筆者は家電量販店に勤めております。スマホのイヤホンジャックについての使い道とおすすめ商品を紹介していきます。
Written By ブレンディ 0120
皆さんはスマホを普段どのような使い方をしていますか?
ネットの閲覧ですか?Youtubeの再生ですか?写真もたくさん撮るのではないでしょうか?
どのような使い方においても、場所を選ぶことが想定されますが、さすがに電車やバスの中でスピーカーで映画やアニメを見る方はいない事でしょう。
基本的にはイヤホンを使うと思いますが、こういった際に必ず必要になるが普段スマホに搭載されている「イヤホンジャック」です。
イヤホンジャックはその名の通り、イヤホンの4極プラグを差し込むためのものですが、実は今の時代使い方は色々あるんです。
イヤホンの為だけのイヤホンジャックではなく、スピーカーに拡張したり、FMトランスミッターに繋いだり、スマホアクセサリーを付けたりと使える幅は広くなってきています。
では実際にスマホのイヤホンジャックにはどのような使い方があり、便利な事に使えるのか?
今回は、そんなスマホのイヤホンジャックについて解説を行っていきます。
イヤホンジャックはその名の通り、イヤホンの4極プラグをイヤホンジャックに差し込むことで、イヤホンスピーカーにスマホの音源を送り、音楽を聴く事が出来ます。
ステレオイヤホンが一般的な今の時代では、臨場感ある音を聴けるばかりか、最近はハイレゾ音源も浸透してきており、さらに高音質な音楽を楽しむことができ、ハイレゾ対応機種であれば、もう一段階上の高音質を楽しむことが出来ます。
しかし、最近の機種はイヤホンジャックを廃止している機種が多くなってきた為、変換アダプターの使用が必要な機種もあります。
また、ハイレゾを楽しみたい時には「ハイレゾ対応機種・ハイレゾ対応イヤホン・ハイレゾ音源」の3拍子が揃わないとハイレゾ音源を聴くことは出来ませんので、色々と用意する際の価格も高くなりがちです。
あまり知られていない商品ではありますが、実はスマホのイヤホンジャックは他の音楽再生機器と同じように「ステレオミニプラグ」の企画で統一されています。
スマホの普及とともに、周辺機器を取り扱う業者がスマホ用ミニスピーカーを販売し、スマホとの接続部をイヤホンジャックに直接差し込むことで、音源を大音量に変換して手軽にスピーカーを楽しむことが出来る商品がいくつも発売されています。
また、車のシガーソケットの部分に「FMトランスミッター」という機器を取り付けると、ラジオの特定の電波周波数帯を利用し、スマホの音楽を車の中で楽しむこともできます。
車にスマホとの接続できる端子が付いていなかったり、カーナビやラジオ機能が付いていない場合に、このFMトランスミッターを使うと安価で車の中に音楽を流せる設備を整える事ができるので、一時期人気が出ました。
FMトランスミッターの唯一の弱点は、ラジオの電波を使っている為、他にもFMトランスミッターを使っている車が近くにあったり、周辺で近い周波数帯のラジオが流されていると、混線するデメリットがあります。
これはどうしても、FMトランスミッターの仕様上、仕方ない部分ではあります。
イヤホンジャックはプラグを差し込めるくらいの深さがあり、その中にゴミや埃が蓄積する場合があります。
スマホや音楽プレーヤーは電子機器なので、小さな埃などは付着していまいゴミが付きやすくなります。
イヤホンジャックも同様に、中にゴミや埃が入ったまま、それに気付かずにイヤホンを差し込むと中でゴミや埃が圧縮されて塊になり、それがずっと続くとイヤホンジャックにプラグが完全に入りきらなかったり、音が途切れたり、聞こえなくなったりします。
これを故障と勘違いし、修理に出してしまう人もいますが、掃除をする事ですぐに解決する問題でもあります。
爪楊枝や竹串といった先端の尖っているものでイヤホンジャック内を掻き回してみると、簡単にゴミを取る事が出来ますよ。
定期的に掃除をすると、このようなことは避けられるので、こまめに掃除しましょう。
イヤホンジャックの物理的な接触不良以外の問題も考えられます。
代表的な例としては、「スマホやイヤホンの故障」です。
スマホがイヤホンを認証しなかったり、イヤホンコードが中で断線していたりと色々な理由が考えられます。
以下の対処法に従って、どこが原因なのか?故障の可能性がどこにあるのか?を究明しなければなりません。
もし、ちゃんと調べずにとりあえず、イヤホンだけ買い替えてみても、音が鳴らなければお金の無駄になってしまいます。
イヤホンジャックの掃除は定期的に行いましょう。
イヤホンジャックに爪楊枝や竹串などを入れて中のゴミを掻き出すように行うとポロポロとゴミが出てきます。
もし、それでも取れない場合は「市販のエアーダスター」を使うのも良いでしょう。
家電量販店などで購入ができ、スプレータイプの商品であれば非常に安価で手に入ります。
高圧ガスでイヤホンジャック内のゴミを取り除いてくれるので、手の届かない隙間の埃を一瞬で吹き飛ばしてくれます。
掃除は自分で無理に行おうとはせず、不安要素がある場合は近くのお店に相談しましょう。
また、間違った掃除では故障の原因になる場合もありますので、掃除は自己責任で行いましょう。
設定や周辺機器を見直しましょう。
イヤホンジャックにイヤホンを差し込んでみて反応がなかった場合は、まずは一度スマホの電源を切り、再起動を行いましょう。
再起動しても改善が見られない場合は、「イヤホン側の動作確認済み機種一覧」の中に使用しているスマホの型番が記載しているかを確認し、もしなければスマホとイヤホンの規格が合っていない可能性があります。
イヤホンを購入したメーカーへ問合せを行い、動作確認済みの商品かどうか?相談を行いましょう。
また、イヤホンが不調かどうかを調べる方法として、他の音楽機器に繋いで音が鳴るかどうかの確認を行うと良いでしょう。
他の機器でも同様であれば、イヤホンが壊れている可能性があります。
また、スマホの設定上の問題でイヤホンの検知をしないようなっていたり、音量設定がゼロになっている可能性もあります。
スマホは「音声(通話)とメディア(その他の音量)」と主に2つの音量調整を行えます。
音声の音量が最大の状態でもメディアの音量がゼロであればイヤホンから音は流れません。
設定を見直し、メディアの音量を確認しましょう。
また、スマホの操作や相談について分からなければ、お近くの携帯ショップやコールセンターにて相談をするようにしましょう。
最近は、ワイヤレスイヤホンが増えてきました。
それにスマホもワイヤレス=Bluetooth機能が搭載されている商品が一般的で、ワイヤレス規格を想定して作られています。
ここ最近のワイヤレスイヤホンは安価でも高品質で、長持ちバッテリーの商品が増えてきているので、興味がある方は購入を検討してみても良いかも知れません。
また、ワイヤレスであれば有線コードと違い、絡みにくいメリットもありますし、イヤホンジャックを廃止している新型機種においてはワイヤレスイヤホンが推奨されています。
当サイトでは、ワイヤレスイヤホン特集の記事もあるのでそちらを参考にワイヤレスイヤホンを選んでみても良いかも知れません。
変換アダプタはここ最近の機種には同梱されている場合が多く、今の最新機種には当たり前のように付いています。
代表例として、iPhone8,XやXperiaXZ2シリーズなど、ライトニングケーブルに端子を統一していたり、microUSB type-Cに統一されています。
この場合は、最初から同梱さてれいる変換アダプターを使用し、イヤホンジャックを差し込むことで使うことが出来ます。
デメリットとして、「充電しながらの音楽鑑賞ができない」という点があります。
使用する端子が共通しているために起きてしまうデメリットかと思います。
どうしても充電しながら使いたいという方には、別売りの変換アダプターが発売されているので、そちらを購入しましょう。
Appleはワイヤレスイヤホンとして、「Air Pods」を発売しています。
iPhoneのアシスタントsiriに対応していたり、通話の着信等の操作を耳元で行うことができ、デザインも先進的です。
価格も決して安い訳ではありませんが、あなたがApple信者であれば持っていなければApple愛を語ってはいけませんよ。
Sony製品のワイヤレスイヤホンはハイレゾ音源対応のイヤホンが多く、高音質な音源を楽しむことが出来ます。
長時間バッテリーも売りの一つで、音質にこだわる方にはおすすめの商品です。
Apple社は、世界的人気のスマホ「iPhone7」以降より、イヤホンジャックの廃止を行う、大きな変化を行いました。
以降、iPhone8、Xにおいてもイヤホンジャックの廃止された状態で発売される事となり今日を迎えます。
その背景には、更なる薄型化や時代変化によるニーズの変更。そして防水機能搭載の為に必要な選択だったといえます。
同時に、イヤホンジャックが廃止された機種にはイヤホンジャックへの変換アダプターが同梱されるようになっており、これまで通り使うことも出来ます。
Sonyより2018年の夏モデルとして発売された「XZ2シリーズ」です。
au、SoftBank、docomoに取り扱いのあるXZ2に加え、docomoのみ「XZ2 premium、XZ2 compact」を取り扱っています。
全てのシリーズにおいて、Xperiaはフルモデルチェンジが行われ、これと同時にイヤホンジャックの廃止が行われました。
本体に最初からイヤホンジャックへの変換アダプターが同梱されており、microUSB type-C→イヤホンジャックへの変換が行えるアダプターが使用できます。
ディズニーキャラクターのおしりがスマホのイヤホンジャックから出ているなんて可愛いですね。
花柄のデザインで可愛らしいですね。
いかがでしたか?イヤホンジャックは色々な使い方が出来るので、興味がある方はこれを期におしゃれに飾ってみても良いかも知れません。
せっかく付いているのですから、有効に使ってあげましょう!