コンセントのプラスとマイナス!極性の見分け方とプラグ側も解説

この記事を執筆するにあたって

子供が小学生だったころ、コンセントを見て、右と左の長さが違うのはどうしてなのか、という質問を受けたことがありました。長いのと短いのでは、違う電気なのだ、と教えてもよく分からない顔をしていたのが記憶にあります。コンセントの極性について、説明してみます。

Written By 花透 PEACE43

目次

コンセントの極性、プラスとマイナスについて解説します

電源には極性があります。極性というのは、いわゆるプラスとマイナスです。電源では、HotとColdと呼びます。Hotは電圧が高い方で、Coldは電圧が低い方です。電気はHotからColdに流れます。Hotをプラス、Coldをマイナスと呼びます。

家庭に入っているコンセントにもプラスとマイナスの極性があります。日本では、通常、コンセントの口は二つあり、一方が他方よりも少し短めになっています。長い方がマイナスで接地側であり、短い方がプラスで非接地側です。

ここでは、コンセントのプラスとマイナスについて、極性のある理由と極性の見分け方を説明します。さらに、電気機器のプラグについての極性についてもふれます。

コンセント

コンセントにプラスとマイナスで極性があるはなぜ?

理由①電気のループ経路を作る

電気が流れるには、電源から出て電源に戻る、というループがなければなりません。コンセントの非接地側のプラスから機器の入り口に入り、機器の出口からコンセントの接地側のマイナスに入って、電源に戻るというループを作ることで、機器に電気が流れます。プラスとマイナスというのは電位差であって、電位差がなければ電気が流れません。

理由②感電を防止する

機器の筐体をコンセントの接地側、マイナスにつなぐことにより、筐体に触れても感電しないことになります。

コンセントの極性、プラスとマイナスを見分ける必要性は?

コンセントのプラスとマイナスを区別してつながなくとも、すなわちコンセントの極性に合わせて機器側の極性を合わせなくとも、ループを作ったことになりますから、電気が流れ、機器は作動します。

それでも、コンセントの極性、プラスとマイナスを見分ける必要性はなぜあるのでしょうか?

必要性①電流の位相を合わせる

家庭で使用しているのは交流で、交流波には、大きさを示す振幅と時間のずれを示す位相があります。コンセントの極性のプラスとマイナスに機器の極性のプラスとマイナスを対応させることで、元の交流の位相の差をなくすることができ、機器の安定性や品質の向上が見込まれます。例えば、音響機器で高音質の音楽を厳密なずれがないように視聴できます。

必要性②感電を防止する

機器の筐体を接地側につなぐことで漏電をなくします。非接地側のプラスと接地側のマイナスを区別する必要があります。

コンセントの極性、プラスとマイナスを間違えても使えるの?

先に述べましたように、コンセントの極性、プラスとマイナスを間違えて、機器につないでも、機器は作動します。電気が電源から出て戻るという道ができているからです。しかし、これも先に述べましたように、コンセントの極性のプラスとマイナスに機器の極性のプラスとマイナスを間違えてつなげば、交流波として、位相を正しく再現できません。位相のずれまで考慮された設計の機器に対しては、設計通りの出力が期待できません。

コンセントのプラスとマイナス!極性を見分ける方法

コンセントのプラスとマイナスの極性を見分けるにはどうすればよいでしょうか?その方法を紹介します。

もっとも簡単な方法は、指を使うと分かるのですが、危険性がありますから、方法に入れません。指を使う方法とは、コンセントの長い方に指を触れて応答がなければ、長い方がマイナスであると確認できます。コンセントの短い方からは電気が出てきていますので、決して指を触れないことです。長い方は電気が出ていないはずですが、万が一、配線工事で間違えていると、電気が出ていることになります。危険性というのは、配線の間違えが起こっている可能性が否定できないと思うからです。

方法①検電ドライバーを用いる

検電ドライバーとは、検電テスターとも呼ばれ、電気機器や電気回路に電気が通じているかどうかをランプで確認するための測定器です。検電ドライバーの先をコンセントの口に差し込み、検電ドライバーの頭を押して、検電ドライバーの柄の部分のランプが点灯するかどうかを調べます。点灯する方がプラスで、点灯しない方がマイナスです。

検電ドライバーは、例えば、以下の商品が販売されています。

商品名:アネックス(ANEX) ペンシル型LED検電ドライバー No.2036-L

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方法②テスターを用いる

電圧や電流を計るテスターで電圧を計る方法もあります。テスターをAC交流レンジにして、テスターの棒をコンセントの一つの口に入れ、テスターのもう一方の棒を壁につけて電圧を計ります。電圧が高い方のコンセントの口がプラスで、低い方がマイナスです。

テスターの商品を紹介しておきます。

商品名:OHM(オーム電機) デジタルマルチテスター 普及型 TDX-200 (04-1855)

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機器側のコンセントのプラグのプラス・マイナスの極性を調べる方法

機器側のプラスとマイナスの極性を調べる必要があります。その方法について述べます。

方法①機器の電源コードを見る

機器の電源コードには、2本のプラグの片側に接地マークがついているものがあります。そちらの方がコンセントの長い方の接地側、マイナスに対応します。写真2を参照してください。また、電源コードの会社によっては社名をプラグ部に入れて社名の先頭文字側で極性を表すところもあります。写真3を参照してください。

写真2.アースの印のついた電源コード

写真3.会社名の入った電源コード

方法②テスターで電圧を計る

テスターで電圧を測定して極性を決める方法がありますが、専門的になりますので、下記の資料を参照してください。

参照元:電源物語Vol.3

コンセントのプラスとマイナスの極性について疑問が残ったら

この記事ではコンセントのプラスとマイナスの極性について全てを網羅できたわけではありません。特に、画像機器や音響機器のメーカーの機器の安定性や品質の向上に、極性の影響がどのくらいであるか、詳述できませんでした。詳しくは、ご使用の機器のメーカーに尋ねられるとよいかと思います。
疑問点を感じるようでありましたら、お問い合わせフォームでお問い合わせください。皆様のご質問等を反映しまして、記事を随時、加筆や修正をしてまいります。

まとめ

電気機器をコンセントにつなぐとき、機器の電源コードのプラグの極性をいちいち確認してからつなぐという方は少ないと思われます。日常生活ではほとんど気にしないでも間に合っていることが大きな理由でしょう。

交流電源のコンセントにも極性があり、電気機器もプラスとマイナスの極性に対応して電源コードをつなぐということは、細かなことにまで気にかけて、出力のよりよい質を求めるということにつながります。

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花透 PEACE43
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