データ保存や写真を保存するという際に非常に便利なSDカード。
USBメモリーと同様、比較的安価で大容量のものを販売されているため、使用している方は多いと思います。
スマホの容量不足もSDカードで補うことができますからね。
しかしそのような便利なSDカードも使い方を間違える等の理由で故障してしまうことがあります。
そこで今回の記事ではSDカードの故障について
「SDカードが故障した?故障の症状から対処方法までSDカードの故障を徹底解説!」
という内容でお届けしていきます。
故障した際の対処法にはどのようなものがあるのか、個人でどうこうできることなのか。
気になる方はぜひ一度読んでみてください。
SDカードが故障したと慌てる前に、本当にSDカードが故障したのかどうかを確かめておきましょう。
と、いうのもSDカードが故障しているように見えても、実際はそうではなくきちんと差し込み出来ていなかったことにより認識ができていなかっただけということが間々あるのです。
なので、SDカードが故障してしまったという際の対処法について知る前に、下記の点について確認しSDカードが本当に故障したのかを確認しましょう。
SDカードがきちんと刺さっていない場合は当然PCやスマホではSDカードを認識しません。
そのため、まずきちんと差し込まれているのかどうかを確認してください。
次にSDカードの接続部分、挿入部分が汚れている場合もPCやスマホではSDカードを認識しないことがあります。
普段からSDカードの接続部分にはあまり触らないようにし、汚れている際にはきちんとふき取るようにしましょう。
そしてSDカードが認識されないという際にはパソコンやスマホ側に問題がないかを確かめましょう。
確かめる方法については簡単で、故障が疑われるSDカード以外のSDカードがきちんと認識されるかどうかを確かめればいいのです。
きちんと認識され、ファイルを見ることができる場合はPCやスマホに問題はなくSDカードが故障しているということになります。
これらに一つでも当てはまる場合にはSDカードは故障したわけではないという可能性があります。
特に汚れに関しては意図せずついている場合が多いため、念入りに確認してください。
上記で記した確認事項には一つも当てはまらなかった場合は、SDカードが故障していると考えられます。
そこで次にSDカードの故障の症状にはどのようなものがあるのか、紹介していきます。
SDカードの故障の症状として一つ目に挙げられるのは「PCやスマホでSDカードが認識されない」です。
こちらの症状に関してはSDカードが故障した際の症状として非常によくあるものになります。
SDカードのヘビーユーザーであるという方は一度は遭遇したことがある症状ではないでしょうか。
SDカードの故障の症状として二つ目に挙げられるのは「一部のファイルにアクセス後認識しなくなる」です。
どういうことかと言うと、開くことのできるファイルは普通に開けるのに、あるファイルを開こうとアクセスした途端にSDカードが認識しない状態になるという症状です。
こちらもSDカードの故障という症状の中では割と発生率の高いものになります。
SDカードの故障の症状として三つ目に挙げられるのは「写真等のデータが勝手に消える」です。
アプリから写真にアクセスしようとすると写真がないと表示される、という経験をした方もいるのではないでしょうか。
一覧には表示されているのにそういった症状になっている場合はSDカードの故障が疑われます。
SDカードの故障の症状として四つ目に挙げられるのは「スマホの充電への悪影響」です。
これはandroidスマホにSDカード内の情報を自動で読み取りする機能があることが原因で起こる症状で、スマホが故障しているSDカード、不具合のあるSDカードを延々と読み取りしてしまいそれに伴い充電がはやく減ってしまうという症状です。
SDカードの故障時における症状には以上のものがあります。
SDカードが故障した際にはどうすればいいのか、疑問に思いますよね。
バックアップを取っていなければ大切なデータを失くしてしまうことになりますし。
そこで次にSDカードの故障の対処法について紹介していきます。
まず一つ目に紹介するSDカードの故障の対処法は「バックアップを事前に取っておくこと」です。
こちらについては読んでわかるようにSDカードが故障してからの対処法ではなくSDカードが故障する前の対処法になります。
というのも、SDカードは延々と使用できるものではないからです。
故障自体はしていなくても、年月が経つということだけでもSDカード内のデータが消えてしまうことがあるのです。
よって故障しSDカード内のデータが消えてしまう前に、きちんとバックアップを取っておくということが非常に重要なのです。
ちなみにバックアップ先にはHDDをおすすめします。
SSDはSDカード同様に年月の経過により勝手にデータが消えることがあるからです。
その点HDDでは年月と共に勝手にデータが消えるということは起こり得ません。
参考元:Dropbox
二つ目に紹介するSDカードの故障の対処法は「データ復旧の業者に依頼すること」です。
不注意により自分でSDカード内のデータを消去してしまった場合は自分でも復旧させることは絶対に可能とは言えませんができる可能性があります。
しかしSDカードの故障によりデータが消えたというのであれば話は別で、自分での復旧は限りなく不可能に近いです。
そのため、どうしてもSDカードの故障により消失したデータを取り戻したいという際は専門の業者を利用しましょう。
SDカードの状態にもよるため復旧するかどうかはケースバイケースですが、大事なデータであるなら一度相談してみてください。
三つ目に紹介するSDカードの故障の対処法は「SDカードを買い替えること」です。
業者に相談したにも関わらず、データ復旧を行うことは不可能だったという際にはあきらめてSDカードを買い替えることが対処法となります。
データを消失させてしまったという経験を忘れなければ同じ過ちは繰り返さないと思うので、今回の経験を無駄にすること無く以降は気を付けるようにしてください。
それでは次に故障したSDカードのデータ移行方法について紹介していきます。
故障したSDカードのデータ移行を行う際、故障によりデータが消去されている場合にはまず復旧を試みる必要があります。
もちろんそれほど重要なデータではないという際には必要ありませんが、重要なデータであるという場合はデータ復旧業者を利用し可能な限りデータを元に戻しましょう。
データが元に戻せれば後は移行を行うわけですが、SDカードからPCに、そして新しいSDカードへとデータの移行をするというのはあまりおすすめできません。
上記でもお伝えしたようにSDカードは使用を重ねることでも、年月が経つことでも保存しているデータは消えることがあります。
そのためせっかく復旧したデータがまた消えてしまうということになりかねないのです。
なので、データの移行を行う際にはSDカードからPCに移した後、外付けハードディスク等にバックアップとして残しておき、それから必要に応じて新しいSDカードに移すようにしましょう。
こうすることで再度SDカード内のデータが消失したとしても、外付けハードディスク内にはデータが残っているため、SDカードのデータを復旧させる手間も費用も削減することができます。
故障したSDカードからデータを移行させたいという方はぜひとも参考にしてみてください。
こういった症状がSDカード及び、PC等の端末に見られる場合はそのSDカードは故障している場合があります。
その際にはぜひ今回紹介したようなSDカード故障時の対処法を参考にしてみてくださいね。
SDカードは使用後特に目立ったことをしていなくてもデータが消えるといった故障を招く可能性があるメモリーカードです。
なので、SDカードを使用する方はいつか訪れる故障に備えて事前にバックアップを取っておくことが重要となります。
バックアップを取っておけばSDカードが故障したとしても慌てる必要はありませんからね。
普段バックアップなんて取っていなかったという方はこの機会に取るようにしてはいかがでしょうか。