外付けHDDが故障した?故障の症状から対処方法まで外付けHDDの故障を徹底解説!

この記事を執筆するにあたって

以前、パソコンの修理センターで勤務していました。また、今までに外付けHDDが3回故障しました。これらの経験を基に、初心者の方にもわかりやすい記事を心がけたいと思います。

Written By アメ フラシ

目次

外付けHDDの故障について解説します

外 付け hdd 故障

大切な写真や音楽などのデータを保存しておいた外付けHDDが突然読み込まなくなり、内部のデータが取り出せない。
今回の記事では、こんな困った状況になってしまった時の対処方法や、そもそも故障かどうかの判断方法をご紹介します。

外付けHDDが故障した?故障かどうか確認する方法

パソコンの技術進化に伴い、昔とは比べ物にならないほどの大容量のデータを取り扱える時代になりました。

パソコン内臓のHDDの容量では足りなくなり、外付けHDDを利用している方も多いでしょう。

特に写真や音楽などはファイルサイズも大きく、容量を圧迫しがちなので、普段よく使うソフトや作業のデータなどとは別に保存する方法を選択することが多いです。

それは言い換えれば、頻繁に使わないが大切にしておきたいものを、優先的に外付けHDDに保存していることになります。
自分で作成したデータなどであれば、最悪作り直せば復元可能ですが、写真などは一度消えてしまうと二度と復元できません。

こんな悲しいことにならないよう、複数のメディアに保存しておくことが望ましいですが、「外付けHDDに保存した」という事実で安心し、他にバックアップを取っていないことが多いです。

今回は外付けHDDが何らかの要因で動作しなくなった際の対処方法や、故障の見分け方などを中心にご紹介します。

外付けHDDの故障の症状

外 付け hdd 故障

一概に故障といっても、完全に復元不可能なものから、手元ですぐに直せるものまで、さまざまなケースがあります。

ここでは外付けHDDの故障が疑われる際に考えられる症状を、2つに分けて解説します。

外付けHDDの故障の症状① 接続しても認識しない

パソコンと繋げても管理画面がポップアップしてこない、あるいは電源ランプが点灯していないなど、故障が疑われる際、最もよくあるケースです。
以下、考えられる要因を列挙します。

  • 外付けHDDに問題がある
  • 電源部分(コンセント)に問題がある
  • 電源ケーブルに問題がある
  • USBケーブルに問題がある
  • パソコンのUSBポートに問題がある
  • パソコンのUSB読み取り機能に問題がある

対処法については後述しますが、ユーザー側で問題を切り分けておくことが望ましいです。
仮に外付けHDDに問題がある場合、内部データのシステム的な障害、論理障害である場合があります。

外付けHDDの故障の症状②異音や異臭がする

パソコンと外付けHDDを接続した際、認識の有無に関わらず、カラカラと音がしたり焦げ臭い場合は、先ほどとは違い、物理障害の可能性があります。

内部パーツが経年劣化している、落下などの衝撃により壊れたり外れたりしていることが原因として考えられますが、こういった症状の場合、ユーザー側でできることはほぼありません。

外付けHDDの故障の対処法

外 付け hdd 故障

前項で、外付けHDDの故障の症状を論理障害と物理障害に分けて解説しました。

この項では、それぞれのケース別にユーザー側でできることや、問題の切り分け方法などを解説します。

外付けHDDの故障の対処法①論理障害が疑われる場合

以前、パソコンの修理センターに勤務していたことがあり、その時の経験ですが、故障が疑われるケースの内、約3割ほどは実際の故障ではないことがあります。

先ほど解説したように、周辺機器の接触不良などのケースです。
以下、問題の切り分け方を段階的に解説します。

少々面倒であり必ずしも改善に繋がるとは限りませんが、修理センターなどに電話をしても、同じような案内をされることが多く、また業者に依頼をするとそれ相応の出費になりますので、ぜひ試してみて下さい。

①-①電源は入っているか

電源が入っていない場合は、外付けHDD本体かコンセント、電源ケーブルに問題があります。

まずはコンセントの位置を変え、次に可能であれば電源ケーブルそのものを変えてみて下さい。

一時的な論理障害などであれば以上の操作で改善する場合があります。

電源は入ったがデータを参照できない場合は次の項目に、電源が入らない場合は①-④の項目に進みます。

①-②パソコン画面で認識しているか

画面右下に外付けHDDのアイコンが表示されているかどうか、あるいはコンピュータ管理画面で、外付けHDDが認識されているかを確認します。

電源は入っているが認識されていない場合、外付けHDD以降の問題が考えられます。

  • 外付けHDD
  • USBケーブル
  • USBポート
  • パソコン本体

のいずれかです。

それでも改善がみられない場合は次の項目に、電源は入っており、認識もされているがクリックしても開けない場合や、ファイルの破損メッセージが出る場合は①-④の項目に進みます。

①-③USBケーブルやポート、パソコンの問題ではないか

電源は入っているが認識されない場合、接続部の問題も疑いましょう。

USBケーブルを別のものに変え、パソコンのUSBポートが複数あれば違う口に挿しなおします。

それでも変化がない場合、可能であれば別のパソコンに接続してみて下さい。

以上の手順で改善がみられなければ次に進みます。

①-④外付けHDD本体の問題である場合

①-①から①-③までの操作を行っても改善がみられない場合、外付けHDD本体の問題である可能性が高くなります。

この場合にユーザー側で取れる方法は4つあり、

  • ①内部を開け、パソコンのマザーボードに直接差し込む
  • ②専用パーツを購入し接続する
  • ③フリーソフトなどでデータの復旧を試みる
  • ④業者に連絡する

ことなどがあります。

①について、外付けHDDは内部のデータをパソコンとやり取りする際、USB-SATAブリッジという部分で変換作業を行っており、構造上負担がかかりやすく、故障しやすいパーツです。

USB-SATAブリッジを経由せず、パソコンのマザーボードに直接挿して問題の切り分けを行うのが①の目的ですが、やや専門知識が必要です。

また、内部を開けてしまうと外付けHDD、パソコン共に保証対象から外れてしまうため、この方法を取る際は十分な留意が必要です。

②については、①の環境で作業が行えない場合の代替案です。

デスクトップパソコンがない、あるいは故障の危険に晒したくない場合、SATA/IDE-USB変換ケーブルというものを別途用意し、外付けHDDのUSB-SATAブリッジ部分を通さずに接続します。

この場合、外付けHDDの内部を開け、SATA/IDE-USB変換ケーブルでパソコンのUSBポートと接続します。

①、②の方法とも、故障の可能性の最も高い部分を除外して接続するため、問題の切り分けには非常に有効ですが、やや専門知識が必要なことがネックです。

③については、費用がかからないことが魅力ですが、データの復旧を100%保証するものではありません。

また、復旧作業が上手くいかなかった場合、データが消失してしまう危険性に対しても考慮しなければなりません。

④については、目的により連絡先が異なります。
一般的に多いのは、外付けHDDはあきらめるが、中のデータは救出したいというものです。
専門業者だけあり、よほど深刻な故障でなければデータの復旧に成功します。

問題は、やはり高額な料金です。データの量によりますが、数万円から数十万円が相場です。

復旧したいデータの重要性によって考慮したい選択と言えるでしょう。

一方、外付けHDDを修理したいのであれば、メーカーもしくは修理業者に連絡をすることになりますが、内部データに関してはほぼ100%消失するのが注意点です。

外付けHDDの故障の対処法② 物理障害が疑われる場合

異音や異臭がする場合、内部の部品が破損や劣化などにより、本来の機能を果たしていない可能性が考えられます。

電子機器の修理の際、まずは故障箇所を特定し、次に疑わしい部分を基盤単位で交換します。

問題のある部品をピンポイントで特定するのは非常に難しく、時間効率も悪いためです。

電子機器の知識に精通していて、基盤についての知識があるなら別ですが、基本的には業者に連絡するのがベストです。

注意点として、速やかに外付けHDDの電源を落としてしまうことをおすすめします。

そのまま稼動させていると、他のパーツに損傷を与える可能性があるためです。

故障した外付けHDDのデータを削除する方法

外 付け hdd 故障

前項では、外付けHDDが故障した場合の対処方法を4つに分けて解説しました。

内部データの重要性を検討した結果、内部データをあきらめ、外付けHDDを廃棄する選択もあるでしょう。

そこで重要になるのが、内部データの存在です。

仮に外付けHDDにアクセスでき、データを消去したとしても、完全に消えたわけではありません。

そのため、個人情報保護の観点からも、より入念にデータを削除する必要がある方も多いでしょう。

考えられる方法を3つご紹介します。

データを削除する方法①業者に依頼する

一番確実な方法です。
ただし、注意点があります。

一つはパソコンなどの引き取り業者ではなく、データ削除専門の業者に依頼することです。

もちろん内部データを悪用することは処罰の対象になりますので、損害を被る可能性は少ないとは言え、個人情報ですので念には念を入れたいところです。

もう一つは、やはり料金の問題です。

データを削除する方法②専門機器を使う

電子機器は構造上磁気に弱いため、一般の方でも購入できる強磁気を発生させる機器を使い、データを完全に削除する方法です。

自分自身の手で行える点は魅力ですが、取り扱いを間違えると他の機器にも影響を及ぼしたり、目で確認できないため確実に削除できたかわからないというデメリットもあります。

データを削除する方法③物理的に廃棄する

ユーザー自身の手で行え、出費もない方法です。

物理的に分解してしまい、なるべく細かく割って廃棄するのがおすすめです。

特に、基盤単位で残さず、パーツ単位に分けて下さい。

100%とは言えませんが、データ流出の危険性は飛躍的に下がるはずです。

外付けHDDが故障するまでの平均的な寿命は?

大切なデータを失わないために、外付けHDDの寿命についても知っておきたいものです。

結論から書くと、場合によりますがある程度の目安はあります。

統計的な平均で言えば、約1万時間です。
一般的な使用頻度に照らし合わせれば、4年程度です。

ただし、外付けHDDの構造上、時間よりもアクセス頻度による影響が多く、使用環境(温度、湿度など)や外部衝撃の有無によっても耐用年数に差があるのが実情です。

データの転送中に誤ってケーブルを抜いてしまったり、突然の停電などで寿命を待たずにデータが消えてしまう可能性もあります。

そのため、複数の外付けHDDに保存する、パソコンのドライブにも保存する、クラウドストレージも活用するなど、複数のデータを作っておきたいものです。

まとめ

外 付け hdd 故障

今回の記事では、外付けHDDの故障が疑われる際の症状、対処法、データの削除方法、寿命などについて、段階的に解説しました。

できるだけ細かく項目を区切ることを意識したので、目的となる部分から見ていただければと思います。

皆様の大切なデータを守る一助になれば幸いです。

【編集部より】あなたの感想を教えてください

こちらの記事はいかがでしたか?もし同じ疑問を持っている知り合いがいた場合、あなたがこの記事を友人や家族に薦めたりシェアしたりする可能性は、どのくらいありますか? より良い記事を作るための参考とさせていただきますのでぜひご感想をお聞かせください。
薦めない薦める

この記事を書いた人

Written By
アメ フラシ
初心者の方でも分かりやすいような記事の作成を心がけています。
家電を購入する際、私自身がインターネットで入念に情報を調べたいタイプです。ユーザー目線に立った時に欲しい情報、知りたいポイントなどを、なるべく多くの方にわかりやすく解説することを心がけていきますので、よろしくお願いします。

おすすめの記事

スポンサー

カテゴリ一覧