洗った食器の清潔さをUPさせてくれる食器乾燥専用製品。最近は、かなりおしゃれなmodelも登場しています。
今回の記事では機能だけでなく、「おしゃれ」という観点から食器乾燥機を紹介するのでぜひ読んで見てください。
キッチンの中で、ちょっと存在感も高く一昔前は「どうやってもおしゃれにならない」「あのパステルカラーがキッチンの中で浮いてしまう」として敬遠されていた「食器乾燥機」は、実は、ほぼ日本でだけ突出して発達した家電製品。
一昔前までは、エアコンもそれぞれの部屋に整備されておらず、湿度が高く、そして狭いキッチンのところも多かったものです。
海外ドラマのような大きくてデザイン的にもおしゃれな「食器洗い機」「食器洗い乾燥機」など、大型家電やビルトインタイプは、ちょっと特殊なお宅にだけあるものでした。
多くの家庭の主婦たちが、家電大国日本にありながらこうした、実用面にもすぐれ、キッチンの中でも見た目的にちょっとおしゃれな大型家電「食器洗い機」に飛びつかなかったことには理由があります。
「ただでさえ狭くて汚くなりがちなキッチンのスペース効率」と、「仕組みがわからずどこまでを分解して清掃していいのかわかりにくい家電自体の衛生面」「食器洗い機は、電気も水も無駄になる」といった「がっちり身についた衛生習慣や節約習慣」にあったといわれます。
実際、1990年代に設計されたモデルに比較して、2010年以降モデルは、非常に細部まで洗いやすい形で分解丸洗いでき、組み立てやすいというものも非常に数多く登場。
加えて大きな本体にかつては大量の水を使っていた食器洗い機では、軽量で必要最低限の強度となっていた規格タイプキッチンでは重量の面で心配も・・・
そこで、日本では、本体自体も軽量で、重量物である水などを使う負担がない上、食器洗いの最後の仕上げの乾燥部分を高温でからっと仕上げることで殺菌や滅菌までが行える「食器乾燥機」が広く普及しました。
ご存知の通り、食器類に雑菌が最も発生しやすいのは、
などのケース。
洗剤をつかってのこすり洗いとすすぎよりも、この仕上げの乾燥工程にポイントを絞ったほうが、衛生対策はしっかり決まります。
ですがこれまで、その見た目がどうもキッチン全体のインテリアのおしゃれさにとっては邪魔者だったのです。
食器乾燥機の使用サイクルでは、料理を作りながら調理器具を洗った後、盛り付けや食卓に運びながら、調理器具をまず1サイクル乾燥。
製品にもよりますが60~120分程度の乾燥時間で90~100℃の熱風乾燥(吹出し口温度)などのものが現在は一般的です。
そしてゆっくり食後のあと、つけおきをしている間に、調理器具の乾燥が完了。
食器やお玉、菜箸などを洗いながら、どんどん食器乾燥機に入れていき、また同じサイクルを運転させるという流れです。
一度の乾燥は30~90分ほどかける方も多く、これを1日3食繰り返すとなると、ほかの家電より、キッチンの上で、多く、ひとの目に触れることになります。
おしゃれさがなければ、正直現代住宅のインテリア的には「つらい」選択を強いられてしまいます。
食器洗い機では、2000年以降に小型で省スペース&省エネタイプや、工事不要タイプなどが多数発売。そして現在の食器洗い機ブームが広がりました。
それ以前はこの省スペースで使える「食器乾燥機」が一般的。
昔はパステルカラーや個性的なデザインのものもおおく、「我が家の美観上台所に置けない」という方も多かったものです。
ですが、近年はかなり淘汰されて、「落ち着いた色合いで、どんなインテリアでも違和感なくうまくなじんでくれる」「見た目がおしゃれ&省エネ高性能」という製品も増えてきました。
タテ型横型含め、非常に売れている食器乾燥機がこの三菱電機 TK-ST11。
キッチン家電の中でも非常にシンプルな前面パネルで、ステンレスグレーのボディに、ほのかなライトグレーのクリアなフードをあわせたデザイン。
ラインも底部前面の直線部分と、クリアなフードでスライド型の曲線部分をうまくつかっています。
近未来的なカラーの組み合わせで、どんなタイプのインテリアにも自然に溶け込むだけでなく、ちょっとおしゃれに雰囲気を格上げしてくれるような存在。
操作パネルは、本体下部のステンレス、メタルカラーの部分に、フラットタイプのボタンで小さめに配されています。
内部のかごなども金属製。
3方向から内部を駆け巡る風は、実際の出力以上にパワフルで、無駄なく庫内で仕事をしてくれます。
通常食器乾燥機は、トレイなどがついていて、排水は使用後に人が捨てるのが一般的。こちらは付属の1メートルもあるロングホースを使って、シンクに直接排水させることができ便利です。
まな板専用乾燥室を備えており、イオン化吸着でにおいも軽減させてくれる高機能型。
全体にシルバーカラーの内部&ボディのクリアカラーのコンビでおしゃれな見た目だけでなく、実力派で人気の製品です。
操作パネルのダイヤル表示部とクリアカラーのフード部分以外は、外もうちもほぼ真っ白。
樹脂製で太目のかごが、どことなくかわいらしい印象でおしゃれな食器乾燥機がコイズミ 食器乾燥機 KDE-5000/Wです。
最近おしゃれになっていると評判のコイズミの家電らしく、時間設定の操作用ダイヤル部分にあるのは数字表示だけ。
フードは完全にクリアカラーで、底面側はかごもボディもともに明るめの白色。だから、白にこだわったおしゃれなキッチンなどでは、ほぼ周囲に同化してくれます。
お勧めしたいのが明るい窓からちょっと影になっている位置への設置。
横型食器乾燥機の中でもどちらかといえば小さめですが、周囲に存在感と明るい印象を与えてくれるので、アクセントとしても使えます。
日本製ですが、10000円以下とリーズナブル。
キッチンはおしゃれに飾るだけでなく、実用性と明るい印象も重視という方には、とくにおすすめしたい家電です。
いつも怪しい&楽しい関西風ダジャレネーミングも多いタイガー魔法瓶は、食器乾燥機 DHG-S400-W の愛称も「サラピッカ」
もちろんお皿がピカピカ=サラピッカです。
楽しいネーミングからは想像もできない高機能。
100℃の温風での乾燥では、食器とまな板のほか布巾までしっかり乾燥。さらにAgイオン抗菌フィルターで、きれいな空気をつかって庫内を循環、乾燥させてくれるこだわりの品質。
内部はステンレスでシンプルな直線で構成されたかご。外側は底面中心に大きな深型トレイのようなデザインで、それを覆うようなクリアで円筒形のフードがついています。
こういった家電製品は、型を起こすのがなかなか大変なのですが、大手メーカー品としては非常に思い切った&細部のデザインにこだわりのあるおしゃれなスタイル。
半円型に開けるスライド式なので、まるで昔懐かしい海外のドーナツショップやパティスリーの陳列棚のよう。
レトロなおしゃれさも楽しめそうです。
大手ブランド家電なのにとってもリーズナブルなプライス。
そしてキッチン家電としてはちょっと珍しいクリアカラー×ブルーブラックの食器乾燥機が、東芝 食器乾燥機 ブルーブラック VD-B5S(LK) VD-B5S(LK)です。
実は容量6人用 とかなりの大型。
ですが外側と内側のドーム型の形状デザインや、底面外側のカラーと、底面内側のメタル部分をコンビでうまくおしゃれに&やや小型に見せており、圧迫感や存在感を感じさせません。
内部はステンレス底にステンレスかご。
背面までクリアカラーのドーム型なので、窓辺やカウンターに設置しても、光を通して明るさをしっかり確保できます。食器が入っていないときでも、全体おしゃれにまとまる点も魅力。
大手らしさなのか、手に取ってみて、思った以上にインテリアになじんでくれる、渋くてかわいくおしゃれな家電です。
タテ型横型含め、いま通販で最も売れている食器乾燥機がこの三菱電機食器乾燥機 TK-TS5-W。
先ほどのメタルカラーの三菱食器乾燥機とは、同じ横型ですがかなりイメージが違います。
本体底部はホワイトがベース。
センターにシンプルに配されたダイヤル回りが、ゆるやかなカーブを描いており、色合いと面積の割に軽やかで、おしゃれなイメージ。
フードは樹脂製の明るくかつ、中身にちょっと色を重ねて、内部の食器の存在を目立たなくしてくれる絶妙のカラーセレクト。
家電によくあるカラーにもかかわらず、どことなくエレガントさを感じさせてくれ、モダンなキッチンから、ハイクラス家電をそろえたキッチンなどあらゆるおしゃれなキッチンにしっかり溶け込んでくれます。
Papablic Baby Bottle Electric Steam Sterilizer and Dryer
先ほど、海外製品はほとんどないとご紹介しましたが、ベビー用品だけは別。
哺乳瓶が2本ほど入るタイプから、少し大きめで丸一日分のベビーの離乳食用食器が入るほどの大きさのものまで販売されています。
中でもこのPapablic Baby Bottle Electric Steam Sterilizer and Dryerは、シンプルですっきりおしゃれなラインで、お掃除もしやすいサイズ。ユーザーからの高評価人気商品!
ボディはタテ型ですが、内部はトレイ1層で浅いタイプと深いタイプがあります。
哺乳瓶が10本ほど入り、乾燥度合いもダイヤルで簡単に設定できるため非常に便利です。
赤ちゃん用のこうした家電製品は、一般的にはおしゃれさがないものも多いのですが、こちらはシンプルで掃除もしやすく美しいデザインです。
以前は三洋電機他多数のメーカーから発売されていた、縦型ですっきりおしゃれな食器乾燥機。
2018年現在では日本国内向け仕様の輸入品を含めても、「ほぼ象印1社」が販売している状況です。
1社しかないとはいえ、見た目では各機種それぞれ美しいデザイン的な特徴があるものばかり。
象印のおしゃれなタテ型食器乾燥機。
横型と違い、凹凸がほどよく消されたラインなので、シンプルでどんなおしゃれなキッチンにも溶け込んでくれます。
縦型とはいっても縦方向のサイズは50センチ近く。
かなり圧迫感を感じそうなところ、底面はオーバルで、曲面ボディをもったタテ型食器乾燥機。
この曲面ボディのフード部分クリアグレーのカラーは、中にどんな食器を入れても、ほどよく存在感を消してくれます。見た目的には完全に見えなくしてしまうより、見せながらも中味が見えないほうが周囲になじみやすくなります。
食器乾燥機の多くはトレイ式で、乾燥工程の後に水を捨てるタイプ。
ですがこちらは長さ80センチの長い排水ホースが付属。
食器洗い機とほぼ同じような感覚で、シンクの中などに直接水を捨てることができます。
Agイオン抗菌を採用しており、全体を取り外しながら丸洗いできるので、食器洗い機と違って、すみずみまでがいつも清潔に保てます。
だからこそ、殺菌滅菌効果も抜群。
1度で作業が済むほど大型で、大皿も入り、4人家族なら、1食分のお膳の食器とカトラリーすべてを乾燥できるだけのゆとりのサイズ。
この大きさの割にはおしゃれに室内でなじんでくれる食器乾燥機です。
先ほどの食器乾燥機象印 食器乾燥器 EY-KB50 グレー(HA)とほぼ同じおしゃれなクリアカラーボディ。
高さは約50センチに奥行き30センチOVERとなかなかの大きさ。
ですが一段明るい印象で、光が届きにくいキッチンも広々明るく、かつおしゃれに感じさせてくれる存在が象印 クリアドライ 食器乾燥器 クリアグレー EY-KA50-HHです。
樹脂製かごで、外側も内側も明るいカラーイメージ。
扉部分はスライド式なので、キッチンのスペースを無駄にしにくい点が魅力。
こちらも先ほどの製品同様、全体を蓋から底までと非常に細かく分解でき、それぞれのパーツは丸洗いOK。
とくに小さな赤ちゃん、誤嚥なども気になるシルバー世代、自宅療養中で身体の抵抗力が弱い方などを持つご家庭では、清潔さが維持できることから圧倒的に人気。
食器だけなら家族5人分のすべての食器が。まな板を入れれば4人分が一度に乾燥できます。
1ドライコースで45分、290Wの電力消費と、省エネタイプです。
こちらもロングタイプの排水ホースがついているので、シンクへの直接排水もOKで便利。
大きさの割に存在感が薄いだけでなく、周りの風景を映しこんで中身に視線が届きにくくなるという設計は、おしゃれ化が進む現代キッチンをしっかり分析した結果かもしれません。
来客の多いお宅や、センス良くまとめたおしゃれな店舗のカウンターなど、「食器乾燥機内はちょっとした目隠しができるタイプでなければ困る」という方も多いことでしょう。
この象印 クリアドライ 食器乾燥器 EY-FA50-TKは、全体がクリアながら、すこし濃いめのグレーブラック。
高さ52×幅44×奥行き31センチと実は大型で、直径24センチもの大皿も入ります。
タテ型で大きなボディだからこそ、視線の先の庫内が目に付く部分を、ほどよく隠し、存在感を消せるクリアタイプのダークカラーです。
内部のかごや箸立てはステンレスで、ボディのダークカラーとの相性抜群。ちょっと洗練されたおしゃれな印象です。
もちろんステンレスだからこそ、ぬめりや汚れが落としやすい点は魅力。
乾燥時の庫内は95℃と、日常生活で気になる雑菌最近は、まとめてノックアウトしてくれます。
内部外部ともおしゃれなだけでなく、機能もしっかり考えたデザイン設計です。
先ほどの象印 クリアドライ 食器乾燥器 EY-FA50-TKの後継機種。
外からの見た目やサイズはほぼ同じタイプが象印 食器乾燥機 縦型 コンパクト グレー EY-GB50AM-HA。
内部はステンレスかごで、全体を細かく底まで分解して洗えるため、水垢やぬめり、雑菌が繁殖しにくいのは、前モデルと同様。
長い排水用ホース付きなので、直接シンク内に排水できます。
外側はゆるやかな曲線を用いたオーバルタイプの底面で、大きさの割に存在感や圧迫感が少なく、シンプルなおしゃれさがあります。
この2機種は、ユーザー評価と満足感が非常に高く、省スペースで中身が見やすい、スライドドアで出し入れも楽。扉やボタンが軽く操作しやすいので、食器洗い機よりも手軽に使えるなど、評判です。
1つだけ気になる点は、背面がクリアではないため台所の手元がすこし暗くなってしまう点。
ですがその分、中身の食器にも光が届かず見えにくいのです。だから目隠し性能が高!
明るいカラーのクリアタイプとこのグレータイプのどちらにするかは、おしゃれなインテリアの室内やキッチンのどこで使うか、そしてどのくらいの分量目隠ししたい/光を通したいかなどで使い分けるのが賢そうです。
さて、ここまで食器乾燥機専用品を紹介してきましたが
「我が家のストレートでVIVIDなイメージのキッチンには合わないかなあ」
「うちはもうすこし目隠ししたいかも」といった方もあるかもしれません。
照明器具の大手メーカーオーデリックが発売している家庭用衛生保管庫 OA127001は、ヘアサロンなどによくある滅菌乾燥庫。
ですが見た目も「昭和時代の白物家電」をおもわせるレトロなおしゃれさがあり、食器乾燥機としても人気です。
インテリアにあわせて、こういったタイプもおススメです。
いかがでしたか?
食器洗い機に比較して、大きさや存在感が気にならないクリア部分の容積面積が大きなものばかりですが、軽さを感じさせる表面素材とデザインが採用されています。
存在感の高い食器洗い機に比較して、光を程よく通しながら存在感を消し、そして表面に映り込む室内風景をつかいながら、周囲になじませるという、おしゃれなキッチンでも浮かないデザイン上の工夫があります。
構造もシンプルで、汚れが見やすく、毎日丁寧に掃除や家事を行う人にはとくに安心して使える食器乾燥機。
とくに近年、地球温暖化や猛暑、そして集団食中毒など感染症の問題もニュースで多く目にします。
どんな時でも安心して食器を使うなら、さらには赤ちゃんやシルバー世代、自宅療養のご家族などのためのデリケートな台所作業も少なくないなら、リーズナブルに買える上、おしゃれで清潔な食器洗い機はおすすめです。
どうしてもスペース的に今回の食器乾燥機がNGだったという方には、今流行中、おしゃれな国内外製省スペース水切りがおすすめです。
ファンによる高温乾燥などはありませんが、これまでの水切りかごに比較しても水切れ抜群で、ブランド系デザイナーズキッチンウェアのような美しいフォルムのものが多数。
いずれにしろ、食器のみではなく、手持ちの鍋やボウルなど、調理器具も含めて収まるサイズを選ぶことが、食器乾燥機を無駄にせず使いこなすためのポイント。
豊富な種類がある今が、あれこれ選べるチャンスです。