床暖房の電気代を解説!床暖房の電気代を抑えるにはどうしたらいい?

この記事を執筆するにあたって

家電量販店の販売員をしておりました。 床暖房は寒い冬に毎日のように使用しています 特にペットの猫が床暖房がお気に入りです。

Written By 遠藤 皇士

目次

床暖房の電気代について

寒い冬に大活躍の床暖房。火や風を使わずに足元から温めてくれる床暖房は住む人や環境に優しく、今とても人気が高くなっています。私の実家でも使用しており、祖母やペットの猫が冬になると喜んで使っています。でも床暖房の電気代って気になりませんか?今回はそんな床暖房の電気代について元家電量販店販売員の私が詳しく解説したいと思います!

ズバリ、床暖房の電気代はいくら?

ジョイント マット 床 暖房

床暖房の値段はズバリいくらなのでしょうか。
まず、床暖房は電気ヒーター式床暖房とヒートポンプ式温水床暖房があります。同じ10畳間で床暖房を使用し床温約30℃の場合の電気代がいくらなのか調べてみます。条件は、1日に8時間連続使用、外気温約7℃、室温約20℃一定状態で30日運転、電気代の目安単価は27円/kWhとします。
上記の条件の場合、電気ヒーター式床暖房の場合は月に約7,300円、ヒートポンプ式温水床暖房は月に約3,900円かかります。
30日間での計算の料金ですので、それぞれの床暖房の1日に8時間使用した場合の電気代は、電気ヒーター式床暖房の場合は1日に、約243円、ヒートポンプ式温水床暖房の場合は1日に約130円かかります。
年間では1年の内3ヶ月から4ヶ月使用するので約100日間使用すると仮定すると、電気ヒーター式床暖房の場合は年間で約73,000円、ヒートポンプ式温水床暖房の場合は年間で約39,000円かかります。
他にも、設定温度や部屋面積によっても電気代は変わってきます。
上記と同じ条件で部屋の広さだけを変更してみます。部屋の広さを8畳間に小さくすると、電気ヒーター式床暖房の場合は月に約6,100円、ヒートポンプ式温水床暖房の場合は約2,800円となっています。この数値から計算して、電気ヒーター式床暖房の場合は1日で約203円、1年間で約61,000円になります。ヒートポンプ式温水床暖房の場合は1日で約93円、1年間で約28,000円になります。
次に温度で比べてみます。電気ヒーター式床暖房が30℃で月に約7,300円かかるというのは上に記載した通りです。この電気ヒーター式床暖房で温度の条件だけを変え、床温約25℃にしてみましょう。すると電気代は月に約3,300円となります。温度を変更するだけでも電気代が大幅に変わることがわかりました。
電気代は電気会社との契約や周辺環境の条件などでも変わりますのであくまでも目安としてください。

参照元内装選びの本1 木質床材・床暖房・階段 | WEBカタログ | Panasonic電気式床暖房 | 床暖房システム | 室内ドア・フローリング・収納 | Panasonic温水式床暖房 | 床暖房システム | 室内ドア・フローリング・収納 | Panasonic

床暖房の電気代を節約する方法

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床暖房の電気代がどのくらいであるのかを上で説明しました。床暖房は便利ですが電気代が高いことが少し気になりますね。それでは、電気代を節約する方法にはどのようなものがあるのでしょうか。
まずは床暖房の種類ですが、電気ヒーター式床暖房に比べてヒートポンプ式温水床暖房の電気代は安くなります。これから導入をお考えの方はヒートポンプ式温水床暖房をご検討されると電気代を抑えることができます。
他には床暖房の電気代を節約する方法として、エアコンやヒーター、こたつを併用するという方法があります。床暖房の電気代は他の家電製品と比べても高いため、床暖房の温度を下げることは電気代の節約につながります。また床暖房は足元から温まっていくものなので、ヒーターを近くに置いて身体を温めたり、広い部屋であればエアコンの暖房と併用して、早く快適な環境を作り上げるように工夫をすると、電気代を抑えることができます。エアコンを使用するなら一緒にサーキュレーターも使用して空気を循環させれば、さらに電気代を抑えることができますね。
また床暖房は暖かくなるスピードが緩やかであるため、設定温度まで到達するのに時間がかかります。なので床暖房を頻繁に点けたり消したりを繰り返すのは電気代を抑えるという観点からすると良くないと言えます。短時間で点けたり消したりを繰り返すのであれば、点けたままにした方が良いケースがありますので気を付けましょう。
窓の断熱をして窓から入ってくる冷気を遮断することも、お部屋を暖かくして床暖房の設定温度を上げ過ぎないようにできる工夫の一つです。
基本ですが、お部屋の中で温かい格好をして、床暖房の温度を下げることができれば床暖房の電気代を抑えることに繋がりますよ。

参照元ダイキン床暖房公式サイト

電気代の高い床暖房を使うメリットとデメリット

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それでは電気代が高いと言われる床暖房ですが、使うことにはどのようなメリットがあるのでしょうか。またデメリットはどのようなことがあるのでしょうか。
電気代の高い床暖房ですが、メリットはたくさんあります。床暖房はエアコンの暖房とは違い、暖まった床からの熱で身体や部屋に熱を伝えてくれます。熱が上にこもりにくいため、暑くなりすぎないのでのぼせにくく、冷えやすい足元から下半身をしっかりと暖めてくれます。足元が暖かくなるだけではなく、床暖房は床と同時に壁や天井を暖め、そのふく射熱が室内に広がり身体を暖めてくれるため、たとえ室温がそれほど高くないとしても快適に過ごすせる環境を作ることができます。
床暖房は乾燥しにくい暖房機ですので、肌の乾燥が気になる方や、湿度が下がらないので喉に優しく風を引きにくくなるので、冬場に体調を崩しやすいという方にもおすすめできます。
床暖房よりも電気代の安いヒーターは火をつかいます。エアコンにしても、床暖房よりは電気代が安いことが多いですが風を使うため、臭いや汚れも発生します。ですが風や火を使用しない床暖房では臭いや音は発生しませんし、ほこりを舞い上げたり汚れた空気を循環させるような心配もありません。カビの原因となる結露は、暖房で温めた室内と冬の寒い室外との温度差が原因で発生しますが、床暖房を利用すればふく射で室温を抑えて部屋を暖めることができるので、結露が発生しにくくなります。
火を使わないというのは、小さいお子様やお年寄りの方がいらっしゃるご家庭でも安心して使用することができますよね。床暖房は床そのものが暖房なので収納が必要ないため、季節ごとの掃除などお手入れや出し入れが不要です。
床暖房はメリットのたくさんある暖房機であることがご理解いただけましたでしょうか。
それでは次に、デメリットはどうでしょう。やはり床暖房のデメリットとしては電気代が高いことです。上で電気代を参考までに出しましたが、10畳間の場合で、電気ヒーター式床暖房の場合は月に約7,300円もの電気代がかかります。これは一般的に高いと言われているエアコン暖房の電気代よりもはるかに高い金額です。同じパナソニックの製品で比べてみると、エアコンの暖房は8畳から10畳が目安の製品で、床暖房と同じように1日8時間を30日間使用するとして月に4,500円程度と計算ができます。エアコンと比べても床暖房の電気代が高いことがわかりますよね。ヒーターの電気代はそれよりもさらに安いです。床暖房はメリットが多い分、どうしても電気代がかかってしまうものだと理解しておく必要がありますね。
綺麗な空気で長時間使用したいのなら床暖房、すぐに部屋を暖かくしたいならエアコン、近づいて身体の一部を暖めたいならヒーターと、用途に応じて上手に使い分けると良いでしょう。

参照元パナソニック公式サイトパナソニック公式サイト(エアコン)

床暖房の電気代以外のコスト

床暖房 猫

床暖房には電気代以外にもコストがかかります。それは床暖房導入には初期工事が必要であるからです。床下に床暖房を敷き詰める大掛かりな工事になるのでそれなりにコストもかかってきます。当然、工事は部屋の広さが広くなって敷き詰める床暖房が多くなるほど高くなります。特にヒーター式床暖房と比べて電気代の抑えられるヒートポンプ式温水床暖房ですが、床下に温水パネルを敷くだけでなく温水を循環せさせる温水配管や熱源機の設置も必要となるなど、施工に手間がかかるため工事費用も高くなりやすいです。
またメンテナンス費用も必要です。床暖房は基本的にはメンテナンスは不要ですが、ヒートポンプ式温水床暖房では不凍液という暖められた温水を床に伝えるものが使用されており、この不凍液はメンテナンスや交換が必要になります。頻繁に必要なものではないですが、メンテナンス費用が発生してしまうということです。
床下に敷き詰められているため故障しにくいといわれる床暖房ですが、故障の際には当然修理費用がかかってきます。その際はやはり大掛かりな修理になってしまうため、多額の費用が必要になります。故障が起きないようにするためには定期的な点検を行うと良いですが、点検にも費用がかかってしまいますね。

参照元:パナソニック公式サイト

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は床暖房の電気代についてご説明しました。床暖房は電気代が他の暖房器具と比較して高い傾向にあります。また電気代以外にも初期工事費やメンテナンス費もかかります。ですが、ヒーターやエアコンで起こる空気の乾燥や音がしない、火を使っていない、室温が高くなくても快適な環境を作り出せるなど、嬉しいメリットがたくさんある暖房機です。ぜひ暖房機の購入や新築のお家、お部屋のリフォームをご検討中の方は床暖房をご検討してみてください。長く住む家に、床暖房はうってつけの暖房機だと思いますよ。気になる電気代は小さな工夫や他の暖房機と併用してうまくやりくりしていきましょう。この記事がみなさまの参考になれば幸いです。

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遠藤 皇士
家電の購入を考えている皆様のお力になれるようなライターを目指しています。
家電量販店で約3年間働いた後、ライターとなりました。元販売員の目線から皆様に本当におすすめできる家電を紹介したいと思います。皆様どうぞよろしくお願いいたします。

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