょうか?流す曲は今なら『SHINY DAYS』や『ふゆびより』ですね。
が、もちろんその場合は本体のバッテリー消費が大きくなるので、出かける前にはフル充電またはモバイルバッテリーを忘れないようにしましょう。
カラーリングもお好みで『ブルー、ライトピンク、ホワイト、ビビッドピンク、ブラック』から選べるので「見た目が大事」という方にもおすすめできるDAPとなっています。
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実はハイレゾ対応で、microSDカードを2枚使えば最大容量432GBで運用できる点から大容量音楽プレイヤーの候補にもなったのですが、microSDカードを使った拡張はよりコスパの良いものがあったのでスピーカー付属音楽プレイヤーとしてこちらに選びました。
ですがAndroid端末なので消費電力が高いことは間違いなく、スピーカーを使用した場合仕様の18時間の半分程度の連続再生時間になると推測します。あくまでスピーカーはオマケと割り切り、Android端末ならではの拡張性を生かした運用をするのがおすすめです。
付属のプレイヤーでの不満点が解消できるアプリを探すことができるのもの魅力の一つです。上のタブレットの説明と同様アプリの組み合わせによっては様々なことができるので可能性は無限大です。(ただしSIM搭載ができないので関連機能を使うアプリはインストールできない可能性があります)
Androidかつハイレゾ対応のデジタルガジェットとして見ればいじりがいのある機器なので、スピーカー運用は程々に自分好みにカスタマイズして使いたいという人におすすめです。
仕様参考:Pioneer公式 XDP-100R
語学学習には聴きそびれた単語や文章、発音をなぞったりするために同じ部分を何度も聞くことが欠かせません。その為の機能を一般的に『A-Bリピート機能』と呼びます。(英語でも『A-B repeat feature』と同じ呼び方です)
一定価格以上の音楽プレイヤー(MP3プレイヤー)には割と付いておりそれほど珍しい機能ではありません。ですので下記に紹介する製品以外にも『A-Bリピート機能搭載』と書かれているのであれば同じように語学学習用として使うことが出来るでしょう。
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ワイドFM対応のラジオ搭載はもちろん再生時間も充分に長く、Bluetoothにも対応しており、この値段でノイズキャンセリング機能も搭載しているので、通勤中の電車内などノイズの多い環境で語学学習用として使いたい方はもちろん、費用対効果の高い音楽プレイヤーを探している方にもおすすめです。
上で紹介した外部スピーカー付きのNW-S315Kと同様に五色の中から好きなカラーリングを選べるのもおすすめのポイントでしょう。
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A-Bの区間リピートはもちろん、再生速度の変更、ピッチの調整ができるため、語学学習にはもってこいのMP3プレイヤーです。
少しモデルは古めですが、その分ファームウェアなどはこなれているので安心して使うことができるでしょう。
おそらく日本語フォントに違和感をもたれるかもしれませんが仕様です。旧製品の『iAUDIO 9』はuser.ttfと名前の付いたフォントファイルを導入することでフォントを変更することができたのですが、9+の方ではその設定項目はマニュアルや本体からも削除されているようです。
LDB形式で歌詞を埋め込むことができるので、汎用性を無視すれば語学学習用の字幕として使うことも可能です。音楽再生時にtxtファイルを閲覧できればそちらでも良いような気がしますが、フォントが気にならないまたはメーカーによる好き嫌いがなければ上のNW-S313よりもおすすめですね。
仕様参考:COWON公式 iAUDIO 9+
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定番おすすめの方でも紹介しましたが、散々悩んだ結果こちらでもおすすめすることにしました。埋め込み型歌詞にも対応していて、NW-S313ではできない再生スピードコントロールができるからです。語学学習用でハイレゾイヤホンは必要ないと思ったので本体のみのモデルを紹介しています。
筆者はMAN WITH A MISSIONや平田志穂子さんの英歌詞曲を覚えるために、NW-F885の歌詞表示機能を使って練習していました。歌詞表示機能をもった音楽プレイヤーならその機能を使って字幕表示が可能なので「語学学習時に文面の表示も欲しい!」という方であればNW-S313よりこちらの方がおすすめかもしれません。
筆者手持ちのNW-F885の場合は再生用ファイルに字幕や歌詞を埋め込んだものと、同じフォルダに同名のlrcファイル(*4)を配置する2つの方法で歌詞表示が可能でしたが、残念ながらNW-A40シリーズの仕様にlrcに対応しているかどうかは明記されていませんでした。
仕様参考:SONY公式 NW-A40シリーズ
*4…lrcファイルは表示時間と表示する文字を記したテキストファイルで
[01:50.75] but I got my crew with me to get it on
こんな感じで記述することによって対応プレイヤーなら任意の時間に歌詞や字幕を表示させることができる汎用歌詞ファイルです。ファイルの先頭に時間を指定せず書き込めば曲始めに曲名や歌手などの表示も可能なので、歌詞や字幕以外にもインフォメーションとして利用することができます。
今回は値段の安さよりも『有名メーカー』『手に入れやすい』『ある程度周知されているもの』を重視しておすすめとしてピックアップしましたが、どんなものを買っていいか分からない場合、買ったけれど頻繁に使うかどうか分からないのでしたら、レンタルCD屋さんやディスカウントストアで売っているような980~2980円ぐらいのノーブランドMP3プレイヤーから始めても良いと思うのです。低価格なら使う頻度が少なくても諦めが付きますし、機能が貧弱でも「安物だから」と納得できます。
実際に使っていく内に『このMP3プレイヤーの不便なところ』『こういう機能が欲しい』とかがしっかりと把握できてくるので、次に買う機種をより具体的に絞り込めるようになるわけです。
音楽プレイヤーの場合メーカー買いする人もいれば、実際に試聴してみないと買う気が起きない人まで様々です。筆者は「音楽プレイヤー付属のイヤホンは大抵クソなので、手持ちのお気に入りイヤホンを使う派」だったのですがSONYのNW-F885付属のノイズキャンセリング機能付きイヤホンを使ったとき「(ある程度の値段の機種なら)最近の付属イヤホンはちゃんと使えるんだなぁ」と考えを改めました。
音楽プレイヤー(MP3プレイヤー)は携帯電話と同様、常備することが多いガジェットなので「どうせ買うなら外見も重視したい」という人も多いです。スマートフォンも気に入ったケースがあるかどうかで選ぶ人もいますので、見た目重視でケースやカラーバリエーションが多いものから好みで選択するのもアリだと思います。そういう場合は選択肢の多いWALKMANやiPod touchなどがおすすめとなります。
ネットで購入する場合『デジタルオーディオプレーヤー』というジャンルから様々なものが選べますが、イヤホン同様使用者の好みの音が出るかによっても良し悪しが決まり、使用状況によっては大きさなども重視する必要があるので、購入前にはお近くの家電量販店に行ってみて可能であれば試聴を、できなければモック(再生できないガワだけのもの)でもさわって大きさや色合いを肉眼で確認することをおすすめします。
『操作性』『再生時間』などの性能も重要ですが後悔しないデザインのものを選ぶのも大事ですよ?