プラズマクラスター7000の効果は?除菌や消臭効果もあるって本当?

この記事を執筆するにあたって

シャープのプラズマクラスター搭載空気清浄機KC-G50を現在運転させています。ちょうどプラズマクラスター7000を搭載している機種です。

Written By あずま ようへい

目次

プラズマクラスター7000の効果について解説します

筆者は去年の年末からプラズマクラスター7000を搭載した空気清浄機を使用しています。
なんでこの空気清浄機を買ったのかというと、ひどい風邪を引いてしまったからなんですが、割と重めの花粉症持ちでもあるため春先への備えも兼ねて、除菌やアレルゲン抑制、消臭効果で名高いプラズマクラスターを冠する空気清浄機をゲットしたのです。
そのおかげか、現在に至るまで特に体調を崩した事は無く実感はありませんが、さすがプラズマクラスター…!な生活をしていいます。

…それは本当でしょうか?
たしかに空気清浄機を導入してからは、明らかに花粉症の症状が軽くなり、消臭効果?(元々そんなにニオイのある環境じゃないというのもありますが)のおかげか、今も室内はほぼ無臭状態です。
ですが、これはプラズマクラスターの力なのでしょうか?
本記事では、特にプラズマクラスター7000に焦点を当てながら検証していきます。

プラズマクラスター7000の効果とは?

プラズマクラスターとは、シャープ発表しているイオン性の空気浄化システムの事です。
グレード別に名称が少し違っていて、後述するイオンの数によって後に付けられる数字が変わります。
現在リリースされているプラズマクラスターは三つのグレードに分かれており、
下位グレードからそれぞれ

  • プラズマクラスター7000
  • プラズマクラスター25000
  • プラズマクラスターNEXT

と名付けられています。プラズマクラスターNEXTのみ数字ではありませんが、シャープによるとイオンの数が1立方センチメートル当たり5万個以上を出せる性能があるとのことです。
言うなれば、プラズマクラスター50000でしょうか。

プラズマクラスターとは一体何?

プラズマクラスターは、パナソニックのナノイーやダイキンの光速ストリーマと本質的には同じイオンを用いた浄化システムです。
仕組みとしては、電極に高電圧を加えることでプラズマ放電を発生(これが名前の由来となっています)、この放電によって空気中の水素と酸素をイオン化させます。

こうしてイオン化した水素と酸素は、空気中を漂い、浮遊している細菌やウイルス、アレルゲン物質に付着します。
このとき、非常に反応性の高いヒドロキシラジカル(活性酸素の一種です)が生まれ、これが上記の原因物質を化学的に分解するとシャープは説明しています。

参考URL:プラズマクラスターとは シャープ

またこのプラズマ放電時にはオゾンも発生しており、除菌消臭に一役買っているという情報もあります。

プラズマクラスター7000の主な効果とは?

シャープは公式サイト上に次のような効果がプラズマクラスター7000にはあると発表しています。

  • 浮遊カビ菌の除菌
  • 浮遊ウイルスの抑制
  • 浮遊菌の作用を抑える
  • 浮遊アレル物質の作用を抑える
  • たばこ付着臭の分会・除去
  • 静電気を抑制

引用元URL:プラズマクラスターの効果 シャープ

他の空気清浄機との違いは何?

違い① 同規模の他社製品と比較して価格が安い

プラズマクラスター7000を搭載した空気清浄機/加湿空気清浄機はシャープの空気清浄機群ではエントリークラスに当たる製品であり、もっとも流通する数も多いので非常にコストパフォーマンスに配慮されています。特に、KC-で始まる加湿空気清浄機はその性能と価格のバランスに優れ、高い評価を受けている機種でもあります。

参考URL:空気清浄機 人気売れ筋ランキング 価格.com

2018年7月24日現在、価格.comではシャープのプラズマクラスター7000搭載加湿空気清浄機KC-G50が13700円という値段で売られており、この価格はほかの同規模の空気清浄機を大きく引き離す安さです。機能的にも大差なくこの価格に抑えることは、非常に大きなアドバンテージとなります。

違い② 静電気抑制効果がある

シャープ公式サイトによると、プラズマクラスターシリーズには静電気を抑える効果があるといいます。
プラズマクラスター7000も例外ではなく、およそ6分で静電気を気にならないレベルまで抑えるとしています。
これは、ナノイーの公式サイトには乗っていない効能であり、プラズマクラスター特有のものと言えます。

プラズマクラスター7000には除菌やウイルスへの効果もあるの?

インフルエンザへの効果

プラズマクラスターはヒドロキシラジカルによるウイルスの抑制効果を謳っています。
プラズマクラスター7000の場合、効果は浮遊ウイルスに対する抑制作用にとどまっており、
上位グレードのプラズマクラスター25000とプラズマクラスターNEXTだと浮遊ウイルスのみならず付着ウイルスも抑制されるといいます。

浮游ダニアレルゲンへの効果

浮遊ダニアレルゲンについては、シャープから論文が発行されています。

参考URL:正極性と負極性のクラスターイオンによる細菌不活化メカニズム  シャープ

この論文によると、プラズマクラスターから発生したイオンがダニアレルゲン物質を変性させることによってアレルギーを緩和させるとしており、論文中の実験ではアレルギー患者が持つ抗体の反応を抑える効果ありました。

細菌への効果

プラズマクラスターは細菌への除菌効果も謳っています。プラズマクラスター7000だと浮遊細菌に対す手の抑制作用
があるとしており、実験論文でも細菌を抑制するメカニズムが説明されています。

参考URL:正極性と負極性のクラスターイオンによる細菌不活化メカニズム  シャープ

全ての細菌やウイルスを絶滅できるわけではない

前項ではプラズマクラスターの除菌、ウイルス抑制効果などをシャープ発表の論文も添付しながら説明しました。
しかし、シャープの実験ではかなり極端な環境で設定されており、非常に高いイオン濃度で実施されている実験もあります(イオン濃度が1立方センチメートル当たり10万個)。これはプラズマクラスターNEXTの2倍に迫る濃度で、1立方センチメートル当たり7000個とされるプラズマクラスター7000のはるか上をいく数値です。

これだけの高濃度イオン環境を実際の部屋では考えづらいスーツケースサイズの空間で実験しており、実際の室内環境では効能がだいぶ下がるだろうという事が容易に推測できます。

また、プラズマクラスター自体も万能除菌システムではなく、第三者機関の実験ではウイルス抑制効果がないという事が判明しています。

参考URL:高性能の空中浮遊インフルエンザウイルス不活化を謳う 市販各種電気製品の性能評価 独立行政法人国立病院機構仙台医療センター

このことから、あらゆる細菌やウイルスを駆除できるとプラズマクラスターに期待するのはやめておいたほうが賢明と言えます。

プラズマクラスター7000の消臭効果とは?

タバコの匂いへの効果

プラズマクラスターは消臭効果もあるといいます。
プラズマクラスター7000では、シャープ公式サイトによれば
- たばこ付着臭の分会・除去

としており、これは実際に筆者も実感しているものの一つでもあります。
また上位グレードのプラズマクラスターNEXTはニオイ原因菌の抑制効果もあるとしています。
ただ、シャープ公式サイトにはたばこ臭以外の臭気(部屋干し臭や汗臭といった生活臭)などに対する消臭効果は書かれていませんでした。
ちなみに、ナノイーや光速ストリーマなど類似する仕組みでイオンを発生させる装置ではたばこ臭以外のニオイを分解するとされていいます。
また、プラズマクラスター7000を搭載した空気清浄機/加湿空気清浄機はほとんどの機種に活性炭をもちいた高性能脱臭フィルターも搭載しているので、使用者からするとどれがプラズマクラスターによる消臭なのかが判断できないのが現状です。

プラズマクラスター7000の花粉やアレルギーへの効果は?

花粉への効果

シャープ公式サイトではプラズマクラスター7000、25000、NEXTともに花粉に対する効果は言及されていません。
ダニの死骸、フンなどのアレルゲン物質の抑制には効果を発揮するとありますが、このアレルゲン物質に花粉が入るかどうかは未確認です。

とはいえ、仮にプラズマクラスター7000に花粉抑制の効果がなくてもHEPAフィルター搭載機種なら花粉のほぼ全てを遮断できるので、あまり気にしなくてもいい部分だとは個人的に感じています。

アレルギーへの効果

アレルギーへの効果としては、ダニの死骸やフン由来のアレルゲン物質を変性させることでアレルギー保有者の症状を緩和させる効果をシャープが実験を通により確認しています。
プラズマクラスター7000では、
- 浮遊アレル物質の作用を抑える。

程度の性能があるとしています。
付着アレル物質の抑制にはプラズマクラスター25000以上のものが必要になってきますが、アレルゲン物質に対しても現状はHEPAフィルターといった高性能集塵フィルターが非常に大きな効果を出しているので、プラズマクラスターに頼らずともほぼ安心できる水準まで抑制できます。

空気清浄機を効果的に使用する方法

方法① 配置を工夫する

シャープのプラズマクラスター70000搭載空気清浄機は、ほとんどが背面吸気という方式を採用しています。他メーカーの全面吸気や底面吸気とちがって後ろから空気を吸い込むので、効率よく空気を浄化するためにはあるていど背面に空きスペースを設けるのが望ましいです。
シャープによれば、背面を10cm以上あけることが推奨されており、壁際にくっつけて置きがちな空気清浄機では気を付けるべきポイントと言えます。

その他にもシャープではプレフィルターという、換気扇フィルターにも似た素材でできた簡易フィルターを背面吸気口に張り付けることができます。
これにより、粗いホコリなどをプレフィルターにキャッチさせて、使い捨てることで内部のフィルターを掃除しやすくさせられます。

方法② フィルター類は適切にメンテナンスする

意外と重要なのが、フィルター類のメンテナンスです。現在シャープの空気清浄機に使われるフィルターは全て10年交換不要を謳っていますが、これは10年メンテナンス不要を意味しているわけではありません。
説明書にかかれているタイミング(部屋の環境によっては説明書記載のタイミングより早く)でメンテナンスする必要があり、この有無によって空気清浄機の全体的な寿命が決定されるのです。

特に、加湿フィルターはこまめなメンテナンスが重要ということが知られており、筆者も実際に体験したのですが、「10年交換不要」とされる加湿フィルターは実際には長くても1か月でカルキの固着やニオイが発生するようになります。このような状態になるとカビや細菌の繁殖コース一直線な状態と言ってよく、早急に手入れをしなければいけなくなります。
手入れをしなければ、悪臭の原因になるだけではなく、カビや細菌の温床になります。こうなると空気清浄機なのに空気を汚染する本末転倒な状況となるので加湿フィルターはなるべく手入れをするようにしましょう。
もっとも、加湿機能を使わないのであれば手入れをする必要はありません。

また、見落とされがちなのですが脱臭フィルターに使われる活性炭もニオイを吸着する限界量があり、ニオイのきつい環境では早い時期に限界量に達し、脱臭フィルターが逆にニオイ発生器のような状態になる事があります。
このような状態になると脱臭フィルターの意味がなくなるので、早めに交換する必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
プラズマクラスター7000はシャープのプラズマクラスターシリーズの中では下位グレードのため、あまり実感できるほどの効果を感じられないのが現状になっています。

プラズマクラスター7000によって実現するとされる効果は他のフィルター類でもほぼ実現できるものであり、実際にプラズマクラスターが謳う効果を感じたいのであればプラズマクラスターNEXTといった上位グレードを選んだほうが賢明なのかもしれません。

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あずま ようへい
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