キーボードの掃除について徹底解説!掃除方法から必要性、掃除スライムの紹介も

この記事を執筆するにあたって

キーボードの動作メカニズムを把握している電気技術者としての観点から、最適なキーボードの掃除方法について解説します。

Written By えどう タロー

目次

キーボードの掃除について

こんにちは、えどうです。会社などでパソコンのキーボードと毎日向き合っている方は多いと思いますが、「キーボード、汚いなぁ・・・」と感じたことはありませんか?

私も、キーとキーの間に食べ物のかすが落ちていたり、埃の塊が落ちていたりと、よくよく見てみると、「ウゲッ!汚いっ!」と感じたことが何度かあります。

今回は、キーボードの掃除について、私、えどうが掃除をした写真を交えて、解説しようと思います。

今話題の掃除スライムについても解説します!

キーボードの掃除の必要性とは?

そもそも「キーボードは掃除した方が良いのか?」と思われる方も多いかもしれません。
キーボード 掃除

キーボードを掃除しないと、キーボードのキーの上で雑菌が繁殖し、皆さんが考えている以上にキーボードが汚れた状態になります。

キーボード 掃除

普段から手洗いなどを行っていない人がキーボードに触れることによって、大腸菌などの雑菌がキーボード上に繁殖し、キーボードを通じて食中毒を起こす可能性があります。

また、キーボードの汚れが溜まってしまうと、特定のキーを押しても反応しなくなってしまったり、逆に特定のキーを押すと押しっぱなしになってしまう可能性もあります。

参考元:衛生微生物研究センター

キーボードの掃除方法

ここまでキーボードの掃除の必要性について解説してきました。
では、実際のキーボードの掃除方法について解説します。

掃除前のキーボードはこちら

キーボード 掃除
撮影:えどう

キーボード 掃除
撮影:えどう

もう少し汚いサンプルがあれば良かったのですが、よくよく見ると、キーのあちらこちらが汚れていたり、キーの下が汚れているのが分かります。

キーを取り外さないで掃除する方法

まずは、キーボードのキーを取り外さずに掃除する方法について解説します。

方法1.OAブラシ

キーを取り外さずに掃除をする方法として最もポピュラーなのがOAブラシを使用して掃除する方法でしょう。


このようなブラシを用いてキーとキーの間に詰まった埃などを取り出します。

キーボード 掃除
撮影:えどう

ブラシを使って物理的にキーとキーの間に溜まっている埃などを取り出すことが可能であるため、埃が溜まっているキーボードの掃除方法としてはかなり有効です。

ただ、キーにこびりついてしまった汚れなどはこの方法では落とすことができないので注意が必要です。

キーの奥に入り込んでしまった汚れを落とすために、
エアダスターと併用する、というのも効果的でしょう。

OAブラシを使った掃除のメリット
  • キーとキーの間に入り込んだ埃を取り出しやすい
OAブラシを使った掃除のデメリット
  • キーそのものにこびりついてしまった汚れは落とすことができない

方法2.ウェットティッシュ

キーにこびりついた汚れを落とす方法として最もポピュラーなのが、ウェットティッシュを用いた掃除、でしょう


除菌タイプのウェットティッシュを利用することで、キーボード表面の雑菌繁殖も防ぐことが可能です。

キーボード 掃除
撮影:えどう

ウェットティッシュを使って掃除をする場合、キーボードをパソコンから外すか、電源を落とした状態で掃除する必要があります。

キーとキーの間やキーの汚れた表面をゴシゴシっと拭くことで、汚れを取り除くことができます。キーの表面の主立った汚れであれば、ウェットティッシュで汚れを落とすことができるでしょう。

注意点としては、ウェットティッシュの代わりに濡れ雑巾などかなり湿った布で掃除した場合、キーボードの故障に繋がることがあります。

ウェットティッシュを使った掃除のメリット
  • 主立ったキーの汚れを落とすことができる。
  • 時間対効果が大きい
ウェットティッシュを使った掃除のデメリット
  • キーとキーの間に入り込んでしまった汚れは取り除けない
  • パソコンの電源を落としたり、キーボードをパソコンから外す必要がある
  • (濡れ雑巾を使用した場合)キーボードが壊れる可能性がある

方法3.掃除スライムを使う方法

今話題の掃除スライム、キーボードの間に入り込んだ汚れも吸着して落とせる上に、除菌もできるという優れもの!という触れ込みですが、実際はどうなのでしょうか?

今回は、このサイバークリーンを使用して、実際に試してみました。

キーボード 掃除
撮影:えどう

使い方は簡単で、キーボードに押しつける!(それこそ、これでもか!というくらいに押しつけます。)というだけです。

キーボード 掃除
撮影:えどう

するとこの通り!キーとキーの間に入り込んでしまった糸くずなども綺麗にキャッチしてくれます。
しかし、キーの除菌をしてくれるかもしれませんが、キーにこびりついてしまった汚れまでは落とせないので、注意が必要です。

掃除スライムでの掃除のメリット
  • 押しつけるだけなので、とても簡単
掃除スライムでの掃除のデメリット
  • キーにこびりついた汚れまでは落とせない

キーを取り外して掃除する方法

ここまで、キーを取り外さずに簡単に掃除する方法についてご紹介しましたが、ここからは、キーボードのキーを取り外して掃除する方法についてご紹介します。

キーボードのキーを取り外して掃除する方法は、キーボードの中身まで綺麗に掃除することが可能です。

方法としては、ほぼ一択なので、先にメリット・デメリットの紹介をします。

キーを取り外して掃除するメリット
  • キーボードの隅から隅まで綺麗になる
キーを取り外して掃除するデメリット
  • 時間がかかる(1日くらいかかります。作業は1時間程度)
  • キーボードを壊す可能性がある

では、実際に、キーを取り外して掃除する方法について手順をご紹介します。

手順1.キーを外す

キーを外す・・・前に、できればキーボードの写真を一枚撮っておいて下さい。キーを装着する際の参考になり、作業が捗ります。

キーを外すのは、マイナスドライバーをねじ込んでも外す事ができますが、できれば専用の工具を使用することをお勧めします。


このような工具を使うと、簡単にキーを外すことができます。

なお、キーボードの種類によっては、破壊してしまう可能性がありますので注意しましょう。(パンタグラフ式やノートパソコンのキーボードは取り扱いに注意した方が良いです。一般的なデスクトップのキーボードは小型でキーストロークが浅いタイプで無ければ気にせずキートップを外して良いです)

キーボード 掃除
撮影・検証:えどう

器具をキーと並行になるように挿し、回転させてキーの隅に引っかけて引き抜くと、キーを取り外すことが可能です。
全てのキーを外すのには少し時間がかかりますが、慣れてくると簡単に外すことができます。

キーを外すときの注意点

Enterやスペース、CtrlやShiftといった大きなキーは、スタビライザーと呼ばれる金属で固定している場合があります。
取り外すときに思い切り外すと、そのスタビライザーを破壊してしまう可能性がありますので注意して下さい。

手順2.キーを取り外したキーボードを清掃する

キーボード 掃除
撮影:えどう

全てのキーを取り外しました。キーを取り外した後のキーボードをよくよく見てみると・・・

キーボード 掃除
撮影:えどう

一度、ウェットティッシュやブラシなどで掃除したのにも関わらず、結構汚いです。

キーを外した後のキーボードをウェットティッシュやブラシなどで再度掃除します。

キーボード 掃除
撮影:えどう

ささっと掃除するとこんな感じですね。
掃除した後のウェットティッシュはかなり汚くなりました。金属部分のサビなどは、必要に応じて錆止めなどを塗ることをお勧めします。

手順3.キーを洗う

取り外したキーも皮脂汚れなどがこびりついていますので、しっかりと洗いましょう。

キーボード 掃除
撮影:えどう

桶に水を張って、中性洗剤を入れてかき混ぜます。

キーボード 掃除
撮影:えどう

その中に、キーを入れてゴシゴシとキーを洗いましょう。米をとぐようにしっかりと洗うことをお勧めします。必要に応じてブラシなどでこびりついた汚れを落として下さい。

洗い終わったら、何度かすすぎを行いましょう。

キーボード 掃除
撮影:えどう

洗い終わったキーを乾かします。

キーボード 掃除
撮影:えどう

バラバラーっと置いておくのも良いですが、再度キーボードに装着することを考えて、キーの配列順に並べて乾かすとこの後の作業がとてもしやすくなります。

この状態で半日〜1日程度放置し、キーを乾燥させて下さい。

手順4.キーを再度装着する。

あらかじめ撮影して置いたキーボードの写真を元に、キーボードのキーをはめ込んでいきましょう。

キーボード 掃除
撮影:えどう

外すときにも注意をしましたが、スタビライザーつきのキーを取り扱うときは注意して下さい。

はめ込み終わったらPCに接続して使用してOKです。
試しにタイピングしてみて、具合を再確認してみて下さい。特に、両側についているCtrlキーやAltキー、カーソルキーの↑、↓が押しやすいかどうかを確認し、正しい位置に装着されているかを確認することをお勧めします。

掃除前後の比較

掃除前後の写真を比較してみました。
(あまり差が無くて申し訳ないですが・・・。)
キーボード 掃除
撮影:えどう

よくよく見ると、キーの変色などが改善されていることが分かります。
心なしか、キー表面のさわり心地も改善されたように感じました。

キーボードの掃除用スライムとは?メリットデメリットについて解説

「キーを取り外さないで掃除する方法」でもご紹介しましたが、キーボードの掃除用スライムについて、改めて解説します。

掃除用スライムとして様々な商品が販売されています。これらの掃除用スライムは、ブラシやウェットティッシュでの掃除と比較すると、とても効率的にキーボードの掃除ができます。一方で、キーを取り外して丸洗いするような掃除方法と比較すると、あまり清掃ができないといえるでしょう。

キーボードの掃除用スライムのメリット

  • 取り扱いが簡単
  • 掃除にかかる時間が短縮できる
  • 掃除した際のゴミが散らからない

キーボードの掃除用スライムのメリット

  • キーを取り外して洗うよりは洗浄力に劣る
  • キーの裏側にスライムが入り込んでしまって取れなくなる可能性がある

スライムだけじゃない!キーボードの掃除に使えるアイテム

キーボード掃除用スライムの他にも、キーボードの掃除に使えるアイテムはいくつもあります。その例を紹介します。


キーボード掃除用スティックは綿棒のような構造で、キーとキーの間に入り込んだ埃などを除去するのに有用です。


エアダスターはキーボードだけで無く、パソコン周りの掃除全てに使えますので、一つ持っていると便利です。


USBで動作するタイプのミニ掃除機、というのも販売されています。
普通の掃除機で掃除する、という方法もありますので、専用のタイプがどうしても欲しい、という場合以外は不要かもしれません。

キーボードだけじゃない、他にも掃除が必要な箇所

パソコンの吸気口・排気口

キーボード 掃除

吸気口や排気口はどうしても埃が溜まりやすい部分です。
このため、定期的に掃除することをお勧めします。

私は、あまりにも掃除しなかった結果、パソコンが高負荷になったときにパソコンがフリーズしてしまった、という経験があります。

液晶ディスプレイ

キーボード 掃除

液晶ディスプレイは静電気などで埃が溜まりやすいです。埃が溜まってしまうと、ディスプレイが見づらくなってしまう可能性がある為、定期的な清掃を心がけましょう。

まとめ

この記事では、キーボードの清掃について解説をしました。
要点について振り返ります。

キーボードの掃除の必要性とは?

掃除しないと雑菌が繁殖する可能性があります。また、故障の可能性も・・・。

キーボードの掃除方法

キーを外さずに掃除する方法
  • OAブラシの掃除 キーとキーの間のゴミには有効 キーの汚れには効かない
  • ウェットティッシュ キーそのものの見えるところの汚れに有効 奥の汚れには効かない
  • 掃除スライム 便利だが、キーにこびりついた汚れには効かない #####キーを外して掃除する方法 とても綺麗に掃除することが可能だが、キーボードそのものを破壊してしまうリスクは少なからずある

この記事が皆さんのキーボード掃除のお悩み解決の一助になれば幸いです。

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えどう タロー
ガジェット大好き技術屋さんです。
電気系の研究者として勤務している傍ら、フリーライターとして活動しています。 様々な電子機器に触れることが多い電気電子系の技術者としての観点を交えながら、 皆様にわかりやすい記事を提供できるように心がけております。

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