お部屋に合うテレビのサイズを解説!4Kと普通のテレビは適正サイズが違う!?

この記事を執筆するにあたって

自宅には、65V Full HDのパナソニックのテレビがあります。

Written By キイ @

目次

お部屋にあうテレビサイズを紹介します!

この記事は、「部屋の大きさに合うテレビのサイズを知りたい」というニーズにお応えすべく、テレビのサイズと視聴距離を中心に解説したいと思います。

昨今のテレビの大画面化と、高解像度な4Kテレビの価格低下による普及により、少し狭い部屋でもかぶりつきでテレビを観ることができるようになりました。

では、実際のところ、部屋の大きさとテレビのサイズには、どのような相関があるでしょうか。
メーカーの解説も交えて、最適なテレビ選びの手法を考えてみたいと思います。

人の眼の視野角と分解能

少し難しいお話をしますが、これがわかればすべての謎が解けていきますので、ここでは誤解を恐れずかみ砕いてみたいと思います。学問的には不正確かもしれませんが、一般の方向けの解説ということでご容赦いただければと思います。

視野角

カメラのレンズや人間の眼などには、「画角」や「視角」があります。一言で言えば、「カメラに写る範囲」、「目に見える範囲」です。遠くのものは小さく、しかし広い範囲が見えますよね。近くのものは大きく、しかし全体を見ることはできません。これが人間でいいうと「視角」になります。

参考元:画角

さて、では人間の視角はどれくらいでしょうか?なにかが見えるか/見えないか、そんなレベルでの視野角は、水平約 200 度,垂直約 125 度(下 75 度,上 50 度)にも達すると言われています。水平方向で180度を超える範囲まで認識できるようです。でも、わたしもみなさんも、若干でも後ろのほうまで何かが見えているような認識はありませんよね?

これは、網膜を構成する視細胞の分布や眼球が、視野角の中心付近ほど分解能が高くなるような構造になっているためです。要するに、正面ほどはっきり見えて、周囲や端のほうは何かが見えるが何なのかはわからない程度、なのです。そのため情報を正確に認識できる有効視野は水平 30 度,垂直 20 度程度に過ぎず,情報伝達に効果的な視野は水平に 60~90 度,垂直に 45 度~70 度程度とされています。また、映像で臨場感を醸し出す視野はせいぜい110 度程度で飽和すると言われています。

参考元:視野の種類

分解能

人間の眼の「解像度」として、一般的に人間が見分けられなくなる最小の幅(視角)は1分(60分=1度)であると言われています。
また、人の眼が認識できる物体の大きさは距離に依存します(視力検査と同じです)。
そのため、視角と距離の関係から、人の眼が認識できる物体の大きさAは計算することができます。
実は、一般に視力検査で使用されているランドルト環(Cマーク)を5mの距離で見ることは、視力1.0がちょうど1分(60分=1度)に相当します。

A = 眼から物体までの距離 × tan(1/60)

例)
- 200(mm) × tan(1/60) = 0.0582(mm)  → スマホ
- 500(mm) × tan(1/60) = 0.1454(mm)  → PC
- 750(mm) × tan(1/60) = 0.2182(mm)
- 1200(mm) × tan(1/60) = 0.3490(mm)
- 2000(mm) × tan(1/60) = 0.5818(mm)
- 3500(mm) × tan(1/60) = 1.0181(mm)
- 5000(mm) × tan(1/60) = 1.4544(mm) → 視力検査1.0

つまりは、ディスプレイの画素が見えないサイズになる程度に、部屋のテレビから離れてみるのが最適な距離です。

では次に、画面の解像度/画素の大きさです。
dpi(dot per inch):1インチ(25.4mm)の中にある液晶パネルなどのドットの数です。スマホの画面などの仕様でよく使われています。iPhone6/7あたりが326dpi、Androidスマホで400dpi以上のものが多いです。
では、このスマホのパネルの画素の大きさを計算してみましょう。

326(ppi) : 25.4(mm) / 326(pixel)= 0.0779(mm/dot)
400(dpi) : 25.4(mm) / 400(dots) = 0.0635(mm/dot)

ちょうど、20~30cm程度の距離で見るスマホの画面に最適な解像度であることがわかります。

テレビを購入する際のサイズは何を基準に選べばいい?

部屋に置くスペースはどれぐらいあるのか

デジタルテレビは、ほぼ壁に接する形での設置可能ですが、転倒防止用のスタンドが奥行き10㎝程度は必要な場合がほとんどです。
他の機器との接続を考慮しても、壁面から30㎝程度の余裕があれば、どのデジタルテレビも設置可能だと思います。

65Vで画面の横幅が約1.5m、横幅と奥行きを考えても畳1枚分程度のスペースがあれば設置可能です。6畳部屋に65Vの大画面テレビも、不可能ではありません。

視聴距離を確認しよう

先に解説しましたように、テレビのサイズと解像度(FullHD/4K)によって、最適な視聴距離が変わってきます。
ここには、テレビのサイズを選ぶ際の基準を解説します。
先に解説しましたとおり、ディスプレイの解像度に依存して最適な視聴距離が決まってきます。一方で視野角(視野いっぱいの臨場感、没入感)からも最適な視聴距離が存在します。テレビに近づけば臨場感が増す一方で、画素の粗さが目立ってきます。このせめぎあい、両立するポイントが最適なテレビの視聴距離になります。

非常に簡単な目安としては、テレビの縦のサイズx1.5倍という数値が挙げられます。

現代のテレビの寸法は、すでに10年前とは変わっていますので、以前の使い方とは明らかにテレビの画面サイズと視聴距離は変わってくることをご理解ください。

普通のテレビと4Kテレビは適正のサイズが違う?

なぜ適正のサイズが違うの?

今まで解説してきましたとおり、ディスプレイの解像度(画面の粗さ)と視角(臨場感、没入感)に依存して、Full HDと4Kでは最適なサイズが異なってきます。よりきめの細かい4Kのほうが近くで視聴することができ、小さなサイズに近づいてみることが可能です。

適正サイズではないテレビだとどうなる?

視聴距離が適正でない場合、

  • 近づきすぎて画面の粗さ(ディスプレイの画素)が目立って、ジャギー(がたがたな表現)が目立ってきます。
  • 遠のきすぎて視角の外に壁などの背景が見え隠れすることで臨場感が損なわれます

この傾向は、4KテレビよりもFull HDテレビのほうが顕著に表れ、大画面の特徴が発揮しきれない結果となることが多いです。

なお、画面サイズの選び方に関しては、Panasonicのホームページにも解りやすい説明がありますので、必要に応じて参考にしてください。

参考元:画面サイズの選び方

まとめ

この記事では、「部屋の大きさに合うテレビのサイズを知りたい」というニーズにお応えするために、テレビのサイズと視聴距離の関係を解説してきました。

4Kテレビの普及により、画素の粗さを意識させず、従来よりもテレビとの視聴距離を詰めることで、少し狭い部屋にも大画面テレビを設置することができ、かつかぶりつきでテレビを観ることで臨場感を味わう頃ができるようになりました。
大雑把な計算では、テレビの縦の長さの1.5倍の距離でテレビを観るのが最適、とも言われています。
非常に簡単な目安ですので、部屋の大きさとテレビのサイズを決定する場合に、参考にしていただければと思います。

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キイ @
デジタルガジェットから家電製品まで、実際の使用者目線で解説します。
電子部品メーカーの現役エンジニア?です。新しい商品やサービスが大好きで、なんでも試してみたくなる性分です。

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