iPhone5s、iPhone6と長らく使ってきましたので、実際に電池の寿命が近づいてきている状況です
Written By キイ @
今や生活に欠かせないiPhone、肌身離さず持っている方も多いことと思います。ついついiPhoneを触っていると電池が減っていきますが、1年を過ぎると「あれ?、こんなに電池が減るの速かったかな?」と思うことがあります。
単なる使い過ぎなのか、もしくは、もしかしてiPhoneのバッテリーって寿命がある?
この記事は「iPhoneのバッテリーの寿命について知りたい」という方に、バッテリーの寿命の見極め方や、寿命が来た時の対象方法について解説したいと思います。
ここではiPhoneのバッテリーの寿命について解説します。
多くのiPhoneユーザは、大手3キャリアで契約してiPhoneを使っている方々だと思います。その場合は2年縛りで契約されて、2年おきの機種変更(新モデルのiPhone)されるので、実はバッテリーの寿命をあまり気にされていないかと思います。
では、実際にiPhoneのバッテリーの寿命はどれくらいなのか?手元の実機で見てみましょう。
2015年10月、自宅近くのショッピングモールのオープン記念で、今は亡き一括0円で手に入れた、一年遅れのSoftbank iPhone6。DocomoのiPhone5sから無理やり乗り換えでしたが、おかげで月々3000円程度で2年間使用してきました。2年縛りを過ぎて、Androidへ引越しした私のiPhone6は娘にバトンタッチ。もうすぐ3年になるiPhone6のバッテリー状況は以下のとおりです。満充電で本来の77%、約20%強の容量ダウンです。
約3年使用すると、これくらいのバッテリ容量は減少してきます。
なお、バッテリーの寿命とスマホ本体の寿命は異なります。なぜならバッテリーは寿命がきても交換することができるからです。
本体の寿命については別記事で解説していますので、ご興味のある方はそちらもどうぞ。
参考元:Apple 公式サイト 環境 - よくある質問 - Apple(日本)、Apple 公式サイト バッテリー - パフォーマンスを最大化する - Apple(日本)
ここではiPhoneのバッテリーに寿命がきた場合に現れる症状について解説します。
寝るときに充電器を挿して寝て、朝には100%。さあこれで今日も出かけるぞ。
なのに、昼前にはもう50%を切っていて、「あれ?、午前中、そんなに使ったかな??」なんてことを経験したことがある人、結構いると思います。
iPhoneを買ったときは、もっと電池長持ちだったのになぁ~と思う方もいつでしょう。
往々にして、その原因はスマホの使い過ぎ!なケースが多いのですが、中にはiPhoneの電池に寿命が近づいてきていることもあります。
夜通し充電器に挿しても、100%充電にならない。
使い始めるとみるみる電池がなくなる。
これはもう重症としか言いようがありません、すぐに電池交換もしくは機種変更を検討しましょう。
内蔵されているリチウムイオン電池の設計寿命を超えているケースと言っていいと思います。
せっかく100%まで充電しても、なんとなく電池が減るのが速い。
リチウムイオン電池の特性として充放電サイクルが300~500回が寿命の目安です。
これで、おおむね本来持つ充電容量の70%程度の能力になってきます。つまりは、画面上に”100%”と表示されていても、リチウムイオン電池に充電できている容量は70%。iPhoneを使える時間も70%程度になってくると思っていいと思います。
iPhoneのバッテリーの老朽具合を調べる機能やアプリなどがあるので、ここではそれらを紹介します。
従来は、バッテリー寿命を調べるために、iPhoneに特殊なアプリを入れたり、” Apple サポート“アプリをインストールして、遠隔診断をしていただいたりと、非常に面倒でした。しかしながら、iOS11.3からはバッテリーの寿命を報告する機能が追加されました。
『設定』→「バッテリー」→「バッテリーの状態(ベータ)」
で確認することができます。
これは、古くなったiPhoneでiOSのバージョンを最新にした場合、動作速度などパフォーマンスが低下するなど、2017年12月に話題になり、世界中で炎上した副産物ですが、常にユーザーに寄り添うAppleの姿勢と、ポジティブに受け止めましょう。
ここではiPhoneのバッテリーに寿命がきた場合の対処方法について解説します。
今までに解説した方法で、iPhoneのバッテリの寿命が推測できると思います。ついに自分のiPhoneのバッテリも寿命かぁー、と思ったら、以下のような対処方法があります。
Apple 正規サービスプロバイダか Apple Store 直営店に持ち込みや配送でバッテリーの交換をすることができます。通常の料金だと8,800円!
ですが、2018年12月31日までは3,200円で交換できます(iPhone6以降)。愛着のある今のiPhoneをバッテリー交換でリフレッシュし、もう少し長く使ってみるのもいいかもしれません。
先日、Appleは最も先進的なモバイルオペレーティングシステムの最新版、iOS 12を発表しました。これの何が凄いかというと、なんとiPhone5sを未だサポートするということです。2013年9月発売のiPhone5sが、iOS13がリリースされるであろう2019年9月ごろまでの6年間に渡って使用することができると、Appleが認めたことになります。
(iOS13でiPhone5sがサポートされるかどうかは?です)
逆にいうと、iPhone4/4s/5/5cを使っている方がもしいらっしゃるようであれば、バッテリーの寿命と共に買い替えをおすすめします。
ここではiPhoneのバッテリーの寿命をどうやったら長くすることができるかを解説します。
一般的に、電子機器は人間が生活できる環境温度で正しく動作するように設計されています。Apple製デバイスも同様ですが、iPhoneにもっとも最適な温度範囲は16°C~22°C、つまりは常温です。また、バッテリー容量に回復不能な損傷を与える可能性があるため、35°Cを超える周囲温度にデバイスをさらさないことが特に重要です。損傷を受けた場合は、そのバッテリーが一回の充電でデバイスを駆動できる時間が通常よりも短くなります。
温度が非常に低い環境でデバイスを使用する場合もバッテリー駆動時間が短くなることがあります。真冬の屋外でみるみる電池残量が減っていくのを体験したことがある方もいらっしゃるかと思います。この状態は一時的なものであり、バッテリーの温度が通常の動作範囲内に戻ると、パフォーマンスも通常の状態に戻ります
長期間使用せずに保管する場合には、iPhoneの電池は50%前後で充電した状態にします。
バッテリーを完全に使い切った状態で保管すると、バッテリーは過放電という状態になり、充電された状態を保てなくなる可能性があります。反対に、完全に充電した状態で長期間保管すると、バッテリーの容量の一部が失われ、駆動時間の短縮につながる場合があります。
また、湿気が少なく、32°C以下の涼しい場所もバッテリーに優しい環境です。
環境温度と保管方法に関しては、iPhoneに限らずリチウムイオン電池の特性ですので、他の電子機器でも基本的な考え方は同じです。
iPhoneのソフトウェア、iOSはバージョンが新しくなるにつれてバッテリー管理技術も向上しています。iOS11.3ではおおまかなバッテリーの寿命も確認できるようになりました。
常に最新のソフトウェアにアップデートすることで、最新のバッテリー管理技術の恩恵を受けることができますので、わたしは躊躇わずにバージョンアップを行っています。
この記事では、「iPhoneのバッテリーの寿命について知りたい」という人にお応えるするために、バッテリーの寿命の見極め方や、寿命が来た時の対象方法について解説してきました。
従来は、特殊な診断アプリなどがないと感覚的に寿命かな?と思うほか方法がありませんでしたが、iOS11.3からはiPhoneの機能でバッテリーの寿命を見ることができるようになっています。
2018年9月にリリースされる予定のiOS12では、iPhone5sがまだまだサポートされることも表明されましたし、iPhone6以降の機種は2018年12月31日まで3,200円でバッテリーの交換ができます。
今使っているiPhone、もう少し末永く使ってみるのもいいかもしれません。
参考元:
https://www.apple.com/jp/batteries/maximizing-performance/,
https://www.lifehacker.jp/2018/01/how-to-check-your-iphone-s-battery-life.html,
https://bought-boat.com/articles/1025,
https://www.apple.com/jp/environment/answers/
他にも気になる家電製品の寿命について解説している記事がいくつもあるので、気になった方はぜひ読んで見てください。
更新日時 | 更新内容 |
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2018/08/03 | 関連記事の更新 |