この一文のタイトルにしてみたものの、これ、まだまだメーカーやカメラの機種レベルによってデジカメで撮った写真はいろいろな取り込み方がありますね。
さすがにもうFD(フロッピーディスク)を記録メディアとしたデジタルカメラの人はいないでしょうが(我が家にはまだあったりします(笑))、
記録メディアもSDメモリーカード、xDピクチャーカード、メモリースティック、コンパクトフラッシュ、スマートメディアなど群雄割拠で、画素数の大型化、ビデオ録画の最適化などで容量の増加&転送速度が必要になり、ここ数年でほぼSDカードで大勢が決した感がありますね。
今回は、SDカードスロット、USB1.1~2.0(micro-B)のコネクタが搭載されている、広く一般的なコンデジ、ミラーレスを基準に、Windows 10にデジカメの写真を取り込む方法を紹介していきます。
一番確実で安全・安心な方法だと思います。
ただ、例えば防水カメラなどで水場から上がってまだ水分が抜けてない時点で開けて取り出したりすると水分が内部に入り、ショート、漏電などから故障の原因にもなりますし、
取り出して取り込んだ後についついパソコンに挿しっぱなしにしていたり、
パソコンからは取り出したもののカメラに挿入しないまま次の撮影機会に「あ、メモリーカード入ってない…」ということになりがち。
はい、筆者もよくやります(笑)
コンデジであれば大半はUSBがついてますね。
ついでに充電も行えてしまうのでなかなか便利な方法です。
パソコン側がプラグアンドプレイ(PnP、パソコンに周辺機器を接続したら自動的に機器の検出と適切な設定を行うシステムのこと)で認識してくれるとすぐに取り込めるし楽チンなのですが。
たま~に、認識してくれないときがあるんですよね。
そうなった時に対処ができるかどうか。
初心者ではお手上げかもしれません。
最近のデジカメ、Wi-Fiが搭載されている機種はけっこうありますね。
ただ、これ、ほとんどは* スマホ対応用のWi-Fi*で、パソコンに画像を取り込むものとなるとなかなかない現状。
Sony、Canon、Panasonicあたりになんとかあるぐらいでしょうか。
Wi-Fi接続でのパソコンへの取り込み。
一旦設定さえしてしまえば比較的コピーは楽なんです。
・・・そう、一旦設定さえ、してしまえば( ゚Д゚)
これが本当に面倒です。
ましてや今のご時世、家のWi-Fiのパスキーもしっかり入力しなければいけない時代。
カメラ側の設定だけひとつとっても、パスキーを一文字ずつ選んで、しかも同じ文字が続いたときには前の文字が*になってしまうので何文字目まで来たのか分からなくなって…ムキーーー!ってなること請け合いです(笑)
本当に、一旦設定してしまえば問題ないんですよ。
楽なんですよー!(大海原に向かって叫びたいw)
ということで、ここからは各社の中で基本的な取り込み方法を紹介してまいります。
それでは、取り出してしまいさえすれば安心安全、まずはSDカードからパソコンに取り込む方法です。
まずはカメラから取り出す。
電源を入れたWindows 10パソコンに、SDカードスロットがあれば直接差し込み、ない場合はカードリーダーを経由してUSBに差し込みます。
ちなみにカードリーダーならこのあたりで。
USB3.0対応を選んでおけば安心です。
プラグアンドプレイが有効であればWindows 10側にはこういった画面が出ます。
最初に右下にブラックラベルの表示が出ることもありますが、ほかの操作をしてしまうと消えてしまうので最初からこちらはスルーして、コントロールパネルが自動で開いたものか、自分で開いてから操作をするようにしましょう。
この機能をオフにしている人はまずいないと思いますが、出ない場合、
[コントロールパネル]を開き、左側(タスクパネル)の下部に[SDカード]や[USBドライブ]、もしくは任意の名称に変更されたドライブ名が出ていることを確認してください。
出ない場合はカードリーダーやSDカードの不具合、パソコンのハードの不具合やWindows 10の不具合、タイミングのずれなどで表示されないこともあります。
もし何度か差し込んでも画面に何も変化がない場合は一式を持って販売店に行ってみたほうがいいかもしれません。
コントロールパネルの左側(タスクパネル)のドライブ名をクリックすると、特別な機種でない限り、[DCIM]というフォルダがあります。
その中に写真が入っているので、移動させたい写真を[選択]して[切り取り]または[コピー]してパソコンのドライブ内の任意の場所に[貼り付け]を行ってください。
デジタルカメラの写真は普通[.jpg(または.jpeg)]という拡張子なのですが、高機能モデルになるとRAWデータ(メーカーによって[.raw][.nef][.arw]と言った拡張子)で撮影することもできます。
ただし、そのデータは普通の画像閲覧ソフトでは見ることができなかったり、データが大容量だったりなんです。
形として残ればいいと考えていらっしゃるのであればJPEGデータでの保存で十分でしょう。
取り込みが終わった後にひとつ注意です!
Windows 10は昔のOSと比べトラブルが少なくなりましたが、SDカードをパソコンから取り外すときはコントロールパネルのSDカードのドライブ名を右クリックして、必ず[取り外す]を選んで、画面右下に「安全に取り外す準備ができました。」の表示が出てから取り外してくださいね!
いきなり抜いてしまうと、パソコンとSDカード内でやりとりしていたデータが途中で切断され、最悪はせっかくの写真データが破損してしまうこともあるのです。
そうなっては悲しいのでぜひこのアクションは脊髄反射ばりに必ず行うように肝に銘じていてください。
続いてはUSBでのカメラとの直接接続です。
こちらもプラグアンドプレイが有効であればカメラ側の電源を入れてUSBケーブルをパソコンとつなげば同じようにコントロールパネルがポップアップして接続されたことが確認できるはずです。
もしくは先ほどのように自身でコントロールパネルを起動して接続されたドライブを確認してみて下さい。
ドライブ名はカメラの名前であったり先ほどのSDカードのように[USBドライブ]となっていたりさまざまです。
説明書を見てご確認ください。
あとの操作はSDカードの時と同じくコピーor切り取りでパソコンのフォルダの中にペースト。
もちろん作業が終わってパソコンからカメラを取り外す時には[取り外す]をお忘れなく!!
もう一度書きますが、現在日本のメーカーのコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)でWi-Fi接続でパソコンに取り込むことができるのはCanon、Sony、Panasonicあたりのようですね。
その中で、PC側はソフトを介して取り込むのがキヤノンとソニー、
パナソニックではパソコン側に共有フォルダの設定をしてそこに送信する形になります。
そして、いろいろ説明書をあさってみたのですが。
例えばSony [Cyber-shotシリーズ] のマニュアル。
本機の画像を無線アクセスポイントまたは無線対応ブロードバンドルーターにつないだパソコンに転送し、簡単にバックアップを取ることができます。事前にPlayMemories Homeのインストールと、無線アクセスポイントの登録を行ってください。
パソコンを起動する。
MENU→(ワイヤレス )→[パソコン保存]を選ぶ。
引用元:
http://helpguide.sony.net/dsc/1540/v1/ja/contents/TP0001086548.html
…ひどくないですか?(笑)
説明が少なすぎてびっくりです。大半の人は意味も分からず、とりかかる人も少ないでしょう。
まぁ、あまり細かく説明できないのもわかりますが。
Panasonic [DMC-TZ57] のマニュアルもこちらのP.39~P.41でPCの設定などは比較的しっかりと書かれていますが、送信方法は[6.(目的に応じて)カメラを操作する]
だけでしか書かれていません。
続いてCanon [PowerShot SX620 HS] のマニュアル。
1本体側面の[Wi-Fi]ボタンを押して、Wi-Fiメニューを表示し、 [パソコン]を選びます。
2接続するパソコンを選びます。
3アクセスポイントを経由した接続を開始します。
4パソコンを操作し、[画像をキヤノンカメラからダウンロードします]をクリックすると、CameraWindowが表示されます。
5[カメラ内の画像の取り込み]をクリックします。
6[画像を選択して取り込む]をクリックします。
7画像を選び、[取り込み]をクリックします。
8画像の取り込みは完了です。
※ 2017年12月現在。
※ 事前にCameraWindow DCをインストールする必要があります。
※ 動作例はPowerShot G7 X Mark IIによるものです。
※ 再接続を行う場合は、接続方法、ネットワークの設定が不要となります。
引用元:
https://cweb.canon.jp/camera/dcam/wi-fi/lineup/sx620hs/use-pc.html
キヤノンではある程度書かれていますが…やはりこのあたりになると初心者にはハードルが高く、パソコン側の設定、Wi-Fiの設定で、どの時点でトラブルが起きたのか自分で診断できない限り手を出すべきではないでしょう。
メーカー側もそれを念頭に置いて、ある程度知っている人以外は近づけないようなマニュアルにされているのかもしれませんね(笑)
ここではトラブルシューティング、トラブルが起こったときの簡単な対処方法を書いておきます。
接続してフォルダが確認されたらそこからのトラブルはほぼないと思います。
・SDカードのドライブがコントロールパネルが表示されない
→ポップアップもせず、コントロールパネルを自分で開いても確認できない場合、SDカードがパソコンに認識されていない可能性が大きいです。
一旦抜いて、10秒ほど置いたのちにもう一度差し込んでみてください。
それでも確認できない場合は何度か試してみて、何度目かに認識されるようであればSDカードからパソコンの間のコネクターの中のどこかで接触不良があると思われます。
その場合は購入したお店や、修理対応を受け付けている量販店などに持ち込まれたほうがいいかもしれません。
・写真は見れたが移動できない。
→SDカードには消去防止の物理的なスイッチがついている物もあります。カードの側面についていた場合は[LOCK]になってないかご確認ください。
基本はSDカードと同じく接続してフォルダが確認されたらそこからのトラブルはほぼないと思います。
・カメラ本体のドライブがコントロールパネルが表示されない
→ポップアップもせず、コントロールパネルを自分で開いても確認できない場合、カメラ本体がパソコンに認識されていない可能性が大きいです。
カメラの電源が入っていることを確認。
この時、パソコンと接続されているようであれば液晶画面には[USBモード]などUSBと接続されている表示が出る機種もあります。
一旦抜いて、10秒ほど置いたのちにもう一度差し込んでみてください。
それでも確認できない場合は何度か試してみて、何度目かに認識されるようであればカメラからパソコンまでの接続されている途中のコネクターのどれかが接触不良があると思われます。
その場合は購入したお店や、修理対応を受け付けている量販店などに持ち込まれたほうがいいかもしれません。
Wi-Fiの場合、Wi-Fiのルータ側なのかカメラ側なのかパソコン側なのか、一つ一つの接続を確認することは非常に困難です。
パソコンがネットにつながっていればWi-Fiとパソコンは接続ができていると簡易的に確認でき、切り分けを行えたりもしますが、無線の部分の応答がどこで妨げられているのか、簡単に解決することもあれば、設定を勝手に変更した後、ほかの機器までつながらなくなるトラブルに見舞われることもあります。
無理をせず、各メーカーのサポートセンターや購入されたお店に相談されたほうが早いでしょう。
なかには有料でサポートを受けても直らないケースもありますから慎重に対応してくださいね。
あ!!!
もちろん、パソコン側が取り込むのに十分なハードディスクの容量を持っていることを確認してくださいね~!
こういった機器もありますね。
機能としてはカメラのバッテリーから通電し、SDカード内のチップからWi-Fiの電波を飛ばしてパソコンに送るものです。
現在は東芝が一人で気を吐いてる感じですね。
現在64GBの容量も販売されております。
こういったかゆいところに手が届く日本人の特性分野、伸びていってほしいところですが。
Wi-Fi機能のないデジカメでもWi-Fi機能が使える!
ということが最大のメリットですよね。
これ一枚で、パソコンはもちろんですがスマホにも簡単に画像を飛ばせるのがうれしいですね。
あと設定がカメラ内蔵のWi-Fiよりも簡単なようです。
その機能だけを考えてるだけあってこのあたりも考えられていていいですね。
デメリットはカメラのバッテリーを使ってしまうところと、SDカードからの電波ですから、やはり少し電波も転送力も弱いようです。
デメリットを差し引いても、Wi-Fi環境が家にあって、カメラには着いていないのであれば買ってもいいコストパフォーマンスだと思いますね。
あ、並行輸入品が売っていますがもしかしたら日本とは電波法の違う国の物が売っているかもしれません。
できたら国内正規品を買うことをおすすめましす。
デジカメに挿しっぱなしの記録メディアにただ写真を撮ったものを保存していても、接触面の腐食によってメディアが使えなくなってしまうことも考えなくてはなりません。
第一にバックアップとして、お気に入りは特に、パソコンからのDVDやCDへの保存をしっかり行ってくださいね。
あと、できればパソコンに取り込んで編集したり、大きい画面で見直したり、デジタルの写真をもっと自由に楽しむためにも、ぜひパソコンに取り込んで有効活用してくださいね!