スマホの電気代はどのくらい?充電一回あたりの電気代を調査!

目次

スマホの電気代について

今や生活に欠かせなくなったスマートホン。手から離れているときは常に充電されている方も多いかと思います。
スマホが普及してからも、特に家庭の電気代が上がった様子はありません。街のカフェなどで充電しても追加料金を徴収されることもありません。

では、一体スマホの充電一回あたりの電気代はいくらくらいなのでしょうか?また、機種によって電気代ってどれくらい異なるものでしょうか?
今回は、そんな疑問にお答えしていきたいと思います。

スマホの電気代はどのくらい?機種による違いは?

ここでは、最近の人気の機種について、それぞれ一回あたりのフル充電にかかる電気代を記載してみます。
スマートホンの電池容量は、”mAh”で表されています。mAhとは、1時間あたりにどれだけの電流(mA)を流すことができるか、を示す単位であり、「ミリアンペアアワー」と読みます。 例えば、1000mAhと表記されたものは、1000mAの電流を1時間放電することができることを意味する。 一般的には放電容量と言われています。
これに、各スマホのバッテリーがもつ電圧を掛け算することで、それぞれのバッテリーがもつ電力容量になります。

東京電力エナジーパートナー [従量電灯B・Cプランの場合]

最初の120kWhまで(第1段階料金)

 
1kWh(=1,000Wh) 19円52銭

です。他の電力会社とご契約の方は、それぞれの契約の単価で計算してみてください。

参考元:http://www.tepco.co.jp/ep/private/plan/old01.html

それでは、代表機種でスマホの電気代を計算してみましょう。

計算式は、

スマホの電気代=スマホのバッテリー容量(Wh) x 1kWあたりの単価(円)/1,000

になります。

iPhone8の電気代【一回フル充電あたり】

3.82V x 1,812mAh = 6.96Wh

6.96Wh x 19円52銭 / 1,000Wh = 0.136円

Xperia XZの電気代【一回フル充電あたり】

3.80V x 2,900mAh = 11.02Wh

11.02Wh x 19円52銭 / 1,000Wh = 0.215円

Galaxy S8の電気代【一回フル充電あたり】

3.85V x 3,000mAh = 11.55Wh

11.55Wh x 19円52銭 / 1,000Wh = 0.225円

このように比べてみると、金額としてはどのスマホの電気代も安いですが、iPhoneは圧倒的ですね。

スマホの電気代に関する疑問

一般的に電子機器でよく耳にするフレーズに、「コンセントに挿しっぱなしにしない」や「他の機器の充電アダプターを使用しない、故障の原因です」のようなものがあります。さて、これらは事実なのでしょうか?、どのような影響があるのでしょうか?、スマホの電気代も考慮しながらみてみたいと思います。

電気代に関わる疑問1:スマホの充電が終わっても挿しっぱなしの場合、電気代はどうなる?

スマートホンには「電源管理IC」と呼ばれる部品が入っています。これはバッテリーの状態や充電状況を監視、制御するものです。特に、スマホに搭載されているリチウムイオン二次電池の場合は、過充電してしまうと異常発熱や発火などの事故にもつながりますので、電源管理ICの役目は重要です。
スマートホンのバッテリーの充電が完了したと判断した場合、電源管理ICが充電をストップ(遮断)します。そのため、スマホの充電が終わっても挿しっぱなしの場合、電気代はほぼゼロと考えても間違いではありません。
なお厳密には、コンセントAC100V→USB DC5Vへの電圧変換の中では必ず変換ロスが発生します。充電器が発熱するのはこの変換ロスが熱となって表れている現象です。そのため、スマホの充電が完了し、充電されていない場合でも充電器側では若干の電力が熱となって消費されています。

一般的なUSB充電アダプターの場合、変換効率は85%前後、高性能なものでもせいぜい92%程度、世界最高で95%です。ということは約1割前後の電力はAC-DC変換時に熱などに変換されロスしていることになります。これは、スマホの充電が完了していても発生するロスですので、「充電が終わったらコンセントを抜く」は、ある意味で正しいです。

電気代に関わる疑問2:タブレット用充電器に挿した場合に電気代の違いは?

一般的には、スマートホンよりもタブレットのほうが画面が大きく消費電力も大きくなりますので、大きな筐体を活かしてバッテリーもより大容量になっています。そのため充電時間を短縮するために充電器の能力も高めになっています(そうしないとタブレットの充電時間が長くなる)。
タブレット用充電器のほうが電力の供給能力は高いですが、特にUSB充電の場合は、端子の規格/形状によって供給できる電力はあらかじめ定められていますので、代用することには特に問題ありません。スマホの機種によっては、大容量充電器を用いると高速充電ができる場合もありますし、実際に筆者もタブレットPC用の大容量充電器でスマホを充電したりしています。

スマホの電気代という観点では、あくまでバッテリーの総容量(mWh)に依存しますので、充電器の種類によって大きく電気代が変わることはありません。
(注)厳密には、充電器ごとに変換ロス(損失)がありそれぞれの充電器で変換ロスは異なりますが、ここでは割愛しました

電気代に関わる疑問3:充電時間が短いほうが電気代は安いの?

スマホに限らず、充電するときは出来るだけ短時間で充電し、コンセントから抜くのが電気代を安くあげるコツ、だと思っている方もいると思います。

先ほどから出てきている電力量の単位(Wh)が、この疑問にお答えします。

例えば、60Whとは、

  • 60W(ワット) x 1h(1時間)
  • 30W(ワット) x 2h
  • 20W(ワット) x 3h
  • 10W(ワット) x 6h

が同じ電力量を意味します。どれだけの電力が何時間にわたって移動したか(今回で言えば、充電アダプターからスマホのバッテリーに移動したか)です。短時間ですませれば待機電力は削減できますので、若干ですが電気代は節約できますが、スマホ本体の充電にかかる電気代とは無関係です。

とは言え、充電時間が短いということは電気代以外のメリットが多くありますので、短いに越したことはありません。

スマホの電気代を節約するコツは?

ここでは、スマホの電気代を抑えるコツについて記載してみます。
先に見ていただいたとおり、スマホ1台1回の電気代は、大きな金額ではありません。そのため、「スマホの電気代を抑えるコツ」と呼べるほどのコツはそこまで多くなく、また効果的ではないかもしれません。

夜間電力

電力会社との契約の中で、特にオール電化契約の場合などは、夜間に限り電気代が安いプランがあります。この場合、就寝にあわせてスマホを充電することで、電気代の節約と共に、睡眠の安定にもつながります。依存症予備軍も多い現代、ベッドの中にスマホを持ち込まない生活も重要です。

DC-DC充電

充電器はコンセントからAC 100Vを入力して充電しますが、さきほどもありましたがそのには変換ロスが発生します。変換ロスを防ぐには、AC 100Vからの充電ではなく、DC 5Vから充電するのも一つの手段です。もっとも身近なのがパソコンのUSB端子。ここを使えば変換ロスはゼロになります。その分は、パソコンの電源側で変換ロスが発生していますが、常にパソコンが稼働しているオフィスなどであれば、使ってみるのも一つの手段です。

まとめ

この記事では、「スマホ一回あたりの電気代がどのくらいになるのか知りたい」という方に向けて、スマートホンの充電にかかる電気代を概算で計算してみました。

今やいつでもどこでもスマートホンを充電している姿をみかけます。
モバイルバッテリーだったり、お店の壁のコンセントだったり、常に充電されている方も多いかと思います。
街のカフェなどでスマホを充電しても、特に追加料金を徴収されることがないのは、その圧倒的な電気代の安さゆえんだと言っても過言ではありません。1回で1円払えばお釣りがきます(細かすぎてお釣りはでませんが)。

関連リンク

他にも気になる家電製品の電気代について解説している記事があるので、気になるものがあればぜひ読んで見てください!

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キイ @
デジタルガジェットから家電製品まで、実際の使用者目線で解説します。
電子部品メーカーの現役エンジニア?です。新しい商品やサービスが大好きで、なんでも試してみたくなる性分です。

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