電子レンジといえば食品を十二分に温めてくれますよね。
料理する際の食材の解凍なども行えるため中々に汎用性のある便利な家電製品です。
それならば、電子レンジでお湯を沸かすこともできるのではないか、この記事を読んでいる方はそう思った方々でしょう。
ということで今回の記事では電子レンジでお湯を沸かすことはできるのか、というテーマにてお伝えしていきたいと思います。
実際に電子レンジでお湯を沸かす方法があるのか、あるならその方法はどういったものなのか気になる方はぜひ一度読んでみてください。
電子レンジでお湯を沸かすときとして適しているのは少量のお湯を沸かすときが考えられます。
例えばコーヒー一杯分のお湯がほしいときなどですね。
もちろんティファールのような電気ケトルがあれば便利なのですが無いとコンロでお湯を沸かすことになると思うので、少量のお湯の為だけに行うのは少々めんどうくさいですよね。
そんなとき電子レンジでササっとお湯が沸かせるのであれば、朝の忙しい時間をわざわざロスすることもありませんのでおすすめです。
それでは実際に電子レンジでお湯を沸かす方法とかかる時間について紹介していきます。
電子レンジでお湯を沸かすにあたり、以下のものを準備する必要があります。
必要量の水
電子レンジでも使用可能なコップ
ただ、ない場合にはコップの素材が陶器または磁気、耐熱ガラス、耐熱温度が140℃以上あるプラスチック、シリコン容器であれば使用可能ですので探してみてください。
参考元:Panasonic
以上のように電子レンジでお湯を沸かすには当たり前ですがコップと水が必要となります。
コップに対しては何でもいいというわけではないためその点には注意しましょう。
※適していないコップを電子レンジで使用すれば、電子レンジの破損やコップの破損などを招くことがあります。
参考元:29歳、離婚しました。
それでは次に具体的な電子レンジでお湯を沸かす方法とその時間について紹介していきます。
沸かす方法については特に難しいものではなく、電子レンジに水を入れたコップを入れて500W~700Wで2~3分温めるだけです。
本当に簡単に行える、ということがおわかりいただけたでしょう。
コンロで沸かす場合ですといちいち火を止めに行かなくてはなりませんので少々面倒です。
これはIHクッキングヒーターの場合でも同様ですよね。
電子レンジの場合は時間設定をするため、時間が来ると自動的に止まります。
方法も簡単ですし、余計な手間もかからないためよろしければお試しください。
参考元:家族で納得!
上記で紹介したようにお手軽に電子レンジでお湯を沸かすことができるわけですが、注意点が無いわけではありません。
というのも電子レンジでお湯を沸かす場合は突沸(とっぷつ)という現象に注意しなければならないからです。
それでは以下より突沸現象とは一体何なのか、またその予防策を紹介していきます。
突沸(とっぷつ)現象とは電子レンジのように静かに温められ、その液体の温度が沸点近く又は沸点以上となったときに少しの振動によりおこる現象です。
通常液体を沸騰させると泡がボコボコとなっていますよね。
電子レンジで温めた場合は目には見えませんが液体内部にそういった泡が存在しています。
それが電子レンジ開閉時の衝撃や、液体に何かを混ぜる際に一気にあふれてくることを突沸と言います。
参考元:コトバンク
電子レンジでお湯を沸かす際の突沸を防ぐには2つの方法があります。
一つ目は「少し冷ますこと」になります。
突沸は電子レンジで温めた後の、扉の開閉での衝撃、持ち運びしている際の衝撃、液体に何かを混ぜる時の衝撃のいずれかにより発生しやすいです。
これは液体の温度が沸点以上またはそれに近くなっていることが原因です。
よって電子レンジで温めた後すぐに取り出すのではなく、少し冷ました後に取り出すことで突沸の発生を防ぐことができます。
二つ目は「穴を空けたラップを使用すること」になります。
つまようじなどで穴を数か所開けたラップをコップにかぶせ、それを電子レンジで温めることでも突沸を防ぐことができます。
これにより、空気を外に逃がすことができるんだそうです。
参考元:家族で納得!
電子レンジでお湯を沸かす際の突沸を防ぐには以上ような方法があります。
参考にしていただければ幸いです。
意外、かもしれませんが電子レンジで水を温めたとしても沸騰はしません。
水の沸点でもある100℃を超えていたとしても電子レンジで温めている限り沸騰はしないのです。
というのも電子レンジでお湯を沸かすと沸点を超えても過加熱状態という沸騰する準備段階となるだけです。
通常沸騰はやかんの場合水の流れだったり、やかんの底のザラザラした部分だったりが沸騰を促しています。
参考元:教えて!goo
しかし電子レンジでお湯を沸かす際に使うのはコップだと思いますので、水の流れはもちろん底にザラザラした部分もありません。
これにより沸騰が促されることがなく、過加熱状態という沸騰の準備段階でストップしてしまうのです。
沸騰していれば熱いお湯というのが分かりやすいですが電子レンジで沸かした場合は沸騰しないため、熱いのかわかりにくいと考えられます。
特に子供などが行う際は想像以上の熱さに驚いてコップを落としてしまい、電子レンジの破損、もしくは火傷を起こすなんてことの無いように十分に気を付ける必要があります。
次に電子レンジで温めたお湯の温度などについて紹介していきます。
実際に電子レンジでお湯を沸かそうとしている方はぜひ一度読んでから行うようにしましょう。
電子レンジでお湯を沸かしたとしても100℃以上になることはほとんどありません。
もちろん100℃以上にならない、ということではありませんが大体、80℃から90℃程度が良い所です。
参考元:教えて!goo
参考元:家族で納得!
電子レンジで沸かしたお湯はどういった利用に適しているのかというとやはりコーヒーや紅茶、白湯などが適しているといえます。
これは上記でも紹介した電子レンジで沸かしたお湯の温度がせいぜい80℃から90℃程度なことからも言えますが、そもそも電子レンジでお湯を沸かす量がそれほど多くないですよね。
中には大きな容器に入れて沸かすという方もいらっしゃるかもしれませんが限りなく少数でしょう。
それにそういった使用方法はもしもの時、例えば突沸が発生したときに笑えない、笑いごとでは済まされない事態になりかねないため注意が必要です。
ということで、電子レンジで沸かしたお湯はコーヒーや紅茶などに使用するようにしましょう。
また、コップに入れて飲むスープなんかにも使用できますので、これらに使用するようにしましょう。
電子レンジで沸かしたお湯は80℃から90℃程度になることが多いため、カップラーメンの使用には適しません。
というのもカップラーメンはお湯を入れた後に数分待つ必要がありますよね。
これによりお湯又はスープが冷めてしまうため美味しく食べることできなくなることが考えられるからです。
また、パスタやそうめんなどを湯がくときにも電子レンジで沸かしたお湯は適さないと考えられますね。
参考元:YAHOO!知恵袋
このように電子レンジで沸かしたお湯の使用には適さないものはあります。
よって使用するのは上記でも紹介したように、コーヒーや紅茶、スープなどにしましょう。
電子レンジでお湯を沸かすと少なからず突沸という危険性をはらんでいます。
人によるとは思いますが、いつか噴き出すかもしれないと思うとすごく不安になりますよね。
そのように不安になる方はなにも電子レンジでお湯を沸かす必要はありません。
素直に電気ケトルや、やかんを使用した方が精神的にも良いでしょう。
少々手間に感じるかもしれませんが、不安なのを押して使用しケガなどしてしまったら元も子もないので、少しでも不安に思う方は電気ケトル、もしくはやかんなどの他の方法を取ってください。
今回の記事では電子レンジでのお湯の沸かす方法などについてお伝えしてきました。
沸かし方は「 電子レンジに水を入れたコップを入れて500W~700Wで2~3分温める」だけですので、特に難しいというものではありません。
ただ、その際に使用する容器の素材には気を付けるようにしましょう。
適さない容器を使用してしまうと容器が破損し、中の液体が漏れることでの電子レンジの故障、もしくは火傷を負うということも考えることができます。
よって電子レンジ用のコップがないときは「陶器または磁気、耐熱ガラス、耐熱温度が140℃以上あるプラスチック、シリコン容器」の素材が使用されているコップを使用するようにしてください。
突沸という危険性もありますので、電子レンジでお湯を沸かすという方は念には念を入れた注意を行いましょう。
また、こちらは関連記事として、牛乳を電子レンジで温める方法を解説しております。ぜひ、合わせてご覧ください。