昔の人は、「昔はエアコンなどなくても過ごせていた」なんて自慢する人もいますが、特に今の酷暑の夏は、部屋にいても熱中症になる人がいるほど異常とも言える暑さ。エアコンは絶対に必要な必需品となっています。
リビングにはさすがにあるけど、各寝室など部屋ごとにはないので、さすがにエアコンを入れたいと思っている場合、やはり1つではなく2つ、3つとまとめ買いしたほうがお得に設置ができるのでしょうか?
エアコンと言えば、以前よりは安価になったものの、家電の中でも決して安くないもの。まとめ買いなど上手く工夫して少しでも安く手に入れましょう。
そもそもまとめ買いというのはどんな仕組みなのでしょうか?基本的に、まとめ買いができるのは、家電量販店となります。最近ではネットショッピングなどが主流ですが、どうしても対面ではなく交渉をしづらいので、直接話せる家電量販店がねらい目なのです。
特にまとめ買いができるのは、駅前などにある大型の家電量販店。
エアコンだけでなく白物家電からガシェット系、更にはおもちゃや化粧品などまで幅広くラインナップされているようなお店が良いでしょう。
理由としては、例えば一人暮らしを始める際に、エアコンだけでなく冷蔵庫や洗濯機、電子レンジなど生活に必要な家電をまとめて同じお店が買うことで、お店側としてもより大きな利益を見込めるだけでなく、配送なども同時に済ませられるのでメリットが大きく、旨みが多いので、まとめ買いしてもらいたいのです。
特に東京・池袋や大阪・日本橋のようなライバル店が多いところだと売り上げノルマも厳しいので、まとめ買いしてもらえるお客さんはいわゆる太客。
多少、無理な値引きをしてでも、自分のお店で買ってもらいたいので、頑張ってくれる可能性があります。
参考: 日程トレンディ
では、エアコンに絞って、エアコンを複数台まとめ買いした場合。どれくらいの割引が可能なのでしょうか?
やはり季節ごとなどにノルマは変わってきますし、その時の状況によっても変わってくるところがありますが、上手く交渉が成功すると、30%近くの割引が可能になった口コミも多いようです。エアコンが1つ店頭価格100,000円で3台購入するとすると、3台で300,000円のところ、仮に30%オフなら210,000円と100,000円近く値引きできるとなると、ほぼ1台分ですから、スーツではないですけど、1台買えばもう1台無料って考えると相当大きいですね。
また、どうしても値引き交渉と言うと、現金値引きばかり念頭に置いて交渉しがちですが、やはり現金値引きというものはハードルが決して低くはありません。
もちろん現金値引きが良いに決まっているので、初めは現金で具体的にどこまで値引きできるか交渉すべきですが、限界が見えてきたら、ポイントを増額することや、エアコンだったら室外機カバーやエアコン洗浄剤など付属品をもらうようなモノの交渉をすると良いかもしれません。
なかでもエアコンで上手く交渉しやすいのは設置工事です。
なかなか素人では設置が難しいエアコンだけに、ほとんどの人が業者にそのまま設置工事もお願いすると思いますが、基本的に10,000円以上はかかります。
このほとんどが人件費なので、部品のように絶対的な費用がかかるものではなく、家電量販店の持ち出しにできやすいところなのです。そのため、まとめ買いをすることでエアコン設置費を無料にしてもらう交渉は大変有効的だと思います。
ビックカメラには、「まとめ買いカウンター」が設置されており、専用の家電アドバイザーが常駐しています。
そのため、家電初心者の方でも自分に合った家電を選びやすいですし、例えばエアコンとパソコンのようなフロアが全く異なる商品のまとめ買いでも交渉しやすいです。また、ポイント交渉が有効的で、化粧品やお酒、おもちゃなども扱っているので、ポイントで購入できるジャンルが多いのも魅力ですね。
ヤマダ電機の場合は、他の家電量販店以上に、「最安値」にこだわっているところがあるので、事前に買いたい商品を定めておいて、ネット上での最安値をチェック、店頭でその価格を提示できるようにしておきましょう。
より交渉が必要になってくるので、メーカーなどから応援できているスタッフ(よく商品名入った法被を着ている)ではなく、正規のヤマダ電機のスタッフ(ヤマダのモノクロの制服を着ている)を見つけて交渉すると良いでしょう。
ヨドバシカメラには「ヨドバシカメラコンシェルジェ」と呼ばれる購入アドバイスから配送の手続きまでワンストップで行ってくれる、その名の通りコンシェルジュのようなスタッフがいます。
まず、その人がいるカウンターまで行き、まとめ買いしたい旨を話しましょう。できる限り、具体的に話して本当に購入意欲があることを示し、親身に話を聞いてくれるスタッフを見つけ、値引き交渉を行いましょう。
口コミでも多くの人が値引きできたと言われているのがケーズデンキ。
特に近隣にライバル店舗があるお店や、ショッピングモール内など集客が見込める店舗でより効果的みたいです。ここでも、事前に最安値チェックをしてから来店すると良いでしょう。
やはりエアコンがよく売れるのは、夏と冬の前の時期。だいたいその頃に合わせて新しいモデルを発表する場合が多いです。
もちろん新モデルは高価ですし、値引きしなくても売れるので、そこまで値引き交渉に応じてくれません。そこで、狙いたいのは、あまり売れないシーズンオフに型落ち(ひとつ前のモデル)を狙いましょう。
お店側としても、早く在庫を処分して新モデルを並べたいので、多少無理な値引き交渉でも話を聞いてくれやすいです。
例えばエアコンなら、ダイキンとかパナソニック、三菱電機など買いたいモデルが決まっている場合は、家電量販店で、そのメーカーの法被を着ている応援スタッフを狙うというのも一つの手です。
実際、この応援スタッフが自社製品に関しては値引き決定権を持っている場合も多く、お店に提示している割引限度額を超える権限もあったりするのです。
ただ、他メーカーの商品となるとあまり交渉できないことに加えて自社製品を推してくるようなデメリットもあります。
いわゆるクルマでも新古車ってありますが、エアコンだったら家電量販店で展示されていたモデルなどを安く手に入れることができます。特にモデルの切り替わり時期は、今展示してあるモデルを在庫品でよいので安くできないか交渉してみましょう。
「エアコンのまとめ買い」についてお届けしました。いかがでしたでしょうか?冒頭でも書いたように今の時代、エアコンは必需品です。賢く購入して同じものをより安く手に入れましょう。