日本には日本人が英語をより理解しやすくなるようにと和製英語が豊富にありますよね。
実は「コンセント」もその中の一つなのです。
そこで今回この記事ではコンセントの語源について紹介するとともに、コンセントは英語でどのように言うのかを紹介していきます。
コンセントは英語でどのように言うのかな、語源は何なんだろうといった疑問をお持ちの方はぜひこの記事を読んでみてください!
まずはじめに、英語の「consent」はコンセントの語源ではありません。
consentとコンセントはアルファベット読みで同じように読めるため、勘違いしてしまいますよね。
しかし、外国の方にコンセントと言ったとしても意味が通じないため、コンセントの語源は「consent」ではないということを覚えておきましょう。
ということで、コンセントは日本オリジナルの言葉である和製英語になります。
日本には和製英語が多くあるため、外国の方とお話される時はその点には十分気を付けてくださいね。
上記でもお伝えしたようにコンセントの語源は英語の「consent」ではありません。
そもそも英語の方の「consent」の意味は“同意”なので普段使用しているコンセントの意味からもかけ離れていますよね。
となると、コンセントの語源は何なのかというと「concentric plug」なのです。
しかしこのconcentric plugという英語が中々に聞きなれないため、コンセントの語源がconcentric plugといわれてもピンとこないでしょう。
よってその経緯についてもう少し詳しく説明すると、その昔に輸入したコンセントの形状は同心円状でした。
そのことから同心円を表す英語であるconcentricとplugが合わさりconcentric plugと呼ばれていました。
文字通り、同心円状のプラグということですね。
ただ、現在もコンセントを表す英語はconcentric plugではないため、あくまでもこの同心円状のコンセントの製造名だったのではと言われています。
その製造名であるconcentric plugを日本人が言いやすくしたものがコンセントであるという説が有力です。
以上がconcentric plugがコンセントの語源であるといわれる理由になります。
参考元:やっとコンセントの語源に納得
また、他にも東京電燈(2018年現在の東京電力)に勤めていた社員の一人である小林勲さんという方がconcentric plugのことを、コンセント(壁などに埋め込まれている方)とプラグ(差し込む方)に呼び分けたことがきっかけとなり、このコンセントという認知が広がったことから定着したという説もあります。
参考元:wiktionary
どちらの説もコンセントの語源がconcentric plugであることは変わりませんが参考までに。
コンセントの語源は「consent」では無いため、もちろん英語でコンセントを表す際も「consent」では通じません。
それでは英語でコンセントは何というのかというと、米国では「outlet」や「receptacle」、英国では「socket」という単語がそれぞれコンセントを表します。
中にはコンセントの語源が「outlet」であるということは聞いたことがあったけど、それ以外は知らなかった、米国と英国ではコンセントを表す単語が異なるという点は知らなかったという方がいると思います。
特に米国と英国とでコンセントを表す単語が異なるという点には注意が必要かもしれません。
英国人の方にコンセントを伝えようと「outlet」と言っても伝わりませんので。
参考元:やっとコンセントの語源に納得
コンセントの語源について、この記事ではすべてを紹介できたわけではありません。
そのためこの記事を読んでいて疑問に感じる点もあるでしょう。
そこでコンセントの語源について何か疑問が残りましたら、その旨を当サイトのお問い合わせフォームにてお伝えいただければ幸いです。
お問い合わせいただいた内容を元に加筆もしくは修正を適宜行わせていただくこともありますのでお気軽にお問い合わせください。
今回この記事ではコンセントの語源について紹介してきました。
コンセントの語源は「concentric plug」です。
これは昔にコンセントを輸入した際、その形状が同心円状だったことから言われています。
※concentric=同心円の意味
その「concentric plug」を日本人向けに呼びやすく略称したのがコンセントと言うわけですね。
日本語の中にはこういった和製英語が多く存在します。
例えばテレビゲーム、サラリーマン等もそうです。
和製英語を外国の方に話してももちろん上手く伝わらないため話す際はきちんとした英語を使いましょうね。
また他にも様々な国のコンセント事情について執筆しています。気になる方はぜひ合わせて読んでみてください。