筆者は家電量販店に勤めております。布団乾燥機の電気代と維持費について解説を行っていきます。
Written By ブレンディ 0120
皆さんは布団乾燥機を持っていますか?
毎年、梅雨や冬の時期に役に立つ布団乾燥機は、外の天気を選ばずに年中いつでも布団を乾燥させることが出来ます。
一方、布団乾燥機はその構造上、温かい温風を布団の中に送り込むため、当然のことながら電気代がかかります。
今既に布団乾燥機を持っている方や、これから布団乾燥機を買おうか悩んでいる方は、実際に布団乾燥機を持った時の維持費について疑問に思われるのではないでしょうか?
今回は、そんな布団乾燥機にかかる電気代や、稼働するモードによって変わる電気代の違いを解説していきます。
実際に布団乾燥機の電気代はどれくらいなのでしょうか?
一般的に、布団乾燥機の電気代を調べる計算は以下の手法で計算します。
「電気代=消費電力×使用時間×1kWhあたりの電気代÷1000」
使用する布団乾燥機のモデルや発売時期にもよって違う所はありますが、一般的とされる価格帯について解説を行っていきます。
布団乾燥機にはダニ退治機能が付いています。
これを1回使用した時の電気代は「約50円」程度です。
1回の布団乾燥を行うのにおおよそ2~4時間かかり、温度も50℃以上の温かい空気を流し続けますから、通常の布団乾燥モードよりも比較的高い値段になります。
その分、ダニの死滅がしっかり行えて、布団の清潔さを保てますから、使用頻度によってはそんなに高い金額にならないかも知れません。
ダニ対策の場合、製品によっても異なりますが、マットレスタイプとマット使用タイプがあります。効率的にダニ対策を行う場合、表記の金額よりももっと安く済ませることができます。
通常の布団乾燥機能モード1回使用した時の電気代は「約15円」程度です。
ダニ退治よりも金額が安い理由は、温風の温度が高い訳ではないという点です。
その分、毎日布団乾燥を行うことで、約30日分の使用となりますので、月換算で「約450円」程度という計算になります。
布団乾燥機を毎日使うかどうかは、使用者の使い方によって異なりますが、布団乾燥を行わない場合、少なからずダニの繁殖やハウスダストの発生は起きますので、毎日の使用を推奨しています。
使い方によって数百円程度の増減がありますので、一例として捉えてもらえると良いと思います。
布団乾燥機は使用頻度やどのモードで使うのかによって大きく値段も変わりますので、こ
こでは賢い使い方と、電気代をなるべく抑える方法をお伝えします。
毎日の使用をする「布団乾燥機だけの場合=月で約450円」程度。
月に一度しっかりと清潔にする「ダニ退治を月に1回使用した場合=月で約50円~」程度
2つを合わせると月の維持費は、おおよそ500円~という計算になります。
ですが、実際は機種や電気会社の電気代に応じて「500~800円程度」と見積もっていた方がいいでしょう。
年間の維持費についても「6,000円程度~」と覚えておくと現実的かも知れません。
上記の内容を読んで率直な感想で「えっ?こんなに高いの?」そう思われた方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?
確かに、布団乾燥機はこれまで何も使用していない中で生活できていた以上、あったら便利だけど、必須なものではないもの。という商品でもあります。
ではそれくらいの維持費を払ってまで、布団乾燥機を買うメリットは何なのでしょうか?
筆者の個人的な見解になりますが、布団乾燥機のおすすめポイントをおおよそ3つあると思っています。
以下の3つのポイントにまとめましたので、参考にして頂けると良いと思います。
天日干しと違い、布団乾燥機は時期や時間を選びません。いつでも家の中に、太陽が置いてあるようなものです。
特に梅雨の時期や冬場は外で布団を乾燥させることはできないですし、晴れていても太陽が日照時間の間ずっと出ている保証はありません。
布団乾燥機は、乾燥したい時にいつでもできる大きなメリットを用意しています。
布団を常に乾燥している状態であれば、ダニの繁殖も抑えられますし、ダニに噛まれたり、糞や死骸によるハウスダストの発生を抑制します。
ペットやお子さんがいる家庭では、より一層の環境管理が必要になってきますから、布団乾燥機は大きな役に立つはずです。
また、ダニが原因の肌荒れや喘息防止にも役立ちますので、持病持ちの方は生活がしやすくなるかも知れません。
最後に快適な安眠の確保です。天日干しもそうですが、布団を乾燥した日の布団はふっくらとしていて、気持ちが良いものですよね。
布団乾燥機は、常に布団の手触りを良くし、安眠につける事も大きなメリットです。
夏場や冬場の特に寝付きにくい時期や、仕事や学校から帰ってきてすぐに寝たい時など、布団乾燥機を使用した後の布団であればきっと快適な睡眠確保をする事ができるでしょう。
2017年に日立より発売されたモデル。
「ふとん乾燥アタッチメント」を搭載しており、「温風が上下左右」に広がることで、マットを使わず手軽にふとん乾燥ができ、ダニ対策やくつ・衣類乾燥まで行うことが出来ます。
動作中の運転音を、約37dBに抑えた「低騒音コース」に対応している為、使用中の騒音を気にする事はありません。
洗濯機が動いている音もこれに近い音の大きさになります。
敷き布団の両面乾燥にも対応、短時間で布団の隅々まで乾燥させることが出来ます。
アタッチメントを含む全てのパーツが本体内部に収納できる商品の為、コンパクトに納められます。
2016年に三菱電機より発売されたモデル。
マット式の布団乾燥機で、本体の大きさが「355(幅)×314(高さ)×161(奥行)mm、重量は3.6kg」と重量級布団乾燥機です。
マットを準備する手間は他の商品と比べてかかりますが、効果は抜群です。
同梱のマットは、かけ布団と敷き布団の間に挟み込む「フラットタイプ」でも使えますし、本気でダニを死滅させたい場合は、前面を包み込む「巻き込みタイプ」にもなります。
全面を巻き込むことで、温風の逃げる道は無くなり、布団内が短時間で一気に温まります。
さすがのダニもこれにはお手上げで、高い死滅効果を発揮します。
使用後に素手で布団を触ると、とても暑い温度に驚かされると思います。
本気でダニ対策をしたい方、ダニに悩まされている方、この商品はおすすめです。
2017年に象印より発売されたモデル。
マット・ホースが不要の簡単乾燥ができる商品です。
ダブルファンと大きな吹出口で大量の温風を一気に送り込めますので、布団の乾燥をしっかり行えます。
ふとんおまかせ運転が用意されており、「標準コース」「低温コース」「送風仕上げコース」「エココース」「しっかりコース」「お急ぎコース」「ダニ対策コース」を用意、状況に合った使い方ができます。
エココースを使うことで、電気代の削減に繋がりますね。
本体価格も1万円程度で、しっかりとした機能がついている布団乾燥機です。
いかがでしたでしょうか?布団乾燥機の電気代から、おすすめの商品までをご紹介しました。
布団乾燥機は使ってみなければその便利さは伝わりにくい商品でもありますが、この記事を読んで少しでも興味や関心に繋がれば幸いです。
また、布団乾燥機が気になっている方で、小さなお子様やペットを飼っている方、一人くらいで天日干し出来る環境がない方にとっては特におすすめできる家電製品です。
もし、布団を干すことが負担になっているご老人の方がいても、わざわざ思い布団をベランダに干して取り込む手間が省けますので、ご家族様への贈り物としても、布団乾燥機は良いかも知れません。
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良い布団乾燥機に出会い、清潔なお布団で快眠生活が送れたらいいですね。
他にも気になる家電製品の電気代について解説している記事があるので、気になる記事があった場合はぜひ合わせて読んでみてください。