現在のスマホは、本体に備え付けられてるスピーカーでもそれなりに綺麗な音を鳴らしてくれますが今から10年ほど前にスマホというガジェットが登場したときは一部のモデルを除き、本当に音がなるだけという状態のものが多かった記憶があります。Xperia派の筆者は現在XperiaZ5を使用しているのですが、初めて使ったXperia arcと比べるとずいぶんと音質が良くなっています…ちょっと感動するレベルの進歩です。
しかし、スマホは容積が限られている性質上スピーカーにとっては厳しい環境で音を鳴らさなければならず、音質の向上はあっても本物のスピーカーには遠く及ばないのが現実です。
そこで、オーディオメーカーやスマホを製造するメーカーはスマホに接続する事に特化した、屋外で使用する外部スピーカーも開発してきました。
スマホの筐体という小さな空間から解放された外部スピーカーは、スマホ内臓のものとは一線を画する音質を誇ります。
また、スピーカーの世界ではサイズと音質には相関関係があり、大きいものほど音質もいいという法則があるのですが、BOSEをはじめとした一部のメーカーは内部構造を工夫することでサイズに見合わない迫力のある音作りを成功させています。
このように、音質面と携帯性を両立したスピーカーはスマホと一緒に持ち運ぶという用途ととても相性が良く、手軽に屋外や旅行先でも素晴らしい音楽を再生させてくれます。
本記事では、そのようなスマホに接続できるおすすめの外部スピーカーについて、解説をしていこうと思います。
ポータブルスピーカーで高い評価を得ているオーディオ機器メーカーのBOSEのbluetooth対応ワイヤレススピーカーです。
クルマのカップホルダーに収まる小型なサイズに似合わず迫力のある低音を響かせます。アウトドア用途として使うには嬉しい耐衝撃性能を防水性能(IPX4相当)を備えており、実用性も十分に高いです。
ソニーのハイレゾ対応ワイヤレスポータブルスピーカーです。全長20cmと小型のモデルですが、そのサイズでハイレゾに対応しているハイクオリティモデルとなっています。スマホでの使用で嬉しいNFC接続に対応しており、ワンタッチでペアリングが可能となっています。またbluetooth意外にもステレオミニプラグやUSBにも対応しているので様々なスマホでも使えるのが魅力的です。
アメリカの著名なオーディオ機器メーカーJBLからも実用性の高いbluetooth対応ポータブルスピーカーをリリースしています。この製品の一番の特徴はパッシブラジエーターによるインパクトのある低音と完全水没にも耐える高い防水性能です(IPX7相当)。ラフに扱ってしまいがちなアウトドア用途でこの性能はかなりありがたいです。価格も上記二つと比べるとリーズナブルなのも嬉しいポイントです。
ソニーのポータブルスピーカーの中で一際つよい個性を放っているのがこのSRS-XB41です。特徴はなんといっても合計64Wにおよぶ強力な出力による迫力のある低音で、全長約30cmの筐体から出ているとは思えない音質がとても魅力的です。
同じソニーのSRS-HG10とは音質の好みで使い分けてみてはどうでしょうか。
ソニーのポータブル用ワイヤレススピーカーでは最強クラスの出力を誇るモデルです。合計出力は150Wにも達し、小型スピーカーの範疇を大きく超える迫力の音を再生します。ライブ用スピーカー的な運用も可能となっており、マイク入力にも対応した多彩な入力端子が実用性をさらに高めています。
おしゃれなデザインと音質の良さで定評のあるハーマンカードンの室内用ワイヤレススピーカーです。
bluetoothに対応しているので、スマホとペアリングすれば質の高いサウンドを奏でてくれるのですが、なにより目を引くのが一見スピーカーにはとてもみえない不思議なボディです。
このおしゃれな見た目のおかげで、音楽を鳴らしていない時でもデザインアクセントとして十分に映えます。
BOSEのbluetooth対応ワイヤレススピーカーです。上記のBose SoundLink Revolve Bluetooth speakerと比較するとこちらは室内寄りのスペックを備えており、
横幅は約35cmと、アウトドア用途でも持ち運びのしやすいサイズに収まっています。
このスピーカーはスマホでの使用を前提にしていない、PCスピーカーに分類させるスピーカーなのですが、ステレオミニの入力端子もついているため、一部のスマホでは使用ができます。
このスピーカーの特長はハイクオリティな音質と特に迫力のある重低音です。BOSEのコンパクトスピーカーの中でも評価の良いスピーカーらしく、もしこのスピーカーを鳴らせるスマホであればぜひ使ってみたい一品です。
パナソニックの室内用ワイヤレススピーカーシステムです。高さが何と80cm近くもあり、スマホで再生できるワイヤレススピーカーの中では最大級のサイズを誇ります。巨大な筐体の中には、合計10基ものスピーカーが配置されており、名前にも「スピーカーシステム」とあるようにこれ一基でサウンド空間を形成できます。入力方式としては、bluetooth以外にもステレオミニ端子やUSBなど、スマホにも優しい設計が嬉しいです。
屋内用のスマホで再生できるワイヤレススピーカーでは恐らく最高クラスの製品です。
合計出力は300Wにも及び、サイズとも相まって完全にポータブルスピーカーの域を超えています。作りとしても本格的なホームスピーカーの形をとっており、音の質感も非常に高いです。しかし、入力方式は各種無線通信に対応しており、意外とスマホにとても優しいのが魅力的です。
ネックとしては価格が非常に高く、手を出すのにかなり勇気がいるところでしょうか…
以前のスマホは、外部出力用にLINE出力端子を装備したモデルがメインでした。最もよく使われていた規格は、イヤホン/ヘッドホン用のいわゆる「ステレオミニ端子」で、ほとんどの外部出力はこのステレオミニ端子を通して出力されます。
現在ではこの端子を装備しているスマホは少なくなっており、特にiPhoneは最近のモデルだとこの端子を装備していません。
かわりに、androidではUSB/USB-C、iPhoneはライトニング端子でオーディオ用の信号を出力できるようになっています。
スピーカー側も、以前はUSBかミニジャック規格で接続できるものが多かったのですが、最近のものだとスマホの端子に合わせるように多様な入力に対応しているモデルが増えてきています。また、お互いに規格が合わなくても、変換ケーブルを使う事で接続することもできます。
最近のスマホ、スピーカーはもっぱらbluetoothによる接続に対応しています。
無線通信のbluetoothは、有線接続のようにコード類で煩わしい見た目にならないのでとてもスッキリした見た目になれるのが特長です。
デザインの自由度も高いためか、bluetoothを採用したスピーカーはおしゃれな見た目をした製品が多い印象があります。
スピーカーの最大出力は、電源をスマホから供給するかスピーカー自身にも電源を搭載するかでかなり違ってきます。
スマホからの電源で動くスピーカーだと、スマホの電池容量と電力の出力量にもよりますが、一般的に出力が小さく、大きな音量を出すのには向いていません。
一方スピーカーに電源が内蔵されているタイプでは、内蔵アンプと電源次第ではほとんど据え置き用のスピーカーに匹敵する大出力も可能となります。中には300Wを超える超巨大なものもあります。
出力としては、屋外用だと約20Wあれば十分な音量を確保できます。
さらに迫力のある音や喧噪のある環境で使いたい場合は40Wほど必要になることがあります。
バッテリー搭載(充電式)
スマホに使うアウトドアスピーカーのほとんどは内蔵バッテリーを電源としています。
近年バッテリー技術の進歩が目覚ましく、比較的大出力のスピーカーでも充電式バッテリーで電力を賄えるようになっています。
据え置き
AC電源を使用するタイプです。ホームスピーカーと同じ電力の取り方なので、非常に兄弟な出力を取り出すのに向いています。
最近の、プリウスをはじめとしたハイブリッドカーにはAC100vのコンセントが備えられているものもあり、屋外でもこのようなクルマを用いることで据え置きタイプの大型スピーカーを使用できます。もっとも、このような使い方をする人はあまりいないと思いますが…
入力方式は主にステレオミニ、USB/USB-C端子、ライトニング、bluetoothなどです。
スピーカーによっては複数の入力方式を選べるものや1種類の入力しかできない製品があるためどのスピーカーにすればいいかは、自身が使用しているスマホと合わせて考える必要があります。
最近発売されたスマホなら、大抵の機種にbluetoothを備えているので、ますはこの入力に対応しているかで決めてもいいでしょう。
大きさも製品によってさまざまですが、あまりに小さいと音質面で不利になるため、大半のスピーカーは手のひらほどのサイズから2ℓのペットボトルくらいのサイズとなっています。一部の音質を重視したものや大出力モデルなどはホームスピーカー並みのサイズがあります。
いかがでしょうか。スマホは外付けのスピーカーに接続することで大幅に音質を改善できます。
この記事が参考になると幸いです。