マウスパッドって必要?マウスパッドを使うメリットを考えてみた

この記事を執筆するにあたって

マウスパッドが家から無くなってもう何年も経ちましたが、デスクトップパソコン用の木目調OAテーブルは傷だらけです

Written By キイ @

目次

マウスパッドの必要性について解説します

パソコン黎明期、ボール式マウスとマウスパッドは必ずセットで存在し、マウスパッドの中で作業するのが当たり前でした。それが変化し始めたのが光学式マウス(赤色LED)の登場でしたが、いかんせん赤外線の読み取り精度の限度もあり、マウスパッドとの併用がまだまだ続きました。

それらを一変させたのが、青色LEDマウスやレーザー式マウスです。短波長の光やレーザーを使用することで、読み取り精度が大きく向上に、マウスパッドが無くても普通に作業ができるようになりました。

では、今後はマウスパッドの必要性はないのか?、必要な場面もあるのか?、そんな疑問にお答えしていきたいと思います。

マウスパッドって必要?

まず最初に、ここでは、マウスパッドは必要なのか?、マウスの種類によってはなくてもいいのか?、マウスの種類によってはあったほうが使いやすい場合もあるのか?などを考えてみたいと思います。

では、マウスパッドの必要性を改めて考えてみたいと思います。

必要性① ボールと接触面の適度な摩擦(ボール式マウス)

ボール式マウスは、マウスの内部でボールが回転し、そのボールの回転をXY2軸の赤外線センサーなどで読み取ることで、上下左右に移動させています。テーブル表面があまりにもツルツルしていると、ボースが滑って回転せずに、正しい移動量を検出することができませんでした。マウスパッドがあるのはそのためです。

必要性② 乱反射を防ぐための表面の安定(光学式マウス)

光学式マウスになってからは、赤色LEDから発する光の反射を読み取ることでXYの移動量を算出しています。テーブル面の反射が大きかったり、乱反射しすぎるなど光学センサーが正しく信号を検出出来ない場合があります。マウスパッドはテーブル表面の状況を安定させるという目的で使用されることになります。

必要性③ テーブル表面の保護(全方式)

マウスとテーブルの摩擦などでテーブルに傷がつくことを防ぎます。特に高級志向のレーザーマウスなどでは仕上げに金属素材などを使用したものもあり、テーブル表面に傷がつきやすくなってきます。

大きく大別すると、こんな感じだと思います。それぞれの方式に応じて、おなじマウスパッドであってもその目的が異なっています。

マウスパッドが必要になるマウスの種類は?

ここでは、マウスの種類に依ってマウスパッドは必要か、そして必要なのであればマウスパッドを使うメリットは何なのか?を解説してみたいと思います。
みなさんが、わかっているようで実は理解されていないかもしれないのが、マウスの種類。「えっ?!、マウスって全部同じじゃないの?」みたいな方もいらっしゃると思いますので、以降で少し説明します。

ボール式マウスには必要?

ボール式マウス、最近でめっきりと見なくなってきました。マウスをひっくり返すと、その中心部分にはボールが1/3程度見えていることと思います。マウスを移動させてボールが転がった量を内部で検出し、その量に応じてマウスカーソルが移動するしくみのタイプです。

ボール式マウスが淘汰された欠点は、ボールの転がりが悪い、です。ボールの接地面とボールの間に適度な摩擦がないとボールが滑ってカーソルが動きません。手の動きにカーソルが追随してこない現象が発生しました。また、埃や微小なゴミが多い場合にも、ゴミの影響でボールの動きが悪くなっていました。この2つの事象は、マウスパッドを使用することで両方ともに改善できたケースがあります。

光学式マウスには必要?

比較的低価格なタイプや、デスクトップパソコンに標準で付属しているようなマウスのほとんどはこのタイプです。マウスをひっくり返すと、赤色のLEDが光っていると思います。
光学式マウス(赤色LED)になってからは、ゴミが蓄積されてカーソルの動きが悪くなるような事象は発生しなくなりました。

一方で、光学式マウスは、マウスを動かすテーブル面の素材の反射率の影響を受けやすく、場合によっては反応が悪くなる場合も散見されました。例えば、天然木のテーブルなどは表面がきめ細かな木目(人の眼には見えない)によって正しく反応しますが、オフィスで使用されるような樹脂製で表面がツルツルな白一色のテーブル(光沢面)や、鏡面仕上げされたツヤツヤのデスク、ガラス製デスクなど、反射の多い面では正常に動作しない場合があります。

ボール式マウスと光学式マウスでは、それぞれの動作原理が異なるためマウスパッドが必要な理由は異なりますが、それぞれにフィットしたマウスパッドを使用することは有用だと思います。

レーザーマウスには必要?

光学式センサーよりも、高精度・高解像度を実現するために、目に見えない不可視の短波長レーザー光をセンサー部に使用し、光学式マウスでは正しく動作しなかった、ツヤツヤのデスクの表面もしっかりと読み取れり、動作可能になりました。
光学式よりも高精度・高感度・高解像度(高いcpi)であるため、より細かなマウス操作にも正確に反応します。そのため高精度なCADや一部のゲームマニアな方たちからも愛用されています。

また、マウスを持ち上げた時に反応しなくなるまでの作業面からの距離(Lift off Distance)が長く、多少凹凸のある面でも使えるという特徴もあります。

一方で、他のセンサー方式に比べて高価なのが難点ですが、これは高性能で高額というある意味で当たり前の構図かもしれません。

マウス パッド 必要

その他、マウスパッドを必要とするメリットは?

レーザーマウスや、青色LEDマウスでは、波長が短くなった関係で作業面の素材や仕上げの影響を受けにくくなってきました(そのために短波長化して精度を上げてきたわけです)。そのため、従来の目的であった「正しくマウスを操作する」という目的でマウスパッドを使用する必要はなくなってきたと言っていいと思います。では今後はもうマウスパッドは不要なのか?そのご質問にお答えします。

机(テーブル)を傷つけたくないならマウスパッドは必要!

オフィスで作業をしていると、樹脂製やスチール製のデスクの表面に付く傷や汚れは、ほとんど気になりません。しかし、ご家庭でパソコンを使用されているデスクはどうでしょうか?OAデスクを購入された方、学習机を転用された方など、様々だと思いますが、もっともケアが必要なのは、表面塗装された木製テーブルです。
同じ場所でマウスを使用していると、マウス本体との摩擦でテーブルの塗装や表面仕上げが剥げてきます。特に天然木のテーブルの場合は、色付け以外にもニス仕上げなど、一見色がついているのかわからない場合があります。
Apple Magic Mouseなどは、マウス本体がアルミ素材だったりしますので、テーブルの表面の傷みは顕著です。
テーブルを保護するという意味で、マウスパッドは必要な場合があります。

マウス自体をキレイに使いたいならマウスパッドは必要!

先には、テーブルを傷つけないようにマウスパッドを使用しましょうと書きましたが、全く逆のケースではマウスの底面が傷だらけになるということもあります。マウスとテーブル、あくまで異なる素材が擦れあうという作業ですので、間に一枚、緩衝材としてマウスパッドを挟み込むというのは、長い目で見て悪い話ではありません。

また、光学式、レーザー式マウスはボール式マウスのようにゴミが詰まることはありませんが、テーブル表面の埃をかき集めてしまうということでは同じです。マウス底面の隅にゴミの塊が出来たりします。マウスパッドを使用すると、ゴミがマウスパッドに拭き取られる効果がありますので、底面がきれいに保たれやすくなります。

まとめ

この記事では、「マウスパッドを使ったほうがいいのかを知りたい」という方のために、マウスパッドの効果や必要性を解説しました。

パソコン黎明期のボール式マウスと、光学式マウス(赤色LED)やレーザーマウスでは、マウスパッドの必要性に関しては、その目的が異なります。

従来は、転がり摩擦や反射率の関係で必要とされたマウスパッドも、青色LEDマウスやレーザー式マウスのような、読み取り精度が大きく向上したマウスの発売によって必要性はなくなり、その代わりにテーブルの保護などを目的とした新たな用途になりました。

長時間使い続けるようなデスクトップタイプであって、テーブルが傷つきやすい木製の場合など、今後もマウスパッドは必要とされる場面が続くと思います。

マウス パッド 必要

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デジタルガジェットから家電製品まで、実際の使用者目線で解説します。
電子部品メーカーの現役エンジニア?です。新しい商品やサービスが大好きで、なんでも試してみたくなる性分です。

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