こんにちは、イヤンホホ太郎です。SONYより発売の「EXTRA BASS MDR-XB70BT」をレビューしていきたいと思います!EXTRA BASSというほどですから、おそらく低音域に重きを置いたイヤホンなのでしょう。また、こちらはbluetooth対応ということで、「bluetoothって便利そうだけど、実際どのくらいの音質なの…?」とお悩みの皆さんの参考になるようなレビューを書いていこうと思います!
全体のバランスとしては、価格相応といったところだと思います。少しドンシャリの気は感じますが、EXTRABASSとは言いつつもドスドスとうるさいわけでもなく、同価格帯のイヤホンと比べてもまあ遜色ない音質だと思います。bluetooth接続なので取り回しはよく、そこを判断に含めると少しアドバンテージかな、という感じです。ただ、bluetoothなので仕方ない事ではありますが、静かめのバラードなどを聴く際には少しノイズが気になります。箱には「圧倒的な量感の低音を正確なリズムで再現し、重低音のグループ感をダイレクトに伝達する事で、クラブにいるような重低音の迫力や臨場感を再現します。」と書いてあるので、「少々のノイズなんて気にしないでガツガツ聞こうぜ!」というコンセプトなのでしょう、そういう意味では、このイヤホンでバラードを聴くのは少しお門違いなのかもしれませんね。
意外とクリアです。ジャズの金管楽器や女性ボーカルも割と綺麗に聞こえました。しかし、アルト寄り、つまり少し低め中音域の女性ボーカルになるともうひとつ…といった感じです。低音とのバランスはまずまずで、安っぽいドンシャリとは一線を画しているとは思います。
中音域を楽しむにはちょっとお金を積まないといけない(と個人的に思っている)ので、この価格帯で中音域を求めるのは間違いです。ただ全体のバランスを考えたとき、わりとバランスが取れているので、そこまで違和感は感じませんでした。
その名の通り、かなりしっかりした低音を感じます。クラブで流れているような曲を聴くと、「おお…なるほどな…」となります。しっかりしているといっても別にうるさいというわけでもなく、低音としての質は良い方だと思います。この辺りは好みにもよるのであまり主観を含めるのはやめておきますが、低音好きの方には満足のいく低音だと思います。
これもbluetoothなので仕方ないとは思いますが…上にも書きましたが、少しノイズが混じっているのと、中音域寄りの女性ボーカルや男性ボーカルに少しくぐもった印象を感じました。低音と高音が強めなので、「男性のバラード」などを聴くときにはよりくぐもった印象を強く受けてしまうかもしれません。ただ上にも書きましたが、メーカーがバラードを聴くことを推奨していない(!)ので、杞憂ではあると思います。
聴く曲にもよりますが、コスパとしてはまずまずといた感じです。同価格帯のイヤホンとそう変わらない音質を持ちながら、bluetooth特有の取り回しの良さを兼ね備えているので、決して悪い買い物ではないと言えます。ノリノリでランニングをしながら音楽を聴きたいな〜という方にはうってつけではないでしょうか。
よくあるbluetoothイヤホンという風な印象を受けます。デザインも好みによるので、あまり主観を含めるのはやめておきますが、可もなく不可もなく、といった具合です。ただ、首にかけるところがシリコン製になっており、断面がかまぼこのような形になっているので首にはかけやすいです。
一応カナル式ということなので、遮音性はそれなりです。イヤーピースはいくつか付属しているので、自分の耳にあったサイズを選ぶことができます。装着部分自体が少しだけ小さめに作られているようなので、長時間使用してもそこまで疲労感は感じません。取り回しは素晴らしいものがありますし、ネックバンドのデザインも工夫されていますので、全体的な装着感としては良いと思います。
オリジナリティに関しては、一見したところそこまで飛び抜けて個性的という印象は受けませんでした。良くも悪くも「普通」という感じです。しかし使っているうちに、その普通の中に隠された「なるほどな」と感じるSONYの「隠れたこだわり」に気づいていくものだと思います。
やはりbluetoothイヤホンというだけあって、取り回しはよく、その点では機能性は良いと思います。ただ、やはり2.4GHz帯を使用しているので、電子レンジやWiFiとの電波干渉は起こしやすく、ノイズは多少混じってしまいます。
ゆっくり聴くというよりは、外に持ち出してアクティブなシーンでの使用をお勧めします。家の中でも、例えばケータイからラジを流しながら家事をしたり、音楽を聴きながら趣味に耽ったりという使い方もできると思います!
箱に書いてある通り、「クラブ系」の音楽がぴったりはまると思います。洋楽やジャズもなかなか良いと思います。個人的に一番ピタッときたのはメーガントレイナーでした。
可もなく不可もなくです、上にも書きましたが、同じ価格帯のイヤホンと比べると「音質は同じくらいだが、bluetoothなので取り回しが良いという点ではアドバンテージ。bluetoothである分ノイズは混じるが、賑やかな音楽を選んで聞けばあまり気にならない」というのが総評です。最近ではiPhoneからイヤホンジャックが無くなるなどして、bluetoothイヤホンの需要も少し高まってきているようですので、「bluetoothってこんな感じなんだな」というのを知るための初めの一本としてはちょうどいい性能、価格だと思います。