スマホが原因の事故は年間どれくらい?死亡事故は?スマホにまつわる事故を解説

この記事を執筆するにあたって

スマートホンが引き起こす死亡事故。技術者のひとりとしても、とても残念なことだと思います。

Written By キイ @

目次

スマホの事故について

この記事は「スマホの事故に関する情報が知りたい」という方に向けたものです。
いまや、日常生活の一部になってしまったスマートホン。今更、スマホのない生活なんて考えられないと思います。
一方で、日常に溶け込みすぎていて、やっていいことと悪いことの区別が曖昧になってきているのもまた事実。そのために、スマホの使用の仕方が原因で発生している事故も増加の一方です。
生活を便利にする道具が引き起こす事故、そんな悲劇が少しでも減らせるように、この記事を書いてみたいと思います。

スマホが原因の事故の例

ここではスマホの操作に起因する事故に関して、その事例を紹介します。

メール確認に気を取られて横断中の歩行者に衝突

ドライバーは夜間、ふだん歩行者がほとんどいない道路を時速55kmで走行中、携帯電話のメールを確認するために、3~4秒間、携帯電話の画面に目をやった。
前方に視線を戻すと、7メートルほど先の交差点を左から右に横断する歩行者を発見。ブレーキやハンドルの操作を行って避けようとしたが、間に合わず、歩行者に衝突。
歩行者が死亡した。

この事例では、走行速度は時速55km=秒速15.28mです。7メートル先の交差点は0.5秒程度の時間になりますので、気づいた瞬間でも到底間に合いません。運転中の数秒間がいかに重要であるかを再認識しましょう。

通話(着信)に気を取られて路肩を走行する自転車に追突

ドライバーは直線道路を時速60kmで走行中、携帯電話の着信を確認するため、左手で携帯電話を持って操作をしながら運転。携帯電話の操作に気を取られ、ハンドル操作が緩慢になったうえ、路肩を走行していた自転車に気づかずに追突。自転車の運転者が死亡した。

この事例では、直線道路でありながらハンドル操作を誤り、路肩に乗り上げて自転車に追突しています。如何にスマートホンの操作などが注意力を削ぐ行為であるかが如実に表れた事例だと言っていいと思います。

この2件は、残念ながらともに死亡事故に至るものでした。
運転者からすれば、本当にほんの一瞬だったと思います。しかし、その少しの時間が、少しの集中力の欠如が、非常に重大な事故につながるという認識を、再認識すべき事例です。

参考元:政府広報オンライン

スマホが原因の事故はどれくらい起きている?

下記の参考記事によると、平成28年(2016年)において「ながらスマホ」などが原因となる交通事故の件数は、総数1,999件であり、まだまだ増加中であると言わざるを得ません。
ここでは、携帯電話使用状況別の交通事故の発生状況などを踏まえながら、その要因を見ていきたいと思います。

参考元:政府広報オンライン

通話目的使用

平成23年から28年までで、発生件数は223→159と微減ではありますが、明らかに年々減少しています。
これは運転中の通話に関しての啓もうが功を奏していると考えていいと思われます。

画像目的使用

平成23年の409件から28年の927件と、6年間で2.5倍近くに増加しています。うち死亡事故17件と重大な案件と考えるべきです。
ここでいう「画像目的使用」とは、メール/インターネット/ゲームなどの画像を見たり操作したりする行為やSNS利用などを指し、画像表示部位を注視すること及び同目的でボタン操作をすることなどをいいます。。

ハンズフリー使用

平成23年から28年まで6年間では、34、47、40、32、52、47件と目立った増減がありません。通話目的での使用における事故数が減少していることとの相関をどう考えるのか難しいところはありますが、ハンズフリーを使用していても一定数の事故が発生すると考えるべきであり、耳で音声を聞き会話をすること自体に集中力を阻害する要因があると考えていいと思います。
すなわち、ハンズフリーを使用しないよりは使用したほうがいい、しかしながら運転中には手段に依らず通話をしないほうがいいということだと思います。

その他

上記以外の携帯電話等に関する動作をいいますが、平成24年から28年の5年間では800件台前後を推移しており、明かな増減は認められていません。平成28年においては、先の「画像目的使用」がトップ要因になっています。

ながらスマホでの事故は自分だけでなく相手にも迷惑がかかることに注意

ここでは「ながらスマホ」では相手を死亡させてしまうケースまであることを踏まえ、「ながらスマホ」が大変危険な行為であることをお伝えします。
「ながらスマホ」が事故を誘発する危険があるのは、自動車の運転中だけではなく、自転車を運転する場合や歩行中の場合も同様です。
歩行中や自転車運転中の「ながらスマホ」でも事故が起きており、「ながらスマホ」の本人だけでなく、周囲の人を巻き込んでケガを負わせてしまうことがあります。
東京消防庁管内を見てみると、歩行中の「歩きスマホ」や自転車運転中の「ながらスマホ」に係る事故のために、毎年30人を超える人が救急搬送されており、平成28年においては50人が救急搬送されました。
歩行中や自転車運転中の「ながらスマホ」は、自分自身が思っている以上に危険な行為です。スマホなどを使うときは、周囲を確認しながら立ち止まり、通行の妨げにならない安全な場所で操作しましょう。
なお、自転車を運転しながらの携帯電話の使用は道路交通法で禁止されています。違反した場合には「5万円以下の罰金」が科せられることがあります。また、相手にけがを負わせた場合は、過失傷害罪などに問われたり、被害者から損害賠償を求められたりすることもあります。
たかが自転車ではありませんので、しっかりと認識を持ちましょう。

ながらスマホでの事故は犯罪になる?

ここでは「ながらスマホ」での事故で捕まる可能性について解説します。
スマートフォンを操作しながら歩いたり、車などを運転していませんか?
次のような行為が引き起こした事故に関して、その扱いに関して見てみましょう。
スマートフォンを見ながら・・・

歩行

例:人ごみ等で人にぶつかる
過失致死傷の刑事責任を負う可能性があります

自転車を運転

例1:人や物にぶつかり怪我をさせたり、壊したりする。又は、自分が怪我をする
過失致死傷等の刑事責任を負う可能性があります
例2:スマートフォンを注視している
道路交通法違反(公安委員会遵守事項違反)になります

自動車、自動二輪車等を運転

例:人や物にぶつかり怪我をさせたり、壊したりする。又は、自分が怪我をする
過失運転致死傷、安全運転義務違反の可能性があります

スマートフォンを注視している

道路交通法違反(携帯電話使用等)になります
「スマホ、触ってないよ。見てただけ!」、これ、法律ではアウトです。

まとめ

この記事では「スマホの事故に関する情報が知りたい」という方に向けて、発生している事故の実情を踏まえて、気を付けていただきたい事柄をまとめたものです。
あっという間に日常生活の一部になってしまったスマートホン。今更、スマホのない生活なんて考えられません。
一方で、急速に日常に溶け込みすぎていて、やっていいことと悪いことの区別がつかず、スマホの使用の仕方が原因で発生している事故が増加しています。
生活を便利にするはずの道具が引き起こす事故、そんな悲劇は技術者の端くれとしても看過できません。

「ながらスマホ」なんて、日常生活には不要です。

ほんの少し立ち止まり、ほんの少し後回しにすれば済むことばかりだと思います。
ながらスマホが引き起こす悲劇を、今一度肝に銘じて、文明の利器をしっかりと活用していきたいと思います。

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デジタルガジェットから家電製品まで、実際の使用者目線で解説します。
電子部品メーカーの現役エンジニア?です。新しい商品やサービスが大好きで、なんでも試してみたくなる性分です。

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