書籍と違い、場所を取らない、場所を選ばないと言うメリットがある電子書籍。
GWや盆暮れなどにセールをやっていることも多く、所謂大人買いをしていて気がついたらkindle Paperwhiteの容量が一杯になっていた、なんてことがあると思います。
では、容量が不足したときはどうすればよいのでしょうか?
対処方法はいたってシンプル。
端末から不要なデータを削除する、もしくは端末自体を大容量のものに交換する。
方法はコレしかありません。
他の電子機器であれば、端末の増設・書籍データの圧縮と言った選択肢もあるのかも知れませんが・・・kindle Paper whiteはそういった機能には対応しておりませんので。
本記事では、kindle端末が容量不足に陥った際の対処方法として、
と言った内容を紹介していきます。
そもそも、何故kindle Paperwhiteは容量不足に陥ってしまうのでしょうか?
'18年6月現在でのkindle Paperwhiteの容量は4GB、OSなどのシステム領域を除いて実質可能領域は約3.1GBとなっています。
では収納する電子書籍の容量がどの程度なのかと言うと、コレはPCにkindle端末を接続することで簡単に確認することが可能です。
<!--自前のスクリーンショットです-->
PCに接続してエクスプローラで端末を開いた直下、上記画像の赤丸部分のdocumentsフォルダに電子書籍データが格納されています。
調査したところ、一般的なkindle書籍はざっくり下記のような容量でした。
- 書籍:300KB~600KB
- マンガ:30MB~50MB
マンガの容量が、書籍のおおよそ100倍となっています。
テキストデータと画像データの違いなので、これはまぁ仕方のないことでしょう。
ちなみにkindle端末上で確認する方法は下記の通りです。
「設定⇒端末オプション⇒詳細設定⇒ストレージ管理⇒アイテムを選択して削除⇒本」
<!--自前のスクリーンショットです-->
大前提として、マンガや雑誌などの画像データは書籍の100倍くらい容量を喰うようです。そりゃkindleさんもお腹一杯になります。
最早謎は全て解けたようなものですが、端末内のデータ容量が圧迫される主な要因として、下記の2点が挙げられるでしょう。
前述の通り、書籍に対してマンガや雑誌など、画像データの塊である電子書籍はデータ容量が段違いに多いです。
なので、データ容量の多い書籍を取捨選択していくことが、容量不足に陥らないためには必要となります。
紙媒体の書籍と違い、「置き場所を取らない」ことは電子書籍の大きなアドバンテージです。とは言っても実際は容量を食っているわけで・・・
例えるならば、「読み終わった本が本棚に一杯で新しい本が入らない」と言う状態と全く同じなワケです。読み終えて、読み返すこともなさそうな本は、潔くスッパリと端末から削除したほうが良いでしょう。
容量不足を解決する方法はありません!
なんてことを言ってしまうと怒られてしまいそうですが、実際のところ、電子書籍データの圧縮などは不可能なので、取れる対処が
- 不要なデータを削除する
- 大容量の端末に買い換える
の2つしかありません。
そもそも書籍だけでKindle Paperwhiteの4GBが埋まるはずもなく、
4GBで足りないということはマンガ・雑誌などをメインで購読しているユーザー様だと思います。正直、それだと端末の容量が4GBでは全然足りないでしょう。
いっそのこと大容量のモデルに買い換えてしまうのが一番楽だと思います。
端末から電子書籍のデータを削除する際に、もっとも気になるのはこの点でしょうが、kindle端末に関してはこの問題は杞憂です!
一度購入した本は何度でもダウンロードしなおすことができます。
というかむしろ、これこそが電子書籍最大のメリットと言えるでしょう。
唯一の懸念点が、「電子書籍のサプライヤーが事業から撤退した場合は、その後の電子書籍のダウンロードが不可能になりかねない」と言う点ですが、kindle書籍を提供しているのは世界のamazonなので、事業撤退するようなことはまず有り得ないでしょう。
端末から削除する方法は、前述した書籍の容量を確認する画面から可能です。
「設定⇒端末オプション⇒詳細設定⇒ストレージ管理⇒アイテムを選択して削除⇒本」
ここで選択するだけで、端末から削除することができます。
もしくはPCに接続して削除することも可能です。
これまた前述したdocumentsフォルダを開いて、不要なデータを削除する。コレだけです。
専用アプリなんかが不要でエクスプローラ上の操作のみで完結するのはamazonの素晴らしい対応ですね。
iTuneなんかには見習って欲しいです・・・
kindle端末上の操作では、ライブラリ上で「全て」と「ダウンロード済み」の選択タブがあります。下画像赤矢印の部分です。
<!--自前のスクリーンショットです-->
全てのタブを選択した状態だと、端末に紐付けされたアカウントで購入した本が全て表示されるので、タップするだけで再ダウンロードが可能です。
'18年6月時点でのkindle端末の一覧は下記のようになっています。
<!--amazonHPのスクリーンショットです-->
引用元:Amazon
kindle Paperwhiteは大きさ・価格・スペック的に最も取っ付きやすいモデルなのですが・・・容量が4GBしかないのがネックとなってしまいます。
そこで、漫画を読む人におススメなのがkindle Paperwhite マンガモデルです。
容量なんとkindle Paperwhiteの8倍の32GBです。端末のサイズ・重量は変わらずに容量が8倍。ステキ!
ただ、機能的には無料3G回線が使えなくなっています。
とは言え、無論のことWi-Fiには接続できるし、マンガを落とすのに通信速度の遅い3G回線を使うこともないでしょう。
自分が持っているkindle端末はマンガモデルですが、3G回線が無くて困ったことはありません。家でダウンロードしておけば済む話ですし、今時そこらのカフェなりでフリーのWi-Fiなんかそこらじゅうを飛んでいますので。
kindle Paperwhite とマンガ版の価格差は2000円。
2000円差で容量が8倍なのだから・・・筆者は圧倒的にマンガモデルをおススメします。
恥ずかしながら、筆者もkindleを完全に使いこなしているとは言いがたく。
保有していない「kindle Paperwhiteマンガモデル」以外の端末での操作は実際に試せていません。
何か疑問に思う点があれば、お手数ですがフォームよりお問い合わせください。随時、加筆・修正をしていきます。
いかがでしたでしょうか。
昨今の記憶媒体の小型化・大容量化は凄まじく、1.44MBのフロッピーディスクの時代を知っている筆者としては、テラバイト容量のUSBメモリが普通に出回っている現状は良くぞそこまで進化したものだと感慨深く感じるものがあります。
同じペースで進化が続けばざっくり20年後にはkindle端末の容量がペタバイト(1024テラバイト)に到達していてもおかしく無く、そこまで達してしまえば容量不足で頭を悩ませることなんてなくなると思いますが・・・まぁそれに関しては気長に待つしかないでしょう。頑張れ科学。
そのうち更なる大容量の電子書籍端末は間違いなく登場するでしょうが、自分たちは今を生きているわけで。待ってはいられません。
本記事で説明した手法でkindle内の無駄を減らし、容量不足に頭を悩ませることなく快適な電子書籍ライフを満喫していきましょう。