オーストリアのコンセントに変圧器は必要か解説!プラグのタイプや形状は?

目次

オーストリアのコンセントと変圧器について解説します

オーストリアといえば、ベートーベンやシューベルトなどの有名な楽聖を輩出した国。

森と芸術の都ウイーンは、ホーフブルク(王宮)やシェーンブルン宮殿、オペラ座などの観光スポットが点在し、芸術と音楽に魅せられて世界中から観光客が訪れます。

オーストリアへの旅行や出張に出掛ける際、気をつけておきたいことは電圧コンセント事情です。

日本から持ち込んだ電化製品の使用や、携帯電話やiPhone、デジカメなどの充電ができるのか心配ですよね?

今回の記事では、オーストリアのコンセントの形やタイプ、オーストリアのコンセントプラグの形状、オーストリアのコンセントに変圧器が必要か、について解説したいと思います。

また、オーストリアでの変圧器の購入から、おすすめの変圧器についてもご紹介いたします。

オーストリアの電圧・周波数・コンセントプラグの形状やタイプは?

オーストリアのコンセントプラグの形状とタイプ

変圧器スペイン

オーストリアのコンセントプラグの形状は、Cタイプ、B3タイプ、BFタイプ、Oタイプ、SEタイプの5種類あるといわれています。

しかし、筆者が実際にオーストリアに行った際、施設によってはSEタイプも混在していましたが、ほとんどの施設ではCタイプが主流でした。

日本のコンセントはAタイプなので、そのままでは使用することが出来ません。

SEタイプのコンセントにCタイプのプラグが差せるため、Cタイプの変換プラグ、またはマルチ変換プラグがあれば、オーストリアで困ることがありません。

なお、B3タイプ、BFタイプ、Oタイプのコンセントとは出会うケースはほぼないです!筆者は一度も見かけたことがありません。万が一出会ってしまった場合でも、マルチ変換プラグがあれば大丈夫です。

■Cタイプのコンセントの形状
変圧器スペイン

丸形のピンが2本並び、丸いピンの直径は4mmです。Cタイプのコンセントのプラグは「ユーロプラグ」とも呼ばれています。

ヨーロッパではほぼ全土で使用できる他、韓国やシンガポール、マカオ、インドなどで用いられています。

■SEタイプのコンセントの形状
フランス変圧器

Cタイプと同じ形状で、丸いピンの直径は4.8mmです。2本のピンの中間にアース用のピンが1本入るタイプもあり、Fタイプとも呼ばれています。

ヨーロッパ諸国、北米や南米、中近東、インド、韓国、中国などで用いられています。

■B3タイプのコンセントの形状
シンガポール コンセント

Bタイプに1本ピンがついた、3本の丸いピン状のタイプです。

イギリスと一部ヨーロッパ諸国、インド、中国、香港、シンガポール、タイなどアジア諸国などで用いられています。

■BFタイプのコンセントの形状
変圧器タイ

平型のピンが3本あるタイプで、1本は縦方向に、2本は横方向に並んでいます。Gタイプとも呼ばれています。コンセント部分にシャッターが付き、アース線にピンを差し込まないとシャッターが開かず、ピンを入れることができない仕組みです。

イギリスと一部ヨーロッパ諸国、アフリカ、タイ、インド、北米と南米などで用いられています。

■Oタイプのコンセントの形状

変圧器 中国

平型のピンがハの字型に付いているタイプです。

オーストリア、フランス、フィリピン、中国の一部、台湾、オーストラリア、ニュージーランドなどで用いられています。

参考元:ビックカメラ.comJAL公式サイト

オーストリアの電圧

オーストリアの電圧は230V(ボルト)です。

日本の電圧は100Vなので、オーストリアで日本の電化製品を使用するには変圧器が必要です。

オーストリアの周波数

オーストリアの周波数は50Hz(ヘルツ)です。

日本の周波数は、富士川(静岡県)と糸魚川(新潟県)を境に、東エリアは50Hz、西エリアが60Hzとなっています。

東エリアで使用している電化製品の周波数はオーストリアと同じなので問題はありません。

しかし、西エリアで使用している電化製品で、「周波数が60Hz」と定められている」ものは、オーストリアで使用すると不具合を生じる恐れがあります。冷蔵庫、扇風機、エアコン、掃除機、洗濯機、電子レンジなどが挙げられます。

参考元:MEGA EGG

オーストリアに旅行に行くにはどの変圧器を買えばいい?そもそも変圧器って?

変圧器とは、電圧を変える装置で「トランス」と呼ばれています。

発電所で作られた電気は高圧で、オフィスや家庭などのコンセントに届くまでに変圧器で電圧を100Vまで下げています。

また、電子レンジやテレビなどの電気機器にはあらかじめ変圧器が付属されています。100Vの電圧を、電気機器が必要な電圧に変換することから「電源トランス」と言われています。

海外旅行をする際、日本と同じ電圧の国は少なく、変圧器で電圧を変える必要があります。変圧器で電圧を上げることを昇圧(アップトランス)、電圧を下げることを降圧(ダウントランス)と言います。

オーストリアは電圧が230Vなので、日本の100Vにするため変圧器による降圧(ダウントランス)が必要です。

オーストリア旅行に行く際に必要な変圧器とは、日本の100Vとオーストリアの230Vに対応する変圧器、すなわち100V〜230Vの範囲で使用可能な変圧器となります。

変圧器は、必要な場合と不要な場合があります。事前準備として、宿泊先のホテルのアメニティの確認、持ち込む予定のある家電製品の電圧を調べて、必要であれば準備しましょう。

参考元:北川電機株式会社

オーストリアのコンセントの電圧に合うか持っていく家電を確認しよう

電圧はどういう表記で載っている?

電圧は、お手持ちの電化製品の本体やアダプター、電源の裏側、もしくは取扱説明書に記載されています。

「INPUT:◯◯V」または「入力電圧:◯◯V」

例えば、電圧100V-240Vの場合、100Vから240Vまで利用可能なので、230Vのオーストリアで使用できます。

なお、日本製の電化製品は国内使用を前提に作られているため定格電圧は100Vです。「100V」としか書いていない製品の場合は変圧器が必要になるのでご注意ください。

オーストリアの電圧に合わない家電はどんなものが?

取扱説明書や本体に記載してある対応電圧を確認し、オーストリアの電圧に対応していない製品には変圧器が必要です。

ドライヤーなどは、電源がショートして壊れるといったケースが報告されていますのでご注意ください。

なお、「海外対応、海外仕様」として販売されている製品であれば変圧器の必要はありません。

ドライヤーを完備しているホテルが多いので利用するのが安全です。

本体からプラグまでが一直線のコードになっていてACアダプターのついていない家電製品をオーストリアに持ち込んで使用する時は、必ず変圧器を使用してください。

iPhoneは変圧器なしでオーストリアのコンセントで充電できる?

変圧器オーストリア

携帯電話やデジカメ、パソコンの充電器のほとんどが240Vまでの電圧に対応しています。

iPhoneの純正充電器(Apple 5W USB電源アダプタ)は「100-240V、50-60Hz対応」につき、世界中で使用が可能です。

ただし、日本国内で販売されているiPhoneの純正充電器はコンセントプラグの形状がAタイプのため、オーストリアで使用する場合はCタイプの変換プラグまたはマルチ変換プラグが必要です。

製品本体またはパッケージ、充電器の裏に記載してある対応電圧に「INPUT:100-240V 50-60Hz」と記載があるものは対応が可能です。念のため、充電器の裏に記載してある対応電圧には目を通しておきましょう。

参考元:Apple公式サイト

無料で充電できるスポット

●ウィーン シュヴェヒャート国際空港

オーストリアの国際便の玄関口である「ウィーン シュヴェヒャート国際空港(Flughafen Wien-Schwechat : Vienna International Airport)」に無料の充電スポットがあります。BおよびCゲート近くにUSBの充電コンセントを備えています。また、空港内では自由に使用できるコンセントもあります。

公式サイト:ウィーン シュヴェヒャート国際空港

オーストリアのホテルのフロントでコンセント用に変圧器を借りよう

オーストリアで日本製(100V)の家電製品を使用する場合は、変圧器が必要です。

オーストリアのホテルでは、変圧器の貸し出しを行っているところもあります。しかし、貸し出しの数に限りがありますので、現地でレンタルできるか保証はありません。

使用する予定がある場合は、旅行前にあらかじめメールで問い合わせておくと安心です。

観光客の多い場所に立地するホテルでは英語の話せるスタッフが常駐しており、外資系のグレードの高いホテルでは日本語を話せるスタッフがいる場合もあります。

ちなみに、英語で変圧器は「transformer」といいます。オーストリアの言語(ドイツ語)では「Transformator」といいます。

ホテルのフロントで聞いてみましょう!

■変圧器を借りてもいいいですか?

May I borrow a transformer?

変圧器オーストリア

オーストリアの言語を覚えてコンセント用の変圧器を買おう

変圧器を買うのに必要なオーストリアの言語

オーストリアでは、公用語は「ドイツ語」になります。

また、変圧器を購入できるショップはあります。基本的にはドイツ語が主流になりますが、観光客の多いショップでは比較的、英語が通じるところが多いです。

変圧器は英語で「transformer」、ドイツ語で「Transformator」といいます。

英語が通じる店員さんに聞いてみましょう。英語が通じない場合は、ドイツ語の単語を書いて見せたりすると伝わり易いです。

■私は「変圧器」が欲しい。買えますか?

・英語:I want a transformer. Can I buy a transformer?

・ドイツ語:Ich hätte gern Transformator.(イッヒ ヘッテ ゲルン トラァンスフォルマァ)

買い物の際に使うドイツ語を覚えておくと便利ですよ!

■やあ(挨拶):Hallo.(ハロー)

■ありがとう:Vielen Dank.(フィーレン ダンク)

■さようなら:Tschüss!(チュース)

■これはいくらですか?:Wie viel kostet das?(ヴィー フィール コステット ダス)

参考元:国際結婚したのはドイツだ?

オーストリアのどこで変圧器は買えるのか

【Saturn(サターン)】

オーストリアで15店舗を展開する家電量販店です。掃除機や洗濯機、ドライヤーまで何でも揃っているので便利です。ウイーンのマリアヒルファー通り(Mariahilfer Strasse)はウィーン最長の商店街として知られ、ここにも店舗を構えているので観光のついでに立ち寄ることができます。

また、最寄りの場所から一番近い店舗を探したい場合は、こちらのサイトで地図から探せるので便利です。

Saturn公式サイト

【Gerngross(ゲァングロス)】

ウイーンのマリアヒルファー通り(Mariahilfer Strasse)にあるデパートです。

Gerngross公式サイト

【Millennium City(ミレニアムシティ)】

地下鉄U6号線「Handelskai」駅の横にある高層ビルミレニウムタワー内の「Millennium City」に、家電製品を取り扱うショップがあるとのこと。

参考元:ウイーン観光情報

オーストリア旅行のための変圧器はダイソーで買える?

オーストリアの電圧に対応した変圧器は、ダイソーなどの100円ショップでは取り扱っていません。

ですが、Cタイプの変換プラグは購入できます。

デジカメや携帯を同時に充電させたい時、1箇所のコンセントから延長コードで2口使用する場合に変換プラグが2個必要になるため、変換プラグは1個ではなく複数個を購入して持って行かれることをおすすめします。

オーストリアのコンセントに必要なおすすめ変圧器

miyoshi co.,ltd 海外旅行用変圧器 全世界対応 MBT-WDM/WH

110-130V・220-240V・250Vの電圧に対応している変圧器で、オーストリアをはじめ全世界で日本製品の使用が可能です。充電の差し込みが2箇所あり、358gとコンパクトで便利です。

※ドライヤーやアイロン、ノートパソコンなどの定格容量を超える電気製品やUSB充電で1A以上の給電が必要な製品には使用できません。

ヤザワ 海外旅行用変圧器 電子式(熱器具専用) AC220V-240V 容量1000Wまで 本体プラグC 付属プラグなし コードあり(コード長750mm) HTDC240V1000W

220V〜240Vの電圧を100Vにダウントランスする変圧器です。本体プラグはCタイプにつき、オーストリアでそのまま使用できます。

122gとコンパクトで持ち運びに便利。主に、携帯電気ポット、携帯アイロン、ホットカーラー、電気コンロなどの電子部品を含まない熱器具専用です。

カシムラ 海外国内用型変圧器 220-240V/1500VA NTI-20

長期滞在の方におすすめの変圧器です。海外家電製品の日本国内使用と、日本家電製品の海外使用のどちらもOKなアップ/ダウントランスです。

オーストリアをはじめ220-240Vの国で、1500Wまでの日本の電化製品が使えるので重宝します。

サーマルプロテクタ(自動復帰)およびヒューズが内蔵されている安全設計です。

本体はAタイプのコンセントプラグにつき、オーストリアでの使用の際は変換プラグが必要となります。

オーストリアで無理に変圧器を使う必要はないかも

オーストリアでは、短期間の旅行や出張の場合、基本的には変圧器は不要です。

電圧のトラブルの多いヘアドライヤーは、ホテルに完備されているものを使用するとよいでしょう。

ただし、ホテルのヘアドライヤーはシンプルな機能で風量が弱いものが多いです。

筆者は、髪の毛を速やすのに時間がかかって大変でした。オーストリアは真夏でも20°C程度と年間を通して気温が低く、寒い季節は風邪に注意…。

ですので、心配な方は「海外対応」のヘアドライヤーを日本から持ち込んで使用されることをおすすめします。

長期滞在や留学の場合、炊飯器や電気ポットなどは高い電力を使用するので、日本製品を持ち込む場合は変圧器が必要です。

その際、オーストリアで使用したい電気製品の消費電力をカバーできる変圧器か確認しましょう。大きな電圧に対応した変圧器の購入となると、値段が高くて重さもサイズも大きくなってしまいます。

変圧器を購入するよりも、オーストリアで新しく家電を購入した方が安心で安全に利用できると思います。

変圧器オーストリア

オーストリアのコンセントや変圧器について疑問が残ったら

イギリスを除く欧州諸国およびオーストリアでは、かつてはSEタイプのコンセントが主流でした。

現在はその後継タイプのCタイプのコンセントが主流となっています。

古いホテルや一般家庭では、昔ながらのSEタイプのコンセントが残っているところもあり、施設によっては混在していることもあります。

ただし、SEタイプのコンセントにはCタイプのコンセントプラグが差せるので、Cタイプの変換プラグまたはマルチ変換プラグがあれば問題ありません。

ちなみに、オーストリアで販売されている電化製品のプラグはCタイプです。

また、オーストリアのホテルの室内では、充電できるコンセントが何箇所もないことが多いです。

そのため、一箇所のコンセントから延長コードをつなげると便利です。あくまでも、消費電力が少ない電気機器で利用する方法なので、消費電力が大きいドライヤーなどを使うことは避けてください。

ヘアドライヤーやヘアアイロン、炊飯器などの家電製品は消費電力が大きく、1000W~2000W対応の変圧器が必要になります。

また、ヘアドライヤーやヘアアイロンが使用できても、炊飯器には使用できない変圧器もあるので、製品説明書を読んで対応可能な変圧器かを必ず確認しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

オーストリアのコンセントの形状は5種類あるといわれていますが、実際にはCタイプが主流で、施設によってはSEタイプもみられます。

日本のコンセントはAタイプなので、そのままでは使用することが出来ません。

SEタイプのコンセントにも使用できるCタイプの変換プラグまたはマルチ変換プラグが必要です。

また、ドライヤーや炊飯器などの消費電力の大きい電化製品を使わなければ、基本的には変圧器は必要ないです。

ドライヤーなどは、ホテルに完備されているものを使用するか「海外対応」の製品を日本から持ち込んで使用されることをおすすめします。

オーストリアで変圧器が必要になった場合、ショップで購入することもできます。ただし、日本のように家電量販店が多くないですし、販売されている変圧器の種類も日本より少ない可能性があります。

持ち運びに抵抗がなければ、日本で変圧器を買って持っていくと安心です。

オーストリアのコンセントの形状や、コンセントに変圧器は必要か知りたい人にとって、この記事が参考になればと思います。

関連リンク

また他にも様々な国のコンセント事情について執筆しています。気になる方はぜひ合わせて読んでみてください。

【編集部より】あなたの感想を教えてください

こちらの記事はいかがでしたか?もし同じ疑問を持っている知り合いがいた場合、あなたがこの記事を友人や家族に薦めたりシェアしたりする可能性は、どのくらいありますか? より良い記事を作るための参考とさせていただきますのでぜひご感想をお聞かせください。
薦めない薦める

更新履歴

更新日時更新内容
2018/07/29関連リンクの更新

この記事を書いた人

Small 7284f282 5557 453e be91 d08202c80236
Written By
dosukoi s
モータースポーツと海外旅行が好き。
家電製品の魅力はもちろん、読者の皆様が疑問に感じることをわかりやすくお伝えできるような記事執筆を心がけて参ります。

おすすめの記事

スポンサー

カテゴリ一覧